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43.王家主催パーティー③
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扉の奥からは賑やかな話声と、軽快な音楽が聞こえていた。
この扉を開いた先が今回のパーティー会場となっている。
私は今回王族であるハーラルトのパートナーに選ばれたので入場は一番最後だった。
私はハーラルトの腕を掴みながらその時を待っていた。
緊張し過ぎて顔がつい強張ってしまう。
「リリー…、行こうか」
「はいっ…」
ハーラルトは私に柔らかく笑むと、私は返事をした。
そして一歩前に足を踏み出すと、扉が開いた。
扉の先は眩しい程の煌びやかな世界が広がっていた。
非日常の様な雰囲気で不思議な気分になる。
そして周りの視線は一気に私達に集められ、私は思わず掴んでいたハーラルトの腕にぎゅっと力を込めた。
そんな戸惑ってばかりいる私とは違い、ハーラルトは流石だった。
全く動じることなく堂々とした態度をしていた。
「リリー、大丈夫か?」
「……っ…」
ガチガチに緊張した私に優しく声を掛けてくれた。
私は必死に笑顔を繕うとするも、どうも顔が強張ってる所為で引き攣った様に見えているかもしれない。
「一生懸命笑おうと努力してる姿もすごく可愛いよ」
「……っ!!!」
ハーラルトは私が聞こえる程の声で小さく囁いた。
その瞬間私の顔はどんどん赤くなっていく。
「リリー、顔赤くしたらダメって言っただろ?我慢して?これから挨拶なんだし…僕以外の人間にそんな可愛い顔見せたら駄目だよ」
「……っ……」
ハーラルトはわざと意地悪そうな口調で言ってきた。
私は誰の所為で…!と言いたげにハーラルトの顔をムッと軽く睨むも周りの目もありすぐに作り笑顔に戻した。
それから長い挨拶巡りが始まった。
基本的にハーラルトが全て相手をしてくれるので、私は隣で笑顔を作って簡単な挨拶をするだけだった。
しかしこれが思った以上に疲れる。
挨拶する人数が多すぎる…。
最初は緊張しすぎて力が入り過ぎていたけど、途中からは慣れて来たのか自然に笑顔を作れるようになっていた。
初めて顔を合わせる人や、高貴族を相手にしている時は異常な程に緊張してしまうも、見知ったクラスメイトも挨拶に来てくれて婚約の事を喜んでくれると嬉しい気持ちになった。
ハーラルトはどんな相手に対しても全く動じない態度は本当にすごいなと感心してしまった。
きっとこういう事を幼い頃からしているから慣れているのだろうなと思った。
「リリー、疲れたんじゃないか…?」
「うん、ちょっとだけ…。挨拶って結構大変なんだね…」
私がそう言うとハーラルトは私の手を引いた。
「少し外の風に当たりに行こうか」
私は小さく頷いた。
挨拶も終わったし少し休憩をしたいと私も思っていた。
「風が気持ちいいね」
「そうだな…」
二階に上がり、バルコニーに出ると心地よい夜風が肌に触れる。
先程までいた1階には多くの人がいて熱気を感じる程だった。
だから余計にひんやりとした風が気持ち良く感じた。
「リリー…」
不意にハーラルトに名前を呼ばれ視線を向けると、真直ぐ見つめられドキドキしてしまう。
「今日はリリーに会わせたい人物がいるんだ…」
「会わせたい人…?」
突然そんな事を言われ、なんだろうと思っていると背後から気配を感じて後ろを振り返った。
「……リリー、久しぶり…だな」
「………っ…」
そこにいたのはマティアスだった。
私は思わず驚いて何も言えないまま固まってしまっていた。
マティアスと会うのはあの日以来だった。
私は突然の再会にどうしたらいいのか分からなくなっていた。
この扉を開いた先が今回のパーティー会場となっている。
私は今回王族であるハーラルトのパートナーに選ばれたので入場は一番最後だった。
私はハーラルトの腕を掴みながらその時を待っていた。
緊張し過ぎて顔がつい強張ってしまう。
「リリー…、行こうか」
「はいっ…」
ハーラルトは私に柔らかく笑むと、私は返事をした。
そして一歩前に足を踏み出すと、扉が開いた。
扉の先は眩しい程の煌びやかな世界が広がっていた。
非日常の様な雰囲気で不思議な気分になる。
そして周りの視線は一気に私達に集められ、私は思わず掴んでいたハーラルトの腕にぎゅっと力を込めた。
そんな戸惑ってばかりいる私とは違い、ハーラルトは流石だった。
全く動じることなく堂々とした態度をしていた。
「リリー、大丈夫か?」
「……っ…」
ガチガチに緊張した私に優しく声を掛けてくれた。
私は必死に笑顔を繕うとするも、どうも顔が強張ってる所為で引き攣った様に見えているかもしれない。
「一生懸命笑おうと努力してる姿もすごく可愛いよ」
「……っ!!!」
ハーラルトは私が聞こえる程の声で小さく囁いた。
その瞬間私の顔はどんどん赤くなっていく。
「リリー、顔赤くしたらダメって言っただろ?我慢して?これから挨拶なんだし…僕以外の人間にそんな可愛い顔見せたら駄目だよ」
「……っ……」
ハーラルトはわざと意地悪そうな口調で言ってきた。
私は誰の所為で…!と言いたげにハーラルトの顔をムッと軽く睨むも周りの目もありすぐに作り笑顔に戻した。
それから長い挨拶巡りが始まった。
基本的にハーラルトが全て相手をしてくれるので、私は隣で笑顔を作って簡単な挨拶をするだけだった。
しかしこれが思った以上に疲れる。
挨拶する人数が多すぎる…。
最初は緊張しすぎて力が入り過ぎていたけど、途中からは慣れて来たのか自然に笑顔を作れるようになっていた。
初めて顔を合わせる人や、高貴族を相手にしている時は異常な程に緊張してしまうも、見知ったクラスメイトも挨拶に来てくれて婚約の事を喜んでくれると嬉しい気持ちになった。
ハーラルトはどんな相手に対しても全く動じない態度は本当にすごいなと感心してしまった。
きっとこういう事を幼い頃からしているから慣れているのだろうなと思った。
「リリー、疲れたんじゃないか…?」
「うん、ちょっとだけ…。挨拶って結構大変なんだね…」
私がそう言うとハーラルトは私の手を引いた。
「少し外の風に当たりに行こうか」
私は小さく頷いた。
挨拶も終わったし少し休憩をしたいと私も思っていた。
「風が気持ちいいね」
「そうだな…」
二階に上がり、バルコニーに出ると心地よい夜風が肌に触れる。
先程までいた1階には多くの人がいて熱気を感じる程だった。
だから余計にひんやりとした風が気持ち良く感じた。
「リリー…」
不意にハーラルトに名前を呼ばれ視線を向けると、真直ぐ見つめられドキドキしてしまう。
「今日はリリーに会わせたい人物がいるんだ…」
「会わせたい人…?」
突然そんな事を言われ、なんだろうと思っていると背後から気配を感じて後ろを振り返った。
「……リリー、久しぶり…だな」
「………っ…」
そこにいたのはマティアスだった。
私は思わず驚いて何も言えないまま固まってしまっていた。
マティアスと会うのはあの日以来だった。
私は突然の再会にどうしたらいいのか分からなくなっていた。
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