36 / 41
36.夢の中で
しおりを挟む
食事を終えて、その後に必要なアイテムを揃えるために雑貨へと向かった。
まずは仮面舞踏会に参加するために、仮面を用意した。
なるべく私だと言うことがバレないようにするために、なるべく顔を覆う範囲が広いものを購入した。
そしてその後はウィッグを買いに行くことにした。
髪色は変えられないが、ウィッグが売られていることは以前から知っていた。
しかし主に貴族が手に取るような品だったため、値段もそこそこ張っていた。
以前ウルフを倒した時の資金をほぼ全て使い、漸く一つ購入することが出来た。
地味な赤茶色のウィッグだが、この世界では一番多く見かける髪色であるため、目立つことは避けられそうだ。
(これで、とりあえず準備は完了かな……)
私は宿屋に行き、部屋を借りると夕方までここで待機することにした。
日中に王都内をむやみに出回るのは危険だと判断したためだ。
仮面舞踏会がどこで行われるのかは分からないが、昨日クリストフは約一日の猶予を私に設けた。
ということは、夜行われる可能性が高いと言うことだ。
日が落ちてしまえば浮遊しても闇に紛れることが可能な為、私の存在に気付かれる確率は格段に低くなるはずだ。
上空から探せば難なく見つかるのではないかと考えた。
昨日は寝ていなかったことも有り、少し仮眠を取ることにした。
無理をして判断力を鈍らせるより、万全の状態で臨んだ方が絶対に良い。
その為に、今は力を温存しようと考えた。
目を瞑ると体が重くなり全身から力が抜け落ちて行く。
瞼を閉じることですぐに眠気に襲われ、深い眠りへと墜ちていった。
***
『あなたなら、絶対にやれるわ。だってあなたは……』
聞いたことがない声なのに、無性に懐かしさを感じるのは何故なのだろう。
周囲は真っ白な霧に覆われていて、声はするが姿を確認することは出来ない。
そこには私の意識があるだけで、動くことも叶わず、視線を動かすだけで精一杯のようだった。
(だれ……?)
『私はこの世界の女神、とでも言うべき存在かしら』
(女神って……。あ、あのっ! 女神様、私に力を貸してくださいっ! 助けたい人がいて……)
『分かっています。 あなたにとって大切な人なのですよね』
(はいっ! でも、ユーリには聖剣が無くて……。このままだと、また弟さんに殺されちゃうかも……)
『その心配はありません。あれは聖剣と言われているようですが、ただの剣に過ぎません。かつての祖先が使っていただけの品ですから』
(それってどういう意味ですか……?)
『簡単に言えば、本人が持たなければ何の効果も示さない品物。しかし、あれの持ち主は疾うの昔に亡くなっていますから、ただの遺品ってことになりますね』
(ええ……、そうなんですか!?)
『ええ、そうなんです。だけどあなたと彼が揃えば新たな聖剣が生まれるはずです。だって本物の聖女はあなたなのですから』
(……どうして、私が。だって白鳥さんが聖女ではなかったのですか?)
『それには少々事情がありまして、もう一人の方は強いて言えば囮です。あなたが本物の聖女だということを周囲に隠すために選んだ、偽者とでも言いましょうか」
(……私が、本物の聖女……?)
『はい。周囲に勘付かれないためにあなたから魔力を消して、逆にもう一人の彼女には微弱の魔力と聖属性を一時的に与えました』
女神と名乗る者の話しはこのようだ。
この世界に二人を召喚させたのは、クリストフが失敗したわけでもなければ、偶然そうなったわけでもない。
召喚の儀式が行われると知った時、女神が力を使い傍にいたカレンを巻き添えにした。
本来召喚される人間は、私だけだったということらしい。
そして何故そのようなことを行ったのかと言えば、ある者に妨害されアルヴァールでは聖女召喚が出来なくなっていたからだそうだ。
それは封印の力が弱まっていたことが関係しているそうだ。
妨害していたのはバルムートの人間とは無関係であり、邪神自らが行っていたようだ。
クリストフはバルムートがアルヴァールに及ばなかったのは、聖女のことが関連しているのでは無いかと考えていた。
そして聖女さえ手に入れば、バルムートもかの国のように国を強化出来ると考えた。
更に言うと、聖女を呼び寄せたことにより、次期国王になれる期待も膨らんだと言うことらしい。
しかしクリストフが私に興味を示すことは想定外だったそうだ。
(邪神というのは、まさかクリストフ王子のことですか!?)
『違います。あれはただ欲に眩んだだけの人間です』
(それなら誰が……。分かっているのなら教えてくださいっ!)
『安心してください。邪神は今人間の器の中に閉じ込めてあります。封印を弱めることは出来ても、消し去るまでは至らなかった。所詮は人間の器だということなのでしょう。それに聖女であるあなたと勇者の血筋を持つ人間が出会ったことで、再び封印は強固なものに戻りつつあります。今の邪神はあなた達の前では脅威にはなり得ません』
(でも……、ユーリを助けるためにはどうしたら……)
『それはあなた自身が己を信じること。さすれば道は必ず開けます。今は隠蔽のためにあなたの魔力を封じていますが、時期が訪れれば解放されます』
(それはどうやったら……)
『先程も言ったとおり、己の力を信じること……とでも言っておきましょうか。そろそろお目覚めの時間のようですね。あなたには混乱をさせてしまったので、そのお詫びとして新たな加護を授けます。諦めないで……。あなたは決して一人ではないのだから』
女神の加護に当てられていると、体が温かくなりとても心地よく感じる。
だけどその間にも女神の声はどんどん遠ざかっていくような気がする。
(まって、まだ聞きたいことが……)
そう思った瞬間、ぱちっと目が覚めた。
部屋内は夕暮れ時なのか、赤黒い光がカーテンの隙間から入り込んできている。
どうやら私は長い間眠ってしまっていたようだ。
先程のことは夢だったのだろうか。
だけど胸の奥はなんだか温かいままだ。
私は気になって自分のステータス画面を開いてみることにした。
するとそこには女神の加護+と言うものが追加されていた。
効果を見てみると、全ステータスの上昇と、ヒットポイントが大幅に上がっていた。
相変わらず魔力はゼロのままだが、これならば魔法が使えなくても十分戦えると判断出来た。
「さっきのって、多分夢……じゃないよね。己を信じることか……」
私は胸に両手を当てて静かに目を閉じた。
今自分がやるべきことはしっかりと分かっている。
私は大切な人とこの世界で生きていくために、やらなくてはならないことがある。
「ユーリは傍にいてくれると約束してくれたから、私も頑張らないとね」
そんな独り言を嬉しそうに漏らすとベッドから起き上がり、最終確認をした後に部屋を出た。
そうこうしているうちに、外は真っ暗な闇へと呑み込まれていた。
「行こう……!」
私は自分を奮い立たせ、決意した表情を浮かばせた。
まずは仮面舞踏会に参加するために、仮面を用意した。
なるべく私だと言うことがバレないようにするために、なるべく顔を覆う範囲が広いものを購入した。
そしてその後はウィッグを買いに行くことにした。
髪色は変えられないが、ウィッグが売られていることは以前から知っていた。
しかし主に貴族が手に取るような品だったため、値段もそこそこ張っていた。
以前ウルフを倒した時の資金をほぼ全て使い、漸く一つ購入することが出来た。
地味な赤茶色のウィッグだが、この世界では一番多く見かける髪色であるため、目立つことは避けられそうだ。
(これで、とりあえず準備は完了かな……)
私は宿屋に行き、部屋を借りると夕方までここで待機することにした。
日中に王都内をむやみに出回るのは危険だと判断したためだ。
仮面舞踏会がどこで行われるのかは分からないが、昨日クリストフは約一日の猶予を私に設けた。
ということは、夜行われる可能性が高いと言うことだ。
日が落ちてしまえば浮遊しても闇に紛れることが可能な為、私の存在に気付かれる確率は格段に低くなるはずだ。
上空から探せば難なく見つかるのではないかと考えた。
昨日は寝ていなかったことも有り、少し仮眠を取ることにした。
無理をして判断力を鈍らせるより、万全の状態で臨んだ方が絶対に良い。
その為に、今は力を温存しようと考えた。
目を瞑ると体が重くなり全身から力が抜け落ちて行く。
瞼を閉じることですぐに眠気に襲われ、深い眠りへと墜ちていった。
***
『あなたなら、絶対にやれるわ。だってあなたは……』
聞いたことがない声なのに、無性に懐かしさを感じるのは何故なのだろう。
周囲は真っ白な霧に覆われていて、声はするが姿を確認することは出来ない。
そこには私の意識があるだけで、動くことも叶わず、視線を動かすだけで精一杯のようだった。
(だれ……?)
『私はこの世界の女神、とでも言うべき存在かしら』
(女神って……。あ、あのっ! 女神様、私に力を貸してくださいっ! 助けたい人がいて……)
『分かっています。 あなたにとって大切な人なのですよね』
(はいっ! でも、ユーリには聖剣が無くて……。このままだと、また弟さんに殺されちゃうかも……)
『その心配はありません。あれは聖剣と言われているようですが、ただの剣に過ぎません。かつての祖先が使っていただけの品ですから』
(それってどういう意味ですか……?)
