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序章
里
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泰平京からいくつもの山を置いた、はるか南東の山里に小さな集落があった。
まだ『忍び』という言葉で括られない人種が小規模に暮らしているその里の、村長である年老いた老婆は長い白髪をなびかせて遠い京の方角をヒタと見つめていた。
「そろそろかの」
村の中央に立てられた屋敷の屋根に据え付けた質素な櫓からギシギシと音をたて降りると、小間使いの女がすぐに側へ控える。
「風太郎はどこじゃ」
「……タキの所かと」
「今日もか」
老婆は隠しもせず大きな溜息をつく。
「ということは、孫を呼べ、と言ってもおぬしには無理じゃの」
「はあ……申し訳ありませぬ」
「お前が謝ることじゃない。色ボケした孫を持ったワシの教育に問題があったんじゃろ、ふぉっふぉ」
そう声を立てるも老婆の目は笑っている訳ではなかった。
その頃、ひとつの小さな小屋では若い男女が睦みあっていた。
男の浅黒く逞しい手足は頑丈な鎖のように、白い柔肌を捕らえたまま蠢く。その度に控えめにあがる喜声と、ふたりの息づかいが狭い小屋を濃厚な温度で充満させていく。
「タキ……こっち向け」
ざんばらに切られた黒髪を後ろで小さく結ったその男は、腕の中に捕らえたままの女の小さな頭を手のひらで包むように固定する。
肩にかかる長さの艶やかな黒髪を床に広げ、紅く色づいた頬と唇を持つその美しい女は、若干睨むように男を見上げた。
「悪趣味め」
そう毒づくが、男はむしろ喜んでいる。
「知ってる」
そういうやいなや、硬くたぎった自らの欲棒をタキと呼ばれた女の蜜口にあてがい、ジワジワと埋めていく。
その間も視線をタキから外さず、むしろ耐えるように顔を美しく歪ませていく様を逃すまいと見入っている。
「あっ……あああ」
すでに十分に潤い溢れているソコは男の大きなモノを容易に受け入れているが、タキは快楽を逃そうと逞しい男の肩に爪を立てる。
「だめだタキ。ちゃんと味わえ」
ぐちゅぐちゅとわざと音を立てるように小刻みに腰を揺すられて、得も言われぬ快感にうち震える。
「うっ、ふぅっ」
「毎日でも飽きん……なあ、俺の嫁に、はよなれ」
タキの脚を持ち抱え、さらにユルユルと執拗に奥を打ち付ける。
「ばっかっ……誰がっ、ああっ……あんたみたいなっ種馬っ! ううっ、やっ! それやめてっ!」
男はなおも容赦なくタキの知り尽くした膣内を弄ぶように打ち付ける。
「種馬って失礼なっ……くっ……俺はタキ一筋だぞっ」
絞り尽くすような勢いで蠢くタキのナカに、苦しめられるように男も顔を歪ませた。
「だめだ、1回出しとくっ」
タキの脚を抱えたまま倒れこんでさらに深く繋がったまま大きく腰を打ち始める。
「あっ! やだっ! 気持ちいいっ! 風太っ!」
「俺もっ」
お互い抱きついたままドクドクと波打つ繋がりを堪能すると、くたりと力を緩めて唇を重ねる。
存分に舌と唇を絡ませた後に、風太郎は惚けたように吐息をはく。
「タキ、愛してるぞ」
凛々しく猛々しく整った面構えを緩ませて囁く。
「……好きだぞ」
しかしタキのその返してきた言葉にムッとしてみせる。
「でた、それ。愛してるには愛してるで返せ」
「大それてる」
「そんなこと言って。どうせ『夢の中の君』ってやつが頭から離れないんだろ?」
風太郎は、一度では収まらない自身のモノを再びタキのナカでしごき始めた。
くちくちと音を立てるソコは燻りかけていた熱をすぐ燃えあがらせた。
タキはガシッと風太郎の腕を掴んで身体を突っぱねるが、男は容赦なく動かし続ける。
「くっ……別にっ夢のは関係ないっ……はああっ」
風太郎がいざ吐き出すぞ、という時に突然小屋の戸がガラリと開かれた。
「いつまでしとるんじゃ風太郎!」
ふたりは裸で絡み合ったまま硬直して、白髪の老婆を見た。そして風太郎はチッと舌打ちする。
「なんだよ、今いいとこだぞクソババァ」
「クソババァなぞおらぬ、村長と呼べ。いいとこもなにもワシは待ってやったんだぞ外で。2度もするかっ」
「ババアには遥か昔かもしらんが、1度や2度で済むことじゃねーんだよ」
「ババアではない、村長だ。お前が果てるのを待っておったらワシが生きておれんわ。さあ来い、仕事じゃ」
風太郎は目の前の押し倒したままのタキの顔を見やり、そのまま視線を接合部へ向けると、深い溜息をつきながら名残惜しくゆっくりと引き抜く。
「ふぁ」
思わず漏れたタキの吐息を唇で塞ぎ、しっかり食した後にようやく服を拾い集める。
それを横目で見ながら村長は、恥じらってか真っ赤になったままのタキにも声をかける。
「タキ、おぬしにも仕事じゃ。夕刻に来い」
「はい」
タキは素直に頷き、裸のまま風太郎の着付けを手伝う。
(相変わらず惜しい女じゃ……。じゃが、仕方がない)
村長は断ち切るかのように踵を返して、風太郎を連れ帰った。
「なんの仕事?」
道すがら風太郎はウダウダ歩きながら村長の後をついていく。
「薬じゃ。新たに注文が入ったわ」
この里は、いわゆる『なんでも屋』稼業で生計を立てている。
戦に駆り出されることもあれば間者や暗殺、山里で野に詳しい為、薬師となったりと手広い。
とりわけ風太郎は手先が器用で物覚えが良いことから薬を扱うことが多い。
よって基本的にはこの里から出ることはないのだが。
「めんどくさい客での。しばしその屋敷に入れ」
「は?」
「とある頭領の屋敷に入って専属になれと言っとる」
「どんぐらいの期間だよ」
「出来次第じゃろ」
「……」
ピタリと足を止め村長は振り返ると、渋い顔した風太郎を睨む。
「まさか、行かぬと申すか? 孫と言えどこれ以上おぬしを甘やかせんぞ」
「まだなんも言ってねえだろ」
「言っとるわ。なんじゃその鼻の下伸びきった顔は。いい加減タキに執着するのはやめとけ」
「オレはタキを嫁に貰う」
「あほう」
村長は一喝した。
「おぬしに嫁などいらぬわ。どんどん里のおなごを孕ませろ」
「ババアのせいでタキに『種馬』呼ばわりされたんだぞ!」
「種馬?……くくくっ面白い、その通りじゃないか」
「惚れた女に種馬呼ばわりされる気持ちがわかるか?! 全部ババアのせいだ!」
「お前はいつまでもガキじゃのう。この里の繁栄はお前にかかっとると言っておろう。おなご達もおぬしに抱かれとうて待ちくたびれとるわ」
里の生業柄、戦に駆り出されると男手が無くなる為、風太郎は里のおなごに子種を儲けるという役目を担っている。やがて村長となる身であることもだが、美丈夫な容姿は幼き頃から女達を惹き付けてやまない。しかし、数年前にタキを拾ってから、風太郎は里のおなごに見向きもしなくなってしまった。
「俺はタキさえいればいいんだ。さっさと仕事終わらせて帰ってきてやる」
そう息巻く孫に、フンと鼻を鳴らして村長は屋敷へ戻る足を進めた。
まだ『忍び』という言葉で括られない人種が小規模に暮らしているその里の、村長である年老いた老婆は長い白髪をなびかせて遠い京の方角をヒタと見つめていた。
「そろそろかの」
村の中央に立てられた屋敷の屋根に据え付けた質素な櫓からギシギシと音をたて降りると、小間使いの女がすぐに側へ控える。
「風太郎はどこじゃ」
「……タキの所かと」
「今日もか」
老婆は隠しもせず大きな溜息をつく。
「ということは、孫を呼べ、と言ってもおぬしには無理じゃの」
「はあ……申し訳ありませぬ」
「お前が謝ることじゃない。色ボケした孫を持ったワシの教育に問題があったんじゃろ、ふぉっふぉ」
そう声を立てるも老婆の目は笑っている訳ではなかった。
その頃、ひとつの小さな小屋では若い男女が睦みあっていた。
男の浅黒く逞しい手足は頑丈な鎖のように、白い柔肌を捕らえたまま蠢く。その度に控えめにあがる喜声と、ふたりの息づかいが狭い小屋を濃厚な温度で充満させていく。
「タキ……こっち向け」
ざんばらに切られた黒髪を後ろで小さく結ったその男は、腕の中に捕らえたままの女の小さな頭を手のひらで包むように固定する。
肩にかかる長さの艶やかな黒髪を床に広げ、紅く色づいた頬と唇を持つその美しい女は、若干睨むように男を見上げた。
「悪趣味め」
そう毒づくが、男はむしろ喜んでいる。
「知ってる」
そういうやいなや、硬くたぎった自らの欲棒をタキと呼ばれた女の蜜口にあてがい、ジワジワと埋めていく。
その間も視線をタキから外さず、むしろ耐えるように顔を美しく歪ませていく様を逃すまいと見入っている。
「あっ……あああ」
すでに十分に潤い溢れているソコは男の大きなモノを容易に受け入れているが、タキは快楽を逃そうと逞しい男の肩に爪を立てる。
「だめだタキ。ちゃんと味わえ」
ぐちゅぐちゅとわざと音を立てるように小刻みに腰を揺すられて、得も言われぬ快感にうち震える。
「うっ、ふぅっ」
「毎日でも飽きん……なあ、俺の嫁に、はよなれ」
タキの脚を持ち抱え、さらにユルユルと執拗に奥を打ち付ける。
「ばっかっ……誰がっ、ああっ……あんたみたいなっ種馬っ! ううっ、やっ! それやめてっ!」
男はなおも容赦なくタキの知り尽くした膣内を弄ぶように打ち付ける。
「種馬って失礼なっ……くっ……俺はタキ一筋だぞっ」
絞り尽くすような勢いで蠢くタキのナカに、苦しめられるように男も顔を歪ませた。
「だめだ、1回出しとくっ」
タキの脚を抱えたまま倒れこんでさらに深く繋がったまま大きく腰を打ち始める。
「あっ! やだっ! 気持ちいいっ! 風太っ!」
「俺もっ」
お互い抱きついたままドクドクと波打つ繋がりを堪能すると、くたりと力を緩めて唇を重ねる。
存分に舌と唇を絡ませた後に、風太郎は惚けたように吐息をはく。
「タキ、愛してるぞ」
凛々しく猛々しく整った面構えを緩ませて囁く。
「……好きだぞ」
しかしタキのその返してきた言葉にムッとしてみせる。
「でた、それ。愛してるには愛してるで返せ」
「大それてる」
「そんなこと言って。どうせ『夢の中の君』ってやつが頭から離れないんだろ?」
風太郎は、一度では収まらない自身のモノを再びタキのナカでしごき始めた。
くちくちと音を立てるソコは燻りかけていた熱をすぐ燃えあがらせた。
タキはガシッと風太郎の腕を掴んで身体を突っぱねるが、男は容赦なく動かし続ける。
「くっ……別にっ夢のは関係ないっ……はああっ」
風太郎がいざ吐き出すぞ、という時に突然小屋の戸がガラリと開かれた。
「いつまでしとるんじゃ風太郎!」
ふたりは裸で絡み合ったまま硬直して、白髪の老婆を見た。そして風太郎はチッと舌打ちする。
「なんだよ、今いいとこだぞクソババァ」
「クソババァなぞおらぬ、村長と呼べ。いいとこもなにもワシは待ってやったんだぞ外で。2度もするかっ」
「ババアには遥か昔かもしらんが、1度や2度で済むことじゃねーんだよ」
「ババアではない、村長だ。お前が果てるのを待っておったらワシが生きておれんわ。さあ来い、仕事じゃ」
風太郎は目の前の押し倒したままのタキの顔を見やり、そのまま視線を接合部へ向けると、深い溜息をつきながら名残惜しくゆっくりと引き抜く。
「ふぁ」
思わず漏れたタキの吐息を唇で塞ぎ、しっかり食した後にようやく服を拾い集める。
それを横目で見ながら村長は、恥じらってか真っ赤になったままのタキにも声をかける。
「タキ、おぬしにも仕事じゃ。夕刻に来い」
「はい」
タキは素直に頷き、裸のまま風太郎の着付けを手伝う。
(相変わらず惜しい女じゃ……。じゃが、仕方がない)
村長は断ち切るかのように踵を返して、風太郎を連れ帰った。
「なんの仕事?」
道すがら風太郎はウダウダ歩きながら村長の後をついていく。
「薬じゃ。新たに注文が入ったわ」
この里は、いわゆる『なんでも屋』稼業で生計を立てている。
戦に駆り出されることもあれば間者や暗殺、山里で野に詳しい為、薬師となったりと手広い。
とりわけ風太郎は手先が器用で物覚えが良いことから薬を扱うことが多い。
よって基本的にはこの里から出ることはないのだが。
「めんどくさい客での。しばしその屋敷に入れ」
「は?」
「とある頭領の屋敷に入って専属になれと言っとる」
「どんぐらいの期間だよ」
「出来次第じゃろ」
「……」
ピタリと足を止め村長は振り返ると、渋い顔した風太郎を睨む。
「まさか、行かぬと申すか? 孫と言えどこれ以上おぬしを甘やかせんぞ」
「まだなんも言ってねえだろ」
「言っとるわ。なんじゃその鼻の下伸びきった顔は。いい加減タキに執着するのはやめとけ」
「オレはタキを嫁に貰う」
「あほう」
村長は一喝した。
「おぬしに嫁などいらぬわ。どんどん里のおなごを孕ませろ」
「ババアのせいでタキに『種馬』呼ばわりされたんだぞ!」
「種馬?……くくくっ面白い、その通りじゃないか」
「惚れた女に種馬呼ばわりされる気持ちがわかるか?! 全部ババアのせいだ!」
「お前はいつまでもガキじゃのう。この里の繁栄はお前にかかっとると言っておろう。おなご達もおぬしに抱かれとうて待ちくたびれとるわ」
里の生業柄、戦に駆り出されると男手が無くなる為、風太郎は里のおなごに子種を儲けるという役目を担っている。やがて村長となる身であることもだが、美丈夫な容姿は幼き頃から女達を惹き付けてやまない。しかし、数年前にタキを拾ってから、風太郎は里のおなごに見向きもしなくなってしまった。
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