愛人がいっぱい?−公爵夫人の答え−

maruko

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ミランダという名前

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“ミランダ”という名前は、このセザンヌ王国の平民の間では石を蹴れば必ず当たると言われる程にありふれた名前だ。

何故かというと50年程前に発見された古代遺跡の中にこの国の前身が“ミランダ王国”という名であったと発表されたのだ。
起源は聖女ミランダが作った国とされていた。
元は神々の国であったという。

それに肖って平民たちが挙って生まれた女児に“ミランダ”と名付けた。

貴族に流行らなかったのは、今の王家に忖度したからだ。
前身の国の名前を付けるのは憚られた。
そんな事を気にしない平民達は、自身の子供が聖女の様になりますようにと願って付けたのだろう。

だがターナー公爵家ではそれが仇となっている。

ナタリーは其れをひしひしと感じていた。

あの葬儀の日から1ヶ月経った今、彼女の目の前には5人の子供が並んでいる。

親戚達が探し出した“ミランダ”が産んだ子ども達であった。

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