1 / 3
前編 勇者レオナルドやらかす
しおりを挟む
「シャイニングソード!」
光に包まれた聖剣から伸びた光の刃が真っ直ぐに振り下ろされる。
それを闇の衣が受け止めるが徐々に押し潰されていく。
「無駄だ!光は闇を払う!そのまま潰れろぉぉおお!!」
「ぬっぬぅわぁぁぁぁ!!」
こうして闇の世界からやって来た魔王を撃退した勇者レオナルド。
世界は彼の手によって救われたのだった。
「ってな具合で魔王なんか敵じゃなかったね!」
「「「「キャースゴーイ!!」」」」
飲み屋で女の子に囲まれるレオナルドは気分良く酒を飲みながら武勇伝を語っていた。
勇者としてその名を世界に轟かせた彼はあの日ヒーローになったのだ。
「おっ?君良い形のお尻してるねぇ~」
「えっ?」
「どれどれこの勇者様が揉んであげるよ」
「いや、その…や、止めて下さい…」
「あぁ?お前俺が誰か分かってないの?」
「いえ、そんなことは…でも嫌なので…」
「ちっなんだその態度は?!」
「「「あっ?!」」」
ビシッと言う音と共にレオナルドの平手が女の頬に炸裂した。
勿論威力は押さえられているが叩かれた女の頬には青アザが出来ていた。
「やべっ」
酒場のどよめきは広がる…
『勇者レオナルド、酒に酔って女性に暴行』
新聞の見出しに大きく書かれた記事を見て大きな溜め息を吐くレオナルド。
この世界唯一の新聞社が発行した新聞にデカデカと書かれたその記事をどれ程の人数が目にしたのかは想像するまでもないのだ。
何故ならばつい先日魔王を撃退したとデカデカと記事に書かれ世界を賑わしたのだから。
「はぁ~やっぱりこないだの事、記事になってるか~」
ひっぱたいた件については直ぐに謝罪し、回復魔法で傷は治したのだがあの場に記者が居たのであれば仕方在るまい。
ただでさえ今話題の英雄なのだから。
「まぁ傷跡は残ってなかったし彼女も『もう良いです』って言ってたから大丈夫でしょ」
そう独り言を呟いてレオナルドは出かける準備をした。
今日は色々と忙しいのだ…
だがレオナルドはまだ知らない…
彼の悲劇はまだ始まったばかりだと言うことを…
光に包まれた聖剣から伸びた光の刃が真っ直ぐに振り下ろされる。
それを闇の衣が受け止めるが徐々に押し潰されていく。
「無駄だ!光は闇を払う!そのまま潰れろぉぉおお!!」
「ぬっぬぅわぁぁぁぁ!!」
こうして闇の世界からやって来た魔王を撃退した勇者レオナルド。
世界は彼の手によって救われたのだった。
「ってな具合で魔王なんか敵じゃなかったね!」
「「「「キャースゴーイ!!」」」」
飲み屋で女の子に囲まれるレオナルドは気分良く酒を飲みながら武勇伝を語っていた。
勇者としてその名を世界に轟かせた彼はあの日ヒーローになったのだ。
「おっ?君良い形のお尻してるねぇ~」
「えっ?」
「どれどれこの勇者様が揉んであげるよ」
「いや、その…や、止めて下さい…」
「あぁ?お前俺が誰か分かってないの?」
「いえ、そんなことは…でも嫌なので…」
「ちっなんだその態度は?!」
「「「あっ?!」」」
ビシッと言う音と共にレオナルドの平手が女の頬に炸裂した。
勿論威力は押さえられているが叩かれた女の頬には青アザが出来ていた。
「やべっ」
酒場のどよめきは広がる…
『勇者レオナルド、酒に酔って女性に暴行』
新聞の見出しに大きく書かれた記事を見て大きな溜め息を吐くレオナルド。
この世界唯一の新聞社が発行した新聞にデカデカと書かれたその記事をどれ程の人数が目にしたのかは想像するまでもないのだ。
何故ならばつい先日魔王を撃退したとデカデカと記事に書かれ世界を賑わしたのだから。
「はぁ~やっぱりこないだの事、記事になってるか~」
ひっぱたいた件については直ぐに謝罪し、回復魔法で傷は治したのだがあの場に記者が居たのであれば仕方在るまい。
ただでさえ今話題の英雄なのだから。
「まぁ傷跡は残ってなかったし彼女も『もう良いです』って言ってたから大丈夫でしょ」
そう独り言を呟いてレオナルドは出かける準備をした。
今日は色々と忙しいのだ…
だがレオナルドはまだ知らない…
彼の悲劇はまだ始まったばかりだと言うことを…
0
あなたにおすすめの小説
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
余命半年の僕は、君を英雄にするために「裏切り者」の汚名を着る
深渡 ケイ
ファンタジー
魔力を持たない少年アルトは、ある日、残酷な未来を知ってしまう。 最愛の幼馴染であり「勇者」であるレナが、半年後に味方の裏切りによって惨殺される未来を。
未来を変える代償として、半年で全身が石化して死ぬ呪いを受けたアルトは、残された命をかけた孤独な決断を下す。
「僕が最悪の裏切り者となって、彼女を救う礎になろう」
卓越した頭脳で、冷徹な「悪の参謀」を演じるアルト。彼の真意を知らないレナは、彼を軽蔑し、やがて憎悪の刃を向ける。 石化していく体に走る激痛と、愛する人に憎まれる絶望。それでも彼は、仮面の下で血の涙を流しながら、彼女を英雄にするための完璧なシナリオを紡ぎ続ける。
これは、誰よりも彼女の幸せを願った少年が、世界一の嫌われ者として死んでいく、至高の献身の物語。
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
英雄一家は国を去る【一話完結】
青緑 ネトロア
ファンタジー
婚約者との舞踏会中、火急の知らせにより領地へ帰り、3年かけて魔物大発生を収めたテレジア。3年振りに王都へ戻ったが、国の一大事から護った一家へ言い渡されたのは、テレジアの婚約破棄だった。
- - - - - - - - - - - - -
ただいま後日談の加筆を計画中です。
2025/06/22
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる