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第91話 魔王バラモヌとの共闘、デヌピサロに叩きこまれる究極の連撃!その名は・・・
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バラモヌ城から飛び出したデヌピサロの全身から蒸気の様に体液が広がる・・・
驚く事にそれは空気を徐々に浸食し、世界に広がり続けているのだ・・・
皮膚呼吸、体表を用いて行われる外呼吸の事で、ミミズ等は呼吸器官が無くこれのみを行っている。
主にこれのみを行う生物は小型がメインでその理由が、ガス交換がそれのみで可能なサイズだからである。
そして、デヌピサロが頭部を破壊されても生存している理由の一つがこの皮膚呼吸であった・・・
「くっ・・・皆無事?!」
「はい、こちらはなんとか・・・」
「後列部隊の行為の方も問題ないです!」
念話を用いて部隊全員の安否確認をするローザ、それは仕方ないだろう、目の前には飛び出してきてから沈黙したままのデヌピサロが居るのだ。
頭部を破壊してから復活したその戦闘能力は明らかに異常、ローザは眼前にデヌピサロが立つまで忘れていたのだ。
スキル『浄化』の効果でステータスを弄られた魔物が弱体化するので安心していたのだが、デヌピサロの体液が撒き散らされ、それを相殺するので『浄化』の効果がデヌピサロにまで届いていないのだ。
つまり、デヌピサロの強さは変わらずという事である。
「ローザ様、仕掛けますか?」
「いえ、何か様子が変よ・・・少し待って」
シズが槍を手に尋ねてきたが、身動き一つとらないデヌピサロを警戒しローザは様子見を継続する・・・
なんとか『浄化』で弱体化させられれば・・・でも一体どうすれば・・・
その時であった!
『さぁデヌピサロ!バラモヌを・・・殺せ!』
「「「っ??!!!」」」
トーマスが口にした瞬間、デヌピサロは動き出した!
巨体を異常な速度で動かし、ローザ達を完全に無視して出現した地下牢の場所に飛び出したのだ!
予想外、完全に裏を掛かれたローザ達!
そして、ローザは自分の愚かさを呪った。
(なんて事!考えれば直ぐに分かるじゃない!デヌピサロの頭部は無いんだから顔が腹部に在っても思考する能力は無いのだわ)
誰もが慌ててデヌピサロを止めようとするが、初動で遅れた一同が追い付ける訳もなく誰もが絶望の表情を浮かべた。
それはそうである、今のバラモヌはローザの作戦により本体と魔物の肉体が呪いで完全に一体化しているのだ。
その為、アイリスがバラモヌを倒した時は違い、今のバラモヌの肉体を破壊すればバラモヌ自体も死んでしまう可能性が非常に高いのだ!
「だ、だめぇっ!」
ハナの叫びが上がると同時にデヌピサロの腰の触手がSEXしているバラモヌとカヌダタに向けて光を放った!
それと共にデヌピサロの腹部の顔から低い声が響く!
『イキつく波動!』
光が二人の体を照らす!
般若の面を被ったカヌダタの防御力であればもしかしたらカヌダタは耐えられるかもしれない、だが1撃だけであれば・・・である!
デヌピサロには『2回行動』というチートスキルの様な特殊能力があるのだ。
その為、直接攻撃であれば2撃目でバラモヌは殺される。
そして、一番最悪なのがこの『イキつく波動!』を使ってからの攻撃であった。
般若の面が外されたカヌダタ諸共デヌピサロの攻撃はバラモヌを殺すのは間違いなかった・・・
失敗・・・時の砂も壊れ、ここまで仕込みを行ったローザの作戦が全て水泡に帰した・・・
そうローザ自身が諦めた時であった!
「えっ・・・」
人は予期せぬ光景を目にした時、思考が停止する・・・
般若の面が破壊され、混乱から解放されたカヌダタに対して、正常位で挿入されたままのバラモヌが口付けを行ったのだ。
そして、振り下ろされたデヌピサロの一撃をチラリと見たカヌダタは・・・バラモヌを抱きしめ、守る様に前に動いた!
確実にカヌダタの背中をバラモヌごと切り裂く一撃は、カヌダタが前に移動した事で彼だけを切り裂いたのだ!
そのダメージは非常に深刻なもので、カヌダタの背中が内蔵まで抉り取られていた。
触れれば即死は免れない攻撃が僅か数十センチ、バラモヌに届かなかったのだ!
「ピーーーーーー!!!!」
カヌダタがバラモヌを守った・・・
それを見るのと同時に女兵士の一人がスキル『くちぶえ』を使用していた!
