1 / 1
めげない男の一生
しおりを挟む
吾輩は山内である。
名前は忠信。
猫ではないが人間だ。だが人間であるが今の俺はファミレスのトイレで天井を見上げている。
好きで見上げている訳ではない。
体が動かないのだ。
会社の同僚がドアをバンバン叩き無理やり扉を登り声を上げる。
「山内さん!?山内さんっっ!!聞こえますか!る!?!?」
聞こえている。聞こえ…………い、
俺はそのまま意識を失った。ズバリ。
脳卒中で倒れたのだ。
俺は山内忠信。とあるラーメン屋で仕事をするただの社員。俺が務めるラーメン屋は墨汁よりも真っ黒なブラック企業だが上層部の奴らは口ばっかで現場も見ないクソ野郎の集まりなのでハイハイ返事さえしてればいい。
そう。営業時間を誤魔化して近くのフィリピンパブに通う事も楽勝なくらい現場をしらない上層部だ。
パートのおばちゃん達には
「今日暇だからさ。あとは俺がやるから早く上がりな。あ、いつも頑張ってくれてるからタイムカードは定時に俺が押しておくよ!!」
そんな甘い事を言えば誰だって
「えぇー!?いいんですか~。ありがとうございますー」
なんて言ってうきうきで帰るもんな。
それでいつも30分程早く閉店し片付けもそこそこにフィリピンパブに行って愛しのキャサリンちゃんと美味しいお酒を飲んで一日を終える。
「ヤマウチサーン。イラッシャッーイ」
結婚もしてない子供もいない独り身の俺にはこの瞬間がたとえ偽りでも愛も温もりを感じられる瞬間であり生を感じる瞬間でもある。
「あぁ~~キャサリンちやぁぁん!!今日も忙しかったよぉぉ!!!!あんだけどかどか来られてもまともなもん作れねぇよー。」
「ェェ?デモオミセ、スゴクコンデルヨ??オイシイカラジャナイノ??」
「あんなスープ水道水より少しマシなだけだよ。出がらし!出がらしのカッスカスの白いだけの豚骨スープだよ。あんなのでもうまいうまいって食う味も知らねぇバカ達が通ぶってSNSに投降したりするからまた客が来る。その繰り返しさ。みんな味なんかわかってねぇーの」
仕事のうっぷんをキャサリンちゃんにこぼしながら呑むビールは世界一うまい!!!!こんな日々が続く…そう思っていたのに。
何故俺は知らない天井が見える所に??
あぁ、そうか病院か。
名前は忠信。
猫ではないが人間だ。だが人間であるが今の俺はファミレスのトイレで天井を見上げている。
好きで見上げている訳ではない。
体が動かないのだ。
会社の同僚がドアをバンバン叩き無理やり扉を登り声を上げる。
「山内さん!?山内さんっっ!!聞こえますか!る!?!?」
聞こえている。聞こえ…………い、
俺はそのまま意識を失った。ズバリ。
脳卒中で倒れたのだ。
俺は山内忠信。とあるラーメン屋で仕事をするただの社員。俺が務めるラーメン屋は墨汁よりも真っ黒なブラック企業だが上層部の奴らは口ばっかで現場も見ないクソ野郎の集まりなのでハイハイ返事さえしてればいい。
そう。営業時間を誤魔化して近くのフィリピンパブに通う事も楽勝なくらい現場をしらない上層部だ。
パートのおばちゃん達には
「今日暇だからさ。あとは俺がやるから早く上がりな。あ、いつも頑張ってくれてるからタイムカードは定時に俺が押しておくよ!!」
そんな甘い事を言えば誰だって
「えぇー!?いいんですか~。ありがとうございますー」
なんて言ってうきうきで帰るもんな。
それでいつも30分程早く閉店し片付けもそこそこにフィリピンパブに行って愛しのキャサリンちゃんと美味しいお酒を飲んで一日を終える。
「ヤマウチサーン。イラッシャッーイ」
結婚もしてない子供もいない独り身の俺にはこの瞬間がたとえ偽りでも愛も温もりを感じられる瞬間であり生を感じる瞬間でもある。
「あぁ~~キャサリンちやぁぁん!!今日も忙しかったよぉぉ!!!!あんだけどかどか来られてもまともなもん作れねぇよー。」
「ェェ?デモオミセ、スゴクコンデルヨ??オイシイカラジャナイノ??」
「あんなスープ水道水より少しマシなだけだよ。出がらし!出がらしのカッスカスの白いだけの豚骨スープだよ。あんなのでもうまいうまいって食う味も知らねぇバカ達が通ぶってSNSに投降したりするからまた客が来る。その繰り返しさ。みんな味なんかわかってねぇーの」
仕事のうっぷんをキャサリンちゃんにこぼしながら呑むビールは世界一うまい!!!!こんな日々が続く…そう思っていたのに。
何故俺は知らない天井が見える所に??
あぁ、そうか病院か。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる