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第一章 これは魔法ですか? いいえ、高度に発達した科学です。
no.012 その力は誰が為に 急
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「……僕のこれは人に押し付けられた。君たちみたいに自分で得たものじゃない」
コウタからすれば、オーバースペックすぎるこのメタルボディは半ば無理やり強いられたものだ。全ての責任は元凶たるアミスに存在すると思っている。しかし、その主張を聞いたユーリの返答は、実に素っ気ないものだった。
「で?」
否、それは返答というよりかはむしろ、続きを促す相づちが近い。自分なりの免罪符的主張をだからどうしたと言わんばかりのそれで一蹴され、コウタは閉口する。
それ以上の主張はないと悟ったのか、呆れたようにユーリは続けた。
「お前の過去や事情なんざ知ったこっちゃねぇわ。それが産まれつきだろうが、勝ち取ったものだろうが、偶然得たものだろうが、幸運だろうが事故だろうが、一切合切微塵たりとも興味ねぇ」
ユーリは静かで落ち着いた、けれども強い口調で。
「それを手にした時点で、お前はこっち側なんだよ」
ユーリの眼差しは鋭く、冷たい。
「それを踏まえた上でもう一度聞く。その力をどう使う?」
ユーリは勇者となってから今まで、幾度かこの質問をしてきた。自分が師にそうされたように、目覚しい力を持った者たちを少しでも導こうという彼なりの責務の果たし方だ。
ここでコウタがナメたことを抜かすならば、それ相応の対応をするつもりでいた。しかし。
「さぁ……」
「は?」
正直に答えるでも取り繕うでもなく、コウタはユーリとのこの問答をどうでもいいと断じた。
「そんなどうでもいいことより、僕はムカついてるんだ」
コウタは怒っていた。アミスに叱っているような怒りとは違う、これは紛れもない憤怒だ。
「責務がどうとかはまぁ、言葉では理解出来るよ。実際君の言ってることは正論だ。僕も出来ることなら、人の役に立つようなことがしたい。けど今、君にそれを決められたくないし、決めたくもない。僕は今、君のことが大嫌いだからだ」
コウタは最大限にユーリを睨めつける。
「……けっ、ガキかよ」
「ガキだよ。まだ16、今度の誕生日で17だ。この身体になってからを数えるなら、34日」
まだ試用期間すら終えていないぺーぺーの新入社員。多少のミスは管理者の責任だ。
「だから大目に見ろってか? 俺は勇者として最年少のひとりだが、生憎と同い年だ」
「生後1ヶ月?」
「そっちじゃねぇ」
「びっくりした。クローンかなにかかと」
「オリジナルだ俺は」
コウタの天然か煽りか判別のつかないそれを軽くあしらい、ユーリは言葉を続けた。
「いいか、強大な力を持つ奴はそれを正しく使う義務があるっつってんだよ。お前が世界に害をなさないとする根拠がない。なんのために造ったか知らねぇが、お前は世界の脅威になりうる」
ユーリが苛立った様子でコウタを睨めつける。勇者の秘匿されている義務のひとつ、脅威の選定と剪定。勇者となる者は10億にひとりだが、それに近しい力を持つ者は平均一国にひとりは居る。ハークもそのひとりだ。その多くは出来る範囲で役立てたり、封印したりと他者とあまり変わらない生活を送っている。彼らの様に善に寄る人間だけでなく、当然悪に傾く人間も少なからず居る。勇者たちは彼らの存在を危惧しているのだ。
「アミスさんはきっとそんな使い方を望んじゃいない。誰が為に使うとか、大義とか正義とか、そんな大それたものの為じゃない。きっと僕が、僕の為になれるようにこの身体を創ったんだ。……趣味全開だけど。だから僕もそれに応える。託されたからにはね」
コウタも珍しく怒りを見せ、恐怖の対象だったはずのユーリの正面から動こうともしない。
「答えになってねぇんだよ。……ふん、せいぜい足掻け」
「当然。覚悟しろよ勇者サマ。僕は泥仕合なら得意だ」
ユーリは先程までとは比べ物にならないほどの雷霆を纏う。それは明らかに人智を越えるほどの纏い方で、先程までは本当に事情聴取のために殺さず無力化を狙われていたんだな、とコウタは理解した。
「雷心流」
ユーリが消える。雷の残滓を残して。
「また消えた。アミスさんが居たら、なにか策が……いや、やっぱりアテに出来ないな」
猶予はほんの数瞬きもない。無敵のバリアはもう使えない。相手は人類最強たる勇者のひとり。絶望的な状況を前に、コウタは思考を放棄する。だが決して諦めたのではない。彼の身体はなんの抵抗もなく、するりと勝手にその構えをとった。
「機式剛術」
構えから生じるのは回避や逃避、防御のどれでもない。ただ見様見真似で、記憶に残っている一番強烈なワンシーンの再現をするだけだ。構え方こそ違うが、ちょうど今のような状況で、高速で迫る自分を容易く撃退してみせた師に倣う。それだけだ。
ミスゴンにぶつけた残りカス、ユーリの連撃から幾ばくか奪えたエネルギー、そしてアークに残る総エネルギーの半分。全てを運動エネルギーへと変換し、その全てを右の拳の一点に乗せた現時点でコウタが出せる最大最強の一撃。師の名を冠するこの拳のひと振りは、大地すらも揺るがす。
「ハークスマッシュ!!!」
コウタが地面に拳を叩きつけると、隕石が堕ちたかのような轟音、そして地面が爆裂した。半径15メートル、深さ20メートルほどのクレーターが出来上がる。ゴリラの片鱗があることを垣間見せる一撃。
「来い!! ユーリ・サンダース!!」
コウタはクレーターに仰向けに飛び込むと、恐怖や不安を振り払うかのように吼える。ユーリならばこのクレーターを容易く回避し、遠距離からの攻撃も出来るだろう。だからこうして穴を開けて、そこに飛び込んで攻撃の道を一本に誘い込む。
そして、コウタの思惑通りの雷が落ちた。
「飛雷!!!」
ユーリはコウタの読み通り、真っ直ぐ突っ切って、真っ直ぐその土手っ腹に最速の雷拳を叩き込んだ。
多少向きが変わろうともお構い無し、寧ろ重力による加速も併せて都合がいいとした。
通常の落雷と比肩するほどの電力量に、マッハをゆうに越える拳。直撃した瞬間、コウタの意識は飛びかけた。しかし。
――来る場所さえわかっていれば、きっと。
「……く、来るところはわかってた。 だから、耐えたんだ! 頑丈さには自信があるから……!」
きっとこの忌まわしいボディは耐えてくれる。耐えさせてくれる、耐えなければならない、
コウタは己と師、そして彼女らに賭けた。踏ん張れないぶんは母なる大地に背を預けた。
「捕まえたぞ、ユーリ・サンダース……!!」
「こいつ……!」
コウタはがっしりとユーリの左手首を掴んで離さない。万力の如き握力で、手首ごと握り潰すつもりで力を込め続ける。
ユーリも負けじと自分の手を掴んでいるコウタの右腕を空いた手で掴んだ。無論握り潰すほどの力を込めて。
「逃げんなよ」
「……逃げやしないさ」
コウタはこれ上等と更に力を加え、しばし金属の擦れ合う不快な音だけが掻き鳴る。これで互いに、自分の意思では逃げられない。どちらかがどちらかを倒すまで。
「さぁこっからどうすんだ!? 魅せてみろ! オートロイド……いや、オートノイド!」
口角を大きく歪めて笑いながら、ユーリはそう叫ぶ。それを受け、コウタはいっそう掴む力を強めた。決して逃がさないという強い意志を持って、白い左腕をしっかり構える。
「覚悟しろよユーリ・サンダース! 僕の全力はかなり熱いぞ!!」
コウタが逃げ回り、駆けずり回ったルートには持ち込んでいたリュックがあった。コウタはそれにアミスを安置するために、その中身を全て撒き散らした。その中に【どこでもブラスター】が入っていたのは、偶然ではない。
そして左腕は既に純白の手甲で覆われている。クレーターを作った際に起動していたのだ。
そして、残った全て、持てる全てを注ぎ込む。
