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第三章
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悲しみを振り払おうとばかり、故人に不安を抱かせんとばかり、笑い合い、酒を酌み交わす村人たち。
そんな人々を、僧侶のターナップは感慨深げに見つめ、
「エルブ国の僧侶どもが見たら「不謹慎な」とかぁ言い出すかも知れねぇっスが……何ちゅうかぁ……」
故人をしのぶ想いは自分たちと何ら変わらず、明るく送り出そうと言う姿に、
「コイツぁ「俺好みの文化」っスねぇ」
笑顔を見せると、クルシュが自慢げにふんぞり返り、
「そぅだろぅ♪」
『別に「オメェは」褒めてねぇ!』
ターナップ、渾身のツッコミ。
仲間たちに笑いが起きると、
「お嬢ぉ!」
「にゅ?」
「ちょっとぉ、イイっスかぁ?」
ターナップが酒席から離れた、ひと気の無い方をチラリと目で差し、
(!)
聞いて欲しい事があると言っていたのを思い出しすパストリス。
頷こうとすると、すかさずクルシュが、
「ちょ、待ぁ!」
間に割って入ろうとしたが、彼が動くより先、
(((ッ!)))
ドロプウォート、ニプル、プルプレアの女子三人組が、クルシュを後ろから羽交い締め。
乙女の勘が、考えるより先に体を動かし、
「なっ?! 何だとぉ!」
抗う彼を容赦なく、腕力で抑え込み、ドロプウォートが異様な満面の笑顔で引きずり連れ立ちながら、
「料理のお手伝いを、お願いしますわぁ♪」
ニプルも、
「ラディ、手伝って欲しいさぁ♪」
加えてプルプレアも、
「ヴェズィ団長、お手伝い頂けますか♪」
女子三人にそこまでされれば、よほどの鈍感者でもない限り「何かある」と思うのは当然で、
((そう言う事(かぁ・ですかぁ)……))
察したラディッシュとヴェズィクローザは、
「ワッ、ワカッタヨォ!」
「ソ、ソデスネ。テツダイマショ!」
棒読み台詞で後に続いた。
仲間たちの露骨な気遣いに、
「プッ」
「クスッ」
思わず小さく笑い合う、ターナップとパストリス。
そして、改めて、
「そ、それじゃ、お嬢ぉ」
「は、ハイ、なのでぇす」
緊張気味の二人は、ひと気の無い物陰へ移動した。
暗闇に消えて行く二つの背に、
(パストリスちゃんの操の危機だぁあぁ!)
クルシュは女子三人に羽交い締めにされた上に「引きずられている身」でありながら、勝手な「守護者意識」を発動。
手前勝手に「パストリスを助けに行こう」ともがいたが、カルニヴァ国国王直属騎士団団長四人衆が一人のチカラを以てしても、
(うっ、動かねぇ!)
一般女性と少々事情の事なる、ドロプウォート、ニプル、プルプレア女子三人は山の如くにビクともせず、チカラ自慢のチカラ負けに、自分の事を棚に上げ、
(おっ、おのれぇ! この脳筋女どもがァアァァ!)
悔しさ含めて歯ぎしりし、
(こ、このままではパストリスちゃんの操(みさお)がぁ!!!)
ターナップがパストリスに、情け容赦なく襲い掛かる光景を手前勝手に妄想し、
(だが正攻法では、この脳筋女どもの拘束から逃れられない!)
腹を括ったクルシュはプライドをかなぐり捨て、
(!)
拘束部位が鎧だけになった間隙を突き、
『『『あぁあっ!!!』』』
してやられた顔する女子三人。
彼は自身の体を、鎧からウナギの様にぬるりと抜き出し、拘束から逃れたのである。
そして驚く彼女たちを尻目に、二人が姿を消した暗がりに向かって猛ダッシュ。
「「「まっ、待てぇーーーーーーッ!」」」
血相を変えて追い掛ける女子三人と、
「「…………」」
何となく流れで後を追う、ラディッシュとヴェズィクローザ。
五人は逃走するクルシュに釣られる形で、ターナップとパストリスが消えた「禁断の地」へ足を踏み入れ、そこで六人が目にした物は、
『ゴメンナサイなのでぇすぅ!!!』
ターナップが盛大にフラれた瞬間であった。
六人の存在に気付き、
「「あっ……」」
思わず固まるターナップとパストリスと、
「「「「「「・・・・・・」」」」」」
何とも気まずく、無言で視線を泳がせるラディッシュ達。
そんな人々を、僧侶のターナップは感慨深げに見つめ、
「エルブ国の僧侶どもが見たら「不謹慎な」とかぁ言い出すかも知れねぇっスが……何ちゅうかぁ……」
故人をしのぶ想いは自分たちと何ら変わらず、明るく送り出そうと言う姿に、
「コイツぁ「俺好みの文化」っスねぇ」
笑顔を見せると、クルシュが自慢げにふんぞり返り、
「そぅだろぅ♪」
『別に「オメェは」褒めてねぇ!』
ターナップ、渾身のツッコミ。
仲間たちに笑いが起きると、
「お嬢ぉ!」
「にゅ?」
「ちょっとぉ、イイっスかぁ?」
ターナップが酒席から離れた、ひと気の無い方をチラリと目で差し、
(!)
聞いて欲しい事があると言っていたのを思い出しすパストリス。
頷こうとすると、すかさずクルシュが、
「ちょ、待ぁ!」
間に割って入ろうとしたが、彼が動くより先、
(((ッ!)))
ドロプウォート、ニプル、プルプレアの女子三人組が、クルシュを後ろから羽交い締め。
乙女の勘が、考えるより先に体を動かし、
「なっ?! 何だとぉ!」
抗う彼を容赦なく、腕力で抑え込み、ドロプウォートが異様な満面の笑顔で引きずり連れ立ちながら、
「料理のお手伝いを、お願いしますわぁ♪」
ニプルも、
「ラディ、手伝って欲しいさぁ♪」
加えてプルプレアも、
「ヴェズィ団長、お手伝い頂けますか♪」
女子三人にそこまでされれば、よほどの鈍感者でもない限り「何かある」と思うのは当然で、
((そう言う事(かぁ・ですかぁ)……))
察したラディッシュとヴェズィクローザは、
「ワッ、ワカッタヨォ!」
「ソ、ソデスネ。テツダイマショ!」
棒読み台詞で後に続いた。
仲間たちの露骨な気遣いに、
「プッ」
「クスッ」
思わず小さく笑い合う、ターナップとパストリス。
そして、改めて、
「そ、それじゃ、お嬢ぉ」
「は、ハイ、なのでぇす」
緊張気味の二人は、ひと気の無い物陰へ移動した。
暗闇に消えて行く二つの背に、
(パストリスちゃんの操の危機だぁあぁ!)
クルシュは女子三人に羽交い締めにされた上に「引きずられている身」でありながら、勝手な「守護者意識」を発動。
手前勝手に「パストリスを助けに行こう」ともがいたが、カルニヴァ国国王直属騎士団団長四人衆が一人のチカラを以てしても、
(うっ、動かねぇ!)
一般女性と少々事情の事なる、ドロプウォート、ニプル、プルプレア女子三人は山の如くにビクともせず、チカラ自慢のチカラ負けに、自分の事を棚に上げ、
(おっ、おのれぇ! この脳筋女どもがァアァァ!)
悔しさ含めて歯ぎしりし、
(こ、このままではパストリスちゃんの操(みさお)がぁ!!!)
ターナップがパストリスに、情け容赦なく襲い掛かる光景を手前勝手に妄想し、
(だが正攻法では、この脳筋女どもの拘束から逃れられない!)
腹を括ったクルシュはプライドをかなぐり捨て、
(!)
拘束部位が鎧だけになった間隙を突き、
『『『あぁあっ!!!』』』
してやられた顔する女子三人。
彼は自身の体を、鎧からウナギの様にぬるりと抜き出し、拘束から逃れたのである。
そして驚く彼女たちを尻目に、二人が姿を消した暗がりに向かって猛ダッシュ。
「「「まっ、待てぇーーーーーーッ!」」」
血相を変えて追い掛ける女子三人と、
「「…………」」
何となく流れで後を追う、ラディッシュとヴェズィクローザ。
五人は逃走するクルシュに釣られる形で、ターナップとパストリスが消えた「禁断の地」へ足を踏み入れ、そこで六人が目にした物は、
『ゴメンナサイなのでぇすぅ!!!』
ターナップが盛大にフラれた瞬間であった。
六人の存在に気付き、
「「あっ……」」
思わず固まるターナップとパストリスと、
「「「「「「・・・・・・」」」」」」
何とも気まずく、無言で視線を泳がせるラディッシュ達。
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