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私のちから
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私は何が起こったかわからないまま、セルトに手を握られた。
「先に行ってる!」
彼はそう言った瞬間魔導具が動いて、私とマリリンさんはギルドに戻っていた。
セルトが誰に言ったかはわからない。
ギルドに着いたら途端にセルトが「荷造りしろ!」と私に言って、なんだかわからない間に全く知らない場所に私はいるのですけど⋯⋯何処?
そこでやっと話しをする事が出来た。
マリリンさんのお手製の魔導具を母はペンダントにして付けていたそうです。
それは転移は解ったけれど、なんと!あの場の話しを聞ける道具だったそう。
そんなの作れるの?
マリリンさんてやっぱり天才だわ。
ただのお婆さんじゃないわ
私は一頻り感心していたらセルトに「聞いて!」と言われた。
マリリンさんを尊敬の眼差しで見るのに夢中で、セルトの話しを聞いていなかった。
そして私の知らなかった私の事を説明してくれた。
私のポーションはとんでもない力を持っているのだそうです。
それは先日お馬鹿なロットからなんとなく聞いたから知ってるけれど、実は私は理解をしていない。
だって私の光魔法の魔力は悪くも良くもない普通なのだもの。
そんなポーションなど作れるなんて、なんでだろうとは思っていた。
だって今まで作っても何も言われなかったから。
それを今セルトは説明してくれた。
疲労回復のポーションを作るときにソビットと言う薬草を使うのだけど、その薬草と私の魔法の相性が途轍もなくバッチリなのだとか。
ソビットは薬草としても一般的で珍しい物でもない。
他の薬にも使ったりする薬草だ。
そのソビットと私の相性度は通常で作るよりもおそらく10倍の効果⋯えっ?
相性いいにも程がある。
そういえば両親は私にはポーションの作り方しか伝授してくれなかった。
私の魔力がそんなに多いわけでもなく、力も普通だからと思っていたのだけど⋯。
両親は私のその力を知っていたけれど、利用されるのを危惧してポーション以外は作らせなかった。
しかも私が作ったポーションは門下の人達のみに配り(しかも目の前で飲む事を強要)市場に出してなかったそうだ。
結婚しても公爵家は薬関係には関与してなかったから今後ポーションを私が作ることもないと高を括っていた両親は私に注意を促す事もなかった。
なぁんにも知らない私は隣国ノーマン王国でホイホイと作って売っちゃってた。
セルトが両親達が隠していたのを知ったのは、先程話し合い中におかしな話になってきた時、兄に聞いたそうだ。
ヤバイと思って私達を転移させたと⋯。
「ごめんミランダ、俺が販路を拡大したからセイシャルの王家にバレたんだ」
「いや私がお嬢ちゃんのポーションを欲しがったから」
「二人のせいではないわ、私がそもそも知らなかったからいけなかったのよ。でもこれからどうしよう」
私は頭をかかえた。
でもセルトは何かを必死に考えているみたい。
すると通信魔導具が鳴った。
「お~いミランダいるかぁ~」
「いるわ!」
「無事か?」
「無事だけど⋯お父様達は?」
「俺達今陸路で逃げてる、逃げて適当な所で転移するから」
「大丈夫なの?」
「ギルド長!」
私の言葉に返事することなく兄はセルトに呼びかけて通信魔導具を切った。
どうも別の魔導具でセルトと話してるみたい。
何故?
そしてここは何処?
マリリンさんがキョロキョロとして部屋を見ている。
私も漸く周りを見た。
とんでもなく豪華な部屋だ。
暫くするとセルトが話し終わったみたいで私達に声をかけた。
部屋の角にあった茶器でお茶を入れてくれた。
そうして大きく深呼吸してから話し始めた。
「ミランダ私を信じてくれないか?」
初めて見る真剣な顔に私は言葉が出なくてただ頷いた。
✎ ------------------------
※ソビットは架空の薬草です
「先に行ってる!」
彼はそう言った瞬間魔導具が動いて、私とマリリンさんはギルドに戻っていた。
セルトが誰に言ったかはわからない。
ギルドに着いたら途端にセルトが「荷造りしろ!」と私に言って、なんだかわからない間に全く知らない場所に私はいるのですけど⋯⋯何処?
そこでやっと話しをする事が出来た。
マリリンさんのお手製の魔導具を母はペンダントにして付けていたそうです。
それは転移は解ったけれど、なんと!あの場の話しを聞ける道具だったそう。
そんなの作れるの?
マリリンさんてやっぱり天才だわ。
ただのお婆さんじゃないわ
私は一頻り感心していたらセルトに「聞いて!」と言われた。
マリリンさんを尊敬の眼差しで見るのに夢中で、セルトの話しを聞いていなかった。
そして私の知らなかった私の事を説明してくれた。
私のポーションはとんでもない力を持っているのだそうです。
それは先日お馬鹿なロットからなんとなく聞いたから知ってるけれど、実は私は理解をしていない。
だって私の光魔法の魔力は悪くも良くもない普通なのだもの。
そんなポーションなど作れるなんて、なんでだろうとは思っていた。
だって今まで作っても何も言われなかったから。
それを今セルトは説明してくれた。
疲労回復のポーションを作るときにソビットと言う薬草を使うのだけど、その薬草と私の魔法の相性が途轍もなくバッチリなのだとか。
ソビットは薬草としても一般的で珍しい物でもない。
他の薬にも使ったりする薬草だ。
そのソビットと私の相性度は通常で作るよりもおそらく10倍の効果⋯えっ?
相性いいにも程がある。
そういえば両親は私にはポーションの作り方しか伝授してくれなかった。
私の魔力がそんなに多いわけでもなく、力も普通だからと思っていたのだけど⋯。
両親は私のその力を知っていたけれど、利用されるのを危惧してポーション以外は作らせなかった。
しかも私が作ったポーションは門下の人達のみに配り(しかも目の前で飲む事を強要)市場に出してなかったそうだ。
結婚しても公爵家は薬関係には関与してなかったから今後ポーションを私が作ることもないと高を括っていた両親は私に注意を促す事もなかった。
なぁんにも知らない私は隣国ノーマン王国でホイホイと作って売っちゃってた。
セルトが両親達が隠していたのを知ったのは、先程話し合い中におかしな話になってきた時、兄に聞いたそうだ。
ヤバイと思って私達を転移させたと⋯。
「ごめんミランダ、俺が販路を拡大したからセイシャルの王家にバレたんだ」
「いや私がお嬢ちゃんのポーションを欲しがったから」
「二人のせいではないわ、私がそもそも知らなかったからいけなかったのよ。でもこれからどうしよう」
私は頭をかかえた。
でもセルトは何かを必死に考えているみたい。
すると通信魔導具が鳴った。
「お~いミランダいるかぁ~」
「いるわ!」
「無事か?」
「無事だけど⋯お父様達は?」
「俺達今陸路で逃げてる、逃げて適当な所で転移するから」
「大丈夫なの?」
「ギルド長!」
私の言葉に返事することなく兄はセルトに呼びかけて通信魔導具を切った。
どうも別の魔導具でセルトと話してるみたい。
何故?
そしてここは何処?
マリリンさんがキョロキョロとして部屋を見ている。
私も漸く周りを見た。
とんでもなく豪華な部屋だ。
暫くするとセルトが話し終わったみたいで私達に声をかけた。
部屋の角にあった茶器でお茶を入れてくれた。
そうして大きく深呼吸してから話し始めた。
「ミランダ私を信じてくれないか?」
初めて見る真剣な顔に私は言葉が出なくてただ頷いた。
✎ ------------------------
※ソビットは架空の薬草です
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