【完結】婚約者に振られた私に付け込むのはやめてください【R18】

Rila

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35.逃げられない②※

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もう何時間繋がったままでいるんだろう。
私は何度マティアスに奪われたんだろう。

意識が飛んでも、激しい刺激で目を覚ます。
何度それを繰り返しているのか、もう今となっては分からない。

私の中心からは自分の愛液とマティアスの白濁の混ざり合った物が溢れ出して私の太腿やシーツを濡らしていた。
顔も汗と涙でぐちゃぐちゃで、私の全身にはマティアスが付けた赤い痕がくっきりと残っていた。


「ぁあああっ……ぁあっ…」
私の唇は閉じることを忘れ、快楽に溺れた様に甘い嬌声を響かせる。

「リリー…の感じてる顔、最高に可愛いよ。もうその顔は俺以外には見せないで…」
マティアスは蕩けた表情でそう言うと私の唇を塞いだ。

「………っんん!」
マティアスの熱くなった舌が私の舌に絡まり、舐めあげられる。
お互いの混ざった唾液が溢れて私の口端から垂れていく。

マティアスはゆるゆるとした動きで腰を揺らす。
あれから一度も抜く事はなく、ずっと繋がったままでいるはずなのに何故かマティアスのモノは一向に萎えない。
だけどそんなことを考える余裕なんて今の私には無かった。

暫くすると再びマティアスの動きが早くなる。


「ぁあああっ…いやっ……もうイきたくないっ…っっ!!!」
私は涙でぐちゃぐちゃになった顔で泣き叫びながら嫌だと首を横に何度も振る。
だけどマティアスの腰の動きは更に激しくなる。

「リリーのイキ顔…本当に可愛い。…俺の前では我慢する必要なんて無いんだ…だから何度だってイけばいい…」
「ぁあああああっ!!!」
私は中を痙攣させながら達してしまう。
一度波が来ると止まれなくなり、その後はひたすらイきっぱなしになる。
それが苦しくてたまらない。

そして何度目かで私は限界を迎え再び意識を失った。


「リリー…愛してる………」
マティアスは意識を失った私を見下ろしながら切なそうな声で言うと、中に欲望を吐き出した。


*****








それから暫くして扉の開く音が聞こえた。
それと同時にサラが部屋の中に入って来た。


「あら、随分と激しくやっていたのね…。満足かしら?」
サラはベッドの前まで来ると、ベッドで疲れ切って寝ているリリーを見て呆れた様に小さく笑った。

「ああ…念願のリリーをやっと取り戻すことが出来た。サラには感謝してる…」
俺は眠っているリリーの顔を優しい顔で眺めながらリリーの髪を柔らかく撫でた。

「感謝しなさいよ…?私の迫真の演技良かったでしょ?」
サラは自慢げに言った。


俺はサラに眠らされる直前まではサラの計画を知らなかった。

サラは心底リリーの事を嫌っていることは知っていた。
勿論、俺の事を恨んでいる事も。
だから今回サラの屋敷に招待された時に、サラの罠であるかもしれない事には気付いていた。

でもサラからリリーを救う事が出来れば、リリーの心を再び取り戻せるんじゃないかと淡い期待を持ってしまった。

俺は全然リリーの事を諦める事なんて出来ていなかった。
口では前向きな態度でいるなんて言ったけど、あれは全部嘘だ。


サラに睡眠薬を飲まされて捕まり、リリーと別々の部屋に閉じ込められた。
そんな時サラは俺に取引を持ち掛けて来た。

俺はサラとの婚約を白紙に戻すために、サラの家の事を色々と調べ上げた。
そうしたら悪事の数々が山ほど出て来た。
それを公表される事をサラは恐れていた。

サラが俺に使ったのは、自分の感情が抑えられなくなり真実を口にしてしまう薬。
即効性で飲んで直ぐに効果が出て持続時間は2~3時間程度。
体に害はないが効果が効いてる間は感情が昂り狂暴になる。
さらに強力な媚薬を飲んだ。
部屋の中で強い匂いを発していた香もまた媚薬効果が含まれていた。


そして、その薬は本来ならリリーに使う予定だったらしい。
リリーの心に秘めた悪の部分を俺に聞かせて、俺の心を折ろうとした。

その話を聞いた時俺はサラの事を利用することを考えた。
俺はリリーが大切過ぎて強引な手に出ることが出来ない。
前回だって本当はリリーの事を抱くつもりでいたのに泣いてるリリーを見たら出来なかった。

だからその薬さえあれば俺は本能のままに動く事が出来る。
そうすればリリーを手に入れられると考えた。
そうでもしてまでリリーの事を手に入れたかった。
だから後悔はない。



「マティアス…これからどうするの?殿下との婚約は公にはされてないけど、もう決まった事よ?残念だけど貴方に勝ち目はないわ」
「大丈夫だよ…リリーはきっと俺に抱かれたことで、罪悪感から婚約を無かった事にしようと動くはずだ…。それにサラが演技してくれたおかげで、俺が薬に負けてリリーを無理矢理抱いてしまった事に絶望したと思い込むだろうな。そうなれば俺の傍から離れられなくなる」
サラの言葉に俺は淡々とした口調で話した。
リリーの事は長い間ずっと近くで見て来た、一番傍で見て来た俺だからリリーの事は誰よりも分かっている。

「貴方……案外悪い男なのね」
「そうだな、そうさせたのは全部リリーだ。俺の事をこんなに溺れさせておいて…今更逃がすつもりなんて無い」

「だけどあの殿下が簡単に引き下がるとは思えないわ」
「その事は既に考えているよ…」


「サラ…もう少しだけ協力してもらうよ…」


あの日、サラと出会わなければこんな事にはならなかっただろう。
俺はあのままリリーと別れて、諦めようと必死に努力していたかもしれない。

だけど最後の最後で俺にもチャンスが巡って来た。
そんなチャンスをみすみす逃がしてなるものか…。

俺はどんな手を使ってでもリリーを手に入れたいと思ってしまった。
愛してるんだ、どうしようもない程に…。
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