異世界召喚されたユウキのスキルを知った女性達は今日も彼を愛する

昆布海胆

文字の大きさ
17 / 101

第17話 女剣士レイラ

しおりを挟む
深い闇から星の光以外の光が浮かび上がる。
空が少しずつ青さを増していく明け方・・・
魔法で生み出された鳥がダーマンの一室へ飛び込んでいた。

「アリア姫様、ローザから報告書が届きました」
「読み上げて頂戴」

つい先程眠りから目覚め上体をベットの上で起こしたアリア姫は長い髪を流しながら連れていたメイドに伝える。
メイドの手の中で魔法生物の鳥はその姿を変化させ手紙になっていた。
そこに書かれていたのは昨夜ローザが書き記したユウキの現状と現在判明しているスキルの効果と推測であった。

「無限成長ですか・・・でも不可解な事もありますわね・・・」

報告書の中にはシズの事に関しては書かれていなかったがハナだけでなくローザもユウキに魅了されている事実が記載されていた。
そして、アリア姫自身もゼロがユウキのレベルを上げた時に自身の体に起こった不思議な感覚に気付いていた。
まるで猫が発情期を迎えたように体が疼きだしていたのだ。
それ以来ユウキが望むのであれば自身の体を差し出す覚悟を持っていたのである。

「今日の会議では成長を続けているとだけ説明するとしましょう」

それは現在もユウキのレベルが市民の基準とされている6に到達していない事を報告するべきではないと判断したからである。
過去にレベルが下がると言う事例は報告されておらず伝えたところで、アリア姫がユウキを自国を守る為に独占する目的で匿っていると推測されるのを防ぐ為でもあった。






ダーマンから更に西に進んだ砦。
そこに常駐する兵士達は今日もバラモヌに支配されたデーモンの町周辺の小さな村へ向けて進軍していた。
逃げ遅れた人間や逃げなかった人間がバラモヌの魔物達に蹂躙され犯され苗床とされているのを開放するのが彼等の役目であった。
魔物は異性の人間を犯し孕ませ増える、それは人間の男の精液で雌の魔物が孕み、魔物の雄の精液で人間の女が孕む。
その結果生まれるのは人間ではなく魔物なのだ。
つまり魔物にとって人間は殺さずに捕らえるのを目的とする生き物なのであった。
これが明らかに戦闘力で負けている人間が魔物に勝てる理由であった。

「雄の魔物には男が、雌の魔物には女が相手をするのを忘れるな!」
「「「オウッ!!!」」」

魔物側からすれば人間は殺さずに捕らえる物、逆に人間側からすれば魔物は殺す物。
抵抗する者を捕らえるよりも殺すほうが遥かに楽なのは言うまでも無いだろう。
だからこそまともに戦う事が出来ていたのだ。

「くっこいつっ!」

1人の女剣士が2メートルはある巨体の化け物と戦っていた。
女検視の名はレイラ、戦っている相手は雌のオークである。
オークのその股間にしがみ付くように人間の男が張り付き男性器を挿入していた。
それは村に残っていた男性なのだろう、雌のオークの中へ精液を注ぎ続ける事しか考えられなくなったかのようにレイラに一切の興味も示さず交尾をし続けていた。
そして、その男性はレイラにとっても保護するべき民間人なのである。
生きた鎧の様にオークの下半身にしがみ付く男性を傷つけないように戦うレイラの表情は曇っていた。

「くそっ!増援はまだか!」

そのしがみ付いた男性を殺してしまうのは勿論駄目なのだがこのまま雌のオークに止めを刺すもの駄目なのだ。
何故ならば魔物の体液によって中毒症状を発症している人間は解放されるとそのまま人間を襲うのだ。
助けた相手に犯される、これほど理不尽な事も無いだろう。
だからこそ一定数の人数で固まって戦うのが基本となるのだがレイラはこの雌のオークと戦い始めた時に仲間と逸れてしまっていた。
同時に他の魔物が襲ってきたのだから仕方ないと言えば仕方ないのだがそのせいで止めを刺す事が出来なくなっていたのだ。

「ぎゃぁっ!?」

オークの太い腕が剣ごとレイラの体を吹き飛ばす。
地面を転がりながらも体勢を立て直し向かい合って刀を構えるレイラ。
先程の一撃で剣が少し曲がってしまったがオークの腕に確かな切り傷が出来出血を始めていた。
後は時間稼ぎをすれば出血が酷くなりオークは倒れると読んだレイラは更に距離を離そうとして気付いた。いや、気付いてしまった・・・

「くそっ・・・いつの間に・・・」

少し離れた場所でレイラと雌のオークを囲むように何匹ものオークがその姿を現していた。
そいつらは全て目の前の雌のオークと抱き付いた人間の間の子供であろう。
雌に比べて体は一回り小さい、だがその股間には立派な勃起した性器がそそり勃っていた。
明らかにレイラを捕らえて嬲る気なのだ。
だが・・・

「ぶひぃいいいい?!!!」

一匹のオークの叫び声が響きそのまま地面に倒れた。
その後頭部には矢が刺さっておりそれは増援が到着した証拠でもあった。

「どっちを見ている!お前の相手は私だ!!!」

周囲のオークが矢で倒れていく様子に気がそれた雌のオークにレイラが飛び掛った!
増援が到着したのであれば時間稼ぎをする必要はもうない、レイラは残った力を込めて雌のオークの頭部を斜めに切り裂いた!
ずり落ちるように頭部が斜めにずれてそのまま体も仰向けに倒れていく・・・
その間もしがみ付いた男は必死に腰を振り続けていたが雌のオークが息絶えたと同時にその腰の動きが止まった・・・

「っ・・・・・・」

顔をレイラの方へ向けて虚ろな瞳でレイラの姿を捉えた男性は勃起したままの下半身を雌のオークから抜き去りレイラに向かって立ち上がる・・・
たとえそれが戦闘経験の無い村人だとしても気を抜いてはいけないのをレイラは理解していた。
過去に助けた人間に犯された者が何人も居るのだ。
魔物の体液によって汚染された人間は脳のブレーキが外れ異常な力と体力で異性を犯そうとする。
だからこそ、それ様の対策をしっかりとしているのだ。

「ほらっ!おとなしくしろ!」

飛び掛ってきた男性をまるで柔道の様な投げで綺麗に地面に転がし直ぐに手足の腱を切断する。
これでどれ程リミッターが外れた体であろうと身動きが取れなくなるのだ。
切断された腱は連れ帰れば魔法で癒せるので基本的にこれが基本となっているのだ・・・
だが・・・

「うわっ?!こ、こいつ?!」

手足の腱を切断して気を抜いたレイラに男性が襲い掛かった!
手首と足首の腱を切断したのだが膝と肘で無理矢理体を動かして襲い掛かったのだ!
レベルが低い村人であったとしてもリミッターの外れた動きは時に予想を超える事がある。
唇を奪われそうになったレイラは近付く顔を必死に押し退け体にこすり付けられている男性器を嫌そうに蹴り上げた!
本来であれば痛みで悶絶するのだろうがビクンッと反応した男性は精液を放出しながら仰向けに倒れる。
血が混じった精液と共に少しずつ魔物の体液が抜けたのだろう、男性はそれ以上無理に動こうとはせずにビクビクッと震え続けていた。

「よう、レイラ危なかったな」
「ジャン、助かったよ。でもなこいつに襲われた時なんで助けなかった?」
「えーだってお前・・・」

そう言ってジャンは仰向けに倒れた男のレイラの蹴りで折れた男性器を見る・・・
過去にどさぐさに紛れてレイラに襲い掛かったことのあるジャンはその痛みを知っていたのだ。

「それはそうとお前のパーティの方も無事に保護されたって話だ」
「そうか、重ね重ね助かった」

ジャンが倒れている男を縛り担ぎ上げる。
そのジャンに続きレイラも他の兵士たちが待つ場所へ戻る。
そこには保護された人間が数名と、戦いの最中に魔物に犯されて中毒を発症し始めている者が何名か居た。

「よし、ではダーマンへ帰るぞ」

リーダーと思われる男の宣言で一同はダーマンへ向けて移動を開始する。
魔力を動力に動くジープカーの様な物が何台も走るその光景はファンタジーとは思えない光景である。
過去にこの世界に来た勇者がスキルを使って完成させたそれのお陰でアリア姫も1日も掛からずにダーマンに移動出来た事もありこの世界には欠かせないものとなっていた。

「それはそうと、勇者様がアリアハノに召喚されたって話だ」

ジャンの言葉にレイラが反応を示す。
勇者、御伽噺の中でしか知らないその存在。
勇者それぞれが様々な能力を保持しており魔王バラモヌを倒せる唯一の英雄。
その人物がアリアハノに居ると言う事実にレイラは乙女の様に心を躍らせていた。

「とりあえずはこいつらをダーマンの聖女リリシア様に浄化してもらわないとな」

魔物の体液に犯された人間を浄化できる唯一の存在、それがダーマンの聖女リリシアであった。
世界会議が行なわれている最中ではあるが一日に何度かリリシアはそうやって人々の浄化を受け持っていた。
そして、それは今日も行なわれている・・・

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁっんっ!」
「あ”っひっふぁっっあぁっっ!!!」
「んあっあひぃんぁっ!!」

聖女リリシアが祈りを捧げている周囲にはベットに括りつけられた何人もの人間が居た。
その上にその人物を犯すダーマンの僧侶達。
男には女の僧侶が跨り膣内で男性器を扱く、女には男の僧侶が覆い被さり女性器の中を肉棒で扱く。

「浄化の恵みよ、この者達の体から悪しき液体を排出せよ!」

リリシアの言葉と共に縛られた男女の体が光り輝き股間へとその光が集まっていく・・・
そして・・・

「んぶぅううううう!!!!!」

猿轡をされた拘束された男女が次々と叫び声を上げ僧侶と繋がっている部分から一気に体液が排出される!
それは白や透明ではなく緑色の体液で魔物の体液が一気に排出されたのを表していた。

「はぁ・・・はぁ・・・リリシア様、お疲れ様です」

僧侶の1人が縛られた女性から男性器を抜き立ち上がってリリシアに告げる。
股から流れ出る緑色の液体は次々と太股を伝わり床へと流れていく・・・
リリシアの力によって浄化された者は体内の魔物の体液を全て排出しぐったりとしたまま眠り続けていた。
数時間後には意識を取り戻すだろう。
そして、僧侶の体内へ排出された魔物の体液はリリシアの力で僧侶には悪影響を及ぼす事無く体外へと排出される・・・
これが魔物に犯された者を救う事が出来るリリシアだけが行なう事の出来る救済の儀式の全容であった。


儀式の魔から出たリリシアの前にレイラが立っていた。

「貴方は・・・確かレイラさんでしたよね?」
「はい、聖女様。名前を覚えて頂いてありがとうございます」

頭を下げるレイラにリリシアは微笑みながら先程の疲れも全く見せず待っていた理由を尋ねる。

「実は、私・・・勇者様にお会いしたくて・・・」
「そうですか・・・」

現在世界会議の為、アリアハノの王女アリア姫がダーマンに来ている事は周知の事実であった。
本来であれば他国の兵士であるレイラが勇者に面会をする事なんて出来る筈も無いのだが・・・

「私は悔しいのです、今日も魔物との戦いで愛用の剣を壊されてしまいました・・・私が未熟だから・・・」

それは雌のオークに曲げられたあの剣の事であった。
レイラは勇者と呼ばれる存在に稽古をつけてもらい実力を大幅に伸ばしたいと考えていたのだ。

「分かりました、それとなくアリア姫にその話を振ってみることにします」

そう告げリリシアは頭を下げ続けるレイラの元を去る。
リリシア自身もただ適当に口約束をしたわけではない、他国のアリアハノに居る勇者の現在の実力を確認するという名目で本当に勇者が居るのか確かめるのも必要だったからレイラの件は使えると判断されたからでもあった。
そして、その後の会議でアリア姫から勇者の実力が知りたいのでレイラをアリアハノに同行させると言う了解を貰うのであった。
このレイラの存在がユウキの真なるスキルの正体を暴く手掛かりになるとは誰もこの時は予想していなかった・・・
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな

七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」 「そうそう」  茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。  無理だと思うけど。

間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜

舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」  突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、 手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、 だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎  神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“  瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・  転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?  だが、死亡する原因には不可解な点が…  数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、 神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?  様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、 目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“  そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪ *神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw) *投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい *この作品は“小説家になろう“にも掲載しています

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした

新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。 「もうオマエはいらん」 勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。 ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。 転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。 勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

処理中です...