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後編 不祥事の結果
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「良くぞきたな勇者レオナルドよ」
「・・・」
王の前へ来たレオナルドは立たされた距離感に悲観的になっていた。
魔王を撃退してからは婚約を約束された王女と別室で話をしていたのが王の間での会談となっていたのだ。
「あの・・・国王様、来週の事なのですが・・・」
重い空気の中レオナルドは切り出した。
来週は魔王を撃退したパレードを行なうと共に王女との婚約を大々的に発表する予定だったからだ。
今日はその最終打ち合わせの筈だったのだが・・・
「すまないが、あの件は無かった事にさせてもらいたい」
「えっ?」
「理由は分かるな?」
パレードはどうでもいい、だが王女との結婚は魔王を撃退する為に旅に出る時の約束でもあったのだ。
ここだけは引き下がれない、幼馴染でもある王女との唯一の繋がりを保つ為にレオナルドは死に物狂いで強くなり戦ったからだ。
「で、ですが王女との婚約は・・・」
「レオナルドよ、これは父としての言葉なのだが・・・娘を酒に酔って暴力振るう男の元へ嫁がせたがる親が居ると思うかね?」
「うっ・・・」
「それにな、この場にアイツが同席していない理由・・・まさか分からないとは言うまいな?」
「・・・」
そう、王の横に在る王女の席は空いていた。
本来であればそこに王女が居なければならないのだが・・・
「ははは・・・」
「不本意だとは思う、ワシの力不足も認めよう、だが今後の平和な世界の為にも世間の目と言うのは大切でな」
「・・・はい」
「それともう一つ、伝えなければならない事もある・・・大臣」
そう王から告げられ出てきた大臣が手に持っていた紙を広げ読み上げる。
「レオナルド様、こちらが今回の不祥事で被った各方面からの賠償請求を纏めたものです・・・」
師匠の道場の事は出なかったが様々な店や有名な貴族の宿泊料などが次々と読み上げられる。
特にパレード関連の額が酷かった・・・
「全て合わせまして23億ゴールドとなります。端数はこちらで処理させていただきました」
「に・・・23億って・・・そんなの払えるわけが・・・」
国の国家予算が30億ゴールドと言われればそれがどれ程異常な額かと言うのは理解出来るだろう。
青い顔をした勇者レオナルドに大臣は眼鏡をクイッと持ち上げ続ける・・・
「払えないのであれば、法的手段に訴える事も検討しております。財産の差し押さえや牢屋行き、更には鉱山奴隷落ちも・・・」
「・・・」
「それでは」
そこから先の事は覚えていなかった。
ちょっと酒に酔って女の子に絡んで、叩いちゃっただけなのに人生を棒に振った勇者レオナルド。
たった一度の不祥事で全てがパーになった事実はレオナルドの心を完全にへし折っていたのだ。
ザザーン・・
勇者レオナルドは崖に立っていた。
波が叩く音だけが響くそこは絶壁、ここは自殺の名所と呼ばれている魔界との国境であった。
海を見下ろす勇者、魔王を撃退した時とは打って変わって生きる事ではなく死ぬ事だけが彼を支配していた。
「飛び降りるには絶好のスポットだな・・・」
世界を救った筈なのに何故自分はここに居るのか・・・
そう考えたら変な笑いが込み上げる勇者レオナルド、このまま生きていたってまともな生活が送れないのは確実。
「死のう」
レオナルドは目を閉じた。
後は体を前に倒すだけで全てが終わる。
生きていたって待っているのは地獄だけなのだ。
だがその時であった・・・
「待てい!!!」
「っ?!」
突然背後から大声が掛けられバランスを崩しそうになりながらもレオナルドは持ちこたえた。
そして、後ろを振り返るとそこには・・・
「お前は・・・魔王?!生きていたのか?!」
「ふっ・・・皮肉なものだな、人間を救った貴様がまさか人間に追い詰められ死を選ぼうとするとは・・・」
「俺に倒されたお前が一体何をしに来た?!」
「・・・」
魔王が生きていた。
だが勇者レオナルドにとってはもうどうでも良かった。
もう一度魔王を倒したところで・・・
っであればこのまま・・・
「俺を仲間に引き入れに来たのか?」
そうであればそれも悪く無い、たったあれだけの事で全てを見捨てる世界になんの未練もレオナルドには無かったのだ。
むしろ非は自分にあるとはいえここまで追い詰められるのに理不尽さすらも覚えていたのだ。
だが・・・
「いや、そうではない・・・貴様は愚かな事をやった。しかし、大衆と言うのは熱しやすく冷めやすいものだ」
「?一体何を言って・・・」
「少し経てばお前の不祥事など誰もが忘れ、また直ぐ勇者勇者と騒ぎ立てるだろう」
「お前・・・どういうつもりだ?」
「余を倒した程のお前が・・・こんな下らん事で命を断つのなど絶対に許さん!」
それは実際に命賭けで戦った物同士だからこそ芽生えた友情でもあった。
「き・・・貴様を倒すのはこの余だからな!」
「ハハッ・・・」
ツンデレ、その言葉が似合う魔王に友情すら感じとった勇者レオナルドは死を選ぶ気持ちはもう無くなっていた。
身を隠して隠居生活も悪く無い、人里を離れ魔王の被害が出始め、自分が必要とされた時に再び立ち上がろう。
そう考えた勇者はスッキリした顔付きで魔王の前に立った。
「ありがとう魔王」
「ふっ・・・俺達の勝負はまだ決着が付いてないからな」
握手を交わし勇者は魔物の住む深い森の中へ隠居生活を送ることにした。
いつの日か、魔王の被害で勇者を渇望するその日まで・・・
だが・・・
『魔王、自殺願望を持った勇者を助ける!』
勇者レオナルドは知らなかった。
翌日世界で『唯一』の新聞社が発行した新聞にでかでかと掲載されたその記事が魔界で大反響を呼んだ事を・・・
「魔王様、この件で魔王様のイメージダウンは確実です。魔界で販売されている関連商品の数々、魔王人形、魔王印の魔道具、魔王様をアピールする劇団、冒険記、その他諸々の被害額は合わせて50億ゴールドに及んでおります」
「どうしてこうなった・・・」
魔王の不祥事は魔界だけでなく人間界にも広まり勇者レオナルドは生きて何処かに隠れ住んでいるとバレバレであった。
懸賞金まで掛けられ勇者レオナルドは森から出て来れなくなり、魔王はこの不祥事で辞任まで追い込まれていた。
こうして世界は救われたのだが・・・
「ふっふっふっ・・・ペンは剣よりも強し!」
それがたった一人の女性記者の起こした事だと言うのは誰も知らない。
勇者が殴ったあの女性、最初から全て彼女の仕組んだ事だと言う事を知る者は居ない・・・
完
「・・・」
王の前へ来たレオナルドは立たされた距離感に悲観的になっていた。
魔王を撃退してからは婚約を約束された王女と別室で話をしていたのが王の間での会談となっていたのだ。
「あの・・・国王様、来週の事なのですが・・・」
重い空気の中レオナルドは切り出した。
来週は魔王を撃退したパレードを行なうと共に王女との婚約を大々的に発表する予定だったからだ。
今日はその最終打ち合わせの筈だったのだが・・・
「すまないが、あの件は無かった事にさせてもらいたい」
「えっ?」
「理由は分かるな?」
パレードはどうでもいい、だが王女との結婚は魔王を撃退する為に旅に出る時の約束でもあったのだ。
ここだけは引き下がれない、幼馴染でもある王女との唯一の繋がりを保つ為にレオナルドは死に物狂いで強くなり戦ったからだ。
「で、ですが王女との婚約は・・・」
「レオナルドよ、これは父としての言葉なのだが・・・娘を酒に酔って暴力振るう男の元へ嫁がせたがる親が居ると思うかね?」
「うっ・・・」
「それにな、この場にアイツが同席していない理由・・・まさか分からないとは言うまいな?」
「・・・」
そう、王の横に在る王女の席は空いていた。
本来であればそこに王女が居なければならないのだが・・・
「ははは・・・」
「不本意だとは思う、ワシの力不足も認めよう、だが今後の平和な世界の為にも世間の目と言うのは大切でな」
「・・・はい」
「それともう一つ、伝えなければならない事もある・・・大臣」
そう王から告げられ出てきた大臣が手に持っていた紙を広げ読み上げる。
「レオナルド様、こちらが今回の不祥事で被った各方面からの賠償請求を纏めたものです・・・」
師匠の道場の事は出なかったが様々な店や有名な貴族の宿泊料などが次々と読み上げられる。
特にパレード関連の額が酷かった・・・
「全て合わせまして23億ゴールドとなります。端数はこちらで処理させていただきました」
「に・・・23億って・・・そんなの払えるわけが・・・」
国の国家予算が30億ゴールドと言われればそれがどれ程異常な額かと言うのは理解出来るだろう。
青い顔をした勇者レオナルドに大臣は眼鏡をクイッと持ち上げ続ける・・・
「払えないのであれば、法的手段に訴える事も検討しております。財産の差し押さえや牢屋行き、更には鉱山奴隷落ちも・・・」
「・・・」
「それでは」
そこから先の事は覚えていなかった。
ちょっと酒に酔って女の子に絡んで、叩いちゃっただけなのに人生を棒に振った勇者レオナルド。
たった一度の不祥事で全てがパーになった事実はレオナルドの心を完全にへし折っていたのだ。
ザザーン・・
勇者レオナルドは崖に立っていた。
波が叩く音だけが響くそこは絶壁、ここは自殺の名所と呼ばれている魔界との国境であった。
海を見下ろす勇者、魔王を撃退した時とは打って変わって生きる事ではなく死ぬ事だけが彼を支配していた。
「飛び降りるには絶好のスポットだな・・・」
世界を救った筈なのに何故自分はここに居るのか・・・
そう考えたら変な笑いが込み上げる勇者レオナルド、このまま生きていたってまともな生活が送れないのは確実。
「死のう」
レオナルドは目を閉じた。
後は体を前に倒すだけで全てが終わる。
生きていたって待っているのは地獄だけなのだ。
だがその時であった・・・
「待てい!!!」
「っ?!」
突然背後から大声が掛けられバランスを崩しそうになりながらもレオナルドは持ちこたえた。
そして、後ろを振り返るとそこには・・・
「お前は・・・魔王?!生きていたのか?!」
「ふっ・・・皮肉なものだな、人間を救った貴様がまさか人間に追い詰められ死を選ぼうとするとは・・・」
「俺に倒されたお前が一体何をしに来た?!」
「・・・」
魔王が生きていた。
だが勇者レオナルドにとってはもうどうでも良かった。
もう一度魔王を倒したところで・・・
っであればこのまま・・・
「俺を仲間に引き入れに来たのか?」
そうであればそれも悪く無い、たったあれだけの事で全てを見捨てる世界になんの未練もレオナルドには無かったのだ。
むしろ非は自分にあるとはいえここまで追い詰められるのに理不尽さすらも覚えていたのだ。
だが・・・
「いや、そうではない・・・貴様は愚かな事をやった。しかし、大衆と言うのは熱しやすく冷めやすいものだ」
「?一体何を言って・・・」
「少し経てばお前の不祥事など誰もが忘れ、また直ぐ勇者勇者と騒ぎ立てるだろう」
「お前・・・どういうつもりだ?」
「余を倒した程のお前が・・・こんな下らん事で命を断つのなど絶対に許さん!」
それは実際に命賭けで戦った物同士だからこそ芽生えた友情でもあった。
「き・・・貴様を倒すのはこの余だからな!」
「ハハッ・・・」
ツンデレ、その言葉が似合う魔王に友情すら感じとった勇者レオナルドは死を選ぶ気持ちはもう無くなっていた。
身を隠して隠居生活も悪く無い、人里を離れ魔王の被害が出始め、自分が必要とされた時に再び立ち上がろう。
そう考えた勇者はスッキリした顔付きで魔王の前に立った。
「ありがとう魔王」
「ふっ・・・俺達の勝負はまだ決着が付いてないからな」
握手を交わし勇者は魔物の住む深い森の中へ隠居生活を送ることにした。
いつの日か、魔王の被害で勇者を渇望するその日まで・・・
だが・・・
『魔王、自殺願望を持った勇者を助ける!』
勇者レオナルドは知らなかった。
翌日世界で『唯一』の新聞社が発行した新聞にでかでかと掲載されたその記事が魔界で大反響を呼んだ事を・・・
「魔王様、この件で魔王様のイメージダウンは確実です。魔界で販売されている関連商品の数々、魔王人形、魔王印の魔道具、魔王様をアピールする劇団、冒険記、その他諸々の被害額は合わせて50億ゴールドに及んでおります」
「どうしてこうなった・・・」
魔王の不祥事は魔界だけでなく人間界にも広まり勇者レオナルドは生きて何処かに隠れ住んでいるとバレバレであった。
懸賞金まで掛けられ勇者レオナルドは森から出て来れなくなり、魔王はこの不祥事で辞任まで追い込まれていた。
こうして世界は救われたのだが・・・
「ふっふっふっ・・・ペンは剣よりも強し!」
それがたった一人の女性記者の起こした事だと言うのは誰も知らない。
勇者が殴ったあの女性、最初から全て彼女の仕組んだ事だと言う事を知る者は居ない・・・
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