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第69話 解除されていく魔物の媚薬効果
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「起きて下さい!起きて下さい!」
ペシペシッと頬を叩かれる刺激にセリーの目が開く。
乾いた涙が少し抵抗を生み出すが、開いた目に飛び込んできたのは見慣れた天井であった。
「大丈夫ですか?少し治癒しましたが動けますか?」
「えっ・・・あっはい・・・」
少々ボーとしているが目の前に居る少女の姿を見て意識が覚醒していく・・・
そう、この娘もあのカヌダタに捕らえられていた娘だ。
名前は確か・・・
「私はカエデ、アリアハノから潜入調査に来ている者です」
「潜入・・・調査?」
「はい、ここのカヌダタと言う男はアリアハノでは指名手配されている奴隷商の親玉なのです」
「っ?!」
その言葉を聞いて彼女の容姿から直ぐに現状を理解した。
彼女もまたアイツに捕まって凌辱調教を行われていたのだ。
「何故か分かりませんが、私達に使用されていた薬の効果が切れているみたいなので今がチャンスです」
「ここから出るのね!」
「はい、他の人も出来るだけ助けて行きますので先に脱出を・・・」
「いえ、私はこの町の領主の娘、私も手伝います!」
その力強い言葉にカエデも頷き返し共に部屋を出ていく・・・
あれほどの倦怠感がカエデの治癒スキルの効果で楽になっているのもあるが、ずっと体に染み付いていた快楽を求める感情が殆どなくなっている事にセリーは心が躍った。
自分の意思とは無関係に男を求めていた吐き気を及ぼすほどの感情から解放されたからである。
ばちゅっと男の男性器が一気に挿入される。
思わず「うぴょっ」っと変な声が漏れる女であるが、挿入してくれた男を愛おしそうに抱き返した。
その目は何処か嬉しそうに蕩け、自ら犯している男の唇にキスを行う。
「へへっ本当に好きなんだな」
「んんー!!んんんーーー!!!♡」
ここに連れてこられて数日であるが、この女は既に魔物の精液中毒となり快楽をむさぼるだけの存在となり果てていた。
抱き着いた女を持ち上げた状態でもう一人の男が背後に回り込んでアナルへ男性器を宛がう。
そして、躊躇することなく一気に女の腰が落とされた。
「ぷぎゅぅっ?!」
前後の両穴に2本の男性器が挿入され奇声を上げるが、それすらも気持ちいいのか女は光悦の表情を浮かべていた。
ゆっさゆっさと上下に揺らされる体、両穴を蹂躙する男達。
それはこの女一人では無かった・・・
「おっと いきなり凄い腰振りだな、そんなにち〇ぽに飢えていたのか?」
拘束などなにもされていない長い髪の女が男に自ら跨り腰を振っていた。
男の言葉にそれを否定したいのか首を横に振っているが、その腰は上下左右にグラインドを止めない。
中に何度か出された精液が潤滑油になり、挿入直後から膣内はヌルヌルである。
「あぁぁぁぁっダメっこんな激しいのダメェェッ♡」
「口で言ってる事と行動が伴って無いんじゃないか~?」
「ひあ”あ”あ”ぁぁぁあ”あ”♡♡」
「そんなに俺の事が好きなのかぁ?」
「ち、ちがぁ・・・腰・・・腰が勝手に動くのぉぉ!!」
また直ぐ近くでは・・・
「お前にもあんな頃があったなぁ~」
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
「最初はあんなに俺を毛嫌いしてたのにまるで別人だな」
クイッと前髪を上げてやると上目遣いで男を見上げる女。
必死に鼻で息をしながら男のモノをしゃぶっていた。
背後からは別の男が女の中へ挿入しているのだが、女はそれが普通かの様に気にもしていない。
いや、体は快楽を受け入れているのか反応はしていた。
だが来る日も来る日も魔物の体液と凌辱に馴染んだ体はそれを普通だと感じているのだ。
「本当こいつはしゃぶるのが好きなんだな?しゃぶってると締め付けが凄いぜ」
「んっ♡ ふっ♡ んぁ♡」
「本当美味しそうにしゃぶるし舌使いも上手いもんだ」
そう言って撫でてやると嬉しそうに男を見詰める女の瞳。
一番の古株かもしれないこの女は1日でもSEXをしてやらないと発狂するほどに調教されていた。
生理であろうが体調が悪かろうが関係なく、男の精液が常に胃と子宮に溜まっているのである。
「うぉぉっ射精るっ!」
「あっ♡♡ ば♡ んっ♡ ムッんぐっ・・・」ぞく ぞく ぞく
「いい眺めだ。今日は口だけで何回出せるかな?」
ぢゅーぢゅーっと尿道に残った精液を吸い上げる女に声が届いているのかは分からない。
後ろから腰を叩きつけられて中に出されている間も気にせずに男のモノをしゃぶり続ける女・・・
彼女達はカヌダタに捉えられ調教された奴隷である。
順番に買い手が決まれば売りに出されるのだが、数名の子分たちに好評の女はこうやって飼われているのだ。
全ては彼等にも、彼女らにも変わらない日常の筈であった。
その瞬間までは・・・
「うげっ?!」
「あぐっ?!」
「おえっ?!」
女が一斉に表情を変えてSEXを拒否りだした。
既に何度も出され体は敏感になっている事もあり感じてはいるのだが、嫌悪感が強く出ているのか吐き気を訴え始めたのだ。
その様子の豹変ぶりに男達も違和感を覚え行為を中断していく・・・
「な、なんだ?」
「どうしたんだ突然?」
「なんか様子がおかしいぞ?」
毎日延々と犯している間、よがり続けていた女達の変化に戸惑う男達。
既に何度も射精済みな事もあり白けたのか誰もの勃起が収まっていた。
「げほっげほっ・・・おぇぇ・・・」
「うげっ・・・うぇぇ・・・」
「ぶっ・・・ぶぇぇ・・・」
口から吐き出される大量の精液、異様な様子に怖くなったカヌダタの子分や男達はそのまま部屋を出ていく・・・
明らかな異変、それは他の凌辱調教が行われていた部屋でも同時に起こっていた。
「どうしたんだ一体?!」
「そっちもか?!」
「なんか、やばくないかあれ?」
各々が困惑する中、ボスであるカヌダタに報告に行こうと一人が動き出した時であった。
風が通り抜けた。
音だけを置き去りにして何かが通過し、遅れて風が吹いて全裸の男が次々とその場に意識を失って倒れていく・・・
「スキル『失神速突き』」
それはカヌダタに捉えられていたカエデであった。
殆ど裸の状態ではあるが、どこかスッキリした様子のカエデは近くに倒れた男の顔に唾を吐き出した。
その形相はまさに般若そのものであった・・・
「カエデ様・・・殺したのですか?」
「こんな奴ら私の手を汚す必要もないわ」
「安心しました。では、皆さん!逃げますわよ!」
そこにカエデと共にやって来たセリーが声を上げる。
開けっ放しとなった部屋からヨロヨロとゾンビの様に女が出てくる・・・
誰もが延々と犯され続けていた為にアソコが痛いのか少々ガニ股だったのが少し異様ではあった。
「かえ・・・れるの?」
「はい、今のうちにここを出ましょう」
セリーもつい先ほどまでカヌダタに子宮が破裂するほど精液を流し込まれていたのであるが、そんな素振りを全く見せずフラフラの女性に手を差し伸べていた。
殆どの女が抵抗する事は無かったために拘束されていなかったのが幸いした。
数名だけカエデが錠を破壊したくらいで何事もなく彼女達はこの建物を脱出した。
「ど、どうしたんだ君たち?!」
カヌダタのアジトから出てしまえばそこはもうオーストの町中、普通なら兵士に裸を見られれば恥ずかしがってしまうものだが、彼女達は奴隷として調教され続けていた事もあり、恥ずかしがることもなく今までの経緯を説明した。
特に、行方不明であった領主の一人娘であるセリーが名乗った事で話は一気に広まった。
領主にもその話は直ぐに伝わり、セリー達一同は保護されることとなり、街の衛兵達が一斉にカヌダタのアジトへ踏み込んだ。
町の英雄とされていた男が連続誘拐魔だったという事実は数時間でオーストの町中に広まっていった。
だが・・・
「なに?肝心のカヌダタの姿が見つからない?見付かるまで探せ!絶対にヤツを俺の前に連れてこい!」
娘を誘拐していた犯人であるカヌダタが見つからないと報告を受けた領主のニコライは怒りを隠さず怒鳴った。
それはそうだろう、知らぬ存ぜぬと言っていた張本人が娘を誘拐し凌辱の限りを行っていたのだから。
生死問わずでカヌダタを捕らえた者には懸賞金を出すとまで明言していたのだが、そもそもカヌダタを捕らえる事が出来る者がこのオーストの街に居る訳が無い。
領主は捕らえた所で手を出す事が難しい事実に頭を悩ませながらも、生きて戻った娘セリーとの再会を悦ぶのであった・・・
時を同じくしてあちこちの街で突然魔物の体液中毒が消え去る事件が続出した。
本来であれば聖女リリシアが『浄化』のスキルを処女喪失と共に失ったのであり得ない出来事・・・
しかし、それは思いもよらぬ形で具現し世界のルールを根底から覆していた。
「そんな・・・ありえないわこんなの・・・」
アリアハノ城の王室、アリア姫は自らのスキルに出現したそれに目を疑っていた。
そう、自らのスキルの欄に『浄化』が表記されていたのだ。
もちろんアリア姫はスキル『浄化』がどういったモノか理解している。
だからこそ、あり得ない現実が受け入れられなかったのだ。
「私・・・処女じゃないのに・・・」
そう、スキル『浄化』は本来世界に1人だけの聖女が処女の間だけ持つ限定ユニークスキル。
処女を失った時に別の処女の女性にそのスキルは移動する。
それがこの世界の理。
だからこそアリア姫は動く事を決意した。
「ドエスタークの件も浄化の件もあの勇者の存在の影響ね・・・」
彼女はその足で部屋を出てユウキの部屋を目指す。
そして、扉に手を触れた時であった。
「おぐっ・・・♡ かひっ・・・♡ う”あ”ぁぁ・・・♡」
中から聞こえた枯れる様に消え去りそうな喘ぎ声。
アリア姫はゆっくりと扉を少しだけ開けて中を覗き見る・・・
すると、そこにはバックから挿入されたまま中に精液を放たれている緑髪のメイドがこっちを見て白目を剥いていた。
「うそ・・・すごぃ・・・」
アリア姫は固唾を飲んでそれを見詰める・・・
ローザから報告で聞いてはいたが、実際に目の当たりにして理解してしまったのだ。
すぐ横に痙攣しながら未だ絶頂しつつ意識を失った聖女リリシアが寝ている。
股からは痙攣の度に精液を逆流させ垂れ流している・・・
「ぁ・・・ぁ・・・♡」
ヌプッとユウキが緑髪のメイドから男性器を抜き去ったと同時にメイドはベットに沈んだ。
リリシアと同じように痙攣をし続けながら絶頂し続けているのが見てわかる、そしてそれを見たアリア姫は目が離せなくなっていた。
だが・・・
「なにか御用ですか?」
その言葉にビクッと体を震わせソッとドアを開くアリア姫。
予想外の来客に驚きつつ、慌てて服で股を隠そうとするユウキであるが・・・
「あっそのままで構いません、少々お話がありまして。明日の朝で構いませんので私の自室を訪れてもらえますか?」
「えっと・・・あっはい、分かりました」
「それでは」
そう言い残しアリア姫は扉を閉める。
大きく息を吐いたと同時にその場にしゃがみ込んだ。
「はぁ~~危なかったわ・・・」
アリア姫は自身の下腹部の熱に驚きを隠せなかった。
久しぶり、本当に久しぶりの発情と言う感情に戸惑いを覚えたのだ。
勿論ユウキのレベルがアップする際に周囲に色欲の効果が発動する事は知っていた。
だがレベルダウン時にそんな事になるというのは知らなかったので驚いていたのだ。
ローザが報告を漏らした可能性は低いという事は・・・
「成長・・・いえ、進化している?」
自らの下着が染みを作っている感触に続き乳首が勃起し始めた。
アリア姫は慌てて自室へ向けて歩を進める。
「全ては明日、ユウキ様にはお話しないと駄目よね・・・」
火照る体をギュッと腕で抱きしめ自室に返ったアリア姫、そのままベットに倒れ込み自らをその手で疼きを解消させる・・・
そして、チラリと空中に出現したウィンドウに視線をやって直ぐに閉じる・・・
一瞬、ただの一瞬ではあるがアリア姫は確認したのだ。
「やっぱりレベルだけじゃどうしようもないわよね」
今現在ハナ、ローザ、シズの3人がデヌピサロの前で犯されている現状を・・・
そしてそれが明日の朝、自分がユウキに話す時まで続くと確信を持ってアリア姫は指で自らを愛撫し、小さな喘ぎ声を上げるのであった・・・
ペシペシッと頬を叩かれる刺激にセリーの目が開く。
乾いた涙が少し抵抗を生み出すが、開いた目に飛び込んできたのは見慣れた天井であった。
「大丈夫ですか?少し治癒しましたが動けますか?」
「えっ・・・あっはい・・・」
少々ボーとしているが目の前に居る少女の姿を見て意識が覚醒していく・・・
そう、この娘もあのカヌダタに捕らえられていた娘だ。
名前は確か・・・
「私はカエデ、アリアハノから潜入調査に来ている者です」
「潜入・・・調査?」
「はい、ここのカヌダタと言う男はアリアハノでは指名手配されている奴隷商の親玉なのです」
「っ?!」
その言葉を聞いて彼女の容姿から直ぐに現状を理解した。
彼女もまたアイツに捕まって凌辱調教を行われていたのだ。
「何故か分かりませんが、私達に使用されていた薬の効果が切れているみたいなので今がチャンスです」
「ここから出るのね!」
「はい、他の人も出来るだけ助けて行きますので先に脱出を・・・」
「いえ、私はこの町の領主の娘、私も手伝います!」
その力強い言葉にカエデも頷き返し共に部屋を出ていく・・・
あれほどの倦怠感がカエデの治癒スキルの効果で楽になっているのもあるが、ずっと体に染み付いていた快楽を求める感情が殆どなくなっている事にセリーは心が躍った。
自分の意思とは無関係に男を求めていた吐き気を及ぼすほどの感情から解放されたからである。
ばちゅっと男の男性器が一気に挿入される。
思わず「うぴょっ」っと変な声が漏れる女であるが、挿入してくれた男を愛おしそうに抱き返した。
その目は何処か嬉しそうに蕩け、自ら犯している男の唇にキスを行う。
「へへっ本当に好きなんだな」
「んんー!!んんんーーー!!!♡」
ここに連れてこられて数日であるが、この女は既に魔物の精液中毒となり快楽をむさぼるだけの存在となり果てていた。
抱き着いた女を持ち上げた状態でもう一人の男が背後に回り込んでアナルへ男性器を宛がう。
そして、躊躇することなく一気に女の腰が落とされた。
「ぷぎゅぅっ?!」
前後の両穴に2本の男性器が挿入され奇声を上げるが、それすらも気持ちいいのか女は光悦の表情を浮かべていた。
ゆっさゆっさと上下に揺らされる体、両穴を蹂躙する男達。
それはこの女一人では無かった・・・
「おっと いきなり凄い腰振りだな、そんなにち〇ぽに飢えていたのか?」
拘束などなにもされていない長い髪の女が男に自ら跨り腰を振っていた。
男の言葉にそれを否定したいのか首を横に振っているが、その腰は上下左右にグラインドを止めない。
中に何度か出された精液が潤滑油になり、挿入直後から膣内はヌルヌルである。
「あぁぁぁぁっダメっこんな激しいのダメェェッ♡」
「口で言ってる事と行動が伴って無いんじゃないか~?」
「ひあ”あ”あ”ぁぁぁあ”あ”♡♡」
「そんなに俺の事が好きなのかぁ?」
「ち、ちがぁ・・・腰・・・腰が勝手に動くのぉぉ!!」
また直ぐ近くでは・・・
「お前にもあんな頃があったなぁ~」
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
「最初はあんなに俺を毛嫌いしてたのにまるで別人だな」
クイッと前髪を上げてやると上目遣いで男を見上げる女。
必死に鼻で息をしながら男のモノをしゃぶっていた。
背後からは別の男が女の中へ挿入しているのだが、女はそれが普通かの様に気にもしていない。
いや、体は快楽を受け入れているのか反応はしていた。
だが来る日も来る日も魔物の体液と凌辱に馴染んだ体はそれを普通だと感じているのだ。
「本当こいつはしゃぶるのが好きなんだな?しゃぶってると締め付けが凄いぜ」
「んっ♡ ふっ♡ んぁ♡」
「本当美味しそうにしゃぶるし舌使いも上手いもんだ」
そう言って撫でてやると嬉しそうに男を見詰める女の瞳。
一番の古株かもしれないこの女は1日でもSEXをしてやらないと発狂するほどに調教されていた。
生理であろうが体調が悪かろうが関係なく、男の精液が常に胃と子宮に溜まっているのである。
「うぉぉっ射精るっ!」
「あっ♡♡ ば♡ んっ♡ ムッんぐっ・・・」ぞく ぞく ぞく
「いい眺めだ。今日は口だけで何回出せるかな?」
ぢゅーぢゅーっと尿道に残った精液を吸い上げる女に声が届いているのかは分からない。
後ろから腰を叩きつけられて中に出されている間も気にせずに男のモノをしゃぶり続ける女・・・
彼女達はカヌダタに捉えられ調教された奴隷である。
順番に買い手が決まれば売りに出されるのだが、数名の子分たちに好評の女はこうやって飼われているのだ。
