猫舌ということ。

結愛

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特別な日

第152話

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そして旅行に行く1週間ほど前に家族に26、7、8に旅行に行ってくると報告した。
そして17日から香川に行った妃馬さんとLIMEをし、うどんの写真を送ってくれたり
妃馬さんのおじい様おばあ様のお家の周辺は田んぼしかないと言われ
その写真を送ってくれたり
森本さんと鹿島のドライブデートをビデオ通話で見たりしていると
気づけばあっという間に日々が過ぎ去っていった。

「京弥誕生日おめでとうー」
「おめでとうー」
「ありがとーございまーす!」
「というのをなぜか京弥の家でやるという」
周りを見渡す。そこは鹿島の部屋だった。
「ま、いいんだけどね。オレ初めてだし」
「たしかに。匠初めてか」
「そうそう」
「どお?汚いっしょ」
「いや、そうでもないと思うけど…」
「ま、匠の部屋よりは狭いけどな」
「そらそうやろ」
「ゲーマーですって部屋だねぇ~」
「そお?」
「イスもゲーミングチェアだし
パソコンもデスクトップとノート2種類あるし、本棚内は本が数冊。他全部ゲームでしょ?」
「そうそう。神殿堂TSのカセットからEii(イー)のカセットもサティスフィーのカセットもある。
パスタイム スポット ポータブルのもあるし
PS iina(イーナ)のカセットもあるし、3も4のもある。
あと4で出てるやつでも5で画質上がったり
5でしかできないこともあるから、同じのもあるし」
「ヤバすぎない?てかEii(イー)とか懐かし。
オレアリオカートのハンドルコントローラー持ってたよ」
「懐かしいね!あのハンドル型のやつにEii(イー)のコントローラーはめるんだよね。
カッコンって」
「そうそう!んで曲げすぎると反対向いちゃったり」
「あったあった!懐かしいね!」
「てかPS iina(イーナ)もあったね。オレは買わなかったけど」
「オレは買ったー」
「あったよ~?忘れないであげて。意外とおもろいゲームもあるんだから」
少しの間鹿島の誕生日ということを忘れ、鹿島の本棚のゲームたちを眺めた。
「あ、そうそう。はい。これ。誕生日プレゼント~」
僕は持ってきた大きめの袋をそのまま鹿島に渡す。
「おー!でけー!開けていい?」
「うん。ま、デカいからって期待しないでね」
鹿島がカシャカシャと音をたてビニール袋からラッピングされた箱を取り出す。
ラッピング用紙を丁寧に剥がす。
「おぉ!ファンタジア フィナーレのショコボのフィギュアじゃん!」
「たしか鹿島ん家なかったなぁ~って思って。
ま、最近来てなかったからその間に買われてたら終わりだったけど」
「買ってない買ってない。ありがとぉ~潤うわぁ~」
「潤うて」
「わかる。そしてオレもフィギュアなのだが」
匠が僕よりもさらに大きい袋を鹿島に渡す。
「でーかー!なに?フィギュア?開けていい?」
「どぞどぞ」
鹿島がまたカシャカシャと音をたて、ビニール袋からラッピングされた箱を取り出す。
もう1個取り出す。2箱あった。鹿島はラッピング用紙を丁寧に剥がす。
「おぉ!グリクエ(グリフォン クエストの略称)のアルティナじゃん!」
「お、知ってた」
「いや、さすがに知ってる」
「なんかこの子エロかったから」
「わかる。たしかにエロい」
「エロいて」
「いや怜ちゃん見てみ?」
鹿島が僕にフィギュアを見せてくれる。
「あぁ、エロいな」
満場一致でエロかった。
「さてぇ~?もう1つはぁ~?」
鹿島がそう言いながらもう1つの箱のラッピング用紙を丁寧に剥がしていく。
「ははあぁ~ん。なるほどね!匠ちゃん性格良いんだか悪いんだか」
「僕は顔も性格も良いで通ってますので」
「自分で言うかね」
「それな」
「で、なんだったん?」
鹿島が箱を反転させてこちらに見せてくれる。
「グリクエ(グリフォン クエストの略称)の勇者様」
そこには見たことのあるような、ないような剣を持ったキャラクターがいた。
「あぁ~…。見たことあるぅ~かな?あ、あるわ」
人気ゲーム実況者の寿司沢さんが過去に実況していた。
「お、知ってる?」
「いや、うん。まあ正確にはオレの好きな実況者さんがプレイしてた。
あんま見てないけど」
「好きなのに見てないんかい」
「いや、なんかさ新しくシリーズ始めたときは過去のも合わせて追っかけて見るじゃん。
でもそれ以外は好きなのから見てくから」
「あぁ~わかる」
「まあわかるけど。え、匠ちゃんオレを沼に引きずり込もうとしてる?」
「え?なんのこと?」
「とぼけちゃってぇ~。ま、2人ともありがとうございます!飾らせてぇ~…」
鹿島が部屋を見渡す。匠と僕も部屋を見渡す。
「どこに飾ろう」
「PCの前」
「まあ、ありだけど、デカいよ。モニター見辛いって」
「ちっちゃけりゃな。あ、でもオレのショコボは姿勢低くしてるから
PC前でも邪魔にならないんじゃない?」
「あぁ、たしかに。箱から出して想像すればいいのか」
その後もゲームの話をしたり、フィギュアの置き場所を3人で考えたりしていると
「あ、もうこんな時間か」
「どしたん?」
「んー?デートですぅ~」
「あぁ~。腹立ちますぅ~」
「うふふぅ~」
この後デートだということでお暇することにした。
鹿島と匠と3人で鹿島の家を出てエレベーターで下りる。
車でのデートらしく、鹿島がマンションの駐車場に行ったので匠と僕もついて行った。
鹿島が車に乗り込み車道に出ていくのを手を振って見送った。
そんな鹿島の誕生日も終わり
旅行までの4日は楽しみで長く感じていたはずだが前日になって

え、もう明日なのか。はやっ

と思った。
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