「3000%!!」
いつか見た、己が出せる最大出力。爆熱を迸らせ、全てを白で埋め尽くす。
「フルブラスト――!!」
爆熱の閃光がふたりを呑み込んだ。
コウタからすれば、オーバースペックすぎるこのメタルボディは半ば無理やり強いられたものだ。全ての責任は元凶たるアミスに存在すると思っている。しかし、その主張を聞いたユーリの返答は、実に素っ気ないものだった。
「で?」
否、それは返答というよりかはむしろ、続きを促す相づちが近い。自分なりの免罪符的主張をだからどうしたと言わんばかりのそれで一蹴され、コウタは閉口する。
それ以上の主張はないと悟ったのか、呆れたようにユーリは続けた。
「お前の過去や事情なんざ知ったこっちゃねぇわ。それが産まれつきだろうが、勝ち取ったものだろうが、偶然得たものだろうが、幸運だろうが事故だろうが、一切合切微塵たりとも興味ねぇ」
ユーリは静かで落ち着いた、けれども強い口調で。
「それを手にした時点で、お前はこっち側なんだよ」
ユーリの眼差しは鋭く、冷たい。
「それを踏まえた上でもう一度聞く。その力をどう使う?」
ユーリは勇者となってから今まで、幾度かこの質問をしてきた。自分が師にそうされたように、目覚しい力を持った者たちを少しでも導こうという彼なりの責務の果たし方だ。
ここでコウタがナメたことを抜かすならば、それ相応の対応をするつもりでいた。しかし。
「さぁ……」
「は?」
正直に答えるでも取り繕うでもなく、コウタはユーリとのこの問答をどうでもいいと断じた。
「そんなどうでもいいことより、僕はムカついてるんだ」
コウタは怒っていた。アミスに叱っているような怒りとは違う、これは紛れもない憤怒だ。
「責務がどうとかはまぁ、言葉では理解出来るよ。実際君の言ってることは正論だ。僕も出来ることなら、人の役に立つようなことがしたい。けど今、君にそれを決められたくないし、決めたくもない。僕は今、君のことが大嫌いだからだ」
コウタは最大限にユーリを睨めつける。
「……けっ、ガキかよ」
「ガキだよ。まだ16、今度の誕生日で17だ。この身体になってからを数えるなら、34日」
まだ試用期間すら終えていないぺーぺーの新入社員。多少のミスは管理者の責任だ。
「だから大目に見ろってか? 俺は勇者として最年少のひとりだが、生憎と同い年だ」
「生後1ヶ月?」
「そっちじゃねぇ」
「びっくりした。クローンかなにかかと」
「オリジナルだ俺は」
コウタの天然か煽りか判別のつかないそれを軽くあしらい、ユーリは言葉を続けた。
「いいか、強大な力を持つ奴はそれを正しく使う義務があるっつってんだよ。お前が世界に害をなさないとする根拠がない。なんのために造ったか知らねぇが、お前は世界の脅威になりうる」
ユーリが苛立った様子でコウタを睨めつける。勇者の秘匿されている義務のひとつ、脅威の選定と剪定。勇者となる者は10億にひとりだが、それに近しい力を持つ者は平均一国にひとりは居る。ハークもそのひとりだ。その多くは出来る範囲で役立てたり、封印したりと他者とあまり変わらない生活を送っている。彼らの様に善に寄る人間だけでなく、当然悪に傾く人間も少なからず居る。勇者たちは彼らの存在を危惧しているのだ。
「アミスさんはきっとそんな使い方を望んじゃいない。誰が為に使うとか、大義とか正義とか、そんな大それたものの為じゃない。きっと僕が、僕の為になれるようにこの身体を創ったんだ。……趣味全開だけど。だから僕もそれに応える。託されたからにはね」
コウタも珍しく怒りを見せ、恐怖の対象だったはずのユーリの正面から動こうともしない。
「答えになってねぇんだよ。……ふん、せいぜい足掻け」
「当然。覚悟しろよ勇者サマ。僕は泥仕合なら得意だ」
ユーリは先程までとは比べ物にならないほどの雷霆を纏う。それは明らかに人智を越えるほどの纏い方で、先程までは本当に事情聴取のために殺さず無力化を狙われていたんだな、とコウタは理解した。
「雷心流」
ユーリが消える。雷の残滓を残して。
「また消えた。アミスさんが居たら、なにか策が……いや、やっぱりアテに出来ないな」
猶予はほんの数瞬きもない。無敵のバリアはもう使えない。相手は人類最強たる勇者のひとり。絶望的な状況を前に、コウタは思考を放棄する。だが決して諦めたのではない。彼の身体はなんの抵抗もなく、するりと勝手にその構えをとった。
「機式剛術」
構えから生じるのは回避や逃避、防御のどれでもない。ただ見様見真似で、記憶に残っている一番強烈なワンシーンの再現をするだけだ。構え方こそ違うが、ちょうど今のような状況で、高速で迫る自分を容易く撃退してみせた師に倣う。それだけだ。
ミスゴンにぶつけた残りカス、ユーリの連撃から幾ばくか奪えたエネルギー、そしてアークに残る総エネルギーの半分。全てを運動エネルギーへと変換し、その全てを右の拳の一点に乗せた現時点でコウタが出せる最大最強の一撃。師の名を冠するこの拳のひと振りは、大地すらも揺るがす。
「ハークスマッシュ!!!」
コウタが地面に拳を叩きつけると、隕石が堕ちたかのような轟音、そして地面が爆裂した。半径15メートル、深さ20メートルほどのクレーターが出来上がる。ゴリラの片鱗があることを垣間見せる一撃。
「来い!! ユーリ・サンダース!!」
コウタはクレーターに仰向けに飛び込むと、恐怖や不安を振り払うかのように吼える。ユーリならばこのクレーターを容易く回避し、遠距離からの攻撃も出来るだろう。だからこうして穴を開けて、そこに飛び込んで攻撃の道を一本に誘い込む。
そして、コウタの思惑通りの雷が落ちた。
「飛雷!!!」
ユーリはコウタの読み通り、真っ直ぐ突っ切って、真っ直ぐその土手っ腹に最速の雷拳を叩き込んだ。
多少向きが変わろうともお構い無し、寧ろ重力による加速も併せて都合がいいとした。
通常の落雷と比肩するほどの電力量に、マッハをゆうに越える拳。直撃した瞬間、コウタの意識は飛びかけた。しかし。
――来る場所さえわかっていれば、きっと。
「……く、来るところはわかってた。 だから、耐えたんだ! 頑丈さには自信があるから……!」
きっとこの忌まわしいボディは耐えてくれる。耐えさせてくれる、耐えなければならない、
コウタは己と師、そして彼女らに賭けた。踏ん張れないぶんは母なる大地に背を預けた。
「捕まえたぞ、ユーリ・サンダース……!!」
「こいつ……!」
コウタはがっしりとユーリの左手首を掴んで離さない。万力の如き握力で、手首ごと握り潰すつもりで力を込め続ける。
ユーリも負けじと自分の手を掴んでいるコウタの右腕を空いた手で掴んだ。無論握り潰すほどの力を込めて。
「逃げんなよ」
「……逃げやしないさ」
コウタはこれ上等と更に力を加え、しばし金属の擦れ合う不快な音だけが掻き鳴る。これで互いに、自分の意思では逃げられない。どちらかがどちらかを倒すまで。
「さぁこっからどうすんだ!? 魅せてみろ! オートロイド……いや、オートノイド!」
口角を大きく歪めて笑いながら、ユーリはそう叫ぶ。それを受け、コウタはいっそう掴む力を強めた。決して逃がさないという強い意志を持って、白い左腕をしっかり構える。
「覚悟しろよユーリ・サンダース! 僕の全力はかなり熱いぞ!!」
コウタが逃げ回り、駆けずり回ったルートには持ち込んでいたリュックがあった。コウタはそれにアミスを安置するために、その中身を全て撒き散らした。その中に【どこでもブラスター】が入っていたのは、偶然ではない。
そして左腕は既に純白の手甲で覆われている。クレーターを作った際に起動していたのだ。
そして、残った全て、持てる全てを注ぎ込む。
「3000%!!」
いつか見た、己が出せる最大出力。爆熱を迸らせ、全てを白で埋め尽くす。
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