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壱
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「環愛ちゃん。僕と、結婚してくださいっ」
若干16歳にして、セーラー服がようやく体に馴染み出した高校一年の初夏に差し掛かる頃。私はプロポーズされた、超絶イケメン男に。
だけどあの時の私は、驚愕と共に「むりっ!」と叫ぶのが精一杯のまま、逃げたのだ。
彼の名前はイツキさん。年齢不詳だが、私が小学生の頃から大変お世話になっている神社の宮司さんだ。
この小さな集落は山に囲まれた、のどかにも程がある田舎で、過疎化も進み若い世帯も少ない。学校から家まで、何もない田んぼ道や山道を通るのも当たり前。自販機なんて本気になれば数かぞえ回れるほどの俗世に隔離されたかのような世界。私の通学路も当たり前のように何もないのだが、そこにポツンとあったのが、イツキさんのいる神社だった。
だから自然な流れで寄り道するようになり、宿題を教わったり習字を習ったり。仕事から親が帰ってくるまでの時間をほとんどそこで過ごしていた。
そして最大の理由もある。
物心ついた頃から見える、見えざるもの。私はそれによく憑かれやすく、体の調子を崩されることが多かった。
そしてイツキさんは、そんな憑き物をいつもチョチョイと祓ってくれる人でもあった。
『ああ、今日はたくさんくっついてるね、体が重かっただろう?』
そう言って、ランドセルを降ろした私の肩の辺りを、本当に手でチョチョイと払うようにするだけで、物の怪達は散り散りに霧散するのだ。
おっとりとした性格で、いつもニコニコ優しくて、私は大好きだった。
段々年を重ねるにつれて気付いていく、イツキさんの見目の良さ。
いつも風に靡くサラサラの黒髪に、キリッとした目元と大きく黒々とした瞳。背も高く、白衣の袖から覗く逞しい腕の筋と程よく焼けた肌。
当たり前のように、“大好き”から“恋”に変化していた。
中学校に上がる頃には、独り身のイツキさんにと、せっせと弁当を作って持っていってから学校にむかい、その帰り道にも立ち寄って簡単に夕食を作るという、甲斐甲斐しいまでに尽くしていた。
それはもちろん今だに続いている。
あの、衝撃のプロポーズから2年経った今でもだ。
小さなちゃぶ台の向かいに座り、私の作った味噌汁を美味しそうに啜るイツキさんの、少し俯いた顔にかかる黒髪と、伏せられた長い睫毛、シュッと通った鼻筋に、こっそりホウッと桃色な吐息を吐きながら、それでもウットリ見とれるのを止められない。
完全に好きなのだ。本当にタイプで、仕方がないのだ。
じゃあなぜ断ったのか。
一世一代のプロポーズを、コスプレでやりよったからだっ。
今でも鮮明に思い出せる、一本角に虎柄パンツ一丁。そう、鬼のコスプレで真顔でプロポーズされたのだっ。言えます? 「はいっ」なんて、言えますっ?!
「環愛ちゃん、今日も美味しかったよ、ご馳走さま」
イツキさんは両手を合わせてペコリと頭を下げる。そして上げたその満面の笑顔が相変わらず眩しくて、クラッときてしまった。その拍子に畳についたと思われた右手がお盆の縁を捉えてガコンッと腕を強打してきた。
「った!」
「大丈夫っ?」
「うんっ」
腕を擦りながら、考えるのはいつも同じ。
もう、イツキさんが私にプロポーズしてくれる事はないのだろうか。出来ればふざけず本気でしてほしかった。いや、もし奇跡の二度目があったとして、またコスプレで挑まれたら逆に私はどうするんだろう。……にしてもなぜ、鬼のコスプレ……。
はっきり言って、焦っている。
まだ18歳。そうのんびり考えすぎていた。一度はプロポーズを受けたし、両思いな事は事実だと、思い込もうとしていた。
だけど、その余裕をかまして2年。なんの進展もなく、さらには強敵が現れた。
この春、高校に赴任してきた先生が、恐ろしく美しい女性だった。土地だけは無駄に広いこの小さな村中に激震が起こるほどだ。真っ黒に艶やかなロングヘアー、常にグロスの効いた赤い唇、服の意味がないほどセクシーなプロポーション。生徒だけでなく、歳いった先生達、村人、みーんな目をハートにしている。
そして、お節介な人は現れるもんで、「この村自慢の、美男美女をくっつけてやらんか」と、お祭り騒ぎになっているのだ。
そう、イツキさんの美男っぷりは、私だけの世界にはとどまってはくれなかったのだ。
セーラー服の上からエプロンをつけて食器を洗っていると、イツキさんは真横で受け取った皿を布巾で拭く。その当たり前のようでいて奇跡の瞬間を噛み締めていたところ、イツキさんの様子がどうもおかしい。
目を何度も擦っては私の右腕をジッと食い入るように見ている。
「え、なに?」
「うーん……、なんか憑いてる」
「いつの間に……」
蛇口を閉めて手を拭き、一時中断することにした。
なんか憑いてたからさっきお盆で強打したのか。
私もイツキさんも慣れたもので、お互い無言で私が腕を差し出しイツキさんがその腕を撫でる。何度か繰り返してからイツキさんが「もう大丈夫」と微笑む。
だけど、その微笑みは最近違うものを含んできていた。
「環愛ちゃん、どうやら僕の力が大分弱くなったみたいだ」
「……え」
いつも眩しい笑顔を見せる、イツキさんらしくない陰りが最近入ってきていたのは、そのせいだったのか。
「実はね、どんどん見えなくなってきていてね。しかも祓う力も、前のようにいかなくなったみたいで」
確かに、昔はパッと私を見てはすぐに手でパパッと祓っていたのに、最近は私より見え辛い時も多々あり、祓うのも何度も繰り返しているイメージだった。
「そうなんだ……それは、なんか原因があるのかな? 私はむしろ見えなくなりたい」
「う、ん……」
イツキさんはキリッとした眉を下げて困った表情になった。
「これは、多分僕だけにしか効果ない方法だから……。僕は失いたくはなかったんだけどね」
「祓えなくなるから?」
「環愛ちゃんを守るのが僕の使命だから」
真顔で見下ろされた、その真剣な瞳がキラキラと艶めいて、美しかった。
ああ、なんて綺麗な人なんだろう。どうしてそこまで想ってくれるんだろう。私はとても、幸せだ。
イツキさんの大きな手のひらが右腕を撫で、そのまま伝って手を繋いできた。
「おまじない程度の力しかないかもだけど、ひとつ、してもいいかな?」
「うん」
促くと、イツキさんは僅かに微笑み、右手で私の前髪を払う。
そしてゆっくりと顔を近づけて、おでこにキスを落としてくれた。
一瞬のことで、なんだかもったいなくて、なんでもっともっとスローモーションのように味わえないんだろうって。
そんな気持ちが現れてたのか、見つめ上げたイツキさんは、ポリポリと頭を掻いていた。
「……環愛ちゃん、その顔は、反則だなあ」
「どんな顔してる?」
「僕が言うの? 好きなこと言っちゃうよ?」
「いいよ、言ってみて」
「……もっとしてって……」
言っておきながら不安なのかモゾモゾ落ち着きなくなってしまっている。私よりも年上なのにその自信のなさがたまらなく、いとおしい。
「……イツキさん、正解だよ」
「え?」
背の高いイツキさんの首に手を回して頭を下げさせると、私はイツキさんの唇を奪った。
でもそれは一瞬で、つま先立ちが辛くてすぐに唇は離れてしまったけど。
今度はイツキさんのほうから、しっかりと唇は塞がれ、それは次第に深いものになっていった。
息も苦しいくらい熱くて、濃い吐息をお互いに吐きながら離れた唇、そこからすぐ上へ視線を上げると、欲情に燃えた男の瞳があった。
かち合った途端に身体がブルリと、ゾクゾクと、信号を送る。私も今は、女の顔だ。
イツキさんは軽々と私を抱き上げ、もう一度キスを落とした。
台所の続き間である居間を通り越して、ギシギシと軋む木造の廊下を挟んだ私室の襖を開け、万年床となっている畳の上の布団にそっと降ろされた。
再び深い口付けを与えられながら、エプロンをシュルリと剥ぎ取られ、制服の中に手が忍び込む。与えられる快感に身を委ねて蕩けていく。
一度、被さっていたイツキさんの上体が起こされ、部屋着のシャツを無造作に脱ぎ捨てまた私の上に被さる。
ついに、大好きでいとおしい人と結ばれるんだ。
感無量で、何も怖くなかった。だから押し寄せてくる幸せに溺れそうになって、腕をのばしギュッとイツキさんの頭をかき抱いた。
「……ん?」
抱き締めたイツキさんの頭を、撫でる。
「ん?」
幸せが眩しくて詰むっていた目をあけて確認する。
……角……角が装着されていた……。
「環愛ちゃん……これは、あの、その……」
隠したいのか撫でているのか、自分の頭につけている1本の角を触りながら、むくりと起き上がったイツキさんの、降ろされたズボンのチャックの隙間から覗く虎柄のパンツに視線が止まってしまった。
「……い、い、イツキさんのっ、ばかぁっ!!」
「あっ、待ってっ、環愛ちゃんっ!!」
二度目のほうがひどいっ。
初体験を、鬼のコスプレ男とするところだったっ!!
なんだかわからない感情グチャグチャで、私はまたイツキさんから逃げたのだった。
若干16歳にして、セーラー服がようやく体に馴染み出した高校一年の初夏に差し掛かる頃。私はプロポーズされた、超絶イケメン男に。
だけどあの時の私は、驚愕と共に「むりっ!」と叫ぶのが精一杯のまま、逃げたのだ。
彼の名前はイツキさん。年齢不詳だが、私が小学生の頃から大変お世話になっている神社の宮司さんだ。
この小さな集落は山に囲まれた、のどかにも程がある田舎で、過疎化も進み若い世帯も少ない。学校から家まで、何もない田んぼ道や山道を通るのも当たり前。自販機なんて本気になれば数かぞえ回れるほどの俗世に隔離されたかのような世界。私の通学路も当たり前のように何もないのだが、そこにポツンとあったのが、イツキさんのいる神社だった。
だから自然な流れで寄り道するようになり、宿題を教わったり習字を習ったり。仕事から親が帰ってくるまでの時間をほとんどそこで過ごしていた。
そして最大の理由もある。
物心ついた頃から見える、見えざるもの。私はそれによく憑かれやすく、体の調子を崩されることが多かった。
そしてイツキさんは、そんな憑き物をいつもチョチョイと祓ってくれる人でもあった。
『ああ、今日はたくさんくっついてるね、体が重かっただろう?』
そう言って、ランドセルを降ろした私の肩の辺りを、本当に手でチョチョイと払うようにするだけで、物の怪達は散り散りに霧散するのだ。
おっとりとした性格で、いつもニコニコ優しくて、私は大好きだった。
段々年を重ねるにつれて気付いていく、イツキさんの見目の良さ。
いつも風に靡くサラサラの黒髪に、キリッとした目元と大きく黒々とした瞳。背も高く、白衣の袖から覗く逞しい腕の筋と程よく焼けた肌。
当たり前のように、“大好き”から“恋”に変化していた。
中学校に上がる頃には、独り身のイツキさんにと、せっせと弁当を作って持っていってから学校にむかい、その帰り道にも立ち寄って簡単に夕食を作るという、甲斐甲斐しいまでに尽くしていた。
それはもちろん今だに続いている。
あの、衝撃のプロポーズから2年経った今でもだ。
小さなちゃぶ台の向かいに座り、私の作った味噌汁を美味しそうに啜るイツキさんの、少し俯いた顔にかかる黒髪と、伏せられた長い睫毛、シュッと通った鼻筋に、こっそりホウッと桃色な吐息を吐きながら、それでもウットリ見とれるのを止められない。
完全に好きなのだ。本当にタイプで、仕方がないのだ。
じゃあなぜ断ったのか。
一世一代のプロポーズを、コスプレでやりよったからだっ。
今でも鮮明に思い出せる、一本角に虎柄パンツ一丁。そう、鬼のコスプレで真顔でプロポーズされたのだっ。言えます? 「はいっ」なんて、言えますっ?!
「環愛ちゃん、今日も美味しかったよ、ご馳走さま」
イツキさんは両手を合わせてペコリと頭を下げる。そして上げたその満面の笑顔が相変わらず眩しくて、クラッときてしまった。その拍子に畳についたと思われた右手がお盆の縁を捉えてガコンッと腕を強打してきた。
「った!」
「大丈夫っ?」
「うんっ」
腕を擦りながら、考えるのはいつも同じ。
もう、イツキさんが私にプロポーズしてくれる事はないのだろうか。出来ればふざけず本気でしてほしかった。いや、もし奇跡の二度目があったとして、またコスプレで挑まれたら逆に私はどうするんだろう。……にしてもなぜ、鬼のコスプレ……。
はっきり言って、焦っている。
まだ18歳。そうのんびり考えすぎていた。一度はプロポーズを受けたし、両思いな事は事実だと、思い込もうとしていた。
だけど、その余裕をかまして2年。なんの進展もなく、さらには強敵が現れた。
この春、高校に赴任してきた先生が、恐ろしく美しい女性だった。土地だけは無駄に広いこの小さな村中に激震が起こるほどだ。真っ黒に艶やかなロングヘアー、常にグロスの効いた赤い唇、服の意味がないほどセクシーなプロポーション。生徒だけでなく、歳いった先生達、村人、みーんな目をハートにしている。
そして、お節介な人は現れるもんで、「この村自慢の、美男美女をくっつけてやらんか」と、お祭り騒ぎになっているのだ。
そう、イツキさんの美男っぷりは、私だけの世界にはとどまってはくれなかったのだ。
セーラー服の上からエプロンをつけて食器を洗っていると、イツキさんは真横で受け取った皿を布巾で拭く。その当たり前のようでいて奇跡の瞬間を噛み締めていたところ、イツキさんの様子がどうもおかしい。
目を何度も擦っては私の右腕をジッと食い入るように見ている。
「え、なに?」
「うーん……、なんか憑いてる」
「いつの間に……」
蛇口を閉めて手を拭き、一時中断することにした。
なんか憑いてたからさっきお盆で強打したのか。
私もイツキさんも慣れたもので、お互い無言で私が腕を差し出しイツキさんがその腕を撫でる。何度か繰り返してからイツキさんが「もう大丈夫」と微笑む。
だけど、その微笑みは最近違うものを含んできていた。
「環愛ちゃん、どうやら僕の力が大分弱くなったみたいだ」
「……え」
いつも眩しい笑顔を見せる、イツキさんらしくない陰りが最近入ってきていたのは、そのせいだったのか。
「実はね、どんどん見えなくなってきていてね。しかも祓う力も、前のようにいかなくなったみたいで」
確かに、昔はパッと私を見てはすぐに手でパパッと祓っていたのに、最近は私より見え辛い時も多々あり、祓うのも何度も繰り返しているイメージだった。
「そうなんだ……それは、なんか原因があるのかな? 私はむしろ見えなくなりたい」
「う、ん……」
イツキさんはキリッとした眉を下げて困った表情になった。
「これは、多分僕だけにしか効果ない方法だから……。僕は失いたくはなかったんだけどね」
「祓えなくなるから?」
「環愛ちゃんを守るのが僕の使命だから」
真顔で見下ろされた、その真剣な瞳がキラキラと艶めいて、美しかった。
ああ、なんて綺麗な人なんだろう。どうしてそこまで想ってくれるんだろう。私はとても、幸せだ。
イツキさんの大きな手のひらが右腕を撫で、そのまま伝って手を繋いできた。
「おまじない程度の力しかないかもだけど、ひとつ、してもいいかな?」
「うん」
促くと、イツキさんは僅かに微笑み、右手で私の前髪を払う。
そしてゆっくりと顔を近づけて、おでこにキスを落としてくれた。
一瞬のことで、なんだかもったいなくて、なんでもっともっとスローモーションのように味わえないんだろうって。
そんな気持ちが現れてたのか、見つめ上げたイツキさんは、ポリポリと頭を掻いていた。
「……環愛ちゃん、その顔は、反則だなあ」
「どんな顔してる?」
「僕が言うの? 好きなこと言っちゃうよ?」
「いいよ、言ってみて」
「……もっとしてって……」
言っておきながら不安なのかモゾモゾ落ち着きなくなってしまっている。私よりも年上なのにその自信のなさがたまらなく、いとおしい。
「……イツキさん、正解だよ」
「え?」
背の高いイツキさんの首に手を回して頭を下げさせると、私はイツキさんの唇を奪った。
でもそれは一瞬で、つま先立ちが辛くてすぐに唇は離れてしまったけど。
今度はイツキさんのほうから、しっかりと唇は塞がれ、それは次第に深いものになっていった。
息も苦しいくらい熱くて、濃い吐息をお互いに吐きながら離れた唇、そこからすぐ上へ視線を上げると、欲情に燃えた男の瞳があった。
かち合った途端に身体がブルリと、ゾクゾクと、信号を送る。私も今は、女の顔だ。
イツキさんは軽々と私を抱き上げ、もう一度キスを落とした。
台所の続き間である居間を通り越して、ギシギシと軋む木造の廊下を挟んだ私室の襖を開け、万年床となっている畳の上の布団にそっと降ろされた。
再び深い口付けを与えられながら、エプロンをシュルリと剥ぎ取られ、制服の中に手が忍び込む。与えられる快感に身を委ねて蕩けていく。
一度、被さっていたイツキさんの上体が起こされ、部屋着のシャツを無造作に脱ぎ捨てまた私の上に被さる。
ついに、大好きでいとおしい人と結ばれるんだ。
感無量で、何も怖くなかった。だから押し寄せてくる幸せに溺れそうになって、腕をのばしギュッとイツキさんの頭をかき抱いた。
「……ん?」
抱き締めたイツキさんの頭を、撫でる。
「ん?」
幸せが眩しくて詰むっていた目をあけて確認する。
……角……角が装着されていた……。
「環愛ちゃん……これは、あの、その……」
隠したいのか撫でているのか、自分の頭につけている1本の角を触りながら、むくりと起き上がったイツキさんの、降ろされたズボンのチャックの隙間から覗く虎柄のパンツに視線が止まってしまった。
「……い、い、イツキさんのっ、ばかぁっ!!」
「あっ、待ってっ、環愛ちゃんっ!!」
二度目のほうがひどいっ。
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