9 / 14
第9話 薬のために…
しおりを挟む
「ほ、本当にそれだけで良いんだな?」
「あぁ、簡単な事だろ?」
男から手渡された小さい箱。
それをある場所に置いて箱を開けるだけで薬が貰えると言われ受け取った。
数ヵ月前に目の前の帽子を被った男から勧められるがままに吸引した薬…
なんでも合法な薬同士を組み合わせて作られたこの薬は覚醒剤ではなく全く新しい興奮剤とのことであった。
副作用もなく血液内にも残らないとの事なので一度使ってみたのが失敗であった。
「じゃあ早速今夜…」
「いや、行う日は来月の月頭だ」
「えっ?それじゃあ薬は…」
「安心しな、いつものよりかは弱いやつだがこれをやるよ」
そう言って渡されたのは錠剤であった。
「1日一粒だけにしろよ」
「あ…あぁ…分かった…」
1日一粒…
そんな約束が守れるわけもなく俺は1日目は一粒…2日目は二粒…
気付けば四日を残して全ての薬を使いきってしまった。
そこからは地獄であった。
仕事は辞めて家に閉じ籠り寝ているのか起きているのか分からない時間を過ごした。
だが、決行のその日だけは忘れなかった…
「はやく…はやく薬が…」
日が沈みかけた時間に俺はフラフラと自宅を出ていくのであった…
「あぁ、簡単な事だろ?」
男から手渡された小さい箱。
それをある場所に置いて箱を開けるだけで薬が貰えると言われ受け取った。
数ヵ月前に目の前の帽子を被った男から勧められるがままに吸引した薬…
なんでも合法な薬同士を組み合わせて作られたこの薬は覚醒剤ではなく全く新しい興奮剤とのことであった。
副作用もなく血液内にも残らないとの事なので一度使ってみたのが失敗であった。
「じゃあ早速今夜…」
「いや、行う日は来月の月頭だ」
「えっ?それじゃあ薬は…」
「安心しな、いつものよりかは弱いやつだがこれをやるよ」
そう言って渡されたのは錠剤であった。
「1日一粒だけにしろよ」
「あ…あぁ…分かった…」
1日一粒…
そんな約束が守れるわけもなく俺は1日目は一粒…2日目は二粒…
気付けば四日を残して全ての薬を使いきってしまった。
そこからは地獄であった。
仕事は辞めて家に閉じ籠り寝ているのか起きているのか分からない時間を過ごした。
だが、決行のその日だけは忘れなかった…
「はやく…はやく薬が…」
日が沈みかけた時間に俺はフラフラと自宅を出ていくのであった…
0
あなたにおすすめの小説
足手まといだと言われて冒険者パーティから追放されたのに、なぜか元メンバーが追いかけてきました
ちくわ食べます
ファンタジー
「ユウト。正直にいうけど、最近のあなたは足手まといになっている。もう、ここらへんが限界だと思う」
優秀なアタッカー、メイジ、タンクの3人に囲まれていたヒーラーのユウトは、実力不足を理由に冒険者パーティを追放されてしまう。
――僕には才能がなかった。
打ちひしがれ、故郷の実家へと帰省を決意したユウトを待ち受けていたのは、彼の知らない真実だった。
鑑定持ちの荷物番。英雄たちの「弱点」をこっそり塞いでいたら、彼女たちが俺から離れなくなった
仙道
ファンタジー
異世界の冒険者パーティで荷物番を務める俺は、名前もないようなMOBとして生きている。だが、俺には他者には扱えない「鑑定」スキルがあった。俺は自分の平穏な雇用を守るため、雇い主である女性冒険者たちの装備の致命的な欠陥や、本人すら気づかない体調の異変を「鑑定」で見抜き、誰にもバレずに密かに対処し続けていた。英雄になるつもりも、感謝されるつもりもない。あくまで業務の一環だ。しかし、致命的な危機を未然に回避され続けた彼女たちは、俺の完璧な管理なしでは生きていけないほどに依存し始めていた。剣聖、魔術師、聖女、ギルド職員。気付けば俺は、最強の美女たちに囲まれて逃げ場を失っていた。
【完結】俺が信長で、幼馴染が吉乃と濃姫!? ~転生幼馴染トリオ、本能寺フラグ回避して戦国スローライフ目指します
月影 流詩亜
ファンタジー
事故で転生したのは、まさかの織田信長!?
しかも、隣にいたはずの可愛い幼馴染(双子)も、なぜか信長の側室「吉乃」と正室「濃姫」に!
史実の本能寺フラグを回避するため、うつけの仮面の下、三人は秘密の同盟を結ぶ。
現代知識と絆を武器に、戦国スローライフを目指すサバイバル開幕!
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
私の生前がだいぶ不幸でカミサマにそれを話したら、何故かそれが役に立ったらしい
あとさん♪
ファンタジー
その瞬間を、何故かよく覚えている。
誰かに押されて、誰?と思って振り向いた。私の背を押したのはクラスメイトだった。私の背を押したままの、手を突き出した恰好で嘲笑っていた。
それが私の最後の記憶。
※わかっている、これはご都合主義!
※設定はゆるんゆるん
※実在しない
※全五話
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
趣味で人助けをしていたギルマス、気付いたら愛の重い最強メンバーに囲まれていた
歩く魚
ファンタジー
働きたくない元社畜、異世界で見つけた最適解は――「助成金で生きる」ことだった。
剣と魔法の世界に転生したシンは、冒険者として下積みを積み、ついに夢を叶える。
それは、国家公認の助成金付き制度――ギルド経営によって、働かずに暮らすこと。
そして、その傍で自らの歪んだ性癖を満たすため、誰に頼まれたわけでもない人助けを続けていたがーー
「ご命令と解釈しました、シン様」
「……あなたの命、私に預けてくれるんでしょ?」
次第にギルドには、主人公に執着するメンバーたちが集まり始め、気がつけばギルドは、愛の重い最強集団になっていた。
ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた
ひまなひと
ファンタジー
主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。
今の所、170話近くあります。
(修正していないものは1600です)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる