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本編
4章{マインドバトル}
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私はふと思い出す。
「カルビュヂュ、記念品で貰った電話が無料で繋げられるカードありませんでしたっけ?」
「あぁ、あるぜ。このカードのことか。」
「電話帳でポルンフイクという名前で調べて片っ端から探せば、理論上見つけられないかなと思いまして。」
「名前がなかったらどうするんだ?」
「そしたら全部の電話にかけてみるしかありません」
「一軒一軒電話かけるのはきついんじゃね?」
「折角来たんじゃ、やってみよう。」
私も含め、皆やる気が出てきた。
市役所に戻り、市民課ではなくロビーへ。ここに公衆電話と市の電話帳がある。
開いて探してみるも、ポルンフイクという名前はなかった。
私とカルビュヂュは顔を合わせ、手分けして端から電話していくことにした。
トイジョイさんには、ロビーの椅子で休んでもらっていた。
「もしもし、今人を探しているのですが、ポルンフイクという方はいらっしゃいますか?」
「お電話すみません、人を探しているんだが、ポルンフイクという方はいますか?」
いないと言われ切られ、いないと言われ切られそんな調子だった。
「え!ポルンフイクってかたいるんですか!?」
私の隣で顔を勢い良くあげ、カルビュヂュが驚く。
これにはトイジョイさんも聞こえたのか、電話に駆け込んでくる。私も手を止めカルビュヂュの方を見る。
「なんだよ、二歳かぁ。」
同姓同名の方であったが、本物のポルンフイクを探す希望は見えてきた。
1時間が経過しました。と淡々とした音声が流れる。
二人は留守の家と残りの家の電話番号をスマホにメモ書きをした。
その行動を見て
「やはり見つらんかったか。しょうがない。今日は帰るか。」
とトイジョイさんもいう。
今日は帰って、また探す方法を考えよう。三人は下をみながら駅へ向かった。
少し歩いた後、私のスマホが珍しく鳴る。
[といじぃ、いいやつだったろ?やっぱり俺の感は正しかったな。]
カルビュヂュがスマホでメッセージを送りつけてきた。
[いいえ、なりませんね]
私はそれだけメッセージを送り、カルビュヂュに顔を見られないようにする。
でも初めて会った時とはだいぶ違うと感じたと思い始めていた。
しゃくだから、トイジョイさんにもカルビュヂュにも黙ってたけど。
トイジョイさんは自分のアパートの玄関を開けると倒れるように横になった。
とても疲れていたんだろう。
そんな日から5日経った。
急にトイジョイさんが私の家に来た。
「おぉ、といじぃじゃん。げんなり瘦せて、ちゃんと食わないと駄目だぜ。」
「カルビュヂュか。最近食べ物が喉を通らなくなってなぁ。ってかお前さんはいつもここへおるなぁ。もしかして、夏休み中はずっと泊ってる感じか?」
「毎日来てるけど、流石に泊まってねえぜ」
「毎日私の家に来てるんですから、服とか日用品持ってきて泊った方が効率が良いです。
私の父親も許可してくれています。」
「ハハハ!確かにそうじゃぞ!カルビュヂュ!インフャットの父親が信じてるから大丈夫なんじゃぞ!」
「そ、そういや、といじぃ!ど、どうしたんだい?いきなり来て!」
「あぁ、いい手がかりを見つけてな。」
「黄ばんだ写真と手紙ですか?」
その手紙は、
ksb地区からの手紙であること。ポルンフイクが、銃を売ってる子供と一緒に住んでいるとのこと。
黄ばんだ写真には、兵隊姿の男の人が四人写っている。かたぐみをしてとても仲が良いのだろう。
一番左がトイジョイさん、一番右がポルンフイクらしい。
「といじぃ、滅茶苦茶イケメンじゃん!」
時間の魔法をかけられた気分になる。いまはくたびれてしまったトイジョイさんにも、こんな時代があるなんてと実感させられる。
ふと、私は違和感を覚えた。
前はもうちょっとガタイが良かった気がするのに今はガリガリになってしまっている。
「トイジョイさん、ランニングはやめたのですか?」
「おぉ、良く分かったな。」
体だけじゃない。顔も少し。
トイジョイさんは前と比べて心身ともに弱くなっている。きっとポルンフイクに会えないと察してしまったのだろうか。
本人が希望を捨ててしまえば、もう終わりだ。私達じゃどうにもできない。
「KSB地区は平和だから武器屋も少ない。検索して全部まわれば見つかるんじゃないか?」
「無理じゃ、わしの今の体じゃ歩き回れない。また、ランニングでも始めて、鍛えてから一緒に行かせてもらおうかの。」
「そうですね、早く治ればいいですね。」
トイジョイさんの体調がもうちょっと良くなったらまた、また探しに行くのだろう。
だが、今はトイジョイさん抜きでカルビュヂュと私でksb地区を探索している。
カルビュヂュが、
新しい手がかりがあるんだからやるしねぇだろ!と言って私を引っ張りksb地区に来たのだ。
「とりあえず、ksb地区の武器屋は38件、ここの店から入っていくか。」
私とは対照的にカルビュヂュが愛を躍らせながら入っていく。
「すまん、聞きたんだが、このお店にポルンフイクっていうかた、いないか?」
「俺はフィイジーコンってんだ。しかも使用人も雇わねぇ。」
「まじかよ、三次産業なのに自前主義か?この店よく買収されなかったな」
「熟睡税金泥棒野郎の主義とは違うんだよ。それより若いもんがどうした?武器屋をデート場所にするなんてなかなかイかれてるな。この半ボケの酔いどれ親父にできることなら何でも聞くぜ?」
「さすがじゃねぇか。ポルンフイクってやつ知らんか?そいつ90代ぐらいなんだが。」
「ポルンフイク…。ポルンフイク。そんな名前聞いたことねぇな。」
「そうか、そりゃ残念だぜ。殺しに向いてない物を並べてコレクションしてるからてっきり知ってんじゃねぇかなと思ったんだがな」
「おっと、見られちまってたか。銃と軍用機器は俺が兵隊前から扱ってたが、骨董好きは俺の持病よ。そりゃもう筋金入りだ。前世紀の遺物、その他何でも。そんなもんだから、年がら年中、宝探しに明け暮れてるってわけさ。」
「なるほど。それならこの時計なんだが気に入るんじゃないか?」
「おっと、見してくんな…。」
「95980年代初期のもんだな。傷がある、ここもここも…。つっても、しっかり動いてやがる。合金か別素材に銀メッキってとこだな。ふむ…聞かないブランドだが、いい品じゃねぇか。」
「だろ?家を漁ってたら出てきて使ってたんだ。」
「気に入った。ィかしたブツだぜ。掘り出し物ってほどじゃないが、バイヤーの目を十分惹く。そうさな、50でどうだ?よそじゃ、この半分もいかねぇよ。どうだい?」
「金はいらねぇ、でも爺さん、噂じゃ組合のつながりに強いんだろ?なんか情報ねぇーか?」
「こりゃ一本取られちまったな。…そうだな、ンンウヅッユって奴がこの地区で一番になろうとして、裏で暴行やら拷問、ヤクの取引で他の組合を追い出そうとしてる。そいつから、この地区の組合名簿でも奪えれば、そのなんだ。ポルンフイクの居場所でも分かるんじゃねぇか?」
「そりゃいい情報聞いたわ。サンキューな。」
「そうだいいもんを渡そう、あいつは不都合なことあると、すぐヒステリーを起こす。兄さんのを守るにもこいつをもっていきな。」
「9mmじゃねーか、よくこんな旧世代以上前の武器が残ってるもんだ。」
カルビュヂュが良く礼を言い出ていく。私も礼を言い一緒に出ていく。
「カルビュヂュ、50万も貰えたのに、ただであげてしまって、よいのですか?」
「あぁ、組合の情報を持ってる奴の情報をきけただけでもおつりが返ってくるところだ。とりあえず行くか。」
私は変な汗が噴き出した。まるで今からダークウェブに初めて行くような気分だ。
少し歩いていくと、表がガラス張りの大きな武器屋があった。
「いらっしゃいませ、お兄さんお嬢さん。ご機嫌いかが?若いのにお目が高いわね。うちには、ksb地区でも選るすぐりの武器一式、一撃で仕留めるのにも、じわじわ攻めるのにもなんでもそろってるわよ。他じゃ手に入らないものばっかよ。…本当よ。本当…。」
「そうだな、フィイジーコンだっけ?あの爺さんがやってる店とか、ほかにもガンストアは結構あるが。なんでわざわざこの店で買い物しなきゃならないか説明できるか?」
「あははっは…ハハハ…。あの哀れな爺さんのこと?…恥知らずの守銭奴よ!わたしが聞いた話じゃね、あの店の商品は全部スペアパーツでできてるんですって!鉄屑の寄せ集めでできた銃だなんて、とんだお笑い種よ!」
「その鉄くずを買ったことある人間はいるか?」
「あぁ…あのね…聞いてちょうだい。この銃はね、工場直送なのよ、ね?品質は保証済みの一級品!お客の中には質より値段って人もいるけど…、貴方もそっちのお嬢さんもそうは見えないわ。もっとこう…目利きでしょ?だから、もう…分かるわよね?」
「ハイゼジウ9、HUHガン、ジャウカー19…。」
「ちょうど殺傷能力抜群の品が入ったのよ!私が仕入れたの。私が、自分で、誰の手も借りずに!」
「ラッパ拭きやがって、HUHガンは非殺傷能力の警官にしか配布されねぇ。一般人が持つなんてありえねぇ品物だ。」
「なに?ただの銃オタクが強盗の真似ごと?」
「おい、警官殺し、交渉しようぜ。実験動物施設に入るか、組合名簿をみせるか。」
「組合名簿を政府の機関にでも売る気?」
「ただ見せてくれるだけでいい。」
「はぁ、分かったわよ。これでいいでしょ。今すぐその銃下げないと警報鳴らすわよ。」
「そんな、怒るなって。お前イかれてるぜ。」
「男は強い女が嫌いなだけよ。情熱的な女はイかれてて、怒る女はヒステリー。男と寝れば尻軽、寝なきゃ不感症って愚痴をつけるのよ。」
「あんたを女と呼ぶには狂暴すぎるぜ。そんなことより、この組合ってお前が殺した奴も入ってんのか?」
「殺した奴は赤線で引っ張ってるからこの名簿に載ってるわよ。でも、小さな店とか、最近始めたとこ、やめたところは書いてないわ。まぁ、国が関わってるなら話が別だけど。」
「親切にどうも。んじゃ用事も済んだし、帰るぜ。」
「二度と来るんじゃねぇよ。ガキたちが。」
「さっさとずらかろうぜ。」
私の手を引っ張りながら店を出ていく。
「ポルンフイクの名前はありましたか?」
「いや、なかったぜ。」
1時間後、私たちは列車でがっくりして席の椅子に足を投げ出して座った。
「カルビュヂュ、記念品で貰った電話が無料で繋げられるカードありませんでしたっけ?」
「あぁ、あるぜ。このカードのことか。」
「電話帳でポルンフイクという名前で調べて片っ端から探せば、理論上見つけられないかなと思いまして。」
「名前がなかったらどうするんだ?」
「そしたら全部の電話にかけてみるしかありません」
「一軒一軒電話かけるのはきついんじゃね?」
「折角来たんじゃ、やってみよう。」
私も含め、皆やる気が出てきた。
市役所に戻り、市民課ではなくロビーへ。ここに公衆電話と市の電話帳がある。
開いて探してみるも、ポルンフイクという名前はなかった。
私とカルビュヂュは顔を合わせ、手分けして端から電話していくことにした。
トイジョイさんには、ロビーの椅子で休んでもらっていた。
「もしもし、今人を探しているのですが、ポルンフイクという方はいらっしゃいますか?」
「お電話すみません、人を探しているんだが、ポルンフイクという方はいますか?」
いないと言われ切られ、いないと言われ切られそんな調子だった。
「え!ポルンフイクってかたいるんですか!?」
私の隣で顔を勢い良くあげ、カルビュヂュが驚く。
これにはトイジョイさんも聞こえたのか、電話に駆け込んでくる。私も手を止めカルビュヂュの方を見る。
「なんだよ、二歳かぁ。」
同姓同名の方であったが、本物のポルンフイクを探す希望は見えてきた。
1時間が経過しました。と淡々とした音声が流れる。
二人は留守の家と残りの家の電話番号をスマホにメモ書きをした。
その行動を見て
「やはり見つらんかったか。しょうがない。今日は帰るか。」
とトイジョイさんもいう。
今日は帰って、また探す方法を考えよう。三人は下をみながら駅へ向かった。
少し歩いた後、私のスマホが珍しく鳴る。
[といじぃ、いいやつだったろ?やっぱり俺の感は正しかったな。]
カルビュヂュがスマホでメッセージを送りつけてきた。
[いいえ、なりませんね]
私はそれだけメッセージを送り、カルビュヂュに顔を見られないようにする。
でも初めて会った時とはだいぶ違うと感じたと思い始めていた。
しゃくだから、トイジョイさんにもカルビュヂュにも黙ってたけど。
トイジョイさんは自分のアパートの玄関を開けると倒れるように横になった。
とても疲れていたんだろう。
そんな日から5日経った。
急にトイジョイさんが私の家に来た。
「おぉ、といじぃじゃん。げんなり瘦せて、ちゃんと食わないと駄目だぜ。」
「カルビュヂュか。最近食べ物が喉を通らなくなってなぁ。ってかお前さんはいつもここへおるなぁ。もしかして、夏休み中はずっと泊ってる感じか?」
「毎日来てるけど、流石に泊まってねえぜ」
「毎日私の家に来てるんですから、服とか日用品持ってきて泊った方が効率が良いです。
私の父親も許可してくれています。」
「ハハハ!確かにそうじゃぞ!カルビュヂュ!インフャットの父親が信じてるから大丈夫なんじゃぞ!」
「そ、そういや、といじぃ!ど、どうしたんだい?いきなり来て!」
「あぁ、いい手がかりを見つけてな。」
「黄ばんだ写真と手紙ですか?」
その手紙は、
ksb地区からの手紙であること。ポルンフイクが、銃を売ってる子供と一緒に住んでいるとのこと。
黄ばんだ写真には、兵隊姿の男の人が四人写っている。かたぐみをしてとても仲が良いのだろう。
一番左がトイジョイさん、一番右がポルンフイクらしい。
「といじぃ、滅茶苦茶イケメンじゃん!」
時間の魔法をかけられた気分になる。いまはくたびれてしまったトイジョイさんにも、こんな時代があるなんてと実感させられる。
ふと、私は違和感を覚えた。
前はもうちょっとガタイが良かった気がするのに今はガリガリになってしまっている。
「トイジョイさん、ランニングはやめたのですか?」
「おぉ、良く分かったな。」
体だけじゃない。顔も少し。
トイジョイさんは前と比べて心身ともに弱くなっている。きっとポルンフイクに会えないと察してしまったのだろうか。
本人が希望を捨ててしまえば、もう終わりだ。私達じゃどうにもできない。
「KSB地区は平和だから武器屋も少ない。検索して全部まわれば見つかるんじゃないか?」
「無理じゃ、わしの今の体じゃ歩き回れない。また、ランニングでも始めて、鍛えてから一緒に行かせてもらおうかの。」
「そうですね、早く治ればいいですね。」
トイジョイさんの体調がもうちょっと良くなったらまた、また探しに行くのだろう。
だが、今はトイジョイさん抜きでカルビュヂュと私でksb地区を探索している。
カルビュヂュが、
新しい手がかりがあるんだからやるしねぇだろ!と言って私を引っ張りksb地区に来たのだ。
「とりあえず、ksb地区の武器屋は38件、ここの店から入っていくか。」
私とは対照的にカルビュヂュが愛を躍らせながら入っていく。
「すまん、聞きたんだが、このお店にポルンフイクっていうかた、いないか?」
「俺はフィイジーコンってんだ。しかも使用人も雇わねぇ。」
「まじかよ、三次産業なのに自前主義か?この店よく買収されなかったな」
「熟睡税金泥棒野郎の主義とは違うんだよ。それより若いもんがどうした?武器屋をデート場所にするなんてなかなかイかれてるな。この半ボケの酔いどれ親父にできることなら何でも聞くぜ?」
「さすがじゃねぇか。ポルンフイクってやつ知らんか?そいつ90代ぐらいなんだが。」
「ポルンフイク…。ポルンフイク。そんな名前聞いたことねぇな。」
「そうか、そりゃ残念だぜ。殺しに向いてない物を並べてコレクションしてるからてっきり知ってんじゃねぇかなと思ったんだがな」
「おっと、見られちまってたか。銃と軍用機器は俺が兵隊前から扱ってたが、骨董好きは俺の持病よ。そりゃもう筋金入りだ。前世紀の遺物、その他何でも。そんなもんだから、年がら年中、宝探しに明け暮れてるってわけさ。」
「なるほど。それならこの時計なんだが気に入るんじゃないか?」
「おっと、見してくんな…。」
「95980年代初期のもんだな。傷がある、ここもここも…。つっても、しっかり動いてやがる。合金か別素材に銀メッキってとこだな。ふむ…聞かないブランドだが、いい品じゃねぇか。」
「だろ?家を漁ってたら出てきて使ってたんだ。」
「気に入った。ィかしたブツだぜ。掘り出し物ってほどじゃないが、バイヤーの目を十分惹く。そうさな、50でどうだ?よそじゃ、この半分もいかねぇよ。どうだい?」
「金はいらねぇ、でも爺さん、噂じゃ組合のつながりに強いんだろ?なんか情報ねぇーか?」
「こりゃ一本取られちまったな。…そうだな、ンンウヅッユって奴がこの地区で一番になろうとして、裏で暴行やら拷問、ヤクの取引で他の組合を追い出そうとしてる。そいつから、この地区の組合名簿でも奪えれば、そのなんだ。ポルンフイクの居場所でも分かるんじゃねぇか?」
「そりゃいい情報聞いたわ。サンキューな。」
「そうだいいもんを渡そう、あいつは不都合なことあると、すぐヒステリーを起こす。兄さんのを守るにもこいつをもっていきな。」
「9mmじゃねーか、よくこんな旧世代以上前の武器が残ってるもんだ。」
カルビュヂュが良く礼を言い出ていく。私も礼を言い一緒に出ていく。
「カルビュヂュ、50万も貰えたのに、ただであげてしまって、よいのですか?」
「あぁ、組合の情報を持ってる奴の情報をきけただけでもおつりが返ってくるところだ。とりあえず行くか。」
私は変な汗が噴き出した。まるで今からダークウェブに初めて行くような気分だ。
少し歩いていくと、表がガラス張りの大きな武器屋があった。
「いらっしゃいませ、お兄さんお嬢さん。ご機嫌いかが?若いのにお目が高いわね。うちには、ksb地区でも選るすぐりの武器一式、一撃で仕留めるのにも、じわじわ攻めるのにもなんでもそろってるわよ。他じゃ手に入らないものばっかよ。…本当よ。本当…。」
「そうだな、フィイジーコンだっけ?あの爺さんがやってる店とか、ほかにもガンストアは結構あるが。なんでわざわざこの店で買い物しなきゃならないか説明できるか?」
「あははっは…ハハハ…。あの哀れな爺さんのこと?…恥知らずの守銭奴よ!わたしが聞いた話じゃね、あの店の商品は全部スペアパーツでできてるんですって!鉄屑の寄せ集めでできた銃だなんて、とんだお笑い種よ!」
「その鉄くずを買ったことある人間はいるか?」
「あぁ…あのね…聞いてちょうだい。この銃はね、工場直送なのよ、ね?品質は保証済みの一級品!お客の中には質より値段って人もいるけど…、貴方もそっちのお嬢さんもそうは見えないわ。もっとこう…目利きでしょ?だから、もう…分かるわよね?」
「ハイゼジウ9、HUHガン、ジャウカー19…。」
「ちょうど殺傷能力抜群の品が入ったのよ!私が仕入れたの。私が、自分で、誰の手も借りずに!」
「ラッパ拭きやがって、HUHガンは非殺傷能力の警官にしか配布されねぇ。一般人が持つなんてありえねぇ品物だ。」
「なに?ただの銃オタクが強盗の真似ごと?」
「おい、警官殺し、交渉しようぜ。実験動物施設に入るか、組合名簿をみせるか。」
「組合名簿を政府の機関にでも売る気?」
「ただ見せてくれるだけでいい。」
「はぁ、分かったわよ。これでいいでしょ。今すぐその銃下げないと警報鳴らすわよ。」
「そんな、怒るなって。お前イかれてるぜ。」
「男は強い女が嫌いなだけよ。情熱的な女はイかれてて、怒る女はヒステリー。男と寝れば尻軽、寝なきゃ不感症って愚痴をつけるのよ。」
「あんたを女と呼ぶには狂暴すぎるぜ。そんなことより、この組合ってお前が殺した奴も入ってんのか?」
「殺した奴は赤線で引っ張ってるからこの名簿に載ってるわよ。でも、小さな店とか、最近始めたとこ、やめたところは書いてないわ。まぁ、国が関わってるなら話が別だけど。」
「親切にどうも。んじゃ用事も済んだし、帰るぜ。」
「二度と来るんじゃねぇよ。ガキたちが。」
「さっさとずらかろうぜ。」
私の手を引っ張りながら店を出ていく。
「ポルンフイクの名前はありましたか?」
「いや、なかったぜ。」
1時間後、私たちは列車でがっくりして席の椅子に足を投げ出して座った。
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