月影花風(げつえいかふう)

セリーネス

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新生活7

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「うむうむ。昨日はちゃんと大人しく寝ておった様じゃな」

傷を診てくれたナジューウ先生が、背中に新たなガーゼと包帯を付けてくれながら頷く。

「これなら、もう起き出して良いぞ」

「本当ですか!?」

僕は小さくヤッタ♪と握りこぶしを作る。
昨日1日だけとは言え、ずっと寝台で寝ていないとならなかったのは正直退屈で仕方がなかった。

「た だ し」

お昼を食べたら図書室へ行こうかな、それとも薬草園の手入れに行こうかな、それとも何が良いかな?と起き出して良いと言われて嬉しくて意識を彼方へふわふわと飛ばしていたら、ナジューウ先生の少し厳しめの声が僕の意識を連れ戻す。

「まだ、剣の鍛練はいかんぞ」

「!?」

身体を動かすのも良いよな~♪とも思っていた所だったので、先生からの指摘についビクッと身体が揺れて反応してしまった。

「…………………」

「…………………」

チラッと先生を上目遣いに見ると、鞄に診察道具を片付け始めていた先生が軽~く僕を睨んでいる。
そして「ふぅ」と先生は溜め息を吐いた。

「……聞けば、お主はテイユファランフ殿のひ孫だそうじゃな」

背中の縫合の際、先生は僕に流れる血と力がサーヴラーだけではないと直ぐに気付いたのだそうだ。そして僕の外見や瞳の色から先生はじいちゃんを思い出し、ミフサハラーナさんに確認をしたのだと話してくれた。どうしてミフサハラーナさんが僕の血について知っていたのか判らないけれど、じいちゃんを知っている人に会えて、僕は驚きと嬉しさでつい背中の羽をパッと広げてしまった。

「先生、曾祖父を御存知なんですか!?」

サーヴラーは、心から驚いたり嬉しいと獣人族が尻尾や耳を動かすみたいに羽を大きく開いてパタパタと羽ばたいてしまう。とは言っても感情が表に出やすい子供の内ぐらいだけど……。
そんな僕の反応に、目尻のシワを深めながら優しく先生は頷く。

「わしがまだ定住していなくて、ファルリーアパファル中を旅しながら医者をやっておった頃じゃがな……」

僕は話の続きが聞きたくて、先生に椅子を勧めて急いでお茶を淹れる。
それを見ていた先生は「仕方がないのぉ」と呟き、まるで孫に昔話を聞かせてくれるおじいちゃんの様に笑い椅子に腰掛け話し出してくれた。

「竜皇国に立ち寄った時がたまたま国一の剣士を決める大会が開かれている時期じゃったんじゃよ」

「剣士の大会……!」

サーヴラーでも大きな街だったら年に一度。ここイルツヴェーグなら剣士の大会や騎士の大会が年に二度行われるらしいけれど、ファルリーアパファルで最も優れた種族の竜人族が行う剣士の大会だなんて、きっと想像を越える凄いものなのだろう。

「竜人は、皆背が高くてなぁ。わしは見上げるばかりじゃったが、それ以上にそれはそれは美形揃いでな。ほんに右を見ても左を見ても眼福だらけじゃったわい♪性格は竜種にもよるらしいが、わしが滞在した皇国王都・レヴェンマユーラにいた人々は気さくで良い人柄の者達ばかりじゃった。しかしのぉ、竜人はファルリーアパファルで一番身体能力も治癒力も優れている種族じゃから滅多に病気や怪我はせん。じゃから医者や薬屋は逆に少なかった。じゃが大会は、腕に自信がある騎士・剣士ばかり出場するから本当に見応えのある試合でもある反面、相手を殺す勢いで優勝を目指す。実際に竜人としてあるまじき行為をしない限りは殺しも有りの大会じゃった……。そんな訳で只の観光客じゃったわしが医者をやっとると判ると「すまないっ!手が足りないので手伝って貰えないか!?」と言われて、コロシアム内に連れて行かれたんじゃ。そしてそこで会ったのが、他の竜人に比べて少し背が低いが放つオーラが誰よりも強く輝いていたテイユファランフ殿じゃったんじゃよ。クシュマルレミクス代表の現役騎士じゃったんだが、いや~!強いし格好良かったぞ!男のわしでさえ見惚れてしまう程の美丈夫でなぁ。彼が舞台へ出てきただけで、コロシアム中におった若い女性の歓声と悲鳴が響き渡っとった♪しかも多くの竜人が双剣使いの中、彼だけは剣を左手のみ扱い、右手は手甲を付けて戦っておったんじゃが、本当に強かった。体術にも優れておるからほんに死角が無い。まるで舞っている様に戦い、無傷で優勝したんじゃ。しかも、彼は怪我は負わしても誰一人殺さんかった。本当に強く剣術に優れていなければ、出来ん事じゃ。聞けば、その時彼は5連覇を達成したのじゃそうだよ」