これは本来魔物を呼ぶスキルである、だが今現在この世界に居る魔物はセリシアと他数名、そしてデヌピサロとバラモヌだけである!
他の魔物に襲われる事の無い状況でデヌピサロの意識のみをこちらに向ける事に成功したのだ!
それに合わせ、ハナがローザに念話で会話をしながら飛び出した!
(ローザ様!ここは私が!その方が・・・)
(えぇ、そうね・・・確かにその方が・・・)
ローザはチラリとこの場を眺めるトーマスとアリアに視線をやってから答える。
(頼んだわよ!)
(はい!)
そして、カヌダタを抱きしめるバラモヌの元へ駆けたハナは声を荒げ会話を少々してから魔法を使用する!
「いきます!『クッイクタイム!』もう一度!『クッイクタイム!』」
予定外ではあった、元々は誰かが死んだ場合にユウキとの約束であった『この決戦では死者は出さない』という約束を守るために決めていた作戦・・・
だが、ローザ達は見たのだ。
魔王バラモヌがカヌダタと互いを守っている姿を・・・
っであるならば・・・そうローザは作戦を変更した!
(アイリス!聞こえる?アイリス!)
(ローザ?一体どうなってるのか分からないけどとりあえずそっちに向かってるわ)
(そう、お願いしていたアレ持ってる?)
(えっ?それって誰か死んだ?)
(えぇだから今、彼女が作戦通り処置しているわ)
(分かったわ、私が行くまで持ちこたえてね)
そう念話を終え、ローザは口笛を吹いた女兵士に向かっているデヌピサロに攻撃を仕掛ける!
逆サイドではシズが、回り込んで背後に立ったのはソアラと数名・・・
撤退したローザが考えた作戦通り、イキつく波動対策としてデヌピサロを4方向から包囲したのだ!
最初はどうにかして反射するか、防ぐ方法を考えたのだが、魔法だけでなく魔道具の類も全て『イキつく波動!』で消されてしまう、そこでローザは諦めたのだ・・・防ぐのを!
見た通りデヌピサロの『イキつく波動!』は発動すれば光の速さで襲い掛かる、しかし浴びた所で死にはしないのだ!
だから・・・
『イキつく波動!』
「やぁあああああああああ!!!!『はやぶさ突き!』」
「一応試させて貰うわよ!『クッイクタイム!』」
「後ろがガラ空きだ!『必中拳!』」
デヌピサロが女兵士達に向かってイキつく波動を放つのと同時にシズが槍で、ソアラが拳で攻撃を叩きこむ!
そして、ローザがハナと同じ魔法を使用した!
すると・・・
「が・・・がが・・・ががあ・・・」
腰の触手が光を放った後、デヌピサロが振り上げ様とした腕が静止した。
そう、ローザの放ったクッイクタイムがデヌピサロの『2回行動』を阻止したのだ!
光を浴びた女兵士達は強制的な絶頂を誰もが感じ、足腰に力が入らずその場にしゃがみ込む・・・
「イック イクーッ」
「あ”ッ~~~~」
「んおおおッ」
「きゃああああッ」
彼女達は勿論ユウキとのレベリング経験者である。
だが、それでもこの強制絶頂には耐えられなかったのだ。
それも仕方ないだろう、人間は来ると予測できると身構える事が出来るのだ。
だが光った瞬間、強制的に絶頂・・・イかされるとなればそうなるのは仕方ないのだ。
ユウキとの膣内射精で失神するまで続く絶頂は確かに強烈である、だがそれでも膣内射精をされたからと言う予測が可能なのだ。
今の彼女達を襲う絶頂は言うならば、立っている人間に加速した物体が激突するのに近いと言えるだろう。
だが・・・
「くっ・・・皆直ぐにスキルや魔法を貼り直して!」
「りょっ・・・了解!」
「漏れちゃっ・・・いえ頑張ります!」
「あっあぁぁ・・・もっと・・・」
一人朦朧としているが、何とか耐えきった女兵士達は防御スキル等を再使用し貼り直す!
これがローザの作戦、耐えられないのであれば諦めて絶頂してやろう作戦である!
そして・・・
「なら私も彼の為に頑張らないとな」
そう言ってデヌピサロの後方から強大な魔力の波動が広がった!
全裸のまま妊婦の様にカヌダタのザーメンで腹を膨らませ、股からダクダクと精液を垂れ流しにしながらバラモヌが歩いて近寄ってきていたのだ。
その様子に誰もが、トーマスとアリアすらも驚愕していた。
何故なら、バラモヌが先程まで居た場所にはハナが居たのだ。
そう、この戦場では少し離れた場所でデヌピサロとの戦闘には参加出来そうに無い兵士達によって乱交が今も繰り広げられている。
それにより『浄化』スキルを持つ者はデヌピサロの体から出る体液効果を防ぐ事が出来ているのだが、この浄化効果で魔物の強さも弱体化させられる筈なのだ。
だが、今のバラモヌは呪いが解けた上に、ハナの『浄化』の範囲に居たのにも関わらず弱体化していなかったのだ。
それが、全身を覆うカヌダタの精液のせいであった。
バラモヌは耳なし芳一どころか耳の中までもカヌダタの精液が付着し、精液が付着していない場所は無い程に全身ザーメンコーティングされているのだ!
その結果、スキル『浄化』の効果がバラモヌを人間と誤認して弱体化させず、魔物なのでデヌピサロの体液を吸引しても何の影響も受けなかったのだ!
「駄目!あなたがもしもやられたら全てが終わってしまう!」
ローザがそう叫びバラモヌを呼び止める!だが、バラモヌは歩みを止めずデヌピサロへ向かっていく。
その凶悪な表情はデヌピサロしか見ておらず、開いた左手に急激に魔力が集まっていく・・・
「お前がローザか?彼を救った後の事も相談したいのでな、早く終わらせるぞ!」
ハナの口から出たローザの名を覚えていたのだろう、そう口にした事でデヌピサロが振り向いた。
それはそうであろう、デヌピサロは元々トーマスに『バラモヌを殺せ』と命令を受けているのだ。
女兵士の『くちぶえ』で意識を逸らされたが目標は変わってはいなかった。
そして、デヌピサロはバラモヌに向けて攻撃を仕掛けようとした時であった。
「母上様・・・とでも呼んだ方が良かったか?だが、我は愛に生きる!」
突然そんな事を言い出したバラモヌの左手に在った魔法が消えた。
一瞬の静寂、いや、デヌピサロが動かなくなっていたのだ。
そして、そのままバラモヌは右手を前に出し拳を握る・・・
「だからさよならだ。そのまま消えてくれ・・・」
突きだした拳をくるりと内側に回転させ親指を下に向けて伸ばした。
そして・・・
「潰れろ!『ベタン!』」
唱えると同時に親指を下に向けた拳を下に下げた!
その聞いた事のない魔法名にローザは耳を疑った。
彼女の持つ『全能の英知』にも無い魔法だったからである!
だが、実際に目の前で発動しているその魔法に驚きを隠せなかった。
ベタン:大地に眠る精霊の力で敵を中心に円形の重力場を作り出し、敵を押しつぶして攻撃する魔法。
そう、これは個人が発動させられる魔法ではなく、精霊の力で発動する魔法だったのだ。
魔物の王であるバラモヌは魔物を統べる者、それは当然精霊も統べる者であったのだ。
動きの鈍ったと思われていたデヌピサロが動かなかった理由、それはこの魔法が既に発動を開始しておりデヌピサロの肉体を魔法の重力場が押しつけていたからであった!
そして、その重圧は更に強くなりデヌピサロの足が地面にめり込み始め・・・
グシャ!
デヌピサロの両足が重力に耐えきれずに折れた!
その拍子にバランスを崩すデヌピサロ、そのまま倒れるか・・・と思った時であった!
腹部の顔が力を込める様な表情を見せ、両手が強く握り締められた。
そして、足の付け根から肉が盛り上がり、折れた足を包み込んだ!
見る見る膨れ上がった肉は足全体に広がり、大きく背伸びをするかのように足を伸ばした!
勿論この間もバラモヌの『ベタン』は発動している、だがデヌピサロは足を伸ばしたのだ!
ズドン!
踏ん張る様に立ち直したデヌピサロ、それでもバラモヌは魔法を止めていなかった。
そう、デヌピサロは超重力の中に居るにも関わらず腹部の顔が涼しい表情を見せその口を開いた。
まるで重力場が機能していないかの様な動きにバラモヌは目を疑った。
デヌピサロの脚が強化進化した事で重力場にも耐えられる体と進化していたのだ!
「危ない!」
その直後、シズが飛び出しバラモヌの体を抱いて一足飛びに移動した!
一瞬、まさに一瞬の出来事であった。
直前までバラモヌが居た場所がデヌピサロの腹部から吐かれた激しい炎に見舞われたのだ!
地面を誘拐させるほどのあまりにも火力の高い炎、その威力に誰もが恐怖を感じた。
だが・・・
「礼は言わんぞ!ぬぉおおおおおおおおおおおお!!!!」
バラモヌは使用しているベタンを維持しながら逆の手で敵を切り裂く風魔法を放つ!
それに合わせる様にソアラと女兵士達が攻撃をし、ローザが2度目の『クッイクタイム』を発動させた!
命令される事に素直に従い、本能のみで戦う今のデヌピサロにとってダメージの無いローザの魔法を警戒する知識は勿論無かった。
そして、トーマスもあれ以降指示を出さなかった。
その結果、デヌピサロに2回続けての『クッイクタイム』を使用する事に成功したのだ!
「チャンスです!皆、あれいくわよ!」
兵士長ソアラの声にその時が来たと兵士達は構えた!
2度目の『クッイクタイム』それは完全勝利の条件!
誰もが話に聞いていたベストな状況、そしてそれはバラモヌの『ベタン』によって完璧な状況となっていた!
2回行動を出来なくさせるのがローザの作戦ではなく、完全に行動不能にさせるのが目的だったのだ!
そして、予定していた通りの陣形を組んで兵士達が一斉にデヌピサロに襲い掛かる!
「はぁあああああああああああああ!!!」
「やぁああああああああああああああ!!!」
「どりゃああああああああああああああ!!!」
「でりゃあああああああああああああああ!!!」
まるで演舞、それは見事な演舞であった。
一人の兵士がスキル技を使用し、それに続いて別の兵士が間髪入れずにスキル技や魔法で攻撃を繋げていく!
自らが放った風魔法に続き、流れる様に次々と叩き込まれるそのあまりにも異様な光景にバラモヌですらも唖然とせざるは得なかった。
そしてなぜか・・・その技名を仁王立ちのまま告げていくソアラ!
「バギマ!スライディング!孤独電光石火!凍てつく一閃!多段浸透蹴り!業火滅却!落下弓!ソニックブレイク!スローアロー!神速斧投げ!ロザリオ滅魔陣!がんせきおとし!羅刹ビンタ!火炎瓶!名刺投げ!ドラゴンブレス!一文字突き!兜割り!スーパーハンマー!払いぬけ落とし!アイスジャベリン!乱れ打ちベラギマ!みね打ち払い巻き上げ!八文字切り!回転回し蹴り!ギガチョップ!清流落としヒャダルコ!鬼走りメラミ!ヴェノムクラッシュ!メガソード!アンカーブロウ!ラッシュバースト!陽炎飛燕!煉獄眼潰し!足の小指に盾を落とす!脛叩き割り!炎上乱撃!ダークショットアロー!タイガークロー!暴れ四属性合成魔法!」
総勢38名による39連撃が動けないデヌピサロに叩きこまれた!
勿論初撃はバラモヌの風魔法で巨体が故に同士討ちを一切引き起こす事無く次々と攻撃が叩き込まれた!
そして、ローザの合成魔法が最後に叩きこまれ腕を組んでいたソアラが両手を左右に伸ばす!
「これで止めだ!『奥義・魔王斬り!』でやあああああああああああああああああああああ!!!!!!」
両手を頭上に掲げると驚くほどの魔力が剣となり出現した!
そして、そのままその剣が真っすぐに四属性の魔法の嵐に包まれるデヌピサロに向けて振り下ろされた!
今まで連携攻撃全てが少しずつ仁王立ちの状態のソアラに付与され、その全ての攻撃で重加算された究極の奥義!
兵士長という立場の為にユウキに大量のAPを使って懇願し付与して貰ったスキルが遂に発動した!!
そのスキルの名は『連携』!
それに関与した全員の頭の中に余波としてそれは浮かび上がった!
『バギスライ孤独凍てつく多段業火落下ソニックスロー神速ロザリオがんせき羅刹火炎名刺ドラゴン一文字兜スーパー払いぬけアイス乱れみね打ち八文字回転ギガ清流鬼走りヴェノムメガアンカーラッシュ陽炎煉獄足の小指に脛炎上ダークタイガー暴れ魔王斬り!略して・・・『剣』!!!』
((((なんじゃそりゃあああああああ!!!???))))
と誰もが心の中で叫ぶ中、魔法で作られた巨大な剣がデヌピサロの飲み込み、その巨体が地面に押し潰される!!
そんな最中、バラモヌを抱いて移動したシズは全身にカヌダタの精液が付着したバラモヌを運んだ事でベッタリと精液が付着しており・・・
「うへぇ・・・・・・・」
っと悲しそうな表情を一人しているのであった・・・
忘れているかもしれないが、シズは男性恐怖症なのである・・・
驚く事にそれは空気を徐々に浸食し、世界に広がり続けているのだ・・・
皮膚呼吸、体表を用いて行われる外呼吸の事で、ミミズ等は呼吸器官が無くこれのみを行っている。
主にこれのみを行う生物は小型がメインでその理由が、ガス交換がそれのみで可能なサイズだからである。
そして、デヌピサロが頭部を破壊されても生存している理由の一つがこの皮膚呼吸であった・・・
「くっ・・・皆無事?!」
「はい、こちらはなんとか・・・」
「後列部隊の行為の方も問題ないです!」
念話を用いて部隊全員の安否確認をするローザ、それは仕方ないだろう、目の前には飛び出してきてから沈黙したままのデヌピサロが居るのだ。
頭部を破壊してから復活したその戦闘能力は明らかに異常、ローザは眼前にデヌピサロが立つまで忘れていたのだ。
スキル『浄化』の効果でステータスを弄られた魔物が弱体化するので安心していたのだが、デヌピサロの体液が撒き散らされ、それを相殺するので『浄化』の効果がデヌピサロにまで届いていないのだ。
つまり、デヌピサロの強さは変わらずという事である。
「ローザ様、仕掛けますか?」
「いえ、何か様子が変よ・・・少し待って」
シズが槍を手に尋ねてきたが、身動き一つとらないデヌピサロを警戒しローザは様子見を継続する・・・
なんとか『浄化』で弱体化させられれば・・・でも一体どうすれば・・・
その時であった!
『さぁデヌピサロ!バラモヌを・・・殺せ!』
「「「っ??!!!」」」
トーマスが口にした瞬間、デヌピサロは動き出した!
巨体を異常な速度で動かし、ローザ達を完全に無視して出現した地下牢の場所に飛び出したのだ!
予想外、完全に裏を掛かれたローザ達!
そして、ローザは自分の愚かさを呪った。
(なんて事!考えれば直ぐに分かるじゃない!デヌピサロの頭部は無いんだから顔が腹部に在っても思考する能力は無いのだわ)
誰もが慌ててデヌピサロを止めようとするが、初動で遅れた一同が追い付ける訳もなく誰もが絶望の表情を浮かべた。
それはそうである、今のバラモヌはローザの作戦により本体と魔物の肉体が呪いで完全に一体化しているのだ。
その為、アイリスがバラモヌを倒した時は違い、今のバラモヌの肉体を破壊すればバラモヌ自体も死んでしまう可能性が非常に高いのだ!
「だ、だめぇっ!」
ハナの叫びが上がると同時にデヌピサロの腰の触手がSEXしているバラモヌとカヌダタに向けて光を放った!
それと共にデヌピサロの腹部の顔から低い声が響く!
『イキつく波動!』
光が二人の体を照らす!
般若の面を被ったカヌダタの防御力であればもしかしたらカヌダタは耐えられるかもしれない、だが1撃だけであれば・・・である!
デヌピサロには『2回行動』というチートスキルの様な特殊能力があるのだ。
その為、直接攻撃であれば2撃目でバラモヌは殺される。
そして、一番最悪なのがこの『イキつく波動!』を使ってからの攻撃であった。
般若の面が外されたカヌダタ諸共デヌピサロの攻撃はバラモヌを殺すのは間違いなかった・・・
失敗・・・時の砂も壊れ、ここまで仕込みを行ったローザの作戦が全て水泡に帰した・・・
そうローザ自身が諦めた時であった!
「えっ・・・」
人は予期せぬ光景を目にした時、思考が停止する・・・
般若の面が破壊され、混乱から解放されたカヌダタに対して、正常位で挿入されたままのバラモヌが口付けを行ったのだ。
そして、振り下ろされたデヌピサロの一撃をチラリと見たカヌダタは・・・バラモヌを抱きしめ、守る様に前に動いた!
確実にカヌダタの背中をバラモヌごと切り裂く一撃は、カヌダタが前に移動した事で彼だけを切り裂いたのだ!
そのダメージは非常に深刻なもので、カヌダタの背中が内蔵まで抉り取られていた。
触れれば即死は免れない攻撃が僅か数十センチ、バラモヌに届かなかったのだ!
「ピーーーーーー!!!!」
カヌダタがバラモヌを守った・・・
それを見るのと同時に女兵士の一人がスキル『くちぶえ』を使用していた!
