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第二幕
生活
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ーー1ヶ月後ーー
もはや、共同生活と言っても過言ではない状況の史緒里。
時々、離脱しては
お風呂に入りに行く史緒。
だいたい史緒が入った後の湯船には鱗が落ちており
史緒里に怒られる
「ちょっと! 使ったら片付けなさいよ! 排水溝詰まるでしょ!」
《めんどくさい》
戸棚から金槌を取り出し、石の前にっ立つと。
「割るよ・・・ 粉々に・・・」
《すみません! やります!》
「最初からやりなさいよ!」
片付けをする史緒。
片付けた後に入る史緒里。
風呂に入りながら、ふと夢の話を聞く。
「史緒? ちょっと聞きたいんだけど!」
《何?》
「なんで、アンタはあんなおどろおどろしい登場だったの?」
《なんでって言われても、あなたが1番嫌いなものを感じ取ったから、出てくる夢もあなたが1番嫌いな世界だと思う!》
「私が嫌いな世界?」
《史緒里、あなた過去に嫌な目にあったんじゃない?》
「嫌な目?」
《正直、あなたのマイナスな面を一気に引き出して、それをちょっとづつ食べてる》
「何それ?」
《マイナスな感情? 例えば怒りとか妬みとかそういう》
「それ食べてどうするの?」
《いい質問ですね~!》
「池上彰か!」
《どうする気かと言いますとね、作るの!》
「何を?」
《それはまだ言えない・・・》
「怪しいものじゃないでしょうね?」
《怪しいか、怪しくないかで言えば・・・奇妙が正解。 私の正体はまだ言えないけど、きっと役に立つわ》
「役に立つ?」
《えぇ、だからあなたの力が必要なの・・・》
「と言われても正体の分からないものに協力してって言われても」
《まぁいいわ。 そうね。 2ヶ月後には、この街が変わるわよ》
「街が変わる?」
《そう! それも良いように》
「あなたが言うなら信じてみる! とはならないのよ。 登場も登場だったし」
《とりあえず、1ヶ月後から準備は進めるわね》
何の計画かも分からないまま、時間がどんどんと過ぎていく。
ーー1ヶ月後・会社ーー
史緒里はふと会社にいる他の社員の様子を見る。
特に変わった様子はないと思った。
同僚の岡田が話しかけてきた。
「しーちゃんさ、」
「しーちゃん?」
「何? なんか変?」
「変って言うか、いつもなら山~とか山ちゃんなのに名前で、しかもしーちゃん呼びするから」
「細かいことはいいじゃん!」
「良いんだけどね。 で何?」
「最近さ、彼氏できたのよ!」
「えっ? なんで! どこで?」
突拍子もない報告に驚く史緒里。
「急にさ、告られたの!」
「誰に?」
「広報部にさ、高山和樹って人いるよね?」
「知らない」
「まあ、私も知らなかったんだど」
「何それ・・・」
「何か、食堂で見て、一目惚れしたんだって!」
「で、中身も知らない人と付き合ったの?」
「何回かお茶して、しっかり話して、この人良いなって思ったから付き合ったの」
そこに来る先輩社員。
「アンタたち、惚気話は良いけど仕事しなさいよ」
「はい」
その場を去る先輩社員。
「いつも、小言多いのに何か変わったね」
「確かに・・・」
史緒里は、どこかに違和感を感じながら仕事をし、職場を後にした。
ーーリビングーー
史緒里は、うがい手洗いをした後、リビングの椅子に座る。
「そういえば、今日何も話しかけてこなかったけと、史緒? 史緒どこにいるの? 私の中?」
《何? 呼んだ?》
寝室から出てきた史緒の姿に驚く。
その姿は、史緒ではなく同僚の岡田の姿だった。
「な、なんでいるの?」
《私だよ!ワタシ!》
姿を変え、史緒の姿になる。
「どういうこと?」
続
もはや、共同生活と言っても過言ではない状況の史緒里。
時々、離脱しては
お風呂に入りに行く史緒。
だいたい史緒が入った後の湯船には鱗が落ちており
史緒里に怒られる
「ちょっと! 使ったら片付けなさいよ! 排水溝詰まるでしょ!」
《めんどくさい》
戸棚から金槌を取り出し、石の前にっ立つと。
「割るよ・・・ 粉々に・・・」
《すみません! やります!》
「最初からやりなさいよ!」
片付けをする史緒。
片付けた後に入る史緒里。
風呂に入りながら、ふと夢の話を聞く。
「史緒? ちょっと聞きたいんだけど!」
《何?》
「なんで、アンタはあんなおどろおどろしい登場だったの?」
《なんでって言われても、あなたが1番嫌いなものを感じ取ったから、出てくる夢もあなたが1番嫌いな世界だと思う!》
「私が嫌いな世界?」
《史緒里、あなた過去に嫌な目にあったんじゃない?》
「嫌な目?」
《正直、あなたのマイナスな面を一気に引き出して、それをちょっとづつ食べてる》
「何それ?」
《マイナスな感情? 例えば怒りとか妬みとかそういう》
「それ食べてどうするの?」
《いい質問ですね~!》
「池上彰か!」
《どうする気かと言いますとね、作るの!》
「何を?」
《それはまだ言えない・・・》
「怪しいものじゃないでしょうね?」
《怪しいか、怪しくないかで言えば・・・奇妙が正解。 私の正体はまだ言えないけど、きっと役に立つわ》
「役に立つ?」
《えぇ、だからあなたの力が必要なの・・・》
「と言われても正体の分からないものに協力してって言われても」
《まぁいいわ。 そうね。 2ヶ月後には、この街が変わるわよ》
「街が変わる?」
《そう! それも良いように》
「あなたが言うなら信じてみる! とはならないのよ。 登場も登場だったし」
《とりあえず、1ヶ月後から準備は進めるわね》
何の計画かも分からないまま、時間がどんどんと過ぎていく。
ーー1ヶ月後・会社ーー
史緒里はふと会社にいる他の社員の様子を見る。
特に変わった様子はないと思った。
同僚の岡田が話しかけてきた。
「しーちゃんさ、」
「しーちゃん?」
「何? なんか変?」
「変って言うか、いつもなら山~とか山ちゃんなのに名前で、しかもしーちゃん呼びするから」
「細かいことはいいじゃん!」
「良いんだけどね。 で何?」
「最近さ、彼氏できたのよ!」
「えっ? なんで! どこで?」
突拍子もない報告に驚く史緒里。
「急にさ、告られたの!」
「誰に?」
「広報部にさ、高山和樹って人いるよね?」
「知らない」
「まあ、私も知らなかったんだど」
「何それ・・・」
「何か、食堂で見て、一目惚れしたんだって!」
「で、中身も知らない人と付き合ったの?」
「何回かお茶して、しっかり話して、この人良いなって思ったから付き合ったの」
そこに来る先輩社員。
「アンタたち、惚気話は良いけど仕事しなさいよ」
「はい」
その場を去る先輩社員。
「いつも、小言多いのに何か変わったね」
「確かに・・・」
史緒里は、どこかに違和感を感じながら仕事をし、職場を後にした。
ーーリビングーー
史緒里は、うがい手洗いをした後、リビングの椅子に座る。
「そういえば、今日何も話しかけてこなかったけと、史緒? 史緒どこにいるの? 私の中?」
《何? 呼んだ?》
寝室から出てきた史緒の姿に驚く。
その姿は、史緒ではなく同僚の岡田の姿だった。
「な、なんでいるの?」
《私だよ!ワタシ!》
姿を変え、史緒の姿になる。
「どういうこと?」
続
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