愛人がいっぱい?−公爵夫人の答え−

maruko

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めでたしめでたし

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公爵家から馬車で30分程のところにターナー公爵家が寄贈した公園がある。

そこには色とりどりの花達が散歩をする人々の目を楽しませている。

少し先には森林が生い茂らないように適度に伐採して人工的な森を作ってある。

その近くにいつの間にか小さな家が建てられていた。

先触れを出していたからだろうか家の前にはこの家を任されている方が私を待っていてくれた。

「こちらです」

案内された場所へ行く前にマスクをしっかりと装着する。

そこはパティオが存在していて彼女はそこに鎮座していた。
周りには子供が寝そべっている。

「この子がミランダです」

家の管理人は飼育係で名をダリィと言った。

白いフサフサとした毛長のその犬は澄んだ目でこちらを見つめ挨拶をするように「ワン」と一声鳴いた。

初めまして私が新しいよ」

犬は嫌いではないけれどアレルギーのある私に旦那様は配慮したのだろう。

3年ほど前から飼っていたらしい。

この子の存在を伝える前に旦那様は病気を患って入退院を繰り返していた。

その慌ただしい日々にきっと伝える事を忘れてしまっていたのだろうと思う。

旦那様が亡くなる少し前にダリィがお見舞いに行き、もうすぐ子犬が生まれる事を伝えたそうだ。

それを亡くなる直前に思い出して私に伝えたのだ。

ちゃんと犬だと言って欲しかった。

間抜けな旦那様に笑いがこみ上げる。


犬アレルギーの私は直接触ることは出来ないけれどあの子達を此処に連れてきてあげよう
きっと喜ぶわ。


公爵家は一番若いスノウと親戚の次男を婚約させて後継に据えた。

他の4人は私の養子にしてそれぞれの好きな道に進ませる事とした。


旦那様、おっちょこちょいな貴方のおかげかしら?

貴方の居ない寂しさを子供達が埋めてくれたの

まだまだあの子達の行く末を見届けなければならないから、貴方の元へは行けないわ。

でもその時は迎えに来てね

ちゃんとお説教の覚悟もして置いてね

期待に応えてあげるから





end




最後までお読みいただきありがとうございました

( ⑅ᴗ͈ ᴗ͈)𓈒𓏸𓈒𓐍   

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感想 1

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みんなの感想(1件)

かずちゃん
2025.02.23 かずちゃん

先生、また幸せの大団円に脱帽です。
極上の山葵より鼻がツーンてなりました。
ミランダやミランダの子供たち、まさかまさかのエピローグ
お釈迦様でもご存じないわぁ。
粋だねぇ!よっ、憎いね、大統領!
 先生、どうもありがとう。心がほかほかして幸せです。
ついて行くZ、ヴィクトリー!

2025.02.23 maruko

感想ありがとうございます😊

心がホカホカ♨️(๑ˊ꒳​ˋ๑)ホカホカ

感じてくれて嬉しい(,,>᎑<,,)ゼッート✌Ꮩ

解除

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