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第二章 簒奪篇 Fräulein Warlord shall not forgive a virgin road.
第49話 運命まであと少し…
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普段なら美人にこんなことをされれば、ドギマギしてしまうはずなのに、背筋が凍るようなそこはかとない恐怖を感じてしまった。
「ああ!まさかこんなにもすぐに再会できるとは!もしかして私を探しだしてくれたのか!そうかそうか!だからこんなところに来たわけだな!うんうん。私に会いに来るなら、姫殿下の訪問先を探すのが一番楽だしな。君はやはり賢いんだな。私が見こんだだけはある」
「…え?なに?なんなの?なんかすごく過大評価されてる?」
いきなり捲し立ててくる女に少年は若干引いていた。周りの憲兵たちも引いていた。
「しかしやっぱり君は女心を揺らすのが好きな罪深い男なんだね!このようなサプライズは困ってしまうよ。もちろん嫌いなわけではない。だけどやはり女には準備というものがあるんだ。だけど当然驚いたせいでドキドキが止まらない上、熱く体が震えて心地よいというのも嘘ではない。何よりもまた君の顔が見れることがこんなにも幸せだなんて…ああ、これが運命というものなんだね!」
「えっと…。あの…」
「いやいいんだ。何も言わなくてもいい。君の気持ちはよくわかっている。私だって君ともっとゆっくりと語り合いたいんだ。でもこんなところではなく、もっと相応しい場があるだろう?違うかな?」
「………そうですね…そうかも知れません…」
少年はここに来て理解した。目の前の女は話が通じない人なんだと。
「あのラフォルグ中尉。そちらの方は?お知合いなんですよね?」
銀髪の狐系獣人の少年軍人がラフォルグ中尉に問いかけた。
「ああ、ファビオ。この人が私の良き人だ。お前が負けた恋のライバルだよ」
「…あっそうっすか」
ファビオは少年にどこか同情のような憐みの視線を向けている。
「まあ知り合いならいいんですけど、まだ仕事中なの忘れてません?そろそろジョゼーファ殿下の乗る車がここに来ちゃうんですけど?」
「それくらいわかっている。私は仕事と恋はきちんと分けられる分別のある女だぞ」
ファビオは小さな声でぼそりと呟いた。
「ちっともわけられてねぇだろ」
「ん?何か言ったかファビオ。男ならもっとはきはき喋るべきだ。でないと新しい恋は見つからないぞ」
「…そっすね。気をつけます…てかこの人何処かで見たような…?アレー何処だったかなぁ…ここまで出かかってるんだけど…うーん」
ファビオは少年の顔をまじまじと見詰める。
「そんなことよりもだ。ファビオ。すぐに車に行って私のバックを持ってこい」
「え、なんで?」
「いいから取って来い!」
ラフォルグ中尉はファビオに怒鳴って車に行かせた。そしてすぐにバックを持って戻ってきた。
「うむ。ご苦労」
そしてラフォルグ中尉はバックの中から、一つの紙を取り出して、少年に手渡してきた。
「なんですかこれ?…招待状?」
少年は貰った紙をまじまじと見つめている。
「うむ!今日アイガイオン城で行われる社交パーティーの招待状だ。ぜひ来てほしい!歓迎する!」
「ちょっと中尉!?何やってんの?!何勝手に招待客増やしてんの?!国の公式イベントだぞ!公私混同すんのまじでやめろよ!!」
「一人二人増えたところで何の問題もない。だからかまわないさ」
「いやいやいや。めっちゃかまうからね!男に入れ込みすぎだろマジで…」
ファビオは頭を抱えて唸っている。
『ジョゼーファ様だ!』『姫さまー!』『こっち見てください!』『キャー素敵!』
彼らの後ろの方から人々の歓声が聞こえてきた。黒塗りの高級車からドレス姿のジョゼーファが出てきて、人ごみに向かって手を振っている。
「ああもう!ジョゼーファ殿下が着いちゃったよ!中尉!戻りましょう!」
「ふう。仕方ないな。すまない。名残惜しいがここまでのようだ。宮仕えは辛いものだな。だが悲しまないでくれ、夜にはまた会えるのだからな。ではまた!」
中尉とファビオは少年の前を去ってジョゼーファの方へ。少年を取り囲んでいた憲兵たちもまたジョゼーファの護衛に戻っていった。
「パーティーの招待状。…チャンス到来だね」
少年は招待状をポケットにしまった。そしてジョゼーファたちに背を向けて、その場を静かに去った。口元にニヤリとした笑みを讃えながら。
おまけ 『ファビオ君の苦労は終わらない』
「ところでラフォルグ中尉」
「なんだファビオ?」
「あの人なんて名前なんですか?」
「うん?そう言えばまた聞き忘れたな」
「名前も知らない奴に招待状渡したの?!」
「どうせ調査すれば名前なんてすぐにわかることだ。パーティー会場の検査場でどうせ身分証を出すんだしな。そこで確認してもいいし、改めて会場で再会したときに聞き直してもいい。そんなことよりも、今日のパーティーでどんなドレスを着るべきか。そっちの方が重要だ」
「いやぁ…あんたの重要度の基準がさっぱり理解できない」
「着るドレスのラインなのだが、プリンセスラインだと姫殿下と被って楽しくない。Aラインは招待客たちと被るだろう。ここはあえて膝丈くらいの短さにしてみようと思うのだがどうだろう?私は人よりは胸がある方だが、牛の様にデカい姫殿下と並ぶと流石に負ける。だが足の形なら殿下にも勝るものだと自負している。どうだろう?彼の視線が姫殿下に行かないようにしたい。それに他の招待客の視線を集めて彼に嫉妬させてみたいのだ。わかるだろう?この乙女心を」
「え?ナチュラルに王族より目立とうとしてるぞこの女…ほんとサイコだな…。一応国の公式イベントなんでスカートの短いドレスはNGでお願いします。軍の恥になるんでマジでやめろよ」
「…だめ?」
「駄目に決まってんだろばーか!」
「だったらどう目立てばいいのだ!?」
「そもそもその発想からしておかしいって気づけ!まったくもう。なあ中尉。あんたの選んだ男だろ?ならきっとジョゼーファ殿下や他の女に目移りすることなんかなく、あんただけを見つめてくれるさ」
「だが…怖いんだ…マクリーシュだって私を置いていったんだ。強がっては見ても、本当はとても怖いんだ…また好きな人に他に目移りされて置いてかれるんじゃないかって」
「中尉。愛ってのは信じるもんだよ。大丈夫!きっと彼はあんたの気持ちに応えてくれる!大丈夫大丈夫いけるいける!あんたなら大丈夫!」
「そうか!私なら行けるとお前は信じてくれるのか!ありがとうファビオ!」
「ああ、俺はメッチャ応援してるよ。マジで応援してる」
「そうか。お前はいい男だな。彼と出会っていなかったら、きっとお前を愛していただろうに…」
「いや別に気にしなくていいよ。俺なんて道端の石ころみたいなもんだと思ってくれていいよ。彼のことだけを一途に愛し続けてくれ。他に目移りなんてしちゃだめだからな!うん!まじで!」
「お前にも素敵な人が見つかるって私は信じてるぞ。ありがとうファビオ。お前は最高の友人だ!」
「ははは。まあがんばれ。(あんたの目が他所に向けば向くほど、こっちにはありがたいしな)」
「よし!今日のパーティー絶対に成功せて見せる!」
「ええ、絶対に成功させましょう(計画はもう走ってる。絶対にお嬢様を逃がしてみせる!)」
「「えいえいおー!!!」」
すべての運命が交わるパーティーまであと少し…。
「ああ!まさかこんなにもすぐに再会できるとは!もしかして私を探しだしてくれたのか!そうかそうか!だからこんなところに来たわけだな!うんうん。私に会いに来るなら、姫殿下の訪問先を探すのが一番楽だしな。君はやはり賢いんだな。私が見こんだだけはある」
「…え?なに?なんなの?なんかすごく過大評価されてる?」
いきなり捲し立ててくる女に少年は若干引いていた。周りの憲兵たちも引いていた。
「しかしやっぱり君は女心を揺らすのが好きな罪深い男なんだね!このようなサプライズは困ってしまうよ。もちろん嫌いなわけではない。だけどやはり女には準備というものがあるんだ。だけど当然驚いたせいでドキドキが止まらない上、熱く体が震えて心地よいというのも嘘ではない。何よりもまた君の顔が見れることがこんなにも幸せだなんて…ああ、これが運命というものなんだね!」
「えっと…。あの…」
「いやいいんだ。何も言わなくてもいい。君の気持ちはよくわかっている。私だって君ともっとゆっくりと語り合いたいんだ。でもこんなところではなく、もっと相応しい場があるだろう?違うかな?」
「………そうですね…そうかも知れません…」
少年はここに来て理解した。目の前の女は話が通じない人なんだと。
「あのラフォルグ中尉。そちらの方は?お知合いなんですよね?」
銀髪の狐系獣人の少年軍人がラフォルグ中尉に問いかけた。
「ああ、ファビオ。この人が私の良き人だ。お前が負けた恋のライバルだよ」
「…あっそうっすか」
ファビオは少年にどこか同情のような憐みの視線を向けている。
「まあ知り合いならいいんですけど、まだ仕事中なの忘れてません?そろそろジョゼーファ殿下の乗る車がここに来ちゃうんですけど?」
「それくらいわかっている。私は仕事と恋はきちんと分けられる分別のある女だぞ」
ファビオは小さな声でぼそりと呟いた。
「ちっともわけられてねぇだろ」
「ん?何か言ったかファビオ。男ならもっとはきはき喋るべきだ。でないと新しい恋は見つからないぞ」
