13 / 106
第12話 五色の属性と七志のステータス
しおりを挟む
『魔法塾『魔育園』は無茶苦茶だった』
動画がアップされると同時に相変わらずアクセスは凄まじく、某巨大掲示板では自称考古学者な人が様々な意見を交わし合う事となっていた。
また毎日短いとは言え、これだけのクオリティの動画を提供できるCGクリエイターが居るのなら是非スカウトしたいと言う話も上がり大盛り上がりとなっていた。
「それじゃあまずはあんたの属性を調べないとね」
ルルに魔法を学ぶ上で七志がどの属性を持っているのかとステータスを確認すると言うことであった。
まだ受講前だがこれは無料で受けられる、と言うのもここで学べない属性の場合は断る場合があったからだ。
「大きく分けて魔法には5色の魔法がある、まず回復を司る白魔法、次に攻撃を司る黒魔法、そして時間を操る紫魔法、更に魔物のみが使える魔法が使える青魔法、最後に無属性の黄色魔法じゃ」
5つの色魔法、それがこの世界の魔法であった。
「まずはこれでお前さんの属性を調べんとな」
そう言ってルルさんが出したのは五芒星の描かれた一枚の紙であった。
真上から時計回りに先程の説明順に白、黒、紫、青、無色の色が星の先端に塗られていた。
「この中央にお前さんの血を一滴垂らせばお前さんの属性の方向の三角の部分が光出す。やってみるのじゃ」
机の上に置かれたその紙の上に七志は先程雑貨屋で購入していた短剣の先端で指先に傷を付けて血を垂らす。
すると五芒星は全てが輝き出しルルも驚きに目を見開く!
「な、なんじゃと?!全属性に適正あり…まさか伝説のオールマイティーなのか?!」
「これって凄いことなのですか?」
「お前さん知らんのか?普通の人なら一色、100人に一人で2色、1万人に1人で3色を持つと言われているが、4色以上は属性同士の相性であり得ないんじゃ!」
そう、例えば青魔法は白と黒と同時にはあり得ず、無色は他の色と混ざらない。
なので実質的に黒、白、紫の3色持ちが理論上の最高複数色の持ち主なのである。
「お、お前さん是非うちに通いなさい!お前が居れば魔道選手権に勝てるかもしれん!是非入ってくれ!」
ルルがあまりにも豹変して迫るので弱冠引き気味の七志であったが目的は魔法を学ぶことであった為、通う事にこの場で即決した。
「とりあえず魔道選手権ってのは分からないですが通って学ばせてもらえるのでしたら…」
「あぁ、教えてやるとも!」
こうして七志はこの魔育園に通う事がこの場で確定し誓約書を交わす。
これは魔法で互いの契約を遵守させる呪いみたいなもので、簡単に言うと七志の方からここを出るまでここに在籍を許可すると記載されていた。
「よし、やったぞ!こいつは掘り出し物だ!ワシにも運が向いてきたぞ!」
凄くウキウキのルルである、とても老婆の動きには見えないスキップなんかしている…
そして、何かを思い出したかのように両手で交わし手を打ち声を出す。
「ををっそうじゃ!お主、ナナシと言ったな?ナナシのステータスを見てみないとな」
そう言って今度は小さなスマホサイズの板を手渡してくる。
「これがステータスプレートじゃ、額に押し付けるとその者のステータスが表示される、やってみろ」
凄く嬉しそうなルルに言われ、自身の属性がオールマイティーで全色使用可能なチートだと理解した七志はそれを額に当てる。
そして、浮かび上がったそれを見てルルは真っ青になって唖然とするのであった…
ナナシ
Lv.1
HP 15
MP 1
魔力1
この世界では魔力によって体が強化される、そのため魔力を使って戦闘時に力を強くしたり出来るのだが七志はそれすら行うことが出来ない程魔力が無かった。
最低限生きているのに必要な魔力1しかなかったのである。
そして、それを見たルルは絶望していた。属性は全色使えても魔力が足りず魔法が使えないのである。
更に先程誓約書を交わしてしまった為に断る事も出来なくなっていた。
その誓約書内にルルは七志を逃がさない為に記載してしまっていたのである。
『七志は無料で魔育園に通う事を許可する』
と…
顔を真っ赤にしてルルは七志を睨み付け叫ぶのであった!
「この詐欺魔道士がぁぁぁ!!!!」
動画がアップされると同時に相変わらずアクセスは凄まじく、某巨大掲示板では自称考古学者な人が様々な意見を交わし合う事となっていた。
また毎日短いとは言え、これだけのクオリティの動画を提供できるCGクリエイターが居るのなら是非スカウトしたいと言う話も上がり大盛り上がりとなっていた。
「それじゃあまずはあんたの属性を調べないとね」
ルルに魔法を学ぶ上で七志がどの属性を持っているのかとステータスを確認すると言うことであった。
まだ受講前だがこれは無料で受けられる、と言うのもここで学べない属性の場合は断る場合があったからだ。
「大きく分けて魔法には5色の魔法がある、まず回復を司る白魔法、次に攻撃を司る黒魔法、そして時間を操る紫魔法、更に魔物のみが使える魔法が使える青魔法、最後に無属性の黄色魔法じゃ」
5つの色魔法、それがこの世界の魔法であった。
「まずはこれでお前さんの属性を調べんとな」
そう言ってルルさんが出したのは五芒星の描かれた一枚の紙であった。
真上から時計回りに先程の説明順に白、黒、紫、青、無色の色が星の先端に塗られていた。
「この中央にお前さんの血を一滴垂らせばお前さんの属性の方向の三角の部分が光出す。やってみるのじゃ」
机の上に置かれたその紙の上に七志は先程雑貨屋で購入していた短剣の先端で指先に傷を付けて血を垂らす。
すると五芒星は全てが輝き出しルルも驚きに目を見開く!
「な、なんじゃと?!全属性に適正あり…まさか伝説のオールマイティーなのか?!」
「これって凄いことなのですか?」
「お前さん知らんのか?普通の人なら一色、100人に一人で2色、1万人に1人で3色を持つと言われているが、4色以上は属性同士の相性であり得ないんじゃ!」
そう、例えば青魔法は白と黒と同時にはあり得ず、無色は他の色と混ざらない。
なので実質的に黒、白、紫の3色持ちが理論上の最高複数色の持ち主なのである。
「お、お前さん是非うちに通いなさい!お前が居れば魔道選手権に勝てるかもしれん!是非入ってくれ!」
ルルがあまりにも豹変して迫るので弱冠引き気味の七志であったが目的は魔法を学ぶことであった為、通う事にこの場で即決した。
「とりあえず魔道選手権ってのは分からないですが通って学ばせてもらえるのでしたら…」
「あぁ、教えてやるとも!」
こうして七志はこの魔育園に通う事がこの場で確定し誓約書を交わす。
これは魔法で互いの契約を遵守させる呪いみたいなもので、簡単に言うと七志の方からここを出るまでここに在籍を許可すると記載されていた。
「よし、やったぞ!こいつは掘り出し物だ!ワシにも運が向いてきたぞ!」
凄くウキウキのルルである、とても老婆の動きには見えないスキップなんかしている…
そして、何かを思い出したかのように両手で交わし手を打ち声を出す。
「ををっそうじゃ!お主、ナナシと言ったな?ナナシのステータスを見てみないとな」
そう言って今度は小さなスマホサイズの板を手渡してくる。
「これがステータスプレートじゃ、額に押し付けるとその者のステータスが表示される、やってみろ」
凄く嬉しそうなルルに言われ、自身の属性がオールマイティーで全色使用可能なチートだと理解した七志はそれを額に当てる。
そして、浮かび上がったそれを見てルルは真っ青になって唖然とするのであった…
ナナシ
Lv.1
HP 15
MP 1
魔力1
この世界では魔力によって体が強化される、そのため魔力を使って戦闘時に力を強くしたり出来るのだが七志はそれすら行うことが出来ない程魔力が無かった。
最低限生きているのに必要な魔力1しかなかったのである。
そして、それを見たルルは絶望していた。属性は全色使えても魔力が足りず魔法が使えないのである。
更に先程誓約書を交わしてしまった為に断る事も出来なくなっていた。
その誓約書内にルルは七志を逃がさない為に記載してしまっていたのである。
『七志は無料で魔育園に通う事を許可する』
と…
顔を真っ赤にしてルルは七志を睨み付け叫ぶのであった!
「この詐欺魔道士がぁぁぁ!!!!」
0
あなたにおすすめの小説
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
【完結】侍女が王女に転生?!英雄と結婚して破滅の国を救います!
カナタカエデ
ファンタジー
八十歳で生涯を終えた、元王宮侍女カリナ。
その最期の瞬間――枕元に、かつて仕えた王女アメリアが現れた。
「お願い…私の人生をやり直して。国を、私を、救って――」
次に目を開くと、カリナは十八歳の“王女アメリア”として転生していた。
彼女は知っている。
このままでは王国は滅び、愛する主君が破滅する未来を。
未来を変えるため、アメリアは
冷徹と噂される英雄ヴァルクとの政略結婚を選ぶ。
これは、かつて守れなかった主人のための転生。
そのはずなのに――彼への想いは、気づけば変わり始めていた。
王女と英雄が紡ぐ、破滅回避ラブファンタジー開幕。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
挿絵はA I画像を使用
10/20 第一章完結
12/20 第二章完結
2/16 第三章完結
他サイト掲載
(小説家になろう、Caita)
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜
美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?
犬の散歩中に異世界召喚されました
おばあ
ファンタジー
そろそろ定年後とか終活とか考えなきゃいけないというくらいの歳になって飼い犬と一緒に異世界とやらへ飛ばされました。
何勝手なことをしてくれてんだいと腹が立ちましたので好き勝手やらせてもらいます。
カミサマの許可はもらいました。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる