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第一章 ハローえちえちワールド~俺の長い一日~
3.からかわれ上手のリアンくん
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「あぁ、先日、息子のリアンが精通しましてね 。祝福を受けに、世界樹の祠へ行くところなんですよ」
「ちょ、父さんっ!」
やっぱり、えちえちワールドだからかなぁ。世界樹の近くにある国の大多数、その国の子どもは精通したら祠へ行くって設定なのだ。祠にいるといわれる精霊に気に入られれば、祝福のほかにも加護がもらえる。
俺がまったく大変な思いをせずに森を突っ切れたのも、現地の人が土を踏みならしてくれていたから、と言うわけだ。草がなくて、すこし歩きやすい。
「へぇ~、リアンおめでとう。俺も世界樹目指していたんですけど、一緒にいきませんか?」
もうすこし、レオガルトさんを目に焼きつけたい。じゃなくて、俺も精霊の祝福がほしいから。
……世界樹のある平原から反対方向の湖まで来たのは、目をつむる。
「ええ、是非ともよろしくお願いします。旅が賑やかになりそうで、私も嬉しいですよ」
『ね、リアン』と、意味ありげにニヤつくレオガルトさん。目が幸せだ、ウサギを今にも襲ってしまいそうな狼ってオーラをしている。
「俺も一人だったので、旅の道連れができて嬉しいです。よろしくお願いします!」
俺が旅に同行することが決まって、それからというものの俺たちは果物を木から採ったり水を飲んだりして休憩をしていた。倒木に三人して腰を落ち着けて雑談する。えちえちワールドなのに、健全な雑談だった。
誰も彼もがそういう感じじゃないのかぁ、なんて漠然と思った。ゲームでは登場人物みんなスゴかったからなおさら。
風を感じて想いふける。
たとえば男性奴隷たちとラブラブ甘々する人とか、実際に見させてほしいなって思う。
だってその人たちは、心に傷を負っていて絶対に、主人を信じないと決意していた。なのにどんどん甘く融かされて、ついには心をーーっていうのがすごく心温かくなる。
えちえちも良いけど、こういうのも好きだ。
時間が経つと、そろそろ世界樹に向かおうということになって立ち上がる。その時、リアンにこっそり耳打ちされた。
「なぁシュリ、オレたちこれからアレなのに、アレじゃないの?」
「アレなのにアレって……どういうこと?」
推測はできるけど、そんなに曖昧な言葉で言われても俺にはさっぱりだ。
「これから、さ……世界樹ですることなんだけど、知らない?」
もうすこしハッキリ言ってくれよ。
俺とリアンの思っている、世界樹ですることの認識がちょっと違うのかもしれない。
でも俺はちゃんとゲームの設定集を読んだし、なにか大事なことなら覚えてるんだけどなぁ。
「お祈りして祝福をもらうんだろ?」
「そうだけど、その時精霊さんに会ってアレするんだって、友達がいってた」
へぇ。
俺は左手の人差し指と親指で丸をつくり、右手の人差し指で突っこんだ。
「それって、せっ「いわないで……!」」
それ絶対にリアン、からかわれてるよ。
精霊とえちえちなんて大イベント絶対になかったし、あったら覚えているはずだ。なるほどな~。
「ははぁ~ん? さてはリアン、期待してるな~?」
俺もからかっとこ。
「うぇ!? ち、違うよ!」
「プッフハハ、二人とも何を話してるんですか。はやく行きますよ」
レオガルトさんもこのこと教えてないって、意地悪だなぁ。新しい一面が見れて嬉しいです。
「それにしても、シュリくんは随分と落ち着いているんですね」
「えっ? はい」
そりゃぁ、まさか本当に精霊とえちえちするわけじゃあるまいし。ないよな……?
「ちょ、父さんっ!」
やっぱり、えちえちワールドだからかなぁ。世界樹の近くにある国の大多数、その国の子どもは精通したら祠へ行くって設定なのだ。祠にいるといわれる精霊に気に入られれば、祝福のほかにも加護がもらえる。
俺がまったく大変な思いをせずに森を突っ切れたのも、現地の人が土を踏みならしてくれていたから、と言うわけだ。草がなくて、すこし歩きやすい。
「へぇ~、リアンおめでとう。俺も世界樹目指していたんですけど、一緒にいきませんか?」
もうすこし、レオガルトさんを目に焼きつけたい。じゃなくて、俺も精霊の祝福がほしいから。
……世界樹のある平原から反対方向の湖まで来たのは、目をつむる。
「ええ、是非ともよろしくお願いします。旅が賑やかになりそうで、私も嬉しいですよ」
『ね、リアン』と、意味ありげにニヤつくレオガルトさん。目が幸せだ、ウサギを今にも襲ってしまいそうな狼ってオーラをしている。
「俺も一人だったので、旅の道連れができて嬉しいです。よろしくお願いします!」
俺が旅に同行することが決まって、それからというものの俺たちは果物を木から採ったり水を飲んだりして休憩をしていた。倒木に三人して腰を落ち着けて雑談する。えちえちワールドなのに、健全な雑談だった。
誰も彼もがそういう感じじゃないのかぁ、なんて漠然と思った。ゲームでは登場人物みんなスゴかったからなおさら。
風を感じて想いふける。
たとえば男性奴隷たちとラブラブ甘々する人とか、実際に見させてほしいなって思う。
だってその人たちは、心に傷を負っていて絶対に、主人を信じないと決意していた。なのにどんどん甘く融かされて、ついには心をーーっていうのがすごく心温かくなる。
えちえちも良いけど、こういうのも好きだ。
時間が経つと、そろそろ世界樹に向かおうということになって立ち上がる。その時、リアンにこっそり耳打ちされた。
「なぁシュリ、オレたちこれからアレなのに、アレじゃないの?」
「アレなのにアレって……どういうこと?」
推測はできるけど、そんなに曖昧な言葉で言われても俺にはさっぱりだ。
「これから、さ……世界樹ですることなんだけど、知らない?」
もうすこしハッキリ言ってくれよ。
俺とリアンの思っている、世界樹ですることの認識がちょっと違うのかもしれない。
でも俺はちゃんとゲームの設定集を読んだし、なにか大事なことなら覚えてるんだけどなぁ。
「お祈りして祝福をもらうんだろ?」
「そうだけど、その時精霊さんに会ってアレするんだって、友達がいってた」
へぇ。
俺は左手の人差し指と親指で丸をつくり、右手の人差し指で突っこんだ。
「それって、せっ「いわないで……!」」
それ絶対にリアン、からかわれてるよ。
精霊とえちえちなんて大イベント絶対になかったし、あったら覚えているはずだ。なるほどな~。
「ははぁ~ん? さてはリアン、期待してるな~?」
俺もからかっとこ。
「うぇ!? ち、違うよ!」
「プッフハハ、二人とも何を話してるんですか。はやく行きますよ」
レオガルトさんもこのこと教えてないって、意地悪だなぁ。新しい一面が見れて嬉しいです。
「それにしても、シュリくんは随分と落ち着いているんですね」
「えっ? はい」
そりゃぁ、まさか本当に精霊とえちえちするわけじゃあるまいし。ないよな……?
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