「…そっすね。気をつけます…てかこの人何処かで見たような…?アレー何処だったかなぁ…ここまで出かかってるんだけど…うーん」
ファビオは少年の顔をまじまじと見詰める。
「そんなことよりもだ。ファビオ。すぐに車に行って私のバックを持ってこい」
「え、なんで?」
「いいから取って来い!」
ラフォルグ中尉はファビオに怒鳴って車に行かせた。そしてすぐにバックを持って戻ってきた。
「うむ。ご苦労」
そしてラフォルグ中尉はバックの中から、一つの紙を取り出して、少年に手渡してきた。
「なんですかこれ?…招待状?」
少年は貰った紙をまじまじと見つめている。
「うむ!今日アイガイオン城で行われる社交パーティーの招待状だ。ぜひ来てほしい!歓迎する!」
「ちょっと中尉!?何やってんの?!何勝手に招待客増やしてんの?!国の公式イベントだぞ!公私混同すんのまじでやめろよ!!」
「一人二人増えたところで何の問題もない。だからかまわないさ」
「いやいやいや。めっちゃかまうからね!男に入れ込みすぎだろマジで…」
ファビオは頭を抱えて唸っている。
『ジョゼーファ様だ!』『姫さまー!』『こっち見てください!』『キャー素敵!』
彼らの後ろの方から人々の歓声が聞こえてきた。黒塗りの高級車からドレス姿のジョゼーファが出てきて、人ごみに向かって手を振っている。
「ああもう!ジョゼーファ殿下が着いちゃったよ!中尉!戻りましょう!」
「ふう。仕方ないな。すまない。名残惜しいがここまでのようだ。宮仕えは辛いものだな。だが悲しまないでくれ、夜にはまた会えるのだからな。ではまた!」
中尉とファビオは少年の前を去ってジョゼーファの方へ。少年を取り囲んでいた憲兵たちもまたジョゼーファの護衛に戻っていった。
「パーティーの招待状。…チャンス到来だね」
少年は招待状をポケットにしまった。そしてジョゼーファたちに背を向けて、その場を静かに去った。口元にニヤリとした笑みを讃えながら。
おまけ 『ファビオ君の苦労は終わらない』
「ところでラフォルグ中尉」
「なんだファビオ?」
「あの人なんて名前なんですか?」
「うん?そう言えばまた聞き忘れたな」
「名前も知らない奴に招待状渡したの?!」
「どうせ調査すれば名前なんてすぐにわかることだ。パーティー会場の検査場でどうせ身分証を出すんだしな。そこで確認してもいいし、改めて会場で再会したときに聞き直してもいい。そんなことよりも、今日のパーティーでどんなドレスを着るべきか。そっちの方が重要だ」
「いやぁ…あんたの重要度の基準がさっぱり理解できない」
「着るドレスのラインなのだが、プリンセスラインだと姫殿下と被って楽しくない。Aラインは招待客たちと被るだろう。ここはあえて膝丈くらいの短さにしてみようと思うのだがどうだろう?私は人よりは胸がある方だが、牛の様にデカい姫殿下と並ぶと流石に負ける。だが足の形なら殿下にも勝るものだと自負している。どうだろう?彼の視線が姫殿下に行かないようにしたい。それに他の招待客の視線を集めて彼に嫉妬させてみたいのだ。わかるだろう?この乙女心を」
「え?ナチュラルに王族より目立とうとしてるぞこの女…ほんとサイコだな…。一応国の公式イベントなんでスカートの短いドレスはNGでお願いします。軍の恥になるんでマジでやめろよ」
「…だめ?」
「駄目に決まってんだろばーか!」
「だったらどう目立てばいいのだ!?」
「そもそもその発想からしておかしいって気づけ!まったくもう。なあ中尉。あんたの選んだ男だろ?ならきっとジョゼーファ殿下や他の女に目移りすることなんかなく、あんただけを見つめてくれるさ」
「だが…怖いんだ…マクリーシュだって私を置いていったんだ。強がっては見ても、本当はとても怖いんだ…また好きな人に他に目移りされて置いてかれるんじゃないかって」
「中尉。愛ってのは信じるもんだよ。大丈夫!きっと彼はあんたの気持ちに応えてくれる!大丈夫大丈夫いけるいける!あんたなら大丈夫!」
「そうか!私なら行けるとお前は信じてくれるのか!ありがとうファビオ!」
「ああ、俺はメッチャ応援してるよ。マジで応援してる」
「そうか。お前はいい男だな。彼と出会っていなかったら、きっとお前を愛していただろうに…」
「いや別に気にしなくていいよ。俺なんて道端の石ころみたいなもんだと思ってくれていいよ。彼のことだけを一途に愛し続けてくれ。他に目移りなんてしちゃだめだからな!うん!まじで!」
「お前にも素敵な人が見つかるって私は信じてるぞ。ありがとうファビオ。お前は最高の友人だ!」
「ははは。まあがんばれ。(あんたの目が他所に向けば向くほど、こっちにはありがたいしな)」
「よし!今日のパーティー絶対に成功せて見せる!」
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