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第二章
新たな自分
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忠明の舎人に「報告あり」の合図を送ってからすぐに、内裏に入る為の嘘の用事を申しつかった。
久しぶりの宣耀殿、久しぶりの忠明との対面だった。
「息災のようですね」
相変わらず涼しげな見目麗しさと耳心地の良い低い声でそう言葉をかけてきたが、どことなく疲れを滲ませているようにも見えた。
「なかなか良いご報告が出来ず、申し訳ありませんでした」
タキはそう畳に手をつき頭を下げる。
「いいや、こちらこそあなたの手助けが何も出来ず……」
スルリと忠明の長い指先が頬から顎を撫で、そのまま掬い上げるように顔を自分に向けさせる。
「……歯痒い思いでしたよ」
一段低くなったその言葉は少し掠たように耳に届く。しかし瞳には色を消したように何も映してはいなかった。
「……あの、忠明様は、お疲れではないですか? 少し、痩せられたような」
「思ったよりも忙しくしてしまったのでね。……もっと時間をかけて取り掛かるべきだったのでしょうが……」
「?」
タキに応えたというよりは、自分に言い聞かせたように思えた。いつもの忠明とは違う、少し所在なげなフワフワと気持ちが散乱しているようにも思える。
タキのキョトンとした表情に気付いたのか、ふふっと忠明は扇子で口元を隠して微笑んだ。
「すみません。後でお話します。それで薬の件、何かわかりましたか?」
「はい」
タキはスッと背筋を伸ばして座り直した。そこでやっと忠明の指先も離れる。
「薬の成分については、そこにまでたどり着ける環境ではなくて何もわかっていません。しかし、少し怪しく感じたことがありまして」
典薬殿で見聞きしたことを話すと、忠明はいつもの引き締まった表情で思考を巡らせ始めた。
「……わかりました。その侍医と、薬園生の洗い出しをしてみましょう。それでその注文をしに来ていたというのはどのような者でしたか?」
「はい……それが……ええっと……」
ところが急に、口が渇き始めた。陰陽師の名前を出そうとすると、ヒュウヒュウと喉が鳴り息苦しさを感じて咳き込む。
「滝丸! 大丈夫ですかっ?!」
忠明はすぐにタキの身体を覆うように抱き締め背中を擦る。
「ごほっ! かはっ!……だ、だいっ……大丈夫ですっ」
すぐにピンときた。
これは呪による封じなのだろう。あの時、陰陽師は名前を出させぬように術を施したのだ。
現に、あの男のことを話そうとしなければ呼吸は元に戻るのだ。
身体が落ち着き今度は硯箱を探そうと頭を巡らせるが、また口内に渇きがジワジワと迫る気配を感じた。
(恐ろしい! なにこの呪い! 書くことも無理なの?!)
どうやら接吻で口の自由を奪ったのではなく、術を吹き込まれて体内に巡らされたようだった。
「滝丸、もういい、無理はするな」
忠明はぎゅうっと、柔らかく包むように抱きしめて頭と背中を撫で続ける。
「あなたに術を施した者がいるのですね……その線でもこちらで動きましょう。だから、あなたはもう何もしなくていいのですよ」
温かく逞しい腕に抱かれながら、それでもタキは悔しさで険しい顔を隠せないでいた。
多分あの弓削月乎は、そこすらも辿り着かせないように注意を払っているような気がするのだ。術が使える者などそういない。いたとしたら多数の中に紛れ込むことなど不可能である。この内裏いや、大内裏では術を操れることを隠しているのではないだろうか。
忠明は自分の胸にタキをもたれ掛からせるようにして休ませ、呼吸が落ち着くと、水差しを取りゆっくり飲ませる。そしてまた腕の中に囲って休ませる。
タキはすでに元に戻っていて、むしろその状態が居たたまれなくなる。
「あ、あの……ありがとう、ございます」
すぐそばにある絵巻物の世界のような美貌を見上げると、その顔はふわりと微笑む。
「その表情は反則ですね」
「え?」
「瞳を潤ませ頬を染めて、そんな表情で見つめあげられたら、不謹慎とはいえ欲しくなってしまいます」
「な? なにをっ! こ、これはさっきまで苦しくてっだとっ……たぶん……」
「ええ、わたしもそう思います。残念ですが」
ジッと見下ろされ視線も外せず見つめ返す。
なぜか今までとやはり違う気がするのだ。元気がない? 覇気がない? いや……あんなに過剰だと思えるくらいの自信に満ち溢れた、ちょっと高見の見物的な傲慢さがなくなっているように思える。
だからだろうか。
「わたしに、口付けをしてくれませんか?」
と囁かれ、抵抗もなく自分からその美しい唇に触れていた。
一度離して見つめあうと、瞳を細めて愛しげに頭を撫でられ、タキはもう一度口付けをする。
両腕を忠明の首に巻き付け、唇を深く溶かし込むように強く合わせる。
そこでようやく熱い舌が侵入してきて、かき抱くように身体を腕で縫い付けられる。
長いこと、お互いの唾液を交換しあい、舌のざらつきを擦りあい、吸い付いて、唇がヒリヒリとなるまで濃厚に絡める。
きっとお互い同じ表情であろう、うっとりと惚けた顔を見つめあいながら、忠明はポツリと、呟いた。
「あなたは、わたしの、最初で最後の姫なのですよ」
最初、ぼんやりしていた為か、何を言っているのかわからなかった。少しして、ああこれはひょっとして愛の告白なのか、と思ったのだが……。
忠明は捕らえるかのように眼差しを強めた。
「仁子姫……思い出せませんか?」
「……え……」
忠明はゆっくりと密着していた身体を離す。
「あなたは、左大臣源兼仁の一の姫、源仁子姫なのです」
「……左大臣……?……仁子?」
「はい。七年前、盗賊か何者かの類いにより、姫が乗っていた牛車は襲われ、ずっと行方不明となっていました。犯人の声明もなく生死の確認も出来ず、仁子姫は亡くなったということになりました……」
忠明は眉根を寄せ続けた。
「そのことが原因で兼仁殿も奥方も病に臥せられ、奥方は亡くなってしまわれました」
タキは頭がいっぱいで、ただただ情報として受け取ることしかできなかった。
それを労るように忠明の大きくて温かい手のひらが止まることなく頭を撫でる。
「兼仁殿もずっと床に臥せたまま、左大臣としての業務も出来ず、邸から出ることもなくなりましたが、わたしは確信を持って、あなたのことをご報告させて頂きました。あなたに会いたいと、おっしゃられていますよ」
「……あの、でも……あの本当に、私が?」
自分の名前を告げられてもピンと来なかったのだ。
あの陰陽師が言うように、記憶に蓋がされているからなのか。タキとして生きてきた証しか自分には残ってないからだろうか。
しかし、辻褄は合ってくるのだ。
「ええ、本当です。なぜなら、その紐の一部は、わたしがあなたに差し上げたものだからです」
そう言うとタキの左手首を持ち上げてみせた。
薄茶けて汚れた紐。いつからかずっと身につけていたものだ。たぶん記憶を消される前から。
「あなたは当時、東宮妃として最有力候補とされていましたが、それとは別にこっそりとわたしは、あなたに求婚していたのです」
じっとその紐を見つめる。
「小さい頃、あなたとわたしは筒井筒の仲でしてね、よく遊んでたのですが、わたしがうっかり木から落ちた時、あなたは自分の美しい衣を破り血を拭ってくれたのです。……わたしは嬉しくて、自分の衣も破ってその2つの布切れを結って、あなたのこの手に結んだのです。……わたしの妻となってください、と」
タキはみるみる瞳を見開いた。
何度も夢の中で繰り返された光景だ。
きらびやかな衣を纏ったふたりの童が向かい合っていた。少しだけ背の高い童が女童の腕に紐を結んでいた。あの光景。
忠明はふふっと笑った。
「子供でしたから、その行為がなんの証にもならないことなど知らず……そしてあなたはいなくなった……」
力なく瞳を細める男に、タキはなんと答えればよいのかわからずただ見つめ返すのが精一杯だった。
「仁子姫……あなたが生きていてくれた、それだけでもわたしは幸せ者だ。……それなのに、まだ欲張ろうとするわたしは、なんと強欲なことか……」
「忠明様……?」
強く揺らめく瞳に戸惑っていると、忠明は瞳を閉じ深く息を吐いた。
「このままあなたを閉じ込めてしまいたい、ところですが……ここで急にあなたが典薬殿からいなくなって怪しまれてもよくない。なるべく早く部署変えという名目で殿上童としての身を解消いたします。そしてそれからは仁子姫に戻ってもらい、まずは少しでも早く兼仁殿にお会いになってあげて欲しい。……今後のことはそれからですね……」