全ては彼等にも、彼女らにも変わらない日常の筈であった。
その瞬間までは・・・
「うげっ?!」
「あぐっ?!」
「おえっ?!」
女が一斉に表情を変えてSEXを拒否りだした。
既に何度も出され体は敏感になっている事もあり感じてはいるのだが、嫌悪感が強く出ているのか吐き気を訴え始めたのだ。
その様子の豹変ぶりに男達も違和感を覚え行為を中断していく・・・
「な、なんだ?」
「どうしたんだ突然?」
「なんか様子がおかしいぞ?」
毎日延々と犯している間、よがり続けていた女達の変化に戸惑う男達。
既に何度も射精済みな事もあり白けたのか誰もの勃起が収まっていた。
「げほっげほっ・・・おぇぇ・・・」
「うげっ・・・うぇぇ・・・」
「ぶっ・・・ぶぇぇ・・・」
口から吐き出される大量の精液、異様な様子に怖くなったカヌダタの子分や男達はそのまま部屋を出ていく・・・
明らかな異変、それは他の凌辱調教が行われていた部屋でも同時に起こっていた。
「どうしたんだ一体?!」
「そっちもか?!」
「なんか、やばくないかあれ?」
各々が困惑する中、ボスであるカヌダタに報告に行こうと一人が動き出した時であった。
風が通り抜けた。
音だけを置き去りにして何かが通過し、遅れて風が吹いて全裸の男が次々とその場に意識を失って倒れていく・・・
「スキル『失神速突き』」
それはカヌダタに捉えられていたカエデであった。
殆ど裸の状態ではあるが、どこかスッキリした様子のカエデは近くに倒れた男の顔に唾を吐き出した。
その形相はまさに般若そのものであった・・・
「カエデ様・・・殺したのですか?」
「こんな奴ら私の手を汚す必要もないわ」
「安心しました。では、皆さん!逃げますわよ!」
そこにカエデと共にやって来たセリーが声を上げる。
開けっ放しとなった部屋からヨロヨロとゾンビの様に女が出てくる・・・
誰もが延々と犯され続けていた為にアソコが痛いのか少々ガニ股だったのが少し異様ではあった。
「かえ・・・れるの?」
「はい、今のうちにここを出ましょう」
セリーもつい先ほどまでカヌダタに子宮が破裂するほど精液を流し込まれていたのであるが、そんな素振りを全く見せずフラフラの女性に手を差し伸べていた。
殆どの女が抵抗する事は無かったために拘束されていなかったのが幸いした。
数名だけカエデが錠を破壊したくらいで何事もなく彼女達はこの建物を脱出した。
「ど、どうしたんだ君たち?!」
カヌダタのアジトから出てしまえばそこはもうオーストの町中、普通なら兵士に裸を見られれば恥ずかしがってしまうものだが、彼女達は奴隷として調教され続けていた事もあり、恥ずかしがることもなく今までの経緯を説明した。
特に、行方不明であった領主の一人娘であるセリーが名乗った事で話は一気に広まった。
領主にもその話は直ぐに伝わり、セリー達一同は保護されることとなり、街の衛兵達が一斉にカヌダタのアジトへ踏み込んだ。
町の英雄とされていた男が連続誘拐魔だったという事実は数時間でオーストの町中に広まっていった。
だが・・・
「なに?肝心のカヌダタの姿が見つからない?見付かるまで探せ!絶対にヤツを俺の前に連れてこい!」
娘を誘拐していた犯人であるカヌダタが見つからないと報告を受けた領主のニコライは怒りを隠さず怒鳴った。
それはそうだろう、知らぬ存ぜぬと言っていた張本人が娘を誘拐し凌辱の限りを行っていたのだから。
生死問わずでカヌダタを捕らえた者には懸賞金を出すとまで明言していたのだが、そもそもカヌダタを捕らえる事が出来る者がこのオーストの街に居る訳が無い。
領主は捕らえた所で手を出す事が難しい事実に頭を悩ませながらも、生きて戻った娘セリーとの再会を悦ぶのであった・・・
時を同じくしてあちこちの街で突然魔物の体液中毒が消え去る事件が続出した。
本来であれば聖女リリシアが『浄化』のスキルを処女喪失と共に失ったのであり得ない出来事・・・
しかし、それは思いもよらぬ形で具現し世界のルールを根底から覆していた。
「そんな・・・ありえないわこんなの・・・」
アリアハノ城の王室、アリア姫は自らのスキルに出現したそれに目を疑っていた。
そう、自らのスキルの欄に『浄化』が表記されていたのだ。
もちろんアリア姫はスキル『浄化』がどういったモノか理解している。
だからこそ、あり得ない現実が受け入れられなかったのだ。
「私・・・処女じゃないのに・・・」
そう、スキル『浄化』は本来世界に1人だけの聖女が処女の間だけ持つ限定ユニークスキル。
処女を失った時に別の処女の女性にそのスキルは移動する。
それがこの世界の理。
だからこそアリア姫は動く事を決意した。
「ドエスタークの件も浄化の件もあの勇者の存在の影響ね・・・」
彼女はその足で部屋を出てユウキの部屋を目指す。
そして、扉に手を触れた時であった。
「おぐっ・・・♡ かひっ・・・♡ う”あ”ぁぁ・・・♡」
中から聞こえた枯れる様に消え去りそうな喘ぎ声。
アリア姫はゆっくりと扉を少しだけ開けて中を覗き見る・・・
すると、そこにはバックから挿入されたまま中に精液を放たれている緑髪のメイドがこっちを見て白目を剥いていた。
「うそ・・・すごぃ・・・」
アリア姫は固唾を飲んでそれを見詰める・・・
ローザから報告で聞いてはいたが、実際に目の当たりにして理解してしまったのだ。
すぐ横に痙攣しながら未だ絶頂しつつ意識を失った聖女リリシアが寝ている。
股からは痙攣の度に精液を逆流させ垂れ流している・・・
「ぁ・・・ぁ・・・♡」
ヌプッとユウキが緑髪のメイドから男性器を抜き去ったと同時にメイドはベットに沈んだ。
リリシアと同じように痙攣をし続けながら絶頂し続けているのが見てわかる、そしてそれを見たアリア姫は目が離せなくなっていた。
だが・・・
「なにか御用ですか?」
その言葉にビクッと体を震わせソッとドアを開くアリア姫。
予想外の来客に驚きつつ、慌てて服で股を隠そうとするユウキであるが・・・
「あっそのままで構いません、少々お話がありまして。明日の朝で構いませんので私の自室を訪れてもらえますか?」
「えっと・・・あっはい、分かりました」
「それでは」
そう言い残しアリア姫は扉を閉める。
大きく息を吐いたと同時にその場にしゃがみ込んだ。
「はぁ~~危なかったわ・・・」
アリア姫は自身の下腹部の熱に驚きを隠せなかった。
久しぶり、本当に久しぶりの発情と言う感情に戸惑いを覚えたのだ。
勿論ユウキのレベルがアップする際に周囲に色欲の効果が発動する事は知っていた。
だがレベルダウン時にそんな事になるというのは知らなかったので驚いていたのだ。
ローザが報告を漏らした可能性は低いという事は・・・
「成長・・・いえ、進化している?」
自らの下着が染みを作っている感触に続き乳首が勃起し始めた。
アリア姫は慌てて自室へ向けて歩を進める。
「全ては明日、ユウキ様にはお話しないと駄目よね・・・」
火照る体をギュッと腕で抱きしめ自室に返ったアリア姫、そのままベットに倒れ込み自らをその手で疼きを解消させる・・・
そして、チラリと空中に出現したウィンドウに視線をやって直ぐに閉じる・・・
一瞬、ただの一瞬ではあるがアリア姫は確認したのだ。
「やっぱりレベルだけじゃどうしようもないわよね」
今現在ハナ、ローザ、シズの3人がデヌピサロの前で犯されている現状を・・・
そしてそれが明日の朝、自分がユウキに話す時まで続くと確信を持ってアリア姫は指で自らを愛撫し、小さな喘ぎ声を上げるのであった・・・
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なみゆき
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魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。
だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。
……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。
これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。
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