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第7話 強盗?いえ、正当防衛です。
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『美女に救助されて介護されたった』
『薬入りスープで危うく売られるとこだった』
七志の世界では時間は止まらずに進んでいるだが、嵐の世界では毎日少しずつ七志の世界を進ませ録画された映像が編集され続きがアップロードされており、観覧者数はうなぎ登りで、チャンネル登録も50件を超えていた。
『合計再生回数2万を超えたか…すげぇ…』
既に嵐はコメント欄への返信を止めていた。
全部に目を通すだけで何時間かかるか分からないくらい動画毎にコメントが並んでいるのだ。
『それじゃきょうも頑張ってもらいましょうか!』
嵐はパソコンの操作をして止めていた時間を進ませる…
「RPGの基本だよな」
七志はアデルの家を家捜ししてありとあらゆる物を収納していった。
狩人と言うだけあって武器も刀からナイフや槍、弓、こん棒といった様々な物があり次々と収納していく。
「どんなもんだ?」
『どうやらデータの容量が入る分だけ行けそうだぞ』
「つまり?」
『最後のこん棒で375キロバイトだ。七志用に3テラバイトのHD使ってるから…』
「ごめん、良く分からない」
『そうだな、1000キロバイトで1メガバイトだ。1000メガバイトで1ギガバイトだ。1000ギガバイトで1テラバイトだ』
「つまりこん棒なら300万本位入ると?」
単純計算だが分かりやすかった。
『いや、それがな…同じ名前の同じ性能なら纏められるみたいでな…』
「つまりほぼ無限に入ると考えていいと…」
七志、そこからは手当たり次第であった。
衣類や道具は勿論、食料から金から寝室に落ちてたモザイクの必要な物まで収納しただけでなく家具から家のドアまで収納していった。
取り外ししなくても収納できるのか試してみたら出来たのでついでであった。
助けてもらった恩はあったが奴隷か何かに売り飛ばされそうになった時点でアデルに対する慈悲などは一切なかった。
「さて、それじゃそろそろおいとましますかね」
最後にアデルに挨拶だけしようと部屋を覗き込んだら目を覚ましたのだが麻痺で動けないのに媚薬で発情している二人が呻いていた。
「アデルお姉さん、助けてくれてありがとう。お礼に命は助けてあげるね」
そう言い残して七志は家を出る。
そこにはあの奴隷屋の男が乗ってきたと思われる馬車が停まっており従者がチラリとこちらを見る。
軽くお辞儀をすると向こうもお辞儀を返し視線を反らされたので七志はそのまま歩いて道を進んでいく。
脳内に嵐から近くの町の場所を聞いてそっちへ向かったのだ。
『しかし、容赦ないなぁ』
「命があるだけ儲けモノでしょ?」
悪党に人権はない、そして勝者こそが正義。
二人の共通の認識であった。
そして、二人ともアデルの隠している財産については敢えて手を出していない。
そこに『これだけは許してあげる』とメモしておいたのだがこの世界の人にはそれが読めないのを二人はまだ知らなかった…
『薬入りスープで危うく売られるとこだった』
七志の世界では時間は止まらずに進んでいるだが、嵐の世界では毎日少しずつ七志の世界を進ませ録画された映像が編集され続きがアップロードされており、観覧者数はうなぎ登りで、チャンネル登録も50件を超えていた。
『合計再生回数2万を超えたか…すげぇ…』
既に嵐はコメント欄への返信を止めていた。
全部に目を通すだけで何時間かかるか分からないくらい動画毎にコメントが並んでいるのだ。
『それじゃきょうも頑張ってもらいましょうか!』
嵐はパソコンの操作をして止めていた時間を進ませる…
「RPGの基本だよな」
七志はアデルの家を家捜ししてありとあらゆる物を収納していった。
狩人と言うだけあって武器も刀からナイフや槍、弓、こん棒といった様々な物があり次々と収納していく。
「どんなもんだ?」
『どうやらデータの容量が入る分だけ行けそうだぞ』
「つまり?」
『最後のこん棒で375キロバイトだ。七志用に3テラバイトのHD使ってるから…』
「ごめん、良く分からない」
『そうだな、1000キロバイトで1メガバイトだ。1000メガバイトで1ギガバイトだ。1000ギガバイトで1テラバイトだ』
「つまりこん棒なら300万本位入ると?」
単純計算だが分かりやすかった。
『いや、それがな…同じ名前の同じ性能なら纏められるみたいでな…』
「つまりほぼ無限に入ると考えていいと…」
七志、そこからは手当たり次第であった。
衣類や道具は勿論、食料から金から寝室に落ちてたモザイクの必要な物まで収納しただけでなく家具から家のドアまで収納していった。
取り外ししなくても収納できるのか試してみたら出来たのでついでであった。
助けてもらった恩はあったが奴隷か何かに売り飛ばされそうになった時点でアデルに対する慈悲などは一切なかった。
「さて、それじゃそろそろおいとましますかね」
最後にアデルに挨拶だけしようと部屋を覗き込んだら目を覚ましたのだが麻痺で動けないのに媚薬で発情している二人が呻いていた。
「アデルお姉さん、助けてくれてありがとう。お礼に命は助けてあげるね」
そう言い残して七志は家を出る。
そこにはあの奴隷屋の男が乗ってきたと思われる馬車が停まっており従者がチラリとこちらを見る。
軽くお辞儀をすると向こうもお辞儀を返し視線を反らされたので七志はそのまま歩いて道を進んでいく。
脳内に嵐から近くの町の場所を聞いてそっちへ向かったのだ。
『しかし、容赦ないなぁ』
「命があるだけ儲けモノでしょ?」
悪党に人権はない、そして勝者こそが正義。
二人の共通の認識であった。
そして、二人ともアデルの隠している財産については敢えて手を出していない。
そこに『これだけは許してあげる』とメモしておいたのだがこの世界の人にはそれが読めないのを二人はまだ知らなかった…
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