「今後のこと?」
瞬きして見つめると、出会った頃のように唇が美しい弧を描く。とっておきの妖艶な笑みを向け、唇を奪った。
久しぶりの宣耀殿、久しぶりの忠明との対面だった。
「息災のようですね」
相変わらず涼しげな見目麗しさと耳心地の良い低い声でそう言葉をかけてきたが、どことなく疲れを滲ませているようにも見えた。
「なかなか良いご報告が出来ず、申し訳ありませんでした」
タキはそう畳に手をつき頭を下げる。
「いいや、こちらこそあなたの手助けが何も出来ず……」
スルリと忠明の長い指先が頬から顎を撫で、そのまま掬い上げるように顔を自分に向けさせる。
「……歯痒い思いでしたよ」
一段低くなったその言葉は少し掠たように耳に届く。しかし瞳には色を消したように何も映してはいなかった。
「……あの、忠明様は、お疲れではないですか? 少し、痩せられたような」
「思ったよりも忙しくしてしまったのでね。……もっと時間をかけて取り掛かるべきだったのでしょうが……」
「?」
タキに応えたというよりは、自分に言い聞かせたように思えた。いつもの忠明とは違う、少し所在なげなフワフワと気持ちが散乱しているようにも思える。
タキのキョトンとした表情に気付いたのか、ふふっと忠明は扇子で口元を隠して微笑んだ。
「すみません。後でお話します。それで薬の件、何かわかりましたか?」
「はい」
タキはスッと背筋を伸ばして座り直した。そこでやっと忠明の指先も離れる。
「薬の成分については、そこにまでたどり着ける環境ではなくて何もわかっていません。しかし、少し怪しく感じたことがありまして」
典薬殿で見聞きしたことを話すと、忠明はいつもの引き締まった表情で思考を巡らせ始めた。
「……わかりました。その侍医と、薬園生の洗い出しをしてみましょう。それでその注文をしに来ていたというのはどのような者でしたか?」
「はい……それが……ええっと……」
ところが急に、口が渇き始めた。陰陽師の名前を出そうとすると、ヒュウヒュウと喉が鳴り息苦しさを感じて咳き込む。
「滝丸! 大丈夫ですかっ?!」
忠明はすぐにタキの身体を覆うように抱き締め背中を擦る。
「ごほっ! かはっ!……だ、だいっ……大丈夫ですっ」
すぐにピンときた。
これは呪による封じなのだろう。あの時、陰陽師は名前を出させぬように術を施したのだ。
現に、あの男のことを話そうとしなければ呼吸は元に戻るのだ。
身体が落ち着き今度は硯箱を探そうと頭を巡らせるが、また口内に渇きがジワジワと迫る気配を感じた。
(恐ろしい! なにこの呪い! 書くことも無理なの?!)
どうやら接吻で口の自由を奪ったのではなく、術を吹き込まれて体内に巡らされたようだった。
「滝丸、もういい、無理はするな」
忠明はぎゅうっと、柔らかく包むように抱きしめて頭と背中を撫で続ける。
「あなたに術を施した者がいるのですね……その線でもこちらで動きましょう。だから、あなたはもう何もしなくていいのですよ」
温かく逞しい腕に抱かれながら、それでもタキは悔しさで険しい顔を隠せないでいた。
多分あの弓削月乎は、そこすらも辿り着かせないように注意を払っているような気がするのだ。術が使える者などそういない。いたとしたら多数の中に紛れ込むことなど不可能である。この内裏いや、大内裏では術を操れることを隠しているのではないだろうか。
忠明は自分の胸にタキをもたれ掛からせるようにして休ませ、呼吸が落ち着くと、水差しを取りゆっくり飲ませる。そしてまた腕の中に囲って休ませる。
タキはすでに元に戻っていて、むしろその状態が居たたまれなくなる。
「あ、あの……ありがとう、ございます」
すぐそばにある絵巻物の世界のような美貌を見上げると、その顔はふわりと微笑む。
「その表情は反則ですね」
「え?」
「瞳を潤ませ頬を染めて、そんな表情で見つめあげられたら、不謹慎とはいえ欲しくなってしまいます」
「な? なにをっ! こ、これはさっきまで苦しくてっだとっ……たぶん……」
「ええ、わたしもそう思います。残念ですが」
ジッと見下ろされ視線も外せず見つめ返す。
なぜか今までとやはり違う気がするのだ。元気がない? 覇気がない? いや……あんなに過剰だと思えるくらいの自信に満ち溢れた、ちょっと高見の見物的な傲慢さがなくなっているように思える。
だからだろうか。
「わたしに、口付けをしてくれませんか?」
と囁かれ、抵抗もなく自分からその美しい唇に触れていた。
一度離して見つめあうと、瞳を細めて愛しげに頭を撫でられ、タキはもう一度口付けをする。
両腕を忠明の首に巻き付け、唇を深く溶かし込むように強く合わせる。
そこでようやく熱い舌が侵入してきて、かき抱くように身体を腕で縫い付けられる。
長いこと、お互いの唾液を交換しあい、舌のざらつきを擦りあい、吸い付いて、唇がヒリヒリとなるまで濃厚に絡める。
きっとお互い同じ表情であろう、うっとりと惚けた顔を見つめあいながら、忠明はポツリと、呟いた。
「あなたは、わたしの、最初で最後の姫なのですよ」
最初、ぼんやりしていた為か、何を言っているのかわからなかった。少しして、ああこれはひょっとして愛の告白なのか、と思ったのだが……。
忠明は捕らえるかのように眼差しを強めた。
「仁子姫……思い出せませんか?」
「……え……」
忠明はゆっくりと密着していた身体を離す。
「あなたは、左大臣源兼仁の一の姫、源仁子姫なのです」
「……左大臣……?……仁子?」
「はい。七年前、盗賊か何者かの類いにより、姫が乗っていた牛車は襲われ、ずっと行方不明となっていました。犯人の声明もなく生死の確認も出来ず、仁子姫は亡くなったということになりました……」
忠明は眉根を寄せ続けた。
「そのことが原因で兼仁殿も奥方も病に臥せられ、奥方は亡くなってしまわれました」
タキは頭がいっぱいで、ただただ情報として受け取ることしかできなかった。
それを労るように忠明の大きくて温かい手のひらが止まることなく頭を撫でる。
「兼仁殿もずっと床に臥せたまま、左大臣としての業務も出来ず、邸から出ることもなくなりましたが、わたしは確信を持って、あなたのことをご報告させて頂きました。あなたに会いたいと、おっしゃられていますよ」
「……あの、でも……あの本当に、私が?」
自分の名前を告げられてもピンと来なかったのだ。
あの陰陽師が言うように、記憶に蓋がされているからなのか。タキとして生きてきた証しか自分には残ってないからだろうか。
しかし、辻褄は合ってくるのだ。
「ええ、本当です。なぜなら、その紐の一部は、わたしがあなたに差し上げたものだからです」
そう言うとタキの左手首を持ち上げてみせた。
薄茶けて汚れた紐。いつからかずっと身につけていたものだ。たぶん記憶を消される前から。
「あなたは当時、東宮妃として最有力候補とされていましたが、それとは別にこっそりとわたしは、あなたに求婚していたのです」
じっとその紐を見つめる。
「小さい頃、あなたとわたしは筒井筒の仲でしてね、よく遊んでたのですが、わたしがうっかり木から落ちた時、あなたは自分の美しい衣を破り血を拭ってくれたのです。……わたしは嬉しくて、自分の衣も破ってその2つの布切れを結って、あなたのこの手に結んだのです。……わたしの妻となってください、と」
タキはみるみる瞳を見開いた。
何度も夢の中で繰り返された光景だ。
きらびやかな衣を纏ったふたりの童が向かい合っていた。少しだけ背の高い童が女童の腕に紐を結んでいた。あの光景。
忠明はふふっと笑った。
「子供でしたから、その行為がなんの証にもならないことなど知らず……そしてあなたはいなくなった……」
力なく瞳を細める男に、タキはなんと答えればよいのかわからずただ見つめ返すのが精一杯だった。
「仁子姫……あなたが生きていてくれた、それだけでもわたしは幸せ者だ。……それなのに、まだ欲張ろうとするわたしは、なんと強欲なことか……」
「忠明様……?」
強く揺らめく瞳に戸惑っていると、忠明は瞳を閉じ深く息を吐いた。
「このままあなたを閉じ込めてしまいたい、ところですが……ここで急にあなたが典薬殿からいなくなって怪しまれてもよくない。なるべく早く部署変えという名目で殿上童としての身を解消いたします。そしてそれからは仁子姫に戻ってもらい、まずは少しでも早く兼仁殿にお会いになってあげて欲しい。……今後のことはそれからですね……」
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