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第六章
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馬車で街道を進むラディッシュ達――
目指すはついに、アルブル国。
集めた情報から改善すべき点は数々見えたものの、四国同盟の助力を得なければならない程の「重篤な案件」は認められず、入国する判断に至ったのであった。
良く晴れた青空の下、今日も御者台で手綱を引くラディッシュは陽気に当てられてか、緩んだ笑顔で空を見上げ、
「今日も良い天気で何よりだねぇ~」
その横顔に、
((呑気(ですわねぇ・なモンさぁ)~))
小さく呆れ笑う、御者台に並び座るドロプウォートとニプルウォート。
アルブル国に入ってからの大仕事が控えているだけに。
すると三人の背後の荷台から、
『イリィおねぇちゃん、ダイジョウブなぉ?』
チィックウィードの声が。
いつも明るい天使な彼女の、珍しくも不安げな声に御者台の三人は不安を煽られ、
「「「?」」」
顔を見合わせ、いったん馬車を止め、
「どうかしたのイリィ?」
振り返ると、イリスは少し辛そうに額を押さえながら、
「たぁ、大した事じゃないさねぇ……キッシッシッ……女性特有のアレさぁねぇ……♪」
『『!!!』』
即応する男子二人。
ターナップはサッと顔を背け、ラディッシュは慌てに慌て、
「ごっ、ごめんねぇごめんねぇ! 配慮が足りない質問だったよねぇ!」
狼狽を露わにすると、ドロプウォートとニプルウォートがヤレヤレ笑いを浮かべながら、
「でしたら何故に貴方は額を押さえてますわのぉ、イリィ?」
「押さえるのは腹だろうさぁ?」
『『!?』』
からかわれたと知る男子二人。
「ヒドイよイリィ!」
「俺らの気遣いを返しやがれぇ!」
羞恥交じりに憤慨する「ウブな二人」に女子達が苦笑すると、イリスは辛そうな顔をしながらも「キィシッシッ」と再び笑い、
「だからさぁ、最近ちょいちょい来るそんな感じのモンだからさぁ、気に病む事でもないのさぁねぇ」
「「「「「「「…………」」」」」」」
本人に言い切られてしまっては、仲間たちも納得するより他になく、
「う、うん。分かったよ……」
ラディッシュは後ろ髪を引かれる思いを残しつつ、
「で、でも本当に調子が悪くなったら遠慮せずに言ってよね?」
「はいはい、ハイよぉ♪」
「…………」
辟易笑う彼女から視線を外すと、
(イリィが辛さを顔に出すなんて……)
一抹の不安を抱いたまま正面に向き直り、パシッと手綱を一振り、馬車を再び走らせた。
目指すはついに、アルブル国。
集めた情報から改善すべき点は数々見えたものの、四国同盟の助力を得なければならない程の「重篤な案件」は認められず、入国する判断に至ったのであった。
良く晴れた青空の下、今日も御者台で手綱を引くラディッシュは陽気に当てられてか、緩んだ笑顔で空を見上げ、
「今日も良い天気で何よりだねぇ~」
その横顔に、
((呑気(ですわねぇ・なモンさぁ)~))
小さく呆れ笑う、御者台に並び座るドロプウォートとニプルウォート。
アルブル国に入ってからの大仕事が控えているだけに。
すると三人の背後の荷台から、
『イリィおねぇちゃん、ダイジョウブなぉ?』
チィックウィードの声が。
いつも明るい天使な彼女の、珍しくも不安げな声に御者台の三人は不安を煽られ、
「「「?」」」
顔を見合わせ、いったん馬車を止め、
「どうかしたのイリィ?」
振り返ると、イリスは少し辛そうに額を押さえながら、
「たぁ、大した事じゃないさねぇ……キッシッシッ……女性特有のアレさぁねぇ……♪」
『『!!!』』
即応する男子二人。
ターナップはサッと顔を背け、ラディッシュは慌てに慌て、
「ごっ、ごめんねぇごめんねぇ! 配慮が足りない質問だったよねぇ!」
狼狽を露わにすると、ドロプウォートとニプルウォートがヤレヤレ笑いを浮かべながら、
「でしたら何故に貴方は額を押さえてますわのぉ、イリィ?」
「押さえるのは腹だろうさぁ?」
『『!?』』
からかわれたと知る男子二人。
「ヒドイよイリィ!」
「俺らの気遣いを返しやがれぇ!」
羞恥交じりに憤慨する「ウブな二人」に女子達が苦笑すると、イリスは辛そうな顔をしながらも「キィシッシッ」と再び笑い、
「だからさぁ、最近ちょいちょい来るそんな感じのモンだからさぁ、気に病む事でもないのさぁねぇ」
「「「「「「「…………」」」」」」」
本人に言い切られてしまっては、仲間たちも納得するより他になく、
「う、うん。分かったよ……」
ラディッシュは後ろ髪を引かれる思いを残しつつ、
「で、でも本当に調子が悪くなったら遠慮せずに言ってよね?」
「はいはい、ハイよぉ♪」
「…………」
辟易笑う彼女から視線を外すと、
(イリィが辛さを顔に出すなんて……)
一抹の不安を抱いたまま正面に向き直り、パシッと手綱を一振り、馬車を再び走らせた。
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