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小話1-お金の使い方-
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「疲れたッスね~。でもこれで時間外労働分の給金は貰ったッス」
「…前から思ってたんですけど、ここの給金はそんなに少ないんですか?それともルートさんにはそんなにお金が必要なんですか?」
ここがブラックなのは何となく感じるけども。上司が上司だし(オフレコ)。
「んにゃ、足りるには足りるんスけどね。…ルナルナの新作バッグ買わなきゃならないんで。」
「……は???」
「知らないんスか?!?ルナルナ??あ、そっか。シノは外の人か。しかも来たばっかりだもんね、忘れてたけど。」
知らねーよルナルナ。誰だよルナルナ。
されてきたのはドナドナだわ。
「ルナルナは妙齢の女子達にめちゃくちゃ人気のブランド店っス。トレンドメイカーとも言われてる。プレゼントにオススメっスよ覚えときな!」
「ってことはルートさんもプレゼント用ですか?気になるあの子にロックオン的な。」
「なんスかそれ。末の妹が欲しがってるんス。『ルナルナのバックが無いと恥ずかしくて外出られない』って。可哀想でしょ?買ってあげなきゃ。」
ちょっっっっろ!!!何それ!!
兄ちゃん甘すぎじゃない??
外歩くぐらい足2本付いてたら出来るっての!
「え、甘やかし過ぎですよ!鞄ひとつ持ってないぐらいで外出られないわけないじゃないですか!お幾つなんですか妹さん?」
「16だけど。ちっちっち!シノには複雑な乙女心が分からないんスよ!『兄様にしか頼めないんです…ごめんなさい、こんな我儘で…。』って健気じゃないっスか。思い詰めた先に俺を選んで言ってくれたんだ。応えなきゃ兄じゃーよ。」
こちとら生まれてこの方ずっと乙女だっつーの。アカン、このシスコンの眼は曇りきっている…眼鏡かけたままラーメンでも食べてんのかこの人は。
「…もしかして今までも何度かお願いされてきました?」
アカン気配しかしないけど思い切って聞いてみる。
「家族なんだからそりゃお願いくらいはされるでしょ。妹は慎ましやかだから週1ぐらいでしかお願いされないな。遠慮してるんだろうな…。」
はい、手遅れですねー。週1でバック強請ってるってかなり強かでは?主治医も首振るわこりゃ(合掌)。
「まぁシノもそのうち分かるっスよ!可愛いお願いってのは叶えたくなるもんス。」
華麗にウインクをキメてくれた先輩は
優しいのにとんでもねーシスコンでした。
ちゃんちゃん。
いつか会ってみたいな妹さん。
絶対慎ましやかでは無いと思った異世界1日目であった。
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「……は???」
「知らないんスか?!?ルナルナ??あ、そっか。シノは外の人か。しかも来たばっかりだもんね、忘れてたけど。」
知らねーよルナルナ。誰だよルナルナ。
されてきたのはドナドナだわ。
「ルナルナは妙齢の女子達にめちゃくちゃ人気のブランド店っス。トレンドメイカーとも言われてる。プレゼントにオススメっスよ覚えときな!」
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「なんスかそれ。末の妹が欲しがってるんス。『ルナルナのバックが無いと恥ずかしくて外出られない』って。可哀想でしょ?買ってあげなきゃ。」
ちょっっっっろ!!!何それ!!
兄ちゃん甘すぎじゃない??
外歩くぐらい足2本付いてたら出来るっての!
「え、甘やかし過ぎですよ!鞄ひとつ持ってないぐらいで外出られないわけないじゃないですか!お幾つなんですか妹さん?」
「16だけど。ちっちっち!シノには複雑な乙女心が分からないんスよ!『兄様にしか頼めないんです…ごめんなさい、こんな我儘で…。』って健気じゃないっスか。思い詰めた先に俺を選んで言ってくれたんだ。応えなきゃ兄じゃーよ。」
こちとら生まれてこの方ずっと乙女だっつーの。アカン、このシスコンの眼は曇りきっている…眼鏡かけたままラーメンでも食べてんのかこの人は。
「…もしかして今までも何度かお願いされてきました?」
アカン気配しかしないけど思い切って聞いてみる。
「家族なんだからそりゃお願いくらいはされるでしょ。妹は慎ましやかだから週1ぐらいでしかお願いされないな。遠慮してるんだろうな…。」
はい、手遅れですねー。週1でバック強請ってるってかなり強かでは?主治医も首振るわこりゃ(合掌)。
「まぁシノもそのうち分かるっスよ!可愛いお願いってのは叶えたくなるもんス。」
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