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第92話 再び蘇るデヌピサロ、人類には戦えない魔王へと進化する
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世界に広がるデヌピサロの体から発生する皮膚呼吸、それは人々に影響を与え始めていた。
「お・・・女・・・おんなぁああああああ!!!」
「へっ?っきゃああああああ!!!!」
突如変貌して異性に襲い掛かる男。
無理やり衣類を引き裂き、肉欲のままに相手を押し倒し行われる強姦!
「お、お前なにをやって・・・」
「ねぇ・・・お兄ぃさん・・・い♡れ♡て♡」
自らスカートを捲り上げ甘えた声で欲情する少女。
それに突如息を荒くして襲い掛かる別の男!
「んわ~♡♡なにこれおっきぃ~~♡♡」
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
直ぐ横では共に発情し交尾を始める男女・・・
デヌピサロがバラモヌ城の異空間から出た事で、世界にデヌピサロの体液が拡散していた。
余りに強力な上に男女問わず発情するその効果は凄まじく、野外だろうが関係なしに次々と肉欲の虜となっていく人々・・・
だが・・・
「へっ・・・?あれ・・・俺・・・うわっ?!」
「へっ? いっいやぁっ?!」
だが、救いとなったのはユウキによる『浄化』スキルのバラ捲きであった。
魔物の体液中毒にやられ、発情して世界のあちこちで繰り広げられる恥辱はその行為によって終息していく・・・
麻薬中毒になり、狂ったように性行為に没頭して死を招く・・・
それを予期せず勇者として回避出来たのである!
「こ・・・これは一体・・・」
「あの・・・すみませんぶっちゃって・・・」
「いや、この状況じゃ・・・仕方ないよね」
と言っても実際に性的被害に遭っている人が居るわけだが・・・
それでも直ぐに各町に滞在するアリアハノの兵士によって情報が伝達される・・・
特に女性達には自身のスキル『浄化』が発動している事が分かるので・・・
「ね・・・ねぇ・・・他の人を助ける為に・・・続け・・・ませんか?」
「え・・・えっと・・・」
ローザの指示で全国民が『浄化』スキルの存在とその効果について説明を既に受けていた。
一定距離内で性行為が行われている際に発動するスキルで魔物の体液中毒を治す効果がある事も・・・
その結果・・・
「あの、他の人の為に・・・わたしの中まで・・・満たして・・・?」
「よ、喜んで!」
発情した勢いのまま異性を受け入れる人も多く、その結果あちこちで乱痴気騒ぎが起こっているのだが、結果的に人々は助かっていた。
奇異的な目では無く、女性達が持つ『浄化』スキルを常時誰かが発動していなければ空気中に蔓延した体液中毒になるのが肉眼で分かるのだ。
「すごい・・・これがえっちぃ・・・」
「・・・・・・ぐっ!」
「あ”っ♡」ゾクゾクゾクゾク
体液中毒に一時的になった事で発情した体は異性をすんなりと受け入れ、誰も彼もがあちこちで行為を開始していた。
その性行為自体が他の人を救う事を誰もが理解しているからこそ・・・
「ごめんっ気持ち良くてっ優しくできそうにない・・・!」
「だめっ♡ おかしくなっちゃうぅ・・・!」
自らスカートを捲り上げて求めた少女も、押し倒された女性も『浄化』スキルにより中毒状態は解除されているが関係なく異性を受け入れる。
全ては兵士から聞かされていた、今まさに決戦中で勇者様が魔王を倒すその瞬間まで・・・
「ちょうだいっ♡ なかにちょうだい♡♡」
「んぁぁ・・・出るっ!!」
「あああっおちんちん暴れてるっ♡♡♡」
「ああっ出るっ!!」
あちこちで他者を助ける為の性行為が繰り広げられる・・・
希望者にはアリアハノから派遣されている『避妊付与魔法』持ちの女兵士から避妊付与を後ほど使用して貰えるので・・・
場所は変わって、デヌピサロとの決戦の場でも兵士達による乱交は続いていた。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
彼の名はダノン、まだ20歳になったばかりのソアラの部隊に身を置く若手男性兵士である。
この決戦に向けてこの話を聞かされた時は文字通り耳を疑ったのは言うまでもないだろう。
「ら・・・乱交・・・ですか?!」
そう、決戦の場で『浄化』スキルを発動させる為に性行為を行うのが出された指示だったのだ。
他の男性兵士達が喜んだりいやらしい顔を浮かべたりしている中、ダノンは顔面蒼白となっていた。
それもそうだろう、ダノンは童貞だったのである!