『簡単に言えば、本人が持たなければ何の効果も示さない品物。しかし、あれの持ち主は疾うの昔に亡くなっていますから、ただの遺品ってことになりますね』
(ええ……、そうなんですか!?)
『ええ、そうなんです。だけどあなたと彼が揃えば新たな聖剣が生まれるはずです。だって本物の聖女はあなたなのですから』
(……どうして、私が。だって白鳥さんが聖女ではなかったのですか?)
『それには少々事情がありまして、もう一人の方は強いて言えば囮です。あなたが本物の聖女だということを周囲に隠すために選んだ、偽者とでも言いましょうか」
(……私が、本物の聖女……?)
『はい。周囲に勘付かれないためにあなたから魔力を消して、逆にもう一人の彼女には微弱の魔力と聖属性を一時的に与えました』
女神と名乗る者の話しはこのようだ。
この世界に二人を召喚させたのは、クリストフが失敗したわけでもなければ、偶然そうなったわけでもない。
召喚の儀式が行われると知った時、女神が力を使い傍にいたカレンを巻き添えにした。
本来召喚される人間は、私だけだったということらしい。
そして何故そのようなことを行ったのかと言えば、ある者に妨害されアルヴァールでは聖女召喚が出来なくなっていたからだそうだ。
それは封印の力が弱まっていたことが関係しているそうだ。
妨害していたのはバルムートの人間とは無関係であり、邪神自らが行っていたようだ。
クリストフはバルムートがアルヴァールに及ばなかったのは、聖女のことが関連しているのでは無いかと考えていた。
そして聖女さえ手に入れば、バルムートもかの国のように国を強化出来ると考えた。
更に言うと、聖女を呼び寄せたことにより、次期国王になれる期待も膨らんだと言うことらしい。
しかしクリストフが私に興味を示すことは想定外だったそうだ。
(邪神というのは、まさかクリストフ王子のことですか!?)
『違います。あれはただ欲に眩んだだけの人間です』
(それなら誰が……。分かっているのなら教えてくださいっ!)
『安心してください。邪神は今人間の器の中に閉じ込めてあります。封印を弱めることは出来ても、消し去るまでは至らなかった。所詮は人間の器だということなのでしょう。それに聖女であるあなたと勇者の血筋を持つ人間が出会ったことで、再び封印は強固なものに戻りつつあります。今の邪神はあなた達の前では脅威にはなり得ません』
(でも……、ユーリを助けるためにはどうしたら……)
『それはあなた自身が己を信じること。さすれば道は必ず開けます。今は隠蔽のためにあなたの魔力を封じていますが、時期が訪れれば解放されます』
(それはどうやったら……)
『先程も言ったとおり、己の力を信じること……とでも言っておきましょうか。そろそろお目覚めの時間のようですね。あなたには混乱をさせてしまったので、そのお詫びとして新たな加護を授けます。諦めないで……。あなたは決して一人ではないのだから』
女神の加護に当てられていると、体が温かくなりとても心地よく感じる。
だけどその間にも女神の声はどんどん遠ざかっていくような気がする。
(まって、まだ聞きたいことが……)
そう思った瞬間、ぱちっと目が覚めた。
部屋内は夕暮れ時なのか、赤黒い光がカーテンの隙間から入り込んできている。
どうやら私は長い間眠ってしまっていたようだ。
先程のことは夢だったのだろうか。
だけど胸の奥はなんだか温かいままだ。
私は気になって自分のステータス画面を開いてみることにした。
するとそこには女神の加護+と言うものが追加されていた。
効果を見てみると、全ステータスの上昇と、ヒットポイントが大幅に上がっていた。
相変わらず魔力はゼロのままだが、これならば魔法が使えなくても十分戦えると判断出来た。
「さっきのって、多分夢……じゃないよね。己を信じることか……」
私は胸に両手を当てて静かに目を閉じた。
今自分がやるべきことはしっかりと分かっている。
私は大切な人とこの世界で生きていくために、やらなくてはならないことがある。
「ユーリは傍にいてくれると約束してくれたから、私も頑張らないとね」
そんな独り言を嬉しそうに漏らすとベッドから起き上がり、最終確認をした後に部屋を出た。
そうこうしているうちに、外は真っ暗な闇へと呑み込まれていた。
「行こう……!」
私は自分を奮い立たせ、決意した表情を浮かばせた。
1
あなたにおすすめの小説
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる