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第82話 竜一の知恵vsすごろく
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「う”う”ぁぁぁあああああああ!!!」
椅子に座ったままの白根が絶叫を上げながら前後に割れるように体に切れ目が入りそのまま床へと落ちた。
べちゃっと血が混じった生々しい音が響きモニターの中の白根と同じ状態になったそれをまなみも竜一も唖然として見ていた。
しかし、次の瞬間血の後も消え去り床に寝そべった状態の白根が意識を取り戻した。
「うっげほっえほっげほっ・・・」
今まさに自分の体が前後に真っ二つになるのを体験した白根の顔は一気に老けたような表情になっていた。
それが表すのはただ一つ・・・死んだ瞬間の事を生き返っても覚えているのだ。
「白根さん大丈夫?!」
慌てて駆け寄るまなみと竜一に咳き込みながらも手で大丈夫だと制する白根。
吐き気が襲い続けているのだろう、気持ち悪そうに顔を沈ませたまま白根は椅子に座りなおす。
死んだら楽になれる、そんな言葉が嘘だと告げるようにモニターの中のゲームは続く・・・
白根はまだあと1回死んでも生き返るのだ。
「とりあえず見るしか無いんだよな・・・」
竜一も背中にダラダラと汗をかきながらモニターを見詰める。
丁度その時にまなみがサイコロを転がし4が出て前に進む光景が映し出されていた。
4マス目へ移動したまなみは上体だけ捻って後ろに居る竜一と白根を見詰める・・・
そんなまなみに竜一は親指を立てて何かを合図していた。
そして、それに沈みきっていた白根も気付いた。
(二人共よく見てろよ!)
そして、手に持っていたサイコロを竜一は前へと転がす。
出た目は・・・2!
しかしその竜一を見て2人の目に輝きが戻っていた。
そう、竜一はこのサイコロを転がすスゴロクの必勝法とも言える方法をこの短い間に思いついていたのだ。
それに気付いた白根も落ち着いてサイコロを転がす・・・
出た目は・・・2!
(よし、気付いてくれたみたいだな!)
竜一は白根の動きを見て安堵した。
それは竜一が思いついて実践した一つの方法。
本来であればいかさまとも言える方法であるがサイコロを転がせとしか言われていないルールなので合法なのだろう。
まなみも白根の動きに気付いて頷きサイコロを転がす・・・
出た目は・・・3!
(やった!これならクリアできる!)
3人が行なった方法と言うのは非常に簡単なモノであった。
本来サイコロと言う物は必ず表と裏の合計が7になるように作られている。
そして、完全に平坦となっているこのすごろくの地面と組み合わせれば答えは直ぐに辿り着けた。
本来のサイコロの目の種類は1・2・3・4・5・6の6種類、この中で5と6を出すと駄目なので確率は3分の1、実に33%の確率で死ぬという事である。
だがこのサイコロを真っ直ぐに転がす事が出来るならば左右に1と6が来る様に持って転がす事で出る目を2・3・4・5の4種類に変えることが出来る!
その中で死ぬのは5のみで確率は4分の1、実に25%まで落とす事が出来るのだ。
だがこれだけではまだ不足である。
ここで竜一が取った方法と言うのが手にした手前側を5に合わせて半回転以上させるという方法であった。
こうすれば転がる強さにも寄るが出る目を限りなく2・3・4に絞る事が可能なのだ!
こうして順調に危険を冒さずにスゴロクを進めていった3人であったが残り10マスを切った時に驚く事となった。
竜一の手の中に現れたサイコロが4・5・6しか無かったのだ。
4の裏には4、5の裏には5、6の裏には6と言う恐怖のサイコロ。
残るマスは竜一が9、白根が8、まなみが8であった。
確率3分の2で死ぬサイコロを振って竜一は3回4を出さなければならないという事なのだ。
しかも・・・
(おいおい・・・嘘だろおい・・・)
突如地面が変形し平らではなくなった。
細かな凹凸が生まれサイコロを落とせばどこへ転がるか全く分からないようになった。
まるで今までの不正を見ていた者がそれをさせない為に行なったかのような変化。
先程までの真っ直ぐ転がす方法を用いれば2分の1だったものが地面のせいで不可能となったのだ。
(やばい・・・これは本格的にヤバイぞ・・・)
そう考え竜一は手にしたサイコロをじっくりと観察する・・・
何か案は無いか、この危機を安全に突破する方法が何処かに無いか・・・
スゴロク自体は焦らされる事は無く、サイコロを振るまではゲームは停止しているので落ち着いて竜一は思考をめぐらせるのであった・・・
椅子に座ったままの白根が絶叫を上げながら前後に割れるように体に切れ目が入りそのまま床へと落ちた。
べちゃっと血が混じった生々しい音が響きモニターの中の白根と同じ状態になったそれをまなみも竜一も唖然として見ていた。
しかし、次の瞬間血の後も消え去り床に寝そべった状態の白根が意識を取り戻した。
「うっげほっえほっげほっ・・・」
今まさに自分の体が前後に真っ二つになるのを体験した白根の顔は一気に老けたような表情になっていた。
それが表すのはただ一つ・・・死んだ瞬間の事を生き返っても覚えているのだ。
「白根さん大丈夫?!」
慌てて駆け寄るまなみと竜一に咳き込みながらも手で大丈夫だと制する白根。
吐き気が襲い続けているのだろう、気持ち悪そうに顔を沈ませたまま白根は椅子に座りなおす。
死んだら楽になれる、そんな言葉が嘘だと告げるようにモニターの中のゲームは続く・・・
白根はまだあと1回死んでも生き返るのだ。
「とりあえず見るしか無いんだよな・・・」
竜一も背中にダラダラと汗をかきながらモニターを見詰める。
丁度その時にまなみがサイコロを転がし4が出て前に進む光景が映し出されていた。
4マス目へ移動したまなみは上体だけ捻って後ろに居る竜一と白根を見詰める・・・
そんなまなみに竜一は親指を立てて何かを合図していた。
そして、それに沈みきっていた白根も気付いた。
(二人共よく見てろよ!)
そして、手に持っていたサイコロを竜一は前へと転がす。
出た目は・・・2!
しかしその竜一を見て2人の目に輝きが戻っていた。
そう、竜一はこのサイコロを転がすスゴロクの必勝法とも言える方法をこの短い間に思いついていたのだ。
それに気付いた白根も落ち着いてサイコロを転がす・・・
出た目は・・・2!
(よし、気付いてくれたみたいだな!)
竜一は白根の動きを見て安堵した。
それは竜一が思いついて実践した一つの方法。
本来であればいかさまとも言える方法であるがサイコロを転がせとしか言われていないルールなので合法なのだろう。
まなみも白根の動きに気付いて頷きサイコロを転がす・・・
出た目は・・・3!
(やった!これならクリアできる!)
3人が行なった方法と言うのは非常に簡単なモノであった。
本来サイコロと言う物は必ず表と裏の合計が7になるように作られている。
そして、完全に平坦となっているこのすごろくの地面と組み合わせれば答えは直ぐに辿り着けた。
本来のサイコロの目の種類は1・2・3・4・5・6の6種類、この中で5と6を出すと駄目なので確率は3分の1、実に33%の確率で死ぬという事である。
だがこのサイコロを真っ直ぐに転がす事が出来るならば左右に1と6が来る様に持って転がす事で出る目を2・3・4・5の4種類に変えることが出来る!
その中で死ぬのは5のみで確率は4分の1、実に25%まで落とす事が出来るのだ。
だがこれだけではまだ不足である。
ここで竜一が取った方法と言うのが手にした手前側を5に合わせて半回転以上させるという方法であった。
こうすれば転がる強さにも寄るが出る目を限りなく2・3・4に絞る事が可能なのだ!
こうして順調に危険を冒さずにスゴロクを進めていった3人であったが残り10マスを切った時に驚く事となった。
竜一の手の中に現れたサイコロが4・5・6しか無かったのだ。
4の裏には4、5の裏には5、6の裏には6と言う恐怖のサイコロ。
残るマスは竜一が9、白根が8、まなみが8であった。
確率3分の2で死ぬサイコロを振って竜一は3回4を出さなければならないという事なのだ。
しかも・・・
(おいおい・・・嘘だろおい・・・)
突如地面が変形し平らではなくなった。
細かな凹凸が生まれサイコロを落とせばどこへ転がるか全く分からないようになった。
まるで今までの不正を見ていた者がそれをさせない為に行なったかのような変化。
先程までの真っ直ぐ転がす方法を用いれば2分の1だったものが地面のせいで不可能となったのだ。
(やばい・・・これは本格的にヤバイぞ・・・)
そう考え竜一は手にしたサイコロをじっくりと観察する・・・
何か案は無いか、この危機を安全に突破する方法が何処かに無いか・・・
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