初体験は好きな人と・・・そんな夢を抱くチェリーボーイだったダノンには一人気になる人がいた。
「レイラさん・・・」
アリアハノではなく別の国の女剣士であるレイラ、彼女が一体何処の国の人間なのかは分からない。
そもそもアリアハノ以外の国というものをダノンは知らないのだ。
そんなダノンがレイラの事を知ったのは、住んでいた村が魔物に襲撃された時であった。
地下室に隠れ何日もやり過ごしていたダノンをジャンという男が発見したのだ。
「おいおいおいおい、生きてるかお前?」
「あ・・・ぅぁ・・・」
水も食料も底を付き、外に出て魔物の種馬として生きるか脱水症状で死ぬかの極限状態で助けられたダノンは女神に出会った。
「ほらっ水だよ、しかし良く耐えきったね凄いよ君」
「///」
朦朧とする意識の中、飲ませて貰った水の味は忘れられない。
そして、その日から彼女に再会した時にお礼を言う為にダノンは毎日鍛えに鍛えていた。
だが現実は非情であった・・・
今回召喚された勇者『ユウキ』は女性と性行為を行う事で、行為を行った相手をレベルアップさせた上に好きなスキルを付与出来るというのだ。
そのせいでアリアハノ城の殆どの女性が勇者と肉体関係を持っているという事実を知ってしまった。
更にそれは城内を出て、周辺の町からもスキルを望む女性がやってくるという事態になっていた。
普通に考えて抱かれるだけで好きなスキルが得られるのだから仕方ないだろう。
特別なスキルではなくても、例えば『調理』のスキルを持っていれば飲食店を経営する事も可能だろう。
しかもレベルまでアップできるというのだ、女剣士であったレイラさんが飛びつかない訳がない。
きっともう・・・
ダノンは考えないようにしていた事を遂に確信を持って自らに言い聞かせた。
全ては命令に従い、乱交に参加する為に!
長く続く乱交の中で一体どれほどの回数射精したのだろうか・・・
既に10から先は覚えていない・・・
この場に居るどの女兵士よりも自分の方がレベルが低いのは言うまでもない、誰もが勇者ユウキと性行為を経験済みなのだ。
なにより悔しいのが、どれほど頑張って相手をしても彼女達の意識は決戦の様子に向いている。
それほど勇者ユウキとの性行為が凄かったのだろう、片手間に相手をされる情けなさ、それに心を折られ1人、また一人と限界宣言をして乱交から外れていく・・・
そういうダノンもそろそろ限界が近かった・・・
「うっ・・・」ドク・・・ドク・・・ドク・・・
「んっ、次誰か犯る?」
「というか、ダノン君・・・まだ出来る?」
仰向けで寝転がったまま性行為をしていた彼女の腰が上げられ男性器が抜ける。
もう精液なんて枯れ果てて何も出てないのだが、開始前に飲んだ薬の影響で勃起は収まらないままだ。
「おーい、ダノン君?」
「・・・レイラ・・・さん・・・」
「ん?」
イキ過ぎて疲れたダノンは愛しい人の名を呟いた。
そんなダノン君の小声が聞こえたのか、ダノンの顔を覗き込んでいた女兵士が顔を上げた。
「レイラって彼、今言った?」
「ん?そうだろうね、好きな人なんじゃない?っていうかあんた犯らないの?」
「あっそだそだ」
そう言ってダノンの上に跨り、自ら男性器を挿入する女兵士。
今まさに最終決戦の真っ只中、他の乱交参加者がほとんど限界を迎えている状態なのでゆっくりでも性行為に参加する必要があるのだ。
「んんん・・・」
ズズズッと挿入される男性器に気持ちよさそうな顔御浮かべる女兵士。
気のせいか、女兵士の表情が少しウットリとしていた。
「くぅっ♡♡~~~ッ♡」
出来るだけ時間を掛けてSEXを行なおうとしている筈だったのだが、その時は直ぐにやって来た!
ダノンの上で挿入した女兵士が突然何かに気付いた様に一瞬表情を変えたのだ。
そして、突如・・・
「えっ?!えぇぇええええっ?!?!?!」
「んっ♡ はんっ♡ ひうっ♡ んぶっ♡ はっ♡ あんっ♡♡」
騎乗位で腰を激しく動かし始める女兵士。
驚きと共に、SEXし過ぎたダノンは痛みに顔を歪める。
だが、薬の影響で勃起が収まらないダノンはこみ上げる射精感に我慢が出来ず・・・
「でっでるっ!」
「ふああぁあっ♡♡♡♡」ドク・・・ドク・・・ドク・・・
「うぁぁ・・・もう・・・何も出てないのに・・・」
女兵士の中に射精した感覚、それと共に女兵士も達したようで気持ちよさそうな喘ぎを上げて・・・
直ぐに立ち上がって抜き去り、駈け出した!
「ダノン君っ!また後でね!」
そう言い残しかけていく名も知らぬ女兵士・・・
その後ろ姿に愛しい人を思い浮かべたままダノンは意識を失う・・・
そんなダノンとSEXをした直後、女兵士は嬉しそうに技名を叫び飛び上がる!
「間に合った!『メガソード!』」
そう叫び、決戦の真っ最中のデヌピサロに叩きこまれている連撃の嵐に加わった!
ダノンは気付かなかった、彼女こそがレイラ本人であったのだ。
彼女が持つユニークスキル『化かす者』は自分の存在を誤認させるスキル。
それを使い、ユウキとのレベリングにより望んでいた幾つかのスキルを手に入れる為にソアラの部隊に潜り込んでいたのだ。
そして・・・ソアラの『魔王斬り』がデヌピサロに叩きこまれた!
『略して・・・『剣』!!!』
その脳裏に浮かんだソアラの技名に他の人と同じように叫びを上げつつ、チラリと後列で寝ているダノンに視線を送る。
この決戦、ローザの宣言通り1人の死者も出す事無く圧勝で終わる。
レイラもそれを信じて疑っておらず、そうなれば自分の事を好意的に考えてくれるダノンを連れて・・・
そう考えダノンの元へ戻ろうとした時であった・・・
『まさかここまであり得ない事態が続くとは思わなかったよ・・・』
見覚えが無いが聞き覚えのある声・・・
アリアハノ城に居たトーマスとか言う老人の声・・・
レイラはそれを見て驚愕した。
「う・・・そ・・・でしょ・・・」
人ではない何か、一見すると青年にしか見えないその男は間違いなくアリアハノ城に居たトーマスである。
スキル『化かす者』を持つレイラだからこそ、その異常性に真っ先に気付いた。
そして、トーマスが取った行動を見て理解した。
「そうか・・・あいつが!」
そう気付き慌てた様子でレイラはダノンの元へ駆ける・・・
ソアラが叩き込んだ『連携』で最高まで強化された魔王斬り、それをまともに受けたデヌピサロは真っ二つになっていた。
いや、正確には正中線を消し飛ばされた状態と言えばいいだろうか・・・
肩から外側のみが残っていたのだ。
どう見ても死亡している、ローザは後列で行われていた乱交が遂に男性兵士が限界を迎え終わっているのを確認し大きくため息を吐いていた。
ギリギリ勝てた、それが彼女の安堵した理由であった。
彼女の中ではもしも間に合わなければ最後の手段に出るしかなかったのだ。
出来ればそれは避けたい、それは彼女の作戦ではこの時では無いからだ。
だから倒しきった事に安堵したのだが・・・
『まさかここまであり得ない事態が続くとは思わなかったよ・・・』
連携魔王切り、略して剣の一撃で巻き上がった砂煙が落ち着く前に気付けばそいつはそこに居た。
デヌピサロの死体、それを見下ろしながらトーマスが口を開いたのだ。
そして、ローザの方を見ながら口を開いた。
『出来れば次の世界の為に出来るだけポイントは残しておきたかったんだけどな』
そう言ってデヌピサロの死体にトーマスは手をかざし小さく呟いた。
『さぁ、更なる進化を・・・』
その言葉と共にデヌピサロの残った体が蠢き出した。
分かれた体同士から血管の様な物が飛び出し繋がる・・・
そして、それを肉が盛り上がり結合しようとし始めたのだ。
「だめっ!誰かあれを止めて!」
ローザが叫ぶ、だが誰一人として動く者は居ない・・・
いや、動いていないのではない、今のデヌピサロを害しようと考える行為が見えない何かに妨害されているのだ。
まるで特撮ヒーローが変身している間は攻撃を仕掛けられない様に・・・
ただただその光景を眺めるか、自身に強化スキル等を使用する事しか出来ない一同は歯痒い表情を浮かべたままそれを見守る。
分かれた半身が結合し、盛り上がった肉は更に肉体を強化させ腹部の顔面を復元させる。
『さぁ、ここまで御膳立てしてやったんだ。勝つんだデヌピサロ』
そうトーマスが告げると共にデヌピサロの体が宙に浮かび上がった。
まるで上から何かに吊るされているかのように浮かび上がったデヌピサロの体はゆっくりと回転を始め・・・
「おいおいおいおい・・・」
「嘘でしょ・・・」
「ありえないって・・・」
「こんなのどうすれば・・・」
その頭部が在った部分に肉が盛り上がり始め、新しい凶悪な頭部が形作られて行った・・・
3つの眼球に凶悪な牙、左右に鋭利な角が生え、膝から新たに2本の触手が生み出される。
何よりも恐ろしいのが・・・
「体力が全快している?!」
ソアラが驚くのも無理はない。
最後の一撃を叩きこんだソアラは気付いたのだ。
頭部が生み出され、更に凶悪な気配を発生させたデヌピサロの肉体に先程までのダメージは一切見られなかったのだ。
やがて、進化が落ち着いたのか地上に降りてきたデヌピサロ。
完全復活を果たしたデヌピサロ、そのまま頭部と腹部の口が同時に雄叫びを上げた!
それと共にデヌピサロの前に魔法を跳ね返す障壁が生み出され、それは噴き出した。
全身から肉眼で確認出来る程濃厚な体液、それがガスの様に広がりだしたのだ!
「ひぐううっ!?らへぇッ♡」
「ひぎいいいッ♡♡」
「ひぎうッ♡♡」
「かっは・・・っ♡♡」
「あ”ぅ・・・♡」
「ぱぁ・・・っ♡♡」
一瞬、それは一瞬であった。
デヌピサロの肉体から発生したそれに触れた女兵士が次々と絶頂しながらその場にしゃがみ込んでいったのだ。
ガスの様に見えたそれは超高濃度のデヌピサロの体液、それが皮膚から染み出していたのだ。
後列で行われいた乱交が止まっている、だからなのだとローザは一瞬考えたが甘かった。
濃度が濃すぎて、その中でスキル『浄化』を発動させたとしても一瞬で飲み込まれていたであろう。
それはつまり・・・
「っああ”あぁあっ♡」ビクンッ!
浄化スキルが意味を成さないという事に他無かった。
ローザに続きシズまでも立てなくなり、その場にしゃがみ込む。
「う”あぁあ”あ”あぁあ”っ!!」
絶頂しながら再度絶頂する、まるでユウキに中出しレベリングを受けた時の様な強烈な絶頂が絶え間なく襲い掛かってきたのだ。
ただ唯一違うのは、この絶頂で失神しても助かる事は無いという事実。
だからこそ誰もが気が狂いそうになる程の快楽の渦の中、必死に耐えているのだが・・・
「い”っん”ほおおお”おっ!!」
「あぅぅっあ”ぅ・・・」
「あぐふぅぅっ・・・」
余りにも強烈な快楽に欲情を通り越して絶頂が止まらなくなった女兵士達は次々と意識を失っていく。
唯一ユウキとの中出しレベリングに経験豊富な数名のみが意識を保っていたが、それも時間の問題であった。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
そして、それはカヌダタの遺体に定期的に『クッイクタイム』を使用し続けているハナにも影響を及ぼしていた。
離れた場所に居る事で、少しだけ他の者よりも体液が届くのが遅かった。
だからこそ最後の『クッイクタイム』を発動させる事が出来たのだが・・・
「うそっ・・・こんなの・・・んっ♡ ん”ほおおぉぉオオっッ♡♡♡」
魔法を発動させると共に止まらぬ絶頂地獄がハナにも襲い掛かっていた。
だが、そんな中・・・
「止めろおおおおおおおおおお!!!!」
強烈なツメ攻撃がデヌピサロの脚に傷を付けた!
この体液地獄の中、唯一影響を受けず自由に動けたバラモヌであった!
愛するカヌダタを助けようとしているハナを妨害された事で怒り狂っていたのだ!
そして、そんなバラモヌの様子を見たローザとシズは気付き行動を開始する!
「ふぁっ♡し、シズ・・・」
「あっひ♡ローザ様・・・」
アヘ顔のまま消え去りそうな意識を必死に保ち、彼女達はスキルを発動させる!
このデヌピサロの体液の中、唯一動けたバラモヌを見て気付いた二人はギリギリ間に合った!
「「スキル『疑似魔王化』発動!!」」
それは疑似的に魔王になる特殊なスキル。
自身の存在そのものを魔王とする事でバラモヌと同じ体質に強制的に変換させたのだ!
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
「はわ・・・あああ・・・あぁ・・・」
この戦場でこのスキルが使えるのはローザとシズの二人のみ。
イキ狂う寸前で何とかスキルの発動が間に合った二人は火照りまくった体の疼きを押さえつつデヌピサロを睨みつける。
二人共理解しているのだ、今戦えるのはバラモヌを含めた自分達3人だけであることを・・・
「お・・・女・・・おんなぁああああああ!!!」
「へっ?っきゃああああああ!!!!」
突如変貌して異性に襲い掛かる男。
無理やり衣類を引き裂き、肉欲のままに相手を押し倒し行われる強姦!
「お、お前なにをやって・・・」
「ねぇ・・・お兄ぃさん・・・い♡れ♡て♡」
自らスカートを捲り上げ甘えた声で欲情する少女。
それに突如息を荒くして襲い掛かる別の男!
「んわ~♡♡なにこれおっきぃ~~♡♡」
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
直ぐ横では共に発情し交尾を始める男女・・・
デヌピサロがバラモヌ城の異空間から出た事で、世界にデヌピサロの体液が拡散していた。
余りに強力な上に男女問わず発情するその効果は凄まじく、野外だろうが関係なしに次々と肉欲の虜となっていく人々・・・
だが・・・
「へっ・・・?あれ・・・俺・・・うわっ?!」
「へっ? いっいやぁっ?!」
だが、救いとなったのはユウキによる『浄化』スキルのバラ捲きであった。
魔物の体液中毒にやられ、発情して世界のあちこちで繰り広げられる恥辱はその行為によって終息していく・・・
麻薬中毒になり、狂ったように性行為に没頭して死を招く・・・
それを予期せず勇者として回避出来たのである!
「こ・・・これは一体・・・」
「あの・・・すみませんぶっちゃって・・・」
「いや、この状況じゃ・・・仕方ないよね」
と言っても実際に性的被害に遭っている人が居るわけだが・・・
それでも直ぐに各町に滞在するアリアハノの兵士によって情報が伝達される・・・
特に女性達には自身のスキル『浄化』が発動している事が分かるので・・・
「ね・・・ねぇ・・・他の人を助ける為に・・・続け・・・ませんか?」
「え・・・えっと・・・」
ローザの指示で全国民が『浄化』スキルの存在とその効果について説明を既に受けていた。
一定距離内で性行為が行われている際に発動するスキルで魔物の体液中毒を治す効果がある事も・・・
その結果・・・
「あの、他の人の為に・・・わたしの中まで・・・満たして・・・?」
「よ、喜んで!」
発情した勢いのまま異性を受け入れる人も多く、その結果あちこちで乱痴気騒ぎが起こっているのだが、結果的に人々は助かっていた。
奇異的な目では無く、女性達が持つ『浄化』スキルを常時誰かが発動していなければ空気中に蔓延した体液中毒になるのが肉眼で分かるのだ。
「すごい・・・これがえっちぃ・・・」
「・・・・・・ぐっ!」
「あ”っ♡」ゾクゾクゾクゾク
体液中毒に一時的になった事で発情した体は異性をすんなりと受け入れ、誰も彼もがあちこちで行為を開始していた。
その性行為自体が他の人を救う事を誰もが理解しているからこそ・・・
「ごめんっ気持ち良くてっ優しくできそうにない・・・!」
「だめっ♡ おかしくなっちゃうぅ・・・!」
自らスカートを捲り上げて求めた少女も、押し倒された女性も『浄化』スキルにより中毒状態は解除されているが関係なく異性を受け入れる。
全ては兵士から聞かされていた、今まさに決戦中で勇者様が魔王を倒すその瞬間まで・・・
「ちょうだいっ♡ なかにちょうだい♡♡」
「んぁぁ・・・出るっ!!」
「あああっおちんちん暴れてるっ♡♡♡」
「ああっ出るっ!!」
あちこちで他者を助ける為の性行為が繰り広げられる・・・
希望者にはアリアハノから派遣されている『避妊付与魔法』持ちの女兵士から避妊付与を後ほど使用して貰えるので・・・
場所は変わって、デヌピサロとの決戦の場でも兵士達による乱交は続いていた。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
彼の名はダノン、まだ20歳になったばかりのソアラの部隊に身を置く若手男性兵士である。
この決戦に向けてこの話を聞かされた時は文字通り耳を疑ったのは言うまでもないだろう。
「ら・・・乱交・・・ですか?!」
そう、決戦の場で『浄化』スキルを発動させる為に性行為を行うのが出された指示だったのだ。
他の男性兵士達が喜んだりいやらしい顔を浮かべたりしている中、ダノンは顔面蒼白となっていた。
それもそうだろう、ダノンは童貞だったのである!
初体験は好きな人と・・・そんな夢を抱くチェリーボーイだったダノンには一人気になる人がいた。
「レイラさん・・・」
アリアハノではなく別の国の女剣士であるレイラ、彼女が一体何処の国の人間なのかは分からない。
そもそもアリアハノ以外の国というものをダノンは知らないのだ。
そんなダノンがレイラの事を知ったのは、住んでいた村が魔物に襲撃された時であった。
地下室に隠れ何日もやり過ごしていたダノンをジャンという男が発見したのだ。
「おいおいおいおい、生きてるかお前?」
「あ・・・ぅぁ・・・」
水も食料も底を付き、外に出て魔物の種馬として生きるか脱水症状で死ぬかの極限状態で助けられたダノンは女神に出会った。
「ほらっ水だよ、しかし良く耐えきったね凄いよ君」
「///」
朦朧とする意識の中、飲ませて貰った水の味は忘れられない。
そして、その日から彼女に再会した時にお礼を言う為にダノンは毎日鍛えに鍛えていた。
だが現実は非情であった・・・
今回召喚された勇者『ユウキ』は女性と性行為を行う事で、行為を行った相手をレベルアップさせた上に好きなスキルを付与出来るというのだ。
そのせいでアリアハノ城の殆どの女性が勇者と肉体関係を持っているという事実を知ってしまった。
更にそれは城内を出て、周辺の町からもスキルを望む女性がやってくるという事態になっていた。
普通に考えて抱かれるだけで好きなスキルが得られるのだから仕方ないだろう。
特別なスキルではなくても、例えば『調理』のスキルを持っていれば飲食店を経営する事も可能だろう。
しかもレベルまでアップできるというのだ、女剣士であったレイラさんが飛びつかない訳がない。
きっともう・・・
ダノンは考えないようにしていた事を遂に確信を持って自らに言い聞かせた。
全ては命令に従い、乱交に参加する為に!
長く続く乱交の中で一体どれほどの回数射精したのだろうか・・・
既に10から先は覚えていない・・・
この場に居るどの女兵士よりも自分の方がレベルが低いのは言うまでもない、誰もが勇者ユウキと性行為を経験済みなのだ。
なにより悔しいのが、どれほど頑張って相手をしても彼女達の意識は決戦の様子に向いている。
それほど勇者ユウキとの性行為が凄かったのだろう、片手間に相手をされる情けなさ、それに心を折られ1人、また一人と限界宣言をして乱交から外れていく・・・
そういうダノンもそろそろ限界が近かった・・・
「うっ・・・」ドク・・・ドク・・・ドク・・・
「んっ、次誰か犯る?」
「というか、ダノン君・・・まだ出来る?」
仰向けで寝転がったまま性行為をしていた彼女の腰が上げられ男性器が抜ける。
もう精液なんて枯れ果てて何も出てないのだが、開始前に飲んだ薬の影響で勃起は収まらないままだ。
「おーい、ダノン君?」
「・・・レイラ・・・さん・・・」
「ん?」
イキ過ぎて疲れたダノンは愛しい人の名を呟いた。
そんなダノン君の小声が聞こえたのか、ダノンの顔を覗き込んでいた女兵士が顔を上げた。
「レイラって彼、今言った?」
「ん?そうだろうね、好きな人なんじゃない?っていうかあんた犯らないの?」
「あっそだそだ」
そう言ってダノンの上に跨り、自ら男性器を挿入する女兵士。
今まさに最終決戦の真っ只中、他の乱交参加者がほとんど限界を迎えている状態なのでゆっくりでも性行為に参加する必要があるのだ。
「んんん・・・」
ズズズッと挿入される男性器に気持ちよさそうな顔御浮かべる女兵士。
気のせいか、女兵士の表情が少しウットリとしていた。
「くぅっ♡♡~~~ッ♡」
出来るだけ時間を掛けてSEXを行なおうとしている筈だったのだが、その時は直ぐにやって来た!
ダノンの上で挿入した女兵士が突然何かに気付いた様に一瞬表情を変えたのだ。
そして、突如・・・
「えっ?!えぇぇええええっ?!?!?!」
「んっ♡ はんっ♡ ひうっ♡ んぶっ♡ はっ♡ あんっ♡♡」
騎乗位で腰を激しく動かし始める女兵士。
驚きと共に、SEXし過ぎたダノンは痛みに顔を歪める。
だが、薬の影響で勃起が収まらないダノンはこみ上げる射精感に我慢が出来ず・・・
「でっでるっ!」
「ふああぁあっ♡♡♡♡」ドク・・・ドク・・・ドク・・・
「うぁぁ・・・もう・・・何も出てないのに・・・」
女兵士の中に射精した感覚、それと共に女兵士も達したようで気持ちよさそうな喘ぎを上げて・・・
直ぐに立ち上がって抜き去り、駈け出した!
「ダノン君っ!また後でね!」
そう言い残しかけていく名も知らぬ女兵士・・・
その後ろ姿に愛しい人を思い浮かべたままダノンは意識を失う・・・
そんなダノンとSEXをした直後、女兵士は嬉しそうに技名を叫び飛び上がる!
「間に合った!『メガソード!』」
そう叫び、決戦の真っ最中のデヌピサロに叩きこまれている連撃の嵐に加わった!
ダノンは気付かなかった、彼女こそがレイラ本人であったのだ。
彼女が持つユニークスキル『化かす者』は自分の存在を誤認させるスキル。
それを使い、ユウキとのレベリングにより望んでいた幾つかのスキルを手に入れる為にソアラの部隊に潜り込んでいたのだ。
そして・・・ソアラの『魔王斬り』がデヌピサロに叩きこまれた!
『略して・・・『剣』!!!』
その脳裏に浮かんだソアラの技名に他の人と同じように叫びを上げつつ、チラリと後列で寝ているダノンに視線を送る。
この決戦、ローザの宣言通り1人の死者も出す事無く圧勝で終わる。
レイラもそれを信じて疑っておらず、そうなれば自分の事を好意的に考えてくれるダノンを連れて・・・
そう考えダノンの元へ戻ろうとした時であった・・・
『まさかここまであり得ない事態が続くとは思わなかったよ・・・』
見覚えが無いが聞き覚えのある声・・・
アリアハノ城に居たトーマスとか言う老人の声・・・
レイラはそれを見て驚愕した。
「う・・・そ・・・でしょ・・・」
人ではない何か、一見すると青年にしか見えないその男は間違いなくアリアハノ城に居たトーマスである。
スキル『化かす者』を持つレイラだからこそ、その異常性に真っ先に気付いた。
そして、トーマスが取った行動を見て理解した。
「そうか・・・あいつが!」
そう気付き慌てた様子でレイラはダノンの元へ駆ける・・・
ソアラが叩き込んだ『連携』で最高まで強化された魔王斬り、それをまともに受けたデヌピサロは真っ二つになっていた。
いや、正確には正中線を消し飛ばされた状態と言えばいいだろうか・・・
肩から外側のみが残っていたのだ。
どう見ても死亡している、ローザは後列で行われていた乱交が遂に男性兵士が限界を迎え終わっているのを確認し大きくため息を吐いていた。
ギリギリ勝てた、それが彼女の安堵した理由であった。
彼女の中ではもしも間に合わなければ最後の手段に出るしかなかったのだ。
出来ればそれは避けたい、それは彼女の作戦ではこの時では無いからだ。
だから倒しきった事に安堵したのだが・・・
『まさかここまであり得ない事態が続くとは思わなかったよ・・・』
連携魔王切り、略して剣の一撃で巻き上がった砂煙が落ち着く前に気付けばそいつはそこに居た。
デヌピサロの死体、それを見下ろしながらトーマスが口を開いたのだ。
そして、ローザの方を見ながら口を開いた。
『出来れば次の世界の為に出来るだけポイントは残しておきたかったんだけどな』
そう言ってデヌピサロの死体にトーマスは手をかざし小さく呟いた。
『さぁ、更なる進化を・・・』
その言葉と共にデヌピサロの残った体が蠢き出した。
分かれた体同士から血管の様な物が飛び出し繋がる・・・
そして、それを肉が盛り上がり結合しようとし始めたのだ。
「だめっ!誰かあれを止めて!」
ローザが叫ぶ、だが誰一人として動く者は居ない・・・
いや、動いていないのではない、今のデヌピサロを害しようと考える行為が見えない何かに妨害されているのだ。
まるで特撮ヒーローが変身している間は攻撃を仕掛けられない様に・・・
ただただその光景を眺めるか、自身に強化スキル等を使用する事しか出来ない一同は歯痒い表情を浮かべたままそれを見守る。
分かれた半身が結合し、盛り上がった肉は更に肉体を強化させ腹部の顔面を復元させる。
『さぁ、ここまで御膳立てしてやったんだ。勝つんだデヌピサロ』
そうトーマスが告げると共にデヌピサロの体が宙に浮かび上がった。
まるで上から何かに吊るされているかのように浮かび上がったデヌピサロの体はゆっくりと回転を始め・・・
「おいおいおいおい・・・」
「嘘でしょ・・・」
「ありえないって・・・」
「こんなのどうすれば・・・」
その頭部が在った部分に肉が盛り上がり始め、新しい凶悪な頭部が形作られて行った・・・
3つの眼球に凶悪な牙、左右に鋭利な角が生え、膝から新たに2本の触手が生み出される。
何よりも恐ろしいのが・・・
「体力が全快している?!」
ソアラが驚くのも無理はない。
最後の一撃を叩きこんだソアラは気付いたのだ。
頭部が生み出され、更に凶悪な気配を発生させたデヌピサロの肉体に先程までのダメージは一切見られなかったのだ。
やがて、進化が落ち着いたのか地上に降りてきたデヌピサロ。
完全復活を果たしたデヌピサロ、そのまま頭部と腹部の口が同時に雄叫びを上げた!
それと共にデヌピサロの前に魔法を跳ね返す障壁が生み出され、それは噴き出した。
全身から肉眼で確認出来る程濃厚な体液、それがガスの様に広がりだしたのだ!
「ひぐううっ!?らへぇッ♡」
「ひぎいいいッ♡♡」
「ひぎうッ♡♡」
「かっは・・・っ♡♡」
「あ”ぅ・・・♡」
「ぱぁ・・・っ♡♡」
一瞬、それは一瞬であった。
デヌピサロの肉体から発生したそれに触れた女兵士が次々と絶頂しながらその場にしゃがみ込んでいったのだ。
ガスの様に見えたそれは超高濃度のデヌピサロの体液、それが皮膚から染み出していたのだ。
後列で行われいた乱交が止まっている、だからなのだとローザは一瞬考えたが甘かった。
濃度が濃すぎて、その中でスキル『浄化』を発動させたとしても一瞬で飲み込まれていたであろう。
それはつまり・・・
「っああ”あぁあっ♡」ビクンッ!
浄化スキルが意味を成さないという事に他無かった。
ローザに続きシズまでも立てなくなり、その場にしゃがみ込む。
「う”あぁあ”あ”あぁあ”っ!!」
絶頂しながら再度絶頂する、まるでユウキに中出しレベリングを受けた時の様な強烈な絶頂が絶え間なく襲い掛かってきたのだ。
ただ唯一違うのは、この絶頂で失神しても助かる事は無いという事実。
だからこそ誰もが気が狂いそうになる程の快楽の渦の中、必死に耐えているのだが・・・
「い”っん”ほおおお”おっ!!」
「あぅぅっあ”ぅ・・・」
「あぐふぅぅっ・・・」
余りにも強烈な快楽に欲情を通り越して絶頂が止まらなくなった女兵士達は次々と意識を失っていく。
唯一ユウキとの中出しレベリングに経験豊富な数名のみが意識を保っていたが、それも時間の問題であった。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
そして、それはカヌダタの遺体に定期的に『クッイクタイム』を使用し続けているハナにも影響を及ぼしていた。
離れた場所に居る事で、少しだけ他の者よりも体液が届くのが遅かった。
だからこそ最後の『クッイクタイム』を発動させる事が出来たのだが・・・
「うそっ・・・こんなの・・・んっ♡ ん”ほおおぉぉオオっッ♡♡♡」
魔法を発動させると共に止まらぬ絶頂地獄がハナにも襲い掛かっていた。
だが、そんな中・・・
「止めろおおおおおおおおおお!!!!」
強烈なツメ攻撃がデヌピサロの脚に傷を付けた!
この体液地獄の中、唯一影響を受けず自由に動けたバラモヌであった!
愛するカヌダタを助けようとしているハナを妨害された事で怒り狂っていたのだ!
そして、そんなバラモヌの様子を見たローザとシズは気付き行動を開始する!
「ふぁっ♡し、シズ・・・」
「あっひ♡ローザ様・・・」
アヘ顔のまま消え去りそうな意識を必死に保ち、彼女達はスキルを発動させる!
このデヌピサロの体液の中、唯一動けたバラモヌを見て気付いた二人はギリギリ間に合った!
「「スキル『疑似魔王化』発動!!」」
それは疑似的に魔王になる特殊なスキル。
自身の存在そのものを魔王とする事でバラモヌと同じ体質に強制的に変換させたのだ!
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
「はわ・・・あああ・・・あぁ・・・」
この戦場でこのスキルが使えるのはローザとシズの二人のみ。
イキ狂う寸前で何とかスキルの発動が間に合った二人は火照りまくった体の疼きを押さえつつデヌピサロを睨みつける。
二人共理解しているのだ、今戦えるのはバラモヌを含めた自分達3人だけであることを・・・
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本当に、ありがとうございます。
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