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第二章 簒奪篇 Fräulein Warlord shall not forgive a virgin road.
第64話 頼りになる系男子。ただし前髪がやたらと長いものとする。
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私が運転するバイクはカンナギ・ルイカを乗せて、アイネイアス市の大通りを走っていく。
「お堀の外に出ました。とっととお降りになってよろしくてよ!!カンナギ・ルイカ様!!」
「何でキレ気味?別に怖がらなくてもいいよ。僕は君を助けに来たって言ったろ?もう大丈夫だからね」
耳元で無駄にイケボな美声でささやくカンナギ。腹が立って仕方ないんだけど、声だけは体が震えそうなくらいにかっこいいんだよな。こいつエロゲ主人公のくせに担当声優(なぜか女性人気がめっちゃ高い人)がちゃんとついてるからなぁ…。まあ喋るのはどういう演出意図なのか、なぜかジョゼーファとのエロシーンでのみだけど。あとはRPGパートのバトルくらい。
「いいえ。一人で逃げられるんで。お互いバラバラに逃げましょう」
私は一人で城から逃げられたし、何なら今も出来る自信がある。というかこいつがいる方がヤバい。ニケツしてるからバイクも若干トロいし。むしろこいつが足手まといな感すらある。
「強がらなくてもいい。僕が必ず君を守り切ってみせる!いっしょにこの国の外に出よう!」
強がってないよ!むしろ邪魔なの!振り落としてやりたい…。なんで順調に事が運んだのはずなのにこんなことになってるんだろう…。前回のエレイン湖でもこいつは気がついたら私の近辺に現れていた。そしていい所を持っていった。原作補正かな?修正力かな?でもさ。私ってエロゲによくいるエッチシーンしかロクに用意されてないサブヒロインでしょ?いやヒロインですらないか。私はこいつとは関係ないところでドンパチやってきたはずなのだ。なのに気がついたら関わってくる…。いったい何の因果が巡ってるんだろう…。はは、ナンセンス。
『そこのバイク!!今すぐに止まりなさい!!止まらなければ力ずくで取り押さえる!!』
思考に沈んでいる私を現実に戻す声が響いた。私のすぐ後ろに兵士を載せたトラックと、同じく兵士がニケツで乗ったバイクが迫ってきていた。
「あなたの御客さんですよね?すぐにでも投降なさってはいかがですか?のぞきをしたとかって話ですよね?罪は償ったらいいと思いますよ」
「あれは不可抗力だよ!!というか君の所為だからね!君が仕掛けたんだろあの爆弾!あれに吹っ飛ばされてお風呂に落ちて追いかけまわされて!大変だったんだから!!」
爆弾で吹っ飛ばされてお風呂場に突入?今日ではとんと見れなくなったクラシカルなハーレムラブコメ感ある展開ですね。素敵!そのままヒロインにぶっ飛ばされてお風呂場にぷかぷか浮いて溺死すればいいのに!!
「止まれ!のぞき魔どもめ!!おらぁ!!」
軍のバイクの一台が私のバイクに隣接してきた。後部座席に乗った兵士が剣をこっちに振ってくる。
「あぶな!!」
私はすぐにハンドルを切って、それを躱した。おかしい…。なんで私はこんなB級感あふれるバイクチェイスをやってるんだろう?
「ジョゼーファさん運転うまいね。これなら安心かな?とぅ!」
なんか変な掛け声と共に、後部座席が軽くなった。ミラー見たら、カンナギがジャンプしているのが見えた。
「なに?!飛び移ってきた?!くそ!捕らえろ!!」
「あまり暴れないでね。とっとと倒してジョゼーファさんの所にもどらなきゃだからね!」
カンナギは近くを走るトラックの荷台に飛び移っていた。そしてそこにいた兵士たちを峰打ちであっさり倒してしまう。さらに荷台の上から器用にエンジンに刀をぶっ刺して破壊した。そしてさらにそこから、近くを走るバイクの運転席の兵士へ跳び蹴りを放った。兵士を道路に蹴り落としてそのバイクに乗り移る。そのまま刀の鞘だけで後部座席の兵士の腹を思い切り殴って、これまたバイクから道路に落とす。
「ええ…何それ…まじでB級ハリウッドアクションじゃないですか…」
そして奪ったバイクでそのまま別の兵士たちが乗るバイクに思い切りハンドルを切って体当たりをかました。体当たりされたバイクはそのまま横転する。そしてカンナギが乗っていたバイクもそれに巻き込まれて横転したのだが…。
「まあここまで出来れば上出来かな。とぅ!」
またも完全にこける前にバイクから跳んで、私のバイクの後部座席に飛び移ってくる。後ろにいた軍の追跡班は一人残らずこいつによって排除された。
「ね?言ったでしょ?僕は頼りになるよ。どんな脅威からでも君を守り切れる!」
なんか例によってニチャってドヤ顔してるんですけど。でも長すぎる前髪で目が隠れてるから超キモい。つーかなんで私のバイクに帰ってくる?!
「いえいえ。元々彼らはあなたを追いかけてきたんですよね?わたくしは貴方のへまに巻き込まれてるだけでは?」
「………。ジョゼーファさん。爆弾を仕掛けた君にも責任はあると思うよ」
「絶対にないです。あなたの出しゃばりとか別にいりませんでした。あなたに殴られた兵士たちは可哀そうですよ。ほんと…」
バイクから叩き落されたら、現実世界だと死んでるレベルの大けがだ。まあこの世界の連中なら死にはしないけど。どうやら一応カンナギも手加減はしてくれてるらしい。今のところ死者はでてない。でも彼らだって哀れだよ。のぞき魔かと思ったらこの世界で一番やばい男が相手なんだもの。だけど確かにこの男は本当に強い。チートオブチート。頼りがいがあるのは間違いない。こいつがそばにいればどんな状況下でも生還できるのは間違いないだろう。こいつの周りでハーレムメンバーしてる女どもはある意味見る目があるよ。殺しや小競り合いが日常茶飯事で野蛮人しかいないこの危険な世界なら、この男ほど隣にいて安心できるやつもおるまい。こいつがモテるのはそれなりに合理性があるっていうことだ。…そんな野生の論理に誰が従うものか!!私は私の力で生き延びられるのだから!!
「では追手もいなくなったことですし、そろそろ降り…」
『ルイカああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
どこかで聞いたことのある声が後ろから響いてきた。だけどすごく振り向きたくない。ミラーを覗き込む。そこには一台のバイクと、闇夜の中でさえ輝いて見える金色の髪の毛。…あれれ?あのお姉さん何処かで見たことがあるぞぅ?
「そんな!…なんで彼女がここに…?!」
なぜか後ろに座るカンナギが怯えを含む声を出していた。すごく嫌な予感がした。
「まさかとは思いますが、知り合いですか?」
「えっと…。その…この間繁華街でヤクザに襲われそうになっていたところを助けたんだ。それ以来…その…なんか気に入られちゃってね…はは…」
あれえ?このパターンどっかで見たことあるぞー。私の大好きなラファティっていう女の子の話なんだけどね。くそ!!またかよ!!またなのかよ!!また私の周りの女がこいつの毒牙の餌食になったのかよ!ホラーだよ!!また一人また一人と周りの女の子がチーレム野郎の女になっていくのはホラーすぎるよ!!外掘りを埋められてるの?!そんなのいやだ!私は絶対にハーレムメンバーにはならない!!!カレンダーを見ながらエッチの日を会議で決めるような馬鹿女たちの仲間には絶対にならないんだからぁ!!
『ルイカあああああああああああ!逃げないでくれ!!!私が軍にかけあってやる!!だから私に投降してくれ!!ルイカああああああああああああああ!!!』
私たちの後ろを追いかけていたのは、トレイシー・ラフォルグ中尉その人だった…。もうヤダ…このカオス…。どうしてスマートに逃がしてくれないんだよ!エロゲ世界なんて大嫌いだ!!!
「いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!みんなみんなくたばってしまえあそばせぇえええええええええええええええええええええええええ!!!」
私は思い切りアクセルを回し込む。エロゲ主人公を後ろに乗せながら…。
「お堀の外に出ました。とっととお降りになってよろしくてよ!!カンナギ・ルイカ様!!」
「何でキレ気味?別に怖がらなくてもいいよ。僕は君を助けに来たって言ったろ?もう大丈夫だからね」
耳元で無駄にイケボな美声でささやくカンナギ。腹が立って仕方ないんだけど、声だけは体が震えそうなくらいにかっこいいんだよな。こいつエロゲ主人公のくせに担当声優(なぜか女性人気がめっちゃ高い人)がちゃんとついてるからなぁ…。まあ喋るのはどういう演出意図なのか、なぜかジョゼーファとのエロシーンでのみだけど。あとはRPGパートのバトルくらい。
「いいえ。一人で逃げられるんで。お互いバラバラに逃げましょう」
私は一人で城から逃げられたし、何なら今も出来る自信がある。というかこいつがいる方がヤバい。ニケツしてるからバイクも若干トロいし。むしろこいつが足手まといな感すらある。
「強がらなくてもいい。僕が必ず君を守り切ってみせる!いっしょにこの国の外に出よう!」
強がってないよ!むしろ邪魔なの!振り落としてやりたい…。なんで順調に事が運んだのはずなのにこんなことになってるんだろう…。前回のエレイン湖でもこいつは気がついたら私の近辺に現れていた。そしていい所を持っていった。原作補正かな?修正力かな?でもさ。私ってエロゲによくいるエッチシーンしかロクに用意されてないサブヒロインでしょ?いやヒロインですらないか。私はこいつとは関係ないところでドンパチやってきたはずなのだ。なのに気がついたら関わってくる…。いったい何の因果が巡ってるんだろう…。はは、ナンセンス。
『そこのバイク!!今すぐに止まりなさい!!止まらなければ力ずくで取り押さえる!!』
思考に沈んでいる私を現実に戻す声が響いた。私のすぐ後ろに兵士を載せたトラックと、同じく兵士がニケツで乗ったバイクが迫ってきていた。
「あなたの御客さんですよね?すぐにでも投降なさってはいかがですか?のぞきをしたとかって話ですよね?罪は償ったらいいと思いますよ」
「あれは不可抗力だよ!!というか君の所為だからね!君が仕掛けたんだろあの爆弾!あれに吹っ飛ばされてお風呂に落ちて追いかけまわされて!大変だったんだから!!」
爆弾で吹っ飛ばされてお風呂場に突入?今日ではとんと見れなくなったクラシカルなハーレムラブコメ感ある展開ですね。素敵!そのままヒロインにぶっ飛ばされてお風呂場にぷかぷか浮いて溺死すればいいのに!!
「止まれ!のぞき魔どもめ!!おらぁ!!」
軍のバイクの一台が私のバイクに隣接してきた。後部座席に乗った兵士が剣をこっちに振ってくる。
「あぶな!!」
私はすぐにハンドルを切って、それを躱した。おかしい…。なんで私はこんなB級感あふれるバイクチェイスをやってるんだろう?
「ジョゼーファさん運転うまいね。これなら安心かな?とぅ!」
なんか変な掛け声と共に、後部座席が軽くなった。ミラー見たら、カンナギがジャンプしているのが見えた。
「なに?!飛び移ってきた?!くそ!捕らえろ!!」
「あまり暴れないでね。とっとと倒してジョゼーファさんの所にもどらなきゃだからね!」
カンナギは近くを走るトラックの荷台に飛び移っていた。そしてそこにいた兵士たちを峰打ちであっさり倒してしまう。さらに荷台の上から器用にエンジンに刀をぶっ刺して破壊した。そしてさらにそこから、近くを走るバイクの運転席の兵士へ跳び蹴りを放った。兵士を道路に蹴り落としてそのバイクに乗り移る。そのまま刀の鞘だけで後部座席の兵士の腹を思い切り殴って、これまたバイクから道路に落とす。
「ええ…何それ…まじでB級ハリウッドアクションじゃないですか…」
そして奪ったバイクでそのまま別の兵士たちが乗るバイクに思い切りハンドルを切って体当たりをかました。体当たりされたバイクはそのまま横転する。そしてカンナギが乗っていたバイクもそれに巻き込まれて横転したのだが…。
「まあここまで出来れば上出来かな。とぅ!」
またも完全にこける前にバイクから跳んで、私のバイクの後部座席に飛び移ってくる。後ろにいた軍の追跡班は一人残らずこいつによって排除された。
「ね?言ったでしょ?僕は頼りになるよ。どんな脅威からでも君を守り切れる!」
なんか例によってニチャってドヤ顔してるんですけど。でも長すぎる前髪で目が隠れてるから超キモい。つーかなんで私のバイクに帰ってくる?!
「いえいえ。元々彼らはあなたを追いかけてきたんですよね?わたくしは貴方のへまに巻き込まれてるだけでは?」
「………。ジョゼーファさん。爆弾を仕掛けた君にも責任はあると思うよ」
「絶対にないです。あなたの出しゃばりとか別にいりませんでした。あなたに殴られた兵士たちは可哀そうですよ。ほんと…」
バイクから叩き落されたら、現実世界だと死んでるレベルの大けがだ。まあこの世界の連中なら死にはしないけど。どうやら一応カンナギも手加減はしてくれてるらしい。今のところ死者はでてない。でも彼らだって哀れだよ。のぞき魔かと思ったらこの世界で一番やばい男が相手なんだもの。だけど確かにこの男は本当に強い。チートオブチート。頼りがいがあるのは間違いない。こいつがそばにいればどんな状況下でも生還できるのは間違いないだろう。こいつの周りでハーレムメンバーしてる女どもはある意味見る目があるよ。殺しや小競り合いが日常茶飯事で野蛮人しかいないこの危険な世界なら、この男ほど隣にいて安心できるやつもおるまい。こいつがモテるのはそれなりに合理性があるっていうことだ。…そんな野生の論理に誰が従うものか!!私は私の力で生き延びられるのだから!!
「では追手もいなくなったことですし、そろそろ降り…」
『ルイカああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
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「そんな!…なんで彼女がここに…?!」
なぜか後ろに座るカンナギが怯えを含む声を出していた。すごく嫌な予感がした。
「まさかとは思いますが、知り合いですか?」
「えっと…。その…この間繁華街でヤクザに襲われそうになっていたところを助けたんだ。それ以来…その…なんか気に入られちゃってね…はは…」
あれえ?このパターンどっかで見たことあるぞー。私の大好きなラファティっていう女の子の話なんだけどね。くそ!!またかよ!!またなのかよ!!また私の周りの女がこいつの毒牙の餌食になったのかよ!ホラーだよ!!また一人また一人と周りの女の子がチーレム野郎の女になっていくのはホラーすぎるよ!!外掘りを埋められてるの?!そんなのいやだ!私は絶対にハーレムメンバーにはならない!!!カレンダーを見ながらエッチの日を会議で決めるような馬鹿女たちの仲間には絶対にならないんだからぁ!!
『ルイカあああああああああああ!逃げないでくれ!!!私が軍にかけあってやる!!だから私に投降してくれ!!ルイカああああああああああああああ!!!』
私たちの後ろを追いかけていたのは、トレイシー・ラフォルグ中尉その人だった…。もうヤダ…このカオス…。どうしてスマートに逃がしてくれないんだよ!エロゲ世界なんて大嫌いだ!!!
「いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!みんなみんなくたばってしまえあそばせぇえええええええええええええええええええええええええ!!!」
私は思い切りアクセルを回し込む。エロゲ主人公を後ろに乗せながら…。
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