僕は、先生の話を聞きながらこの間のセユンさんとじいちゃんの戦いを思い出していた。殆んど目で追えなくて半分も判らない戦いだったけど、きっとじいちゃんは体術も織り混ぜた戦い方をしたのだろう♪

「おや、その表情からするとグヴァイはテイユファランフ殿の戦いを見た事があるのかな?」

「はい!」

イルツヴェーグへ着く手前で泊まった駐屯地で、曾祖父が騎士達に剣術の指南をした事やセユンさんと戦った話をすると、先生は目を輝かせて話を聞いてくれた。

「ほう!あのセユナンテが神速使いになったか!しかもテイユファランフ殿に一瞬でも本気を出させるとは大した者じゃ!」

わしもその戦いを観たかったもんじゃ!と笑う。
更に僕がじいちゃんから剣術の基礎を教わった事を伝えると、先生は是非型を見せておくれ♪と言ってくれたので、僕はクローゼットから剣を持ってきて足さばきと型を一通りゆっくりとやって見せた。
それを見た先生は、腕を組んでしばし考え込む。

「……そうじゃのう。傷の治り具合から今日中はダメじゃが、明日から5日間足さばきなら一時間位再開しても良いかのう。……その方がお主には良さそうじゃしなぁ」

「本当ですか!?やったぁ!」

僕が先生の話を聞いた事で身体を動かしたくなってウズウズしている事が先生にも伝わり、先生は苦笑しながらも許可を出してくれた。
「また6日後に診察に来るよ」と先生は言い、僕は玄関先まで見送る。

「お!来た来た!」

先生を見送ったその足で談話室へ入ると、入ってきた僕にラウンが一番最初に気が付いて、手を振る。
僕の朝食が済んだ頃にナジューウ先生がいらしてくれて、一緒に部屋で食べていたラウンとヤフクに僕は昼には起き出して大丈夫だろうと先生が言ってくれていたので、みんな談話室に集まって僕を待っていてくれたのだ。

「ほら、グヴァイはここな」

ラウンはそう言って、ヤフクと座っていた3人掛けのソファの真ん中を空けて、僕を座らせてくれる。
この前もみんなでここに座ったけれど、どうやら中央のソファセットがナウン達の定位置の様だ。
周りを見てみれば、他の新入生以外の寮生達も皆定位置の様なものが出来ている様だ。

「どうだって?」

ザイクが、淹れたお茶を手渡してくれながら僕を見る。

「はい。激しい運動はまだ控えないといけないけど、もういつもの生活に戻って大丈夫だと言われました」

「そうか、良かったな」

ナウンがそう言って頷き、ハーヴも笑顔を見せる。

「そうそう、剣の鍛練も明日から足さばきだけなら一時間だけやって良いって許可をもらいました♪」

「あまり激しく動くなよ」

あんまり僕が嬉しそうに言うので、ヤフクはすかさず釘を刺す。

「もう傷が開いちゃう様な無茶はしないって!」

ヤフクの素早いツッコミとぷうっと僕が頬を膨らませて反論する姿が面白かったのか、僕以外のみんなが声を上げて笑う。

「後はどんな話を?」

笑われて、少しだけ不貞腐れそうになる僕にナウンが優しく聞いてくれたので、僕は気を取り直して背中の具合や次の往診日を伝えお茶を飲んだ。
話し終えた所でちょうど正午の鐘が鳴る。みんなで食堂へ移動して昼食を取る事にしたのだけれど、未だに少量サイズを選ぶ僕を心配気に見るラウンとハーヴが「もうちょっと食べろ」と自分の分のパンや野菜を僕の口へ運び入れてくる様に、ザイクの「親鳥か」の呟きにみんなも含め、思わず僕まで吹き出してしまった。

「じゃあ、また夕食時に」

新入生のヤフクと僕以外のみんなは、新学年に向けての用意がある様で、午後は部屋へ戻って行った。ヤフクもヤームさんと何か用があるそうなので、部屋の前で別れ、僕は1人図書室へ向かった。
ここの蔵書は本当に素晴らしくて、僕は部屋で読む用に三冊選び、更に夕食までこの静かな図書室で過ごしたくなって竜皇国について書かれた一冊を選び夢中で読み耽った。

「ここにいたのか…。グヴァイ。……おい、グヴァイ!」

「!?」

大声で突然名を呼ばれ、僕は驚いて顔を上げる。すると、目の前には腰に手を当てて少し怒り顔のヤフクと優しい笑顔を浮かべたヤームさんが立っていた。

「……全く。お前の集中力は読書にまで発揮されるのか」

「?」

「夕食の待ち合わせ時間、とっくに過ぎているぞ」

「え!?」

18時半に食堂前で集まろう!と約束してみんなと別れたのに、僕だけが19時を過ぎても現れないのでまた何か良からぬ目にあったのかと思われみんなで手分けして探し回ってくれたらしい。
ただ、一度ラウンがヤフクよりも前に図書室へ来たけれど、僕は奥の隅で読んでいたし周りの音等一切聞こえない状態になっていた為、名を呼ばれても勿論返事等無く、いないと思われたのだそうだ。
だけど、部屋(何故かヤフクは僕の部屋の合鍵を持っている)にも何処にも見当たらないので、それぞれ見た場所の人を変えて改めて探し直し、今に至ったのだそうだ。

「……え、じゃあ今って何時?」

僕は棚の間から這い出て、ヤフクを見上げた。
そんな少しだけのんきな僕にヤフクは軽く溜め息を吐いた。

「20時半だ。アホウ」

「えぇ!?……ごっ、ごめんなさい!!」

「食堂が閉まってしまうから、急いで行くぞ」

立ち上がり慌てる僕を促して、ヤフクは足早に図書室を出ていった。僕もその後に付いて行き急ぐと、食堂前にはみんなが待っていた。

「お~!良かった、見つかったんだね♪」

ザイクがそう言ってホッとした表情になり、ナウンも頷きハーヴとラウンも良かったと呟いた。
そのまま食堂へ入れば、やはりあと30分で閉まってしまうので中は閑散としていた。
まだ全て少量を選ぶけど、それでも完食は出来る程食欲が無事に戻った。そして急いで食べながら、僕はみんなに謝った。

「僕の所為で本当にすみませんでした」

「食堂に間に合ったのだから大丈夫だ。……それよりも一体何処にいたんだい?」

全部特盛を選び、それが次々と空になっていくナウンが、気にするなと優しく笑った。

「あの、図書室に……」

「え!?俺、見に行ったよ!?」

メインのおかずだけ特盛で他は普通盛りを平らげていくラウンが驚いた。

「グヴァイは、一番奥の棚の更に隅で床に座って本を読んでいた。……しかも、俺が何度も呼んでからやっと気付く程集中していた」

全て普通盛りを選んだヤフクは、もう食べ終わり最後のデザートを食べながら溜め息を吐いてみんなに伝えた。

図書室でいつも僕を見つけて話しかけてきていたザイクとナウンは同時に頷いて「あぁ、あそこね」とザイクは呟き「好きだな隅っこ」とナウンは苦笑する。

「俺、結構大きな声で探したんだけどなぁ……」

「剣の鍛練の時もそうだったが、グヴァイは一度集中すると全く周りの音が聞こえなくなる様だな」

ヤフクはニヤリと笑って僕を見る。
僕は少し顔を赤らめて改めて「ごめんなさい」とみんなに謝った。

「じゃあ、今後はグヴァイに探索の魔術を掛けた方が良さそうだね」

ハーヴの提案に僕以外のみんなが「成る程!」と言って頷く。

「探索の魔術?」

首を傾げた僕にザイクが教えてくれた。
探索の魔術はその名の通り探索用の魔術式で、物に掛ける場合は先に鎖の魔術(高等特殊魔術式なので一般人は扱えない)や絲の魔術(効力の範囲は狭いけど一般的に扱われている術式)を掛けておけば失せた場合探し出し易いのだそうだ。
生き物を探索したい場合は予めその生き物の魔力や体の一部(体毛や唾液等)を手に入れておけば良い。

「どうやって魔力を手に入れるんですか?」

「……うん。まあ、色々『まだグヴァイには早いから言えないけど』とやり方はある。一般的にはフォヌンフィスに上がると習う魔術式が簡単かな。僕等サーヴラーは他の人の魔力を真似る事が出来るんだよ」

微弱ながら僕等の身体からは常に魔力が滲み出ていて、それを色として見分ける事が修行をした魔術使いは出来る。更にサーヴラーはそれをそっくり同じ色に作り出せるんだ。とザイクが教えてくれた。

「そうなんですかぁ!」

ザイクの微妙な間の有った説明に内心首を傾げつつも僕は頷いた。

「まあ、とりあえず続きは明日だな」

ナウンの一言で壁の時計を見れば、間もなく21時。消灯の時刻だ。
ファルフィス5年生以上になれば、勉強が本当に大変になるので23時まで部屋や図書室で起きていて大丈夫になるけど、ハーヴ、ラウン、ヤフク、僕は就寝の時間なので部屋に戻る事になった。

「お休み、ヤフク」

「あぁ、お休み」

僕等はそれぞれの部屋に入った。
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