異世界召喚されたユウキのスキルを知った女性達は今日も彼を愛する

昆布海胆

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第90話 魔王バラモヌ、愛を知る

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生まれた時の記憶なんて無かった。
気が付けば我はこの世界の魔王だったのだ・・・
ずっと脳内に響き続ける一つの事・・・

≪人間を犯し、子を宿らせろ≫

そんな我に安らぎを与えてくれる唯一の存在、母と呼べばいいのか分からないその存在は魔物を生み出す・・・
その身から生まれた赤子の様な魔物を我は統治し、脳内に響く言葉を実行させる・・・

≪人間を犯し、子を宿らせろ≫

異形の魔物に対して特別な感情を抱くことは無い、ただ我自身の本体がこの小さな宝石だからなのかは分からない。
生殖能力と言うモノが我には無い、だから我は別の魔物の体に入り人間を犯す。
だが我自身には何もない、ただ虚無が広がるだけ・・・
入った魔物が人間と性交をしても子は宿せないのだ。
しかし我の脳内に響くその言葉が薄れる、それだけが人間を犯す理由となっていた。
デヌピサロ、我の親とも言える存在ではあるが特別な感情を抱いた事は勿論無い・・・
ただ安らぎと共に守られているという安心感・・・
それだけが我がデヌピサロの傍に居る理由であった・・・









「熱っ!?」

何十回目か分からない射精を我は受け入れていた。
呪われた仮面を装備した目の前の男、ただの人間であるにも関わらず力強く我の肉体をむしゃぶり尽くす。
脳内に響くあの言葉が繰り返し届く・・・

≪人間を犯し、子を宿らせろ≫

今の我は雌の魔物に入っている、しかし我が入っている限りどれほど膣内射精されようが子を宿す事は無い。
我は雄の魔物なのだ、だから我が子を作れる可能性があるとすれば雄の魔物に宿り人間の雌を犯さなければならないのだろう。

「はぁぁ♡」

膣奥に押し付けられた男の男性器がこの体の子宮口をこじ開け始めているのを感じた。
そこから注がれる精液の音が脳内に響く・・・
今まで犯してきた人間の中でも、これ程我に精を注いだ存在は居なかった。
犯され続ける中、我は一つの疑問を抱き始めていた・・・

(そう言えば、何故我は雄の魔物なのに雌の体にいつも宿っているのだろう・・・)

中に出された精液が逆流し全身が精液まみれになる・・・
床に精液だまりが出来て、体位を変えた時に粘りつく精液が地面と体を繋ぐ・・・
髪の色すらも変色しそうな程大量の精液が付着し、全身で精液が付着していない部位はもう無いのかもしれない・・・
だが不思議と悪い気はしなかった。
最初こそ抵抗し、逆らっていた我は何時の間にか男に犯され続けている自分に酔い始めていた。
理由は簡単だ。

≪にんげ□△=×をδΩ◇,≫

脳内に響き続けていたあの声が犯されているうちに聞こえなくなり始めていたのだ。
そして、人間の仕掛けた罠で定着した肉体と本体の宝石にダイレクトに伝わる刺激が我を変え始めていた。
まるで世界に我を抱くこの男と我のみになったかのような・・・
この世には男性器と女性器しか存在しないような感覚に包まれ、男性器の奥に彼の・・・女性器の奥に我の心があるのに気付いた。

「(イクっ♡ 精液でイク~~~~♡♡♡)」

ドクンッ!
その瞬間、心と声がリンクした。
中に出された無限に湧き出る男の精液が子宮口の奥、我の心の処女膜を破ったのだ。
そうなのだ、これが絶頂・・・これが我が求め続けていたモノ・・・素晴らしいわぁ♡
身も心も満たされるという事を身をもって理解した我の脳内に・・・もうあの言葉は聞こえなかった。
そう、きっと我が求めていたのはこれだったのだ・・・
仮面越しにバラモヌは自ら自分を更に犯し続ける雄にキスをした・・・
生まれて初めての愛の籠もったキス、まさしく心のファーストキスである!相手は仮面だが。

「んぅ・・・♡ あっ・・・♡ あぅ・・・♡」

気付けば何時の間にか普通に喘ぎ声を出しながら男に犯されるバラモヌは気付かない・・・
目の前の人間の男、カヌダタを受けいれているのだ。
びゅるびゅると中に射精しているのを喜び、どんどんスケベになっていくのを無意識に喜んでいた。
だがバラモヌ本人も気付かない事実が一つだけあった・・・
それは・・・

雄として生まれた魔王バラモヌ、だが魔王バラモヌの心は雌だったのである。

「ん”っ♡ ん”ん”っ♡ あっ♡ あっ♡ あ――――っ♡」

膣内は精液で一杯なのに、中に射精される度に全身が喜ぶのを感じていた。
細胞の一つ一つにまで精液が浸透し、身も心も虜となっているバラモヌ・・・












そんなバラモヌが気付いた時、牢屋ごと別の場所にいつのまにか移動していたのだ。
だが・・・

「んひょおおおッッ♡♡♡」
「んふーーーん!!!んふーーーん!!!」
「しゅごい♡ しゅごいいぃぃこれぇぇぇぇ♡♡♡」

アヘ顔を見せ始めた直後に突然集まる周囲からの視線。
露出プレイそのものを突然させられたバラモヌの心は砕けた。
そこに自分の配下の魔物達が居るにも関わらず強烈に喘いだのだ!

「おっ♡ んおっ♡ おほぉぉぉぉぉ♡」
「ん”ん”ー!!!!」
「乳首もアソコも全部気持ちイイっ♡♡ んひっ♡ ふひっ♡ ふおっ♡ ふおおぉぉぉッ♡♡」

暴走する快楽、野外に出たからなのか気合の入った感じでカヌダタが腰を強く打ち付け始める!
幸せ・・・まさしくこれが幸せと言うモノなのかとバラモヌは知らない感情に戸惑いつつ喜んでいた。

「んごっ♡ おほっ♡ おごぉぉぉぉッ♡」
「んぶーーー!!んっんぶぅうううう!!!!」

射精しながら子宮内が犯される快感に、もうどうでもよくなったバラモヌの脳内にあの声は聞こえていない。
ただただカヌダタに犯される事だけが全てなのだと言わんばかりにSEXに没頭していた。
次はどんな体位で中に出してもらえるのか期待に子宮が躍り、結合部から延々と精液が逆流し続ける。
カヌダタの体の中に入りきる訳が無い量の精液が既に出されているが、カヌダタは勿論止まらない。
それがまたバラモヌの好感度を上げているのだ!

「あへぁぁ~~♡♡ おヒンヒン♡ ずっぽずぽぉお♡」
「んぶぅうううう!!!!」

だがバラモヌの視界にそれが入って一瞬我に返った。
魔物達が自分を犯しているカヌダタを攻撃していたのだ。
いや、違う・・・正確には自分を攻撃しようと襲い掛かって来ていたのだ。
だが、カヌダタは体位をバラモヌに攻撃が当たらない様に変え、自らの背中で受け止めていた。
強い男が自分の為に身を挺して守ってくれる・・・
それを認識した瞬間、水風船が割れる様にバラモヌのハートはブレイクした!

「ふっほぉおぉぉ~~~~~♡♡♡」

体は男だが心は女、決して満たされる事の無い筈の存在だったバラモヌが満たされた!
呪いによって離れる事の出来なくなった体、だがそれが嬉しくて堪らない!
心と子宮が連動し叫んだのだ!!

(子宮ぅぅぅぅぅぅぅううううううん♡♡♡♡♡)

愛、それは愛!
精液を≪受≫けたのは子宮と≪心≫!!
二つが混じり≪愛≫となりバラモヌを包み込んだ!

「らめっ♡ あああぁぁ♡♡ はぅっ♡ はぁあっ♡ あっあっ♡♡ また中にっ♡♡ 好きっ♡ 大好きぃっ♡♡♡♡」

気付けば愛を叫びながら犯され続けるバラモヌを誰も見てはいなかった。
それはそうであろう、人間と魔物が戦っているが、その向こうでも乱交が行われていたのだから。

「子宮が特濃精液でとろけてっ♡♡♡ も、もうっ!! んあ”あ”♡♡」

バラモヌの喘ぎ声は誰にも既に届いていなかった。
だがバラモヌは100回に近い回数延々と中に出され身も心も絶頂の中に居る・・・
そんな事はもうどうでもいいのだ。
今必要なのは自分を犯すのではなく愛してくれるカヌダタの事だけ。
名前すらまだ知らない人間の雄・・・
バラモヌは湧き上がる戸惑いにも似た感情にその時初めて気付いた。

(彼の子を身籠りたい♡♡♡♡)

それは決して叶わない夢。
人の夢と書いて『儚い』とは良く言ったモノである。
もしもそれが叶うのなら・・・
バラモヌを縛るあの声はもう完全に届いていなかった・・・
それは彼の本心なのだ。
だが、その時であった!

「ぶぉおおおおおおおおおおお”お”お”お”お”お”!!!!!」

突然の叫び声!
そしてバラモヌ城を破壊して飛び出す巨大な緑の魔物。
見た事も無いその姿だが、バラモヌの視界に入った瞬間分かった。
頭部も無く、両腕は全く別の生き物の様に巨大化した存在・・・
圧倒的過ぎる強者の気配に常識では考えられない程の魔力・・・
背筋が凍るような感覚に飲み込まれそうになったのだが・・・

「ひ!?は♡ ああっあああ♡ あ♡ う・・・ぉ・・・おおうぷぷ・・・♡♡♡」

まるでそれを察知し、上書きするかのような子宮を突き上げる衝撃と射精がバラモヌを襲った!
くすみかけた瞳が直ぐに『♡』に戻る!
犯してる自分の事だけを見ろと言わんばかりに激しくなったのだ!
そして、そのカヌダタの背に指先が触れる・・・
そこにあったのは自分を守った背中の傷・・・
バラモヌにとってもうデヌピサロは何でもない、ただの魔物を生み出す魔物であった。

「ひぁ♡ おっ♡ おおっ♡ お”~~~~♡♡♡♡」

この幸せが永遠に続けばいい・・・
そう抱かれながら思っていたバラモヌ・・・
しかし、絶望と言うモノは突然やってくる・・・
愛を知り、幸せを知り、自分を知ったバラモヌにとってその光景は永遠に消える事は無いだろう・・・

『イキつく波動!』

光が二人の体を包み込む。
それと共に消えていくのを感じ、終わりを予感する。
心と体のリンクが外れ、自分を抱き締めるカヌダタが装着していた『般若の面』が風に溶ける様に消えていく・・・
そこに見えるのは愛した男の初めて見る素顔、そして自分を見つめる目に浮かぶ戸惑い・・・
光に包まれた瞬間共に達したのは感じたが、それどころでは無かったのだ。
絶頂が希薄になり、本体である宝石が解放された。
それにより感じていた感情全てが嘘だったかのように消えていくのを感じたのだ。
涙が溢れ、心が溢れ、虚無がやってくる・・・
そして、再び聞こえ始めるあの言葉・・・

≪人間を犯し、子を宿らせろ≫

二度と聞きたくなかったその声に怒りが込み上げる。
きっと彼も同じなのだろう・・・
魔物と人・・・所詮は共に居られない存在・・・
我に返った彼が自分を突き放す未来がバラモヌの中に浮かび、カヌダタを突き放そうとバラモヌは手を伸ばした。
いや、伸ばそうと思った・・・

「いや・・・いやだよ・・・」

溢れる涙、進まない手・・・
困惑するカヌダタの瞳に吸い込まれるようにバラモヌは自ら口付けを行った!
脳内に響く声なんて関係ない、ただ心のままにバラモヌは行動に移したのだ。
困惑しつつもそれを受け入れたカヌダタは次の瞬間・・・

「あっ・・・」

飛び散る鮮血・・・
目にも止まらぬ速度で振られたデヌピサロの爪がカヌダタの背を切り裂いたのだ。
ゆっくりと・・・バラモヌの膣内から男性器が抜けてその場に崩れ去るカヌダタ・・・
あの一瞬、カヌダタは前に進みデヌピサロの攻撃をその背で受けながらバラモヌを守ったのだ。
般若の面を装備していないカヌダタの防御力では耐えられるはずもない一撃。
バラモヌには分かっていた、自分が特異点であること、死ねば世界がリセットする、だからデヌピサロは自分を殺そうとした事・・・
しかし、呪いの仮面が無くなり正気に戻ったにも関わらず、カヌダタは自分を守ったのだ。
その場にしゃがみ込みバラモヌはその体を抱き締める。

「が・・・がふっ・・・」
「なんで・・・私を・・・?」
「お前なん・・・だろ・・・?本気の・・・俺を・・・受け止めて・・・くれた・・・のは・・・」

そう言って瞳から色が無くなっていった。
カヌダタにとってハナを求め続けていた理由はたった一つ。
本気のSEXを受け入れてくれる女を求めていた結果、行き着いたのがハナならもしかして・・・という事だった。
だからカヌダタにとって夢は果たされたのだ。
バラモヌの頬を伝う涙が動かなくなったカヌダタに落ちる・・・

「なん・・・なの・・・よ・・・」

何時の間にか身も心も女に染まっているバラモヌ、既にデヌピサロのイキつく波動!で呪いは消え肉体から離れる事も可能なのだが・・・
そんなバラモヌの元へ駆け寄った一人の女が居た。

「どいて!」

ハナであった。
その鬼気迫る勢いに押され、バラモヌはカヌダタから一歩下がった。
そして、ハナは両手をカヌダタに翳し詠唱を始める。

「き、貴様!彼に何を?!」
「助けたくないんですか!黙って下さい!」
「なっ?!」

どう見ても助かる見込みは無い、既に息が無いのだ。
バラモヌは勿論知っている、治療魔法で回復したところで見える傷は治っても死んだ者の魂は帰ってこない。
だからハナが言っている言葉の意味が分からなかったのだ。

「勇者であるユウキ様と約束したんです。この決戦では死者は出さないって!」
「し、しかし彼は既に・・・」
「まだ方法はあります!だけど説明している暇はありませんので邪魔しないで下さい!」

そう言いながらハナの手に浮かんだその魔法陣でバラモヌは目を疑った。
それはそうだろう、その魔法は・・・

「いきます!『クッイクタイム!』」

クッイクタイム:この術を使ったターンと次のターンの味方の攻撃終了までは、敵は一切行動出来なくなる魔法

ハナが放ったのは相手の行動を先送りにするだけの魔法、だがバラモヌが驚くのはここからであった!
ハナは直ぐに再度詠唱を始め・・・

「もう一度!『クッイクタイム!』」

クッイクタイムの二重使用、ここでこの魔法が持つ特性を説明しよう。
先程も書いたようにクッイクタイムは敵の行動を出来なくする魔法である。
ではどういった理由で行動が出来なくなるのか?
それは相手の時間を先に飛ばすのである!
その結果、連続で使用する事で時間停止と同じような効果が実現できるのだ。
ここでポイントなのが『ストップ』と言う対象の時間を停止させる魔法とどう違うのか?
ストップは対象の時間を停止させるのではなく、思考と行動を停止させ動けなくするのである。
その為、クイックタイムと大きく違うのは、リアルタイムでは時間が流れているという事であった。
勿論その肉体に刺激を与えたりする事はどちらも出来る、だが大きく違うのはその刺激が解放された瞬間に一斉に流れるのか意識の無い中流れているのかの違いである。
クッイクタイムは前者で結論を言うと・・・一定間隔で使用し続けている限り死者の肉体の腐敗を停止させる事が出来るのである!

「その魔法にそんな使い道が・・・」
「ローザ様の『全能の英知』が教えてくれました!だから彼を助けたいのだったら邪魔しないで!」
「わ、わかった・・・」

死者の時間を停止させて一体どうしようと言うのかは分からない、だが目の前の人間の雌は言ったのだ。
『助けたいのだったら邪魔しないで』と・・・
だったら・・・

「なら私も彼の為に頑張らないとな」

そう言って全裸のまま立ち上がり、激しい戦闘が繰り広げられている戦場に視線を向ける。
妊婦のように膨れ上がった腹部には物凄い量のザーメンが入っているのだろう、その股からダクダクと精液が垂れ流しになりながら凶悪な顔をデヌピサロに向けるバラモヌ。
凶悪な程の魔力が渦巻く、その姿に観戦していたアリアは驚愕し焦りを覚えていた。
それはそうだろう・・・
アリアとトーマスはデヌピサロを一方的に攻めていたローザに対抗する為に・・・

魔物全ての強さをMAXにまで引き上げていたのだから・・・
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