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61.心の葛藤②-sideアイロス-
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あの後俺はザシャに言われたとおり、王宮に戻りザシャが戻ってくるのを待ち執務室へと入った。
「……失礼します…」
あんな場面を見た後だったせいか、俺の表情はこころなしか強ばっていたのかもしれない。
いつもの様に表情を消し室内に入ると、一礼してザシャのいる執務机の前まで移動した。
「アイロス…、私に何か言いたいことがありそうだね…」
「……」
ザシャは穏やかな口調ではあったが、鋭く俺の目を捉えていて、俺が何を考えているのかなんて分かっているとでも言ってそうに見えた。
ザシャとは長い付き合いでもあるし、感が鋭い人間だ。
隠し事をするのは無理だと思い、正直に話すことにした。
「……ザシャ様は、本気でエミリーの事を婚約者にすると考えていらっしゃるのですか…?」
「アイロスにとっては不満だろうね…。ハウラー家はどうしてもシルヴィアを私の婚約者にしたがっているようだからな…」
その言葉に俺は口を噤んだ。
ザシャが最初からシルヴィアを婚約者候補に望んでいないことは分かっていた。
それはシルヴィアの事を気遣っていると言うことも。
王太子であるザシャの婚約者に決まれば、今のような穏やかな生活は送れなくなるからだ。
だけどそれは出来る限り俺が補佐して何とかしようと考えていた。
「エミリーは…ただの協力者として用意した人間に過ぎません。なのに…どうしてエミリーなんですか?まだ…あの公爵令嬢なら…理解出来ますが…」
「アイロスはシルヴィアを選ばないことでは無く、エミリーを選んだことに不満があるのかな?」
「そ…それは……。どう考えても相応しい相手には思えない…」
一瞬ザシャの鋭い台詞に、言葉が詰まった。
「アイロスの言いたいことは分かる。だけど…、私は考えを改めるつもりはないよ。エミリーを私の妃にする。それは絶対に変えるつもりは無い…」
「……っ…!」
ザシャははっきりとそう告げた。
『婚約者』ではなく『妃』にすると…。
ザシャはこんなにも何かに執着するような人間だっただろうか。
長い間傍にいたけど、何かに対して深く思い入れをする所なんて今まで見たことが無かった。
「しかし…、決定まではまだ半年あります。……その間に気持ちが変わることだって無いとは言えませんよね」
「アイロスは私の気持ちが変わると思っているのかな?」
「……はい。失礼だとは思いますが…、エミリーのことは一時の感情に過ぎないと…思います。まだ出会って間もない相手で…どう見ても相応しい相手ではない…」
「……確かに、アイロスの言う事は分かる…。理由は……それだけではないよね?」
ザシャは俺の瞳の奥を真直ぐに見つめていた。
それはまるで心の奥を見透かしているかのように思えて、額からは嫌な汗が流れる。
俺はごくっと唾を飲み込むと、悟られない様にザシャの瞳を真直ぐに見つめ返して静かに答えた。
「……他に、理由などありません」
「そうか…、アイロスの意見は良く分かった。どの道…婚約者が決まるまでは、この状態を変えることは出来ないからな…。だけど、今まで通りエミリーの事は任せるよ」
「分かっています。それは任務なので…今まで通りしっかりとやらせて頂きます…。…ですので、今一度シルヴィアの事を考えては頂けませんか…?婚約者が決まるまでの間で構いません…、お願いします…」
はっきりとそう答えると、俺は深々と頭を下げた。
主であるザシャにこんな意見を言うなんて、本来ならあってはならない事だとは分かっていた。
それでもザシャなら分かってくれると思い、失礼な事だと分かりながらも伝えた。
「アイロスも…結構しつこい人間だね…。だけど…それ程までに妹を大事にしていると言う事は良く分かったよ。シルヴィアがここに来たら、自分の目で確かめさせてもらう事にする…。それでいいか?」
「……ザシャ様!……ありがとうございます…」
ザシャの声を聞き、俺は再び深く頭を下げた。
「話はこの辺にしておこうか…。エミリーが待っているから、私もそろそろ準備をしなけらばならないからな…」
「……そうですね」
「アイロスもだ…、今日は三人でお茶会らしいからな…。私は…アイロスが羨ましいよ…」
「……?」
「どうして?と言った顔をしているな…。…私の知らないエミリーをアイロスは沢山見ているんだろう…?」
「それは…傍付きなので当然の事かと…」
「それはそうなんだけど…、なんだか腹が立つ…」
「……っ…!?」
ザシャは不満そうな瞳を俺に向けて来た。
こんな態度を見せるザシャに少し驚いてしまう。
「私が嫉妬するのは意外か?……こんな感情を持って驚いているのは私も一緒だ…。エミリーといると不思議な気分にさせられる…。アイロスには譲るつもりは無いからな…」
「………」
ザシャは宣戦布告でもするかのように、そう告げて来た。
エミリーは婚約者候補者ではあるが、決して選ばれる事のない相手だと思っていた。
俺自身も、エミリーに対してはただの協力者である事しか思っていなかったはずなのに…。
だけど直接そう言われると、胸の奥がざわつき始める。
「言い返したければ、言ってくれて構わないよ」
「……俺は、妹のシルヴィアを何としてもザシャ様の婚約者にしたいと思っていて…、その意思は今でも変わっていません。ですが…、エミリーの事も今まで通りしっかりと見守りますので…ご安心ください」
「あくまでも認めないつもりか…。だけど今はそれでいい…。エミリーの事を任せられるのはアイロスしかいないからな…。今まで通り頼むよ…」
***
ザシャとの話が済むと、俺はお茶会の準備の為に庭園の方へと向かった。
先程の話を聞いて、はっきりと分かった。
ザシャは本気でエミリーの事を婚約者にしようと考えている事を…。
それと同時に俺も自分の気持ちに気付いた。
勝てない相手だとは分かっているけど、俺は…エミリーの事が好きだ。
こんな感情を持ったのは初めてで、正直自分自身に動揺していた。
だけど…、ザシャはシルヴィアの事も考えてくれると言った。
エミリーと出会って間もない状況で、ザシャはエミリーに興味を持った。
ということはシルヴィアにだってチャンスはあると言う事だ。
ザシャの気持ちさえ変えさせれば、シルヴィアをザシャの婚約者に出来るかもしれない…。
それにエミリーだって……。
(俺は…何を考えているんだ……。仕えている人間が主を裏切ろうと考えるなんて…ありえないだろ…、今日はどうかしているな…)
本当にどうかしている。
エミリーに会ってから、何かがおかしくなった。
エミリーの事を考えていたら、無性にエミリーに会いたくなった。
普段なら準備を終えたエミリーを連れて行くのは俺の仕事なのだが、今日は候補者と過ごす日なのでザシャにその役割を奪われてしまった。
それが少し悔しく感じた。
だけど、今日はこれから3人でお茶会だ。
エミリーが俺の事も誘ってくれたことに嬉しさを感じてしまい、先程までのもやもやした気持ちは消えていた。
(あいつの為に、美味しいお茶でも淹れてやるか……)
そんな事を考えながら、俺は準備を始めた。
「……失礼します…」
あんな場面を見た後だったせいか、俺の表情はこころなしか強ばっていたのかもしれない。
いつもの様に表情を消し室内に入ると、一礼してザシャのいる執務机の前まで移動した。
「アイロス…、私に何か言いたいことがありそうだね…」
「……」
ザシャは穏やかな口調ではあったが、鋭く俺の目を捉えていて、俺が何を考えているのかなんて分かっているとでも言ってそうに見えた。
ザシャとは長い付き合いでもあるし、感が鋭い人間だ。
隠し事をするのは無理だと思い、正直に話すことにした。
「……ザシャ様は、本気でエミリーの事を婚約者にすると考えていらっしゃるのですか…?」
「アイロスにとっては不満だろうね…。ハウラー家はどうしてもシルヴィアを私の婚約者にしたがっているようだからな…」
その言葉に俺は口を噤んだ。
ザシャが最初からシルヴィアを婚約者候補に望んでいないことは分かっていた。
それはシルヴィアの事を気遣っていると言うことも。
王太子であるザシャの婚約者に決まれば、今のような穏やかな生活は送れなくなるからだ。
だけどそれは出来る限り俺が補佐して何とかしようと考えていた。
「エミリーは…ただの協力者として用意した人間に過ぎません。なのに…どうしてエミリーなんですか?まだ…あの公爵令嬢なら…理解出来ますが…」
「アイロスはシルヴィアを選ばないことでは無く、エミリーを選んだことに不満があるのかな?」
「そ…それは……。どう考えても相応しい相手には思えない…」
一瞬ザシャの鋭い台詞に、言葉が詰まった。
「アイロスの言いたいことは分かる。だけど…、私は考えを改めるつもりはないよ。エミリーを私の妃にする。それは絶対に変えるつもりは無い…」
「……っ…!」
ザシャははっきりとそう告げた。
『婚約者』ではなく『妃』にすると…。
ザシャはこんなにも何かに執着するような人間だっただろうか。
長い間傍にいたけど、何かに対して深く思い入れをする所なんて今まで見たことが無かった。
「しかし…、決定まではまだ半年あります。……その間に気持ちが変わることだって無いとは言えませんよね」
「アイロスは私の気持ちが変わると思っているのかな?」
「……はい。失礼だとは思いますが…、エミリーのことは一時の感情に過ぎないと…思います。まだ出会って間もない相手で…どう見ても相応しい相手ではない…」
「……確かに、アイロスの言う事は分かる…。理由は……それだけではないよね?」
ザシャは俺の瞳の奥を真直ぐに見つめていた。
それはまるで心の奥を見透かしているかのように思えて、額からは嫌な汗が流れる。
俺はごくっと唾を飲み込むと、悟られない様にザシャの瞳を真直ぐに見つめ返して静かに答えた。
「……他に、理由などありません」
「そうか…、アイロスの意見は良く分かった。どの道…婚約者が決まるまでは、この状態を変えることは出来ないからな…。だけど、今まで通りエミリーの事は任せるよ」
「分かっています。それは任務なので…今まで通りしっかりとやらせて頂きます…。…ですので、今一度シルヴィアの事を考えては頂けませんか…?婚約者が決まるまでの間で構いません…、お願いします…」
はっきりとそう答えると、俺は深々と頭を下げた。
主であるザシャにこんな意見を言うなんて、本来ならあってはならない事だとは分かっていた。
それでもザシャなら分かってくれると思い、失礼な事だと分かりながらも伝えた。
「アイロスも…結構しつこい人間だね…。だけど…それ程までに妹を大事にしていると言う事は良く分かったよ。シルヴィアがここに来たら、自分の目で確かめさせてもらう事にする…。それでいいか?」
「……ザシャ様!……ありがとうございます…」
ザシャの声を聞き、俺は再び深く頭を下げた。
「話はこの辺にしておこうか…。エミリーが待っているから、私もそろそろ準備をしなけらばならないからな…」
「……そうですね」
「アイロスもだ…、今日は三人でお茶会らしいからな…。私は…アイロスが羨ましいよ…」
「……?」
「どうして?と言った顔をしているな…。…私の知らないエミリーをアイロスは沢山見ているんだろう…?」
「それは…傍付きなので当然の事かと…」
「それはそうなんだけど…、なんだか腹が立つ…」
「……っ…!?」
ザシャは不満そうな瞳を俺に向けて来た。
こんな態度を見せるザシャに少し驚いてしまう。
「私が嫉妬するのは意外か?……こんな感情を持って驚いているのは私も一緒だ…。エミリーといると不思議な気分にさせられる…。アイロスには譲るつもりは無いからな…」
「………」
ザシャは宣戦布告でもするかのように、そう告げて来た。
エミリーは婚約者候補者ではあるが、決して選ばれる事のない相手だと思っていた。
俺自身も、エミリーに対してはただの協力者である事しか思っていなかったはずなのに…。
だけど直接そう言われると、胸の奥がざわつき始める。
「言い返したければ、言ってくれて構わないよ」
「……俺は、妹のシルヴィアを何としてもザシャ様の婚約者にしたいと思っていて…、その意思は今でも変わっていません。ですが…、エミリーの事も今まで通りしっかりと見守りますので…ご安心ください」
「あくまでも認めないつもりか…。だけど今はそれでいい…。エミリーの事を任せられるのはアイロスしかいないからな…。今まで通り頼むよ…」
***
ザシャとの話が済むと、俺はお茶会の準備の為に庭園の方へと向かった。
先程の話を聞いて、はっきりと分かった。
ザシャは本気でエミリーの事を婚約者にしようと考えている事を…。
それと同時に俺も自分の気持ちに気付いた。
勝てない相手だとは分かっているけど、俺は…エミリーの事が好きだ。
こんな感情を持ったのは初めてで、正直自分自身に動揺していた。
だけど…、ザシャはシルヴィアの事も考えてくれると言った。
エミリーと出会って間もない状況で、ザシャはエミリーに興味を持った。
ということはシルヴィアにだってチャンスはあると言う事だ。
ザシャの気持ちさえ変えさせれば、シルヴィアをザシャの婚約者に出来るかもしれない…。
それにエミリーだって……。
(俺は…何を考えているんだ……。仕えている人間が主を裏切ろうと考えるなんて…ありえないだろ…、今日はどうかしているな…)
本当にどうかしている。
エミリーに会ってから、何かがおかしくなった。
エミリーの事を考えていたら、無性にエミリーに会いたくなった。
普段なら準備を終えたエミリーを連れて行くのは俺の仕事なのだが、今日は候補者と過ごす日なのでザシャにその役割を奪われてしまった。
それが少し悔しく感じた。
だけど、今日はこれから3人でお茶会だ。
エミリーが俺の事も誘ってくれたことに嬉しさを感じてしまい、先程までのもやもやした気持ちは消えていた。
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そんな事を考えながら、俺は準備を始めた。
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