これは本来魔物を呼ぶスキルである、だが今現在この世界に居る魔物はセリシアと他数名、そしてデヌピサロとバラモヌだけである!
他の魔物に襲われる事の無い状況でデヌピサロの意識のみをこちらに向ける事に成功したのだ!
それに合わせ、ハナがローザに念話で会話をしながら飛び出した!
(ローザ様!ここは私が!その方が・・・)
(えぇ、そうね・・・確かにその方が・・・)
ローザはチラリとこの場を眺めるトーマスとアリアに視線をやってから答える。
(頼んだわよ!)
(はい!)
そして、カヌダタを抱きしめるバラモヌの元へ駆けたハナは声を荒げ会話を少々してから魔法を使用する!
「いきます!『クッイクタイム!』もう一度!『クッイクタイム!』」
予定外ではあった、元々は誰かが死んだ場合にユウキとの約束であった『この決戦では死者は出さない』という約束を守るために決めていた作戦・・・
だが、ローザ達は見たのだ。
魔王バラモヌがカヌダタと互いを守っている姿を・・・
っであるならば・・・そうローザは作戦を変更した!
(アイリス!聞こえる?アイリス!)
(ローザ?一体どうなってるのか分からないけどとりあえずそっちに向かってるわ)
(そう、お願いしていたアレ持ってる?)
(えっ?それって誰か死んだ?)
(えぇだから今、彼女が作戦通り処置しているわ)
(分かったわ、私が行くまで持ちこたえてね)
そう念話を終え、ローザは口笛を吹いた女兵士に向かっているデヌピサロに攻撃を仕掛ける!
逆サイドではシズが、回り込んで背後に立ったのはソアラと数名・・・
撤退したローザが考えた作戦通り、イキつく波動対策としてデヌピサロを4方向から包囲したのだ!
最初はどうにかして反射するか、防ぐ方法を考えたのだが、魔法だけでなく魔道具の類も全て『イキつく波動!』で消されてしまう、そこでローザは諦めたのだ・・・防ぐのを!
見た通りデヌピサロの『イキつく波動!』は発動すれば光の速さで襲い掛かる、しかし浴びた所で死にはしないのだ!
だから・・・
『イキつく波動!』
「やぁあああああああああ!!!!『はやぶさ突き!』」
「一応試させて貰うわよ!『クッイクタイム!』」
「後ろがガラ空きだ!『必中拳!』」
デヌピサロが女兵士達に向かってイキつく波動を放つのと同時にシズが槍で、ソアラが拳で攻撃を叩きこむ!
そして、ローザがハナと同じ魔法を使用した!
すると・・・
「が・・・がが・・・ががあ・・・」
腰の触手が光を放った後、デヌピサロが振り上げ様とした腕が静止した。
そう、ローザの放ったクッイクタイムがデヌピサロの『2回行動』を阻止したのだ!
光を浴びた女兵士達は強制的な絶頂を誰もが感じ、足腰に力が入らずその場にしゃがみ込む・・・
「イック イクーッ」
「あ”ッ~~~~」
「んおおおッ」
「きゃああああッ」
彼女達は勿論ユウキとのレベリング経験者である。
だが、それでもこの強制絶頂には耐えられなかったのだ。
それも仕方ないだろう、人間は来ると予測できると身構える事が出来るのだ。
だが光った瞬間、強制的に絶頂・・・イかされるとなればそうなるのは仕方ないのだ。
ユウキとの膣内射精で失神するまで続く絶頂は確かに強烈である、だがそれでも膣内射精をされたからと言う予測が可能なのだ。
今の彼女達を襲う絶頂は言うならば、立っている人間に加速した物体が激突するのに近いと言えるだろう。
だが・・・
「くっ・・・皆直ぐにスキルや魔法を貼り直して!」
「りょっ・・・了解!」
「漏れちゃっ・・・いえ頑張ります!」
「あっあぁぁ・・・もっと・・・」
一人朦朧としているが、何とか耐えきった女兵士達は防御スキル等を再使用し貼り直す!
これがローザの作戦、耐えられないのであれば諦めて絶頂してやろう作戦である!
そして・・・
「なら私も彼の為に頑張らないとな」
そう言ってデヌピサロの後方から強大な魔力の波動が広がった!
全裸のまま妊婦の様にカヌダタのザーメンで腹を膨らませ、股からダクダクと精液を垂れ流しにしながらバラモヌが歩いて近寄ってきていたのだ。
その様子に誰もが、トーマスとアリアすらも驚愕していた。
何故なら、バラモヌが先程まで居た場所にはハナが居たのだ。
そう、この戦場では少し離れた場所でデヌピサロとの戦闘には参加出来そうに無い兵士達によって乱交が今も繰り広げられている。
それにより『浄化』スキルを持つ者はデヌピサロの体から出る体液効果を防ぐ事が出来ているのだが、この浄化効果で魔物の強さも弱体化させられる筈なのだ。
だが、今のバラモヌは呪いが解けた上に、ハナの『浄化』の範囲に居たのにも関わらず弱体化していなかったのだ。
それが、全身を覆うカヌダタの精液のせいであった。
バラモヌは耳なし芳一どころか耳の中までもカヌダタの精液が付着し、精液が付着していない場所は無い程に全身ザーメンコーティングされているのだ!
その結果、スキル『浄化』の効果がバラモヌを人間と誤認して弱体化させず、魔物なのでデヌピサロの体液を吸引しても何の影響も受けなかったのだ!
「駄目!あなたがもしもやられたら全てが終わってしまう!」
ローザがそう叫びバラモヌを呼び止める!だが、バラモヌは歩みを止めずデヌピサロへ向かっていく。
その凶悪な表情はデヌピサロしか見ておらず、開いた左手に急激に魔力が集まっていく・・・
「お前がローザか?彼を救った後の事も相談したいのでな、早く終わらせるぞ!」
ハナの口から出たローザの名を覚えていたのだろう、そう口にした事でデヌピサロが振り向いた。
それはそうであろう、デヌピサロは元々トーマスに『バラモヌを殺せ』と命令を受けているのだ。
女兵士の『くちぶえ』で意識を逸らされたが目標は変わってはいなかった。
そして、デヌピサロはバラモヌに向けて攻撃を仕掛けようとした時であった。
「母上様・・・とでも呼んだ方が良かったか?だが、我は愛に生きる!」
突然そんな事を言い出したバラモヌの左手に在った魔法が消えた。
一瞬の静寂、いや、デヌピサロが動かなくなっていたのだ。
そして、そのままバラモヌは右手を前に出し拳を握る・・・
「だからさよならだ。そのまま消えてくれ・・・」
突きだした拳をくるりと内側に回転させ親指を下に向けて伸ばした。
そして・・・
「潰れろ!『ベタン!』」
唱えると同時に親指を下に向けた拳を下に下げた!
その聞いた事のない魔法名にローザは耳を疑った。
彼女の持つ『全能の英知』にも無い魔法だったからである!
だが、実際に目の前で発動しているその魔法に驚きを隠せなかった。
ベタン:大地に眠る精霊の力で敵を中心に円形の重力場を作り出し、敵を押しつぶして攻撃する魔法。
そう、これは個人が発動させられる魔法ではなく、精霊の力で発動する魔法だったのだ。
魔物の王であるバラモヌは魔物を統べる者、それは当然精霊も統べる者であったのだ。
動きの鈍ったと思われていたデヌピサロが動かなかった理由、それはこの魔法が既に発動を開始しておりデヌピサロの肉体を魔法の重力場が押しつけていたからであった!
そして、その重圧は更に強くなりデヌピサロの足が地面にめり込み始め・・・
グシャ!
デヌピサロの両足が重力に耐えきれずに折れた!
その拍子にバランスを崩すデヌピサロ、そのまま倒れるか・・・と思った時であった!
腹部の顔が力を込める様な表情を見せ、両手が強く握り締められた。
そして、足の付け根から肉が盛り上がり、折れた足を包み込んだ!
見る見る膨れ上がった肉は足全体に広がり、大きく背伸びをするかのように足を伸ばした!
勿論この間もバラモヌの『ベタン』は発動している、だがデヌピサロは足を伸ばしたのだ!
ズドン!
踏ん張る様に立ち直したデヌピサロ、それでもバラモヌは魔法を止めていなかった。
そう、デヌピサロは超重力の中に居るにも関わらず腹部の顔が涼しい表情を見せその口を開いた。
まるで重力場が機能していないかの様な動きにバラモヌは目を疑った。
デヌピサロの脚が強化進化した事で重力場にも耐えられる体と進化していたのだ!
「危ない!」
その直後、シズが飛び出しバラモヌの体を抱いて一足飛びに移動した!
一瞬、まさに一瞬の出来事であった。
直前までバラモヌが居た場所がデヌピサロの腹部から吐かれた激しい炎に見舞われたのだ!
地面を誘拐させるほどのあまりにも火力の高い炎、その威力に誰もが恐怖を感じた。
だが・・・
「礼は言わんぞ!ぬぉおおおおおおおおおおおお!!!!」
バラモヌは使用しているベタンを維持しながら逆の手で敵を切り裂く風魔法を放つ!
それに合わせる様にソアラと女兵士達が攻撃をし、ローザが2度目の『クッイクタイム』を発動させた!
命令される事に素直に従い、本能のみで戦う今のデヌピサロにとってダメージの無いローザの魔法を警戒する知識は勿論無かった。
そして、トーマスもあれ以降指示を出さなかった。
その結果、デヌピサロに2回続けての『クッイクタイム』を使用する事に成功したのだ!
「チャンスです!皆、あれいくわよ!」
兵士長ソアラの声にその時が来たと兵士達は構えた!
2度目の『クッイクタイム』それは完全勝利の条件!
誰もが話に聞いていたベストな状況、そしてそれはバラモヌの『ベタン』によって完璧な状況となっていた!
2回行動を出来なくさせるのがローザの作戦ではなく、完全に行動不能にさせるのが目的だったのだ!
そして、予定していた通りの陣形を組んで兵士達が一斉にデヌピサロに襲い掛かる!
「はぁあああああああああああああ!!!」
「やぁああああああああああああああ!!!」
「どりゃああああああああああああああ!!!」
「でりゃあああああああああああああああ!!!」
まるで演舞、それは見事な演舞であった。
一人の兵士がスキル技を使用し、それに続いて別の兵士が間髪入れずにスキル技や魔法で攻撃を繋げていく!
自らが放った風魔法に続き、流れる様に次々と叩き込まれるそのあまりにも異様な光景にバラモヌですらも唖然とせざるは得なかった。
そしてなぜか・・・その技名を仁王立ちのまま告げていくソアラ!
「バギマ!スライディング!孤独電光石火!凍てつく一閃!多段浸透蹴り!業火滅却!落下弓!ソニックブレイク!スローアロー!神速斧投げ!ロザリオ滅魔陣!がんせきおとし!羅刹ビンタ!火炎瓶!名刺投げ!ドラゴンブレス!一文字突き!兜割り!スーパーハンマー!払いぬけ落とし!アイスジャベリン!乱れ打ちベラギマ!みね打ち払い巻き上げ!八文字切り!回転回し蹴り!ギガチョップ!清流落としヒャダルコ!鬼走りメラミ!ヴェノムクラッシュ!メガソード!アンカーブロウ!ラッシュバースト!陽炎飛燕!煉獄眼潰し!足の小指に盾を落とす!脛叩き割り!炎上乱撃!ダークショットアロー!タイガークロー!暴れ四属性合成魔法!」
総勢38名による39連撃が動けないデヌピサロに叩きこまれた!
勿論初撃はバラモヌの風魔法で巨体が故に同士討ちを一切引き起こす事無く次々と攻撃が叩き込まれた!
そして、ローザの合成魔法が最後に叩きこまれ腕を組んでいたソアラが両手を左右に伸ばす!
「これで止めだ!『奥義・魔王斬り!』でやあああああああああああああああああああああ!!!!!!」
両手を頭上に掲げると驚くほどの魔力が剣となり出現した!
そして、そのままその剣が真っすぐに四属性の魔法の嵐に包まれるデヌピサロに向けて振り下ろされた!
今まで連携攻撃全てが少しずつ仁王立ちの状態のソアラに付与され、その全ての攻撃で重加算された究極の奥義!
兵士長という立場の為にユウキに大量のAPを使って懇願し付与して貰ったスキルが遂に発動した!!
そのスキルの名は『連携』!
それに関与した全員の頭の中に余波としてそれは浮かび上がった!
『バギスライ孤独凍てつく多段業火落下ソニックスロー神速ロザリオがんせき羅刹火炎名刺ドラゴン一文字兜スーパー払いぬけアイス乱れみね打ち八文字回転ギガ清流鬼走りヴェノムメガアンカーラッシュ陽炎煉獄足の小指に脛炎上ダークタイガー暴れ魔王斬り!略して・・・『剣』!!!』
((((なんじゃそりゃあああああああ!!!???))))
と誰もが心の中で叫ぶ中、魔法で作られた巨大な剣がデヌピサロの飲み込み、その巨体が地面に押し潰される!!
そんな最中、バラモヌを抱いて移動したシズは全身にカヌダタの精液が付着したバラモヌを運んだ事でベッタリと精液が付着しており・・・
「うへぇ・・・・・・・」
っと悲しそうな表情を一人しているのであった・・・
忘れているかもしれないが、シズは男性恐怖症なのである・・・
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