17 / 33
第二章
辿る
しおりを挟む
気付くとあっという間に日々が過ぎていた。
なかなか毒薬の成分を確認する所までいかない。すぐに変な動きをしても潜伏行動は上手くいかないものなので、ある程度仕事や環境、皆の動きを把握出来るまではおとなしくしていようと考えていたが、そもそも直接調べる、手に取るということができない環境であった。なにより風太郎がベッタリとくっついていて下手なことが出来ない。
一番手っ取り早いのは薬に詳しいその風太郎に聞くことなのだが、そういう訳にもいかず時間だけが過ぎていく。
定期的に忠明の使いの者に様子を聞かれるが、同じ答えしか返せてはいなかった。
気付けばタキがこの泰平京に入り込んでから夏、秋、そして冬が来ようとしていた。
そんなとある日、変化は訪れた。
その日は霜月の「中の卯の日」と名前のつく、帝が五穀の収穫を祝う新嘗祭が行われる日。
明日にはこの典薬殿のすぐ東にある豊楽院で、盛大な舞が行われる。その準備で外を行き交う人通りと慌ただしさがこちらまで届いて落ち着かない日であった。
タキは薬園師から言付かって、学生達が学ぶ区域とは別に設けられている、侍医達が実際に医療行為を行う部屋に薬を届けに足を運んでいた。
典薬殿自体が広い建物なので、まだ入ったこともない部屋もあるが、これから持ち入る場所は勝手知ったる場所なのでスタスタと簀子を歩きいつもの廂へ入ろうと御簾が上げられた入り口から入る。
するとその廂を小部屋に分けている分厚い布の壁代から気になる言葉が聞こえて、タキは思わず足を止めた。
この通路は侍医達が大内裏で働く者達を診察治療する医室の裏手となり、タキのような助手働きの者が行き交う場所の為、怪しまれないように、両手に抱えている薬品の入った木箱を置いて、確認しているふりを装いながら耳をそばたてる。
「……なかなか、難しいですな……」
「それを承知でお願いしております。これがお預かりしているものです、どうぞ」
「……こんなに……わかりました」
人の気配が動く。客の男が医室を出ていく絹擦れの音がした。
タキは思わず木箱をそのままにし、入ってきた御簾から出て反対方向へと簀子を走って、典薬殿の表となる北側へ出た。こちら側は利用者が出入りする場所となっており広廂と階がある。
幾人かがそこにいたが、タキはひとりの後ろ姿をじっと捉えていた。
その男は優雅な動作で階を降りて、浅履を履き終えると、長く美しい髪を靡かせながら歩いていった。
その様子を視界から消えるまで追ってから再び先ほどの場所へ戻ると、置きっぱなしだった木箱を抱えて、「頼まれていたもの、お持ちしました。失礼します」と、その壁代の切れ目を潜った。
その侍医は書き物をしている最中だったようで、急に入ってきたタキに驚いて振り返った。
「どうしたのかね滝丸。わたしは今日は頼んでいないが」
年配の男は眉根を寄せてタキを見上げた。
「え? そうでしたっけ?」
木箱を降ろしガサゴソと中を確認して、「あ、間違えました」とすっとぼける。
侍医は嫌味なく「珍しいな、滝丸でもウッカリするのかの?」と笑う。
部屋の人物の念の為の確認をしたかっただけなので、すぐに「失礼しました!」と部屋を出て行こうとすると声がかかった。
「ついでですまんが、新平を呼んでくれんか」
「新平、ですか? 薬園師様ではなくて?」
「ああ……ちょっと用事があってな」
「わかりました」
タキは不安を与えないようにすぐに部屋を出た。
侍医が呼ぶように言った新平とは、薬園生のひとりだ。
普通、侍医が薬を頼む場合は、薬の処方を管轄としている医博士に頼み、医博士から風太郎が在籍する薬生に仕事として振り分けられ、薬生が医博士に材料確認してもらい薬園師に注文してという流れになっている。
ところが、そのすべてを飛ばして薬草を栽培する薬生を呼べという。
そして、先ほど耳にした会話。
「できるだけ味がしないものを」というもの。これが耳に入り足を止めたのだが、薬草はどうしても苦味や違和感が舌に残る。
それを無くせというのは子供用に作る場合に注文がある。それは里での風太郎の仕事でもよくあるものだったが、非常に難しいことである。
そしてその時に、もうひとつの仕事でもこの言葉が出るときがあった。それは『毒薬』を作る場合だ。
タキは自分の仕事を急いで終わらせ、新平を呼びにいくが、特にその者に挙動不審な所は見えず、もう一人を確認することにした。
典薬殿を出ると人がワラワラ集まっている豊楽院を通りすぎ、内裏の真南にある陰陽寮までやってきた。
表にいた若い男に言伝てると、しばらくして建物から出てきた者がいた。
長く美しい黒髪をたなびかせ、女のように美しい面立ちの陰陽師、弓削月乎だ。
「これは、あなたには驚かされますね」
月乎はそう言うと楽しそうに微笑む。
「お久しぶりでございます。また会えましたね」
「今のあなたの名は?」
「滝丸と申します」
「ふふ。かわいらしい。わたしの局でも良ければ、どうぞ」
月乎はなんの警戒心も抱くでもなく、あっさりタキを招いた。
陰陽寮の月乎に与えられた部屋はとても殺風景であった。あるのは文台と硯箱、几帳と燈台のみであった。
タキの顔によほど出ていたのか、月乎は座るよう手のひらを向けながらクスリと笑う。
「仕事に使う道具はその都度返すので今はなにもありませんよ。厳しく管理されているのです。雇われ者ですからね」
「そうなんですか」
「さて、ご用件はなんでしょうか? 何か心配事でも占って欲しいとか?」
「いいえ」
「でしょうね」
男は美しい微笑みを浮かべた。赤いふっくらとした唇はまるで女のようだ。
「以前、弓削様の計らいで、頼子様の行いを明らかにすることができました。ありがとうございます」
タキは手をつき深々と頭を下げた。
「頭をあげてください滝丸殿。嫌味にしか聞こえませんよ」
顔を上げて上目遣いに見上げると、月乎は変わらず余裕の笑みを浮かべている。
「弓削様、あのお薬はどこで手に入れたのですか?」
「さて、どう答えましょうか」
途端に困ったように首をかしげるが、腹が立つ前に妙に絵になり見とれてしまう。この人が女であったなら、すべての男を捕えてしまうことができただろう。
「事によっては、あなたのことを報告しなければなりません」
「……君は今、何をしているのかな?」
月乎は大きな瞳をじっと真っ直ぐタキに向けてくる。
「……何を、とは?」
「以前会った時は、確か梨壺の女房でしたね。実際は桐壺だったようですが」
タキは思わず唇を噛む。
これ以上は自分の立場が危うくなりかねない。ここに単独で乗り込んだのは軽率だったか……。
しかし月乎は「ふふっ」と扇子で口元を隠して微笑む。
「わたし自体は何もしておりません。信じてもらえませんか?」
「……それは、難しいです。……私はあなたのことを良く知りませんし、信じろと言われましても……」
「素直ですね。それではこうしましょうか。わたしが本当にあなたに話さなければならない事を明かしましょう」
「え? それはどういう……」
月乎は一瞬辺りを窺うそぶりを見せたのち、スススとタキとの距離を詰め、広げた扇子を口元に添えた。
「あなたは、滝丸でもない、女房でもない。ある者に嵌められてその身を落とされているのです」
「……え」
タキはすぐ横にある美しい顔を、食い入るように見つめ返した。
「わたしは、もっと昔にあなたに会っているのですよ」
なかなか毒薬の成分を確認する所までいかない。すぐに変な動きをしても潜伏行動は上手くいかないものなので、ある程度仕事や環境、皆の動きを把握出来るまではおとなしくしていようと考えていたが、そもそも直接調べる、手に取るということができない環境であった。なにより風太郎がベッタリとくっついていて下手なことが出来ない。
一番手っ取り早いのは薬に詳しいその風太郎に聞くことなのだが、そういう訳にもいかず時間だけが過ぎていく。
定期的に忠明の使いの者に様子を聞かれるが、同じ答えしか返せてはいなかった。
気付けばタキがこの泰平京に入り込んでから夏、秋、そして冬が来ようとしていた。
そんなとある日、変化は訪れた。
その日は霜月の「中の卯の日」と名前のつく、帝が五穀の収穫を祝う新嘗祭が行われる日。
明日にはこの典薬殿のすぐ東にある豊楽院で、盛大な舞が行われる。その準備で外を行き交う人通りと慌ただしさがこちらまで届いて落ち着かない日であった。
タキは薬園師から言付かって、学生達が学ぶ区域とは別に設けられている、侍医達が実際に医療行為を行う部屋に薬を届けに足を運んでいた。
典薬殿自体が広い建物なので、まだ入ったこともない部屋もあるが、これから持ち入る場所は勝手知ったる場所なのでスタスタと簀子を歩きいつもの廂へ入ろうと御簾が上げられた入り口から入る。
するとその廂を小部屋に分けている分厚い布の壁代から気になる言葉が聞こえて、タキは思わず足を止めた。
この通路は侍医達が大内裏で働く者達を診察治療する医室の裏手となり、タキのような助手働きの者が行き交う場所の為、怪しまれないように、両手に抱えている薬品の入った木箱を置いて、確認しているふりを装いながら耳をそばたてる。
「……なかなか、難しいですな……」
「それを承知でお願いしております。これがお預かりしているものです、どうぞ」
「……こんなに……わかりました」
人の気配が動く。客の男が医室を出ていく絹擦れの音がした。
タキは思わず木箱をそのままにし、入ってきた御簾から出て反対方向へと簀子を走って、典薬殿の表となる北側へ出た。こちら側は利用者が出入りする場所となっており広廂と階がある。
幾人かがそこにいたが、タキはひとりの後ろ姿をじっと捉えていた。
その男は優雅な動作で階を降りて、浅履を履き終えると、長く美しい髪を靡かせながら歩いていった。
その様子を視界から消えるまで追ってから再び先ほどの場所へ戻ると、置きっぱなしだった木箱を抱えて、「頼まれていたもの、お持ちしました。失礼します」と、その壁代の切れ目を潜った。
その侍医は書き物をしている最中だったようで、急に入ってきたタキに驚いて振り返った。
「どうしたのかね滝丸。わたしは今日は頼んでいないが」
年配の男は眉根を寄せてタキを見上げた。
「え? そうでしたっけ?」
木箱を降ろしガサゴソと中を確認して、「あ、間違えました」とすっとぼける。
侍医は嫌味なく「珍しいな、滝丸でもウッカリするのかの?」と笑う。
部屋の人物の念の為の確認をしたかっただけなので、すぐに「失礼しました!」と部屋を出て行こうとすると声がかかった。
「ついでですまんが、新平を呼んでくれんか」
「新平、ですか? 薬園師様ではなくて?」
「ああ……ちょっと用事があってな」
「わかりました」
タキは不安を与えないようにすぐに部屋を出た。
侍医が呼ぶように言った新平とは、薬園生のひとりだ。
普通、侍医が薬を頼む場合は、薬の処方を管轄としている医博士に頼み、医博士から風太郎が在籍する薬生に仕事として振り分けられ、薬生が医博士に材料確認してもらい薬園師に注文してという流れになっている。
ところが、そのすべてを飛ばして薬草を栽培する薬生を呼べという。
そして、先ほど耳にした会話。
「できるだけ味がしないものを」というもの。これが耳に入り足を止めたのだが、薬草はどうしても苦味や違和感が舌に残る。
それを無くせというのは子供用に作る場合に注文がある。それは里での風太郎の仕事でもよくあるものだったが、非常に難しいことである。
そしてその時に、もうひとつの仕事でもこの言葉が出るときがあった。それは『毒薬』を作る場合だ。
タキは自分の仕事を急いで終わらせ、新平を呼びにいくが、特にその者に挙動不審な所は見えず、もう一人を確認することにした。
典薬殿を出ると人がワラワラ集まっている豊楽院を通りすぎ、内裏の真南にある陰陽寮までやってきた。
表にいた若い男に言伝てると、しばらくして建物から出てきた者がいた。
長く美しい黒髪をたなびかせ、女のように美しい面立ちの陰陽師、弓削月乎だ。
「これは、あなたには驚かされますね」
月乎はそう言うと楽しそうに微笑む。
「お久しぶりでございます。また会えましたね」
「今のあなたの名は?」
「滝丸と申します」
「ふふ。かわいらしい。わたしの局でも良ければ、どうぞ」
月乎はなんの警戒心も抱くでもなく、あっさりタキを招いた。
陰陽寮の月乎に与えられた部屋はとても殺風景であった。あるのは文台と硯箱、几帳と燈台のみであった。
タキの顔によほど出ていたのか、月乎は座るよう手のひらを向けながらクスリと笑う。
「仕事に使う道具はその都度返すので今はなにもありませんよ。厳しく管理されているのです。雇われ者ですからね」
「そうなんですか」
「さて、ご用件はなんでしょうか? 何か心配事でも占って欲しいとか?」
「いいえ」
「でしょうね」
男は美しい微笑みを浮かべた。赤いふっくらとした唇はまるで女のようだ。
「以前、弓削様の計らいで、頼子様の行いを明らかにすることができました。ありがとうございます」
タキは手をつき深々と頭を下げた。
「頭をあげてください滝丸殿。嫌味にしか聞こえませんよ」
顔を上げて上目遣いに見上げると、月乎は変わらず余裕の笑みを浮かべている。
「弓削様、あのお薬はどこで手に入れたのですか?」
「さて、どう答えましょうか」
途端に困ったように首をかしげるが、腹が立つ前に妙に絵になり見とれてしまう。この人が女であったなら、すべての男を捕えてしまうことができただろう。
「事によっては、あなたのことを報告しなければなりません」
「……君は今、何をしているのかな?」
月乎は大きな瞳をじっと真っ直ぐタキに向けてくる。
「……何を、とは?」
「以前会った時は、確か梨壺の女房でしたね。実際は桐壺だったようですが」
タキは思わず唇を噛む。
これ以上は自分の立場が危うくなりかねない。ここに単独で乗り込んだのは軽率だったか……。
しかし月乎は「ふふっ」と扇子で口元を隠して微笑む。
「わたし自体は何もしておりません。信じてもらえませんか?」
「……それは、難しいです。……私はあなたのことを良く知りませんし、信じろと言われましても……」
「素直ですね。それではこうしましょうか。わたしが本当にあなたに話さなければならない事を明かしましょう」
「え? それはどういう……」
月乎は一瞬辺りを窺うそぶりを見せたのち、スススとタキとの距離を詰め、広げた扇子を口元に添えた。
「あなたは、滝丸でもない、女房でもない。ある者に嵌められてその身を落とされているのです」
「……え」
タキはすぐ横にある美しい顔を、食い入るように見つめ返した。
「わたしは、もっと昔にあなたに会っているのですよ」
0
あなたにおすすめの小説
肉食御曹司の独占愛で極甘懐妊しそうです
沖田弥子
恋愛
過去のトラウマから恋愛と結婚を避けて生きている、二十六歳のさやか。そんなある日、飲み会の帰り際、イケメン上司で会社の御曹司でもある久我凌河に二人きりの二次会に誘われる。ホテルの最上階にある豪華なバーで呑むことになったさやか。お酒の勢いもあって、さやかが強く抱いている『とある願望』を彼に話したところ、なんと彼と一夜を過ごすことになり、しかも恋人になってしまった!? 彼は自分を女除けとして使っているだけだ、と考えるさやかだったが、少しずつ彼に恋心を覚えるようになっていき……。肉食でイケメンな彼にとろとろに蕩かされる、極甘濃密ラブ・ロマンス!
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
襲われていた美男子を助けたら溺愛されました
茜菫
恋愛
伯爵令嬢でありながら公爵家に仕える女騎士イライザの元に縁談が舞い込んだ。
相手は五十歳を越え、すでに二度の結婚歴があるラーゼル侯爵。
イライザの実家であるラチェット伯爵家はラーゼル侯爵に多額の借金があり、縁談を突っぱねることができなかった。
なんとか破談にしようと苦慮したイライザは結婚において重要視される純潔を捨てようと考えた。
相手をどうしようかと悩んでいたイライザは町中で言い争う男女に出くわす。
イライザが女性につきまとわれて危機に陥っていた男ミケルを助けると、どうやら彼に気に入られたようで……
「僕……リズのこと、好きになっちゃったんだ」
「……は?」
ムーンライトノベルズにも投稿しています。
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
義兄様と庭の秘密
結城鹿島
恋愛
もうすぐ親の決めた相手と結婚しなければならない千代子。けれど、心を占めるのは美しい義理の兄のこと。ある日、「いっそ、どこかへ逃げてしまいたい……」と零した千代子に対し、返ってきた言葉は「……そうしたいなら、そうする?」だった。
わたしのヤンデレ吸引力が強すぎる件
こいなだ陽日
恋愛
病んだ男を引き寄せる凶相を持って生まれてしまったメーシャ。ある日、暴漢に襲われた彼女はアルと名乗る祭司の青年に助けられる。この事件と彼の言葉をきっかけにメーシャは祭司を目指した。そうして二年後、試験に合格した彼女は実家を離れ研修生活をはじめる。しかし、そこでも彼女はやはり病んだ麗しい青年たちに淫らに愛され、二人の恋人を持つことに……。しかも、そんな中でかつての恩人アルとも予想だにせぬ再会を果たして――!?
兄様達の愛が止まりません!
桜
恋愛
五歳の時、私と兄は父の兄である叔父に助けられた。
そう、私達の両親がニ歳の時事故で亡くなった途端、親類に屋敷を乗っ取られて、離れに閉じ込められた。
屋敷に勤めてくれていた者達はほぼ全員解雇され、一部残された者が密かに私達を庇ってくれていたのだ。
やがて、領内や屋敷周辺に魔物や魔獣被害が出だし、私と兄、そして唯一の保護をしてくれた侍女のみとなり、死の危険性があると心配した者が叔父に助けを求めてくれた。
無事に保護された私達は、叔父が全力で守るからと連れ出し、養子にしてくれたのだ。
叔父の家には二人の兄がいた。
そこで、私は思い出したんだ。双子の兄が時折話していた不思議な話と、何故か自分に映像に流れて来た不思議な世界を、そして、私は…
私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる