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最終章
【75】第四部
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「何⋯だと」
王宮騎士団長で親友のセレビアンの報告にアルフォンスは驚き震えだした。
万全の対策で送り出した妹に刺客が放たれたと彼は言う、ユメールの滞在するナリシティはどんなに頑張っても一週間はかかる場所だ。
その距離と経過した時間に焦燥する。
「少なくとも一週間以上は経過しているという事か?」
ピンチであっても何時も冷静に対応するアルフォンスの様子にセレビアンの方も返す言葉が見つからない。
彼の問いに頷くことしか出来なかった。
「詳細は」
「まだ、ユメール様に付いていた専属の学生が報告に来た、君の子飼いだろ?」
「ノルティか、何処だ」
「今騎士団に居る」
「⋯そうか直ぐに行く、セレ、君は帝国の大使館に使いを⋯皇帝に直接報告してくれ」
「解った」
セレビアンは急ぎ大使館に向けて馬を走らせる。
先日サザン帝国とは友好ではなく同盟を結んだばかりだ。
通常途轍もなく時間のかかる条約を一晩で纏め上げ異例のスピードで結んだばかりの両国に、象徴であるユメールは不可欠だ。
(とんでもない事になった)
セレビアンは常にない速さで大使館に到着すると、緊急だ!と叫びながら門番の止めるのも振り切り中に走って突入した。
護衛騎士を素手で捻じ伏せながら
「皇帝ー!」
と叫び続けると見覚えのある顔を見つけた。
「モンマルトル王宮騎士団長のセレビアンだ!皇帝へモンマルトルより緊急の報せだ。取り次いでくれ」
その大声に皇帝とアントリックが慌てて顔を見せる。
直ぐに応接室に通されたセレビアンは立ったまま彼らに現状を告げる。
「⋯ユメが?」
アントリックは言葉を失ったが次の瞬間、走るように部屋を出た。
「案内を頼む!」
二人は騎馬にてモンマルトルの城へ向かった。
時間にして15分。
どれ程の急用なのかと大使館の職員達は訳がわからぬまま呆然としていた。
城ではノルティがアルフォンスに事態の説明をするが、ノルティこそ何も情報が解らぬまま王都に向かっていたので詳しい話しが出来ない。
ただユメールをナリシティの城に保護はしている事を告げるのみであった。
王宮騎士団長で親友のセレビアンの報告にアルフォンスは驚き震えだした。
万全の対策で送り出した妹に刺客が放たれたと彼は言う、ユメールの滞在するナリシティはどんなに頑張っても一週間はかかる場所だ。
その距離と経過した時間に焦燥する。
「少なくとも一週間以上は経過しているという事か?」
ピンチであっても何時も冷静に対応するアルフォンスの様子にセレビアンの方も返す言葉が見つからない。
彼の問いに頷くことしか出来なかった。
「詳細は」
「まだ、ユメール様に付いていた専属の学生が報告に来た、君の子飼いだろ?」
「ノルティか、何処だ」
「今騎士団に居る」
「⋯そうか直ぐに行く、セレ、君は帝国の大使館に使いを⋯皇帝に直接報告してくれ」
「解った」
セレビアンは急ぎ大使館に向けて馬を走らせる。
先日サザン帝国とは友好ではなく同盟を結んだばかりだ。
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(とんでもない事になった)
セレビアンは常にない速さで大使館に到着すると、緊急だ!と叫びながら門番の止めるのも振り切り中に走って突入した。
護衛騎士を素手で捻じ伏せながら
「皇帝ー!」
と叫び続けると見覚えのある顔を見つけた。
「モンマルトル王宮騎士団長のセレビアンだ!皇帝へモンマルトルより緊急の報せだ。取り次いでくれ」
その大声に皇帝とアントリックが慌てて顔を見せる。
直ぐに応接室に通されたセレビアンは立ったまま彼らに現状を告げる。
「⋯ユメが?」
アントリックは言葉を失ったが次の瞬間、走るように部屋を出た。
「案内を頼む!」
二人は騎馬にてモンマルトルの城へ向かった。
時間にして15分。
どれ程の急用なのかと大使館の職員達は訳がわからぬまま呆然としていた。
城ではノルティがアルフォンスに事態の説明をするが、ノルティこそ何も情報が解らぬまま王都に向かっていたので詳しい話しが出来ない。
ただユメールをナリシティの城に保護はしている事を告げるのみであった。
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