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危機
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虎太郎と飛鳥が妖魔討伐を終え、学園に戻ってきたのが午前10時頃だった。それから2時間経ち、現在昼食の時間となった。
「どうしたよ、ぼうっとして?」
「‥‥いや、何でもない」
学食を食べ終わった征四郎は一向に箸が進まない様子の虎太郎に気づき声を掛けた。
ただ、征四郎の言葉に対し、虎太郎は気のない返事を返した。
「‥‥妖魔討伐失敗したか?」
「いや‥‥」
「初コンビで失敗したか」
「いや‥‥」
「うーん、本当どうしたよ?」
「‥‥」
虎太郎は答えない。いや、答えが分からなかった。
頭の中を巡るのは飛鳥の顔、どうして浮かぶのか分からない。
そんな様子の虎太郎を見て、征四郎は埒が明かないと思い席を立った。
「もう一方に聞いてみるか‥‥」
征四郎がもう一方―――飛鳥の方に聞いてみることにしたが、その機会は突如響き割った放送によって中断された。
『妖魔発生、妖魔発生。お勤め委員は速やかに学園長室に集合してください。繰り返します。妖魔発生、妖魔発生。お勤め委員は速やかに学園長室に集合してください』
征四郎は速やかに行動に移し、虎太郎も遅ればせながら行動に移った。
二人は廊下を走り抜ける。本来なら教師たちに怒られかねない行為だが、非常事態故に黙認される。
それどころか、教師たちが生徒達を誘導し、廊下の隅に寄せる。生徒達も言われるまでもなく自発的に道を開ける。
それほどの緊急事態だと誰もが理解していた。
お勤め委員の生徒が学園放送で呼び出されることは本来ない。
それは、お勤め委員の役目が魔法使いの手に余った最下級妖魔の討伐だけが仕事だからだ。
だが、数年に一度このような放送が使われる非常事態が発生する。それが‥‥‥‥上級以上の妖魔が発生したときだ。
学園長室の扉は開いている。その扉に征四郎が、そして虎太郎が勢いよく駆けこむと既に3人の男達がそこにいた。
一人目が剣道部部長『宮本 武蔵』。背が高く髪は長いため後頭部で一纏めにしている男だ。体つきは逞しく制服の上からでも胸板や腕の筋肉が発達していることが見て取れる。
二人目がサバイバルゲーム部部長『東郷 孝』。よく日焼けした精悍な顔立ちに、学生ながら髭を蓄えた老け顔の男だ。制服を着ていても、とても学生には見えない程の顔だ。
三人目がEスポーツ部部長『高橋 守』。三人の中でひときわ背が低く、高校3年生には到底見えない程の童顔の少年、と形容する男だ。
「宮本さん、東郷さん、高橋さん、もう来てたんですね」
「ああ。先程までは学園長もいらっしゃったが、電話が鳴って外に出られた。‥‥あと一人はまだか?」
「もう一人は‥‥」
「遅くなりました!」
勢いよく飛鳥が入ってきて、これで全員が勢揃いとなった。
「‥‥遅くはない」
「別に今すぐどうこうとかの話じゃないから、慌てなくていいよ」
東郷は小さく低い声で、高橋は大きく高い声で飛鳥に声を掛ける。
「其方が『炎城』だな。初めましてだな、『宮本 武蔵』だ。現在のお勤め委員の代表代理だ。分からないことがあれば何でも聞いてくれ」
「まあ、ありがとうございます」
宮本が手を出すと、飛鳥も一礼の上、握り返す。
どうやら、飛鳥の様子も元に戻っているようだと、虎太郎は思った。
お勤め委員が全員揃った以上、後は学園長を待つだけだと思っていたら、直ぐに学園長が早足で入ってきた。
「みんな、すまない。急な招集に応えてくれて感謝する」
「いえ、よほどの事態だとお見受けいたしました。我々に対するねぎらいは不要にして、本件のご説明をお願い致します」
「ああ、感謝する。‥‥諸君、集まってもらったのは他でもない」
学園長が自身の机から、リモコンを取り出し操作すると、上からスクリーンが降りてきて、そこに映像が映し出された。映し出されたのは関東地方の地図に赤い反応がいくつも付き、その中に大きな丸と小さな丸がいくつも付けられている。
「これは、現在の関東全域の現在の妖魔出現情報だ。状況を簡潔にまとめると、政府から妖魔警報のレベル4が発令された」
「!?」
全員が驚きのあまり、言葉を失った。
妖魔警報とは妖魔出現時の魔力量から算出された危険度を示している。最下級程度が複数体集まったならレベル1、レベルが上がっていけばいくほど、その危険度は大きくなる。
昨年レベル3が発令されたときでさえ、中級妖魔の域ながら過去類を見ない程強力な妖魔が顕現した。そのときの被害は甚大で、爪痕は今も残っている。
それが、今回はレベル4だ。どれほどの被害になるか想像がつかないし、‥‥何が出てくるか分からない。
「政府の対応は?」
宮本がみんなを代表して学園長に問う。
「警察、自衛隊、持てる戦力を投入するそうだ‥‥」
「‥‥他には? 関東であれば『神戦組』への依頼が最優先のはずです。東北の『恐山』、京都の『守護職』にも
依頼すれば‥‥」
「いや‥‥それはない」
宮本の意見に対して、学園長は首を振った。
「国家の一大事ではあるが、国家の戦力を集中させれば問題なく対処できる、ということだ」
「はぁ!?」
思わず呆れた。全員が同じ気持ちだった。
「愚かだろう‥‥実に愚かだと私も思う。民間へ依頼を行い、解決されては政府のメンツが立たない。民間ではなく国家の戦力で倒した事を強調することで、現在の政府の判断は正しいと世間に示したいんだ。政治家というのは次の選挙の事しか頭には無いんだろう‥‥実に愚かしいことだ」
「‥‥政府の戦力での討伐の見込みは‥‥」
「‥‥無理だろうな。今だ妖魔に対しての認識が甘い政府が見込んだ戦力で勝てる訳もない。現場に立たされる魔法使いの戦闘力は精々が三桁の魔力量に届くかどうかで100~200人程度の人員だ。一昨日確認された中級妖魔一体で魔法使い50人が負傷した。中級の上位‥‥いや、下手をすれば上級がでても可笑しくはない。そんな状況でその程度の戦力ではどれ程楽観的に考えても不可能だろう」
学園長の目算は酷くシビアだった。だが、上げられた情報を総合的に判断した結果、全員の結論は同じだった。このままだと、日本は滅ぶ‥‥最悪のシナリオが全員の頭によぎった。
「あの‥‥」
静寂の場で飛鳥が恐る恐る手を上げた。
「何かね?」
「この様な状況でこういうことを言うのは何ですが、私達が集められたのは何故ですか?」
「ああ、そうだな。‥‥こちらを見てくれたまえ」
スクリーンの映像が切り替わる。映し出されたのは学園周辺の地図。
「現在、この学園周辺はレベル1に指定されている。既に学園周辺及び市街地の方では最下級妖魔が確認されている。これの討伐を君たちに頼みたい。このまま、放置しておけば近いうちに下級に成長しかねない。‥‥現状、我々には出来ることをやるしかない」
「はい、承りました!」
宮本が大きな声が承諾した。他の二人も声は出さないが、頭を下げ同意を示した。
「しゃあ、じゃあどこから行きます。俺は何処だって行きますよ!」
征四郎も拳を撃ち合わせ、威勢のいい声を上げる。これで残されたのは‥‥虎太郎と飛鳥の二人。
「行けるのか?」
「ええ、もちろんですわ」
「はぁ、頼むから今朝みたいなことにならないでくれよ。正直‥‥ヤバいから」
「うーー、分かってますよ‥‥」
虎太郎と飛鳥の二人も参加を表明する。
「よし、では『第2班』宮本 武蔵、東郷 孝。両名は学園東部へ」
「はい!」
「‥‥はい」
「『第3班』高橋 守、司馬 征四郎。両名は学園西部へ」
「はい、はい!」
「おっしゃ!」
「『第4班』風魔 虎太郎、炎城 飛鳥。両名は学園南部へ」
「はい」
「はい、お任せください」
全員の配置が決まった。
虎太郎は自分が配置される学園の南部を映し出された地図で注視した。映像に映し出された地図には小さい丸がいくつも付いている。おそらくはそれが確認された妖魔を指しているのだろう。
数が多い。だが、最下級であるならば、むしろ俺向きの戦場だと、虎太郎は思った。
「各員、よろしく頼む」
「「「「「「はい!」」」」」」
全員が走り、学園長室を飛び出した。
全員が校門に向かっていく最中、一人だけその列から外れる。
「炎城、先行っといてくれ。後で追いつく」
虎太郎は一人、学生寮に向かって走っていく。
「どうしたよ、ぼうっとして?」
「‥‥いや、何でもない」
学食を食べ終わった征四郎は一向に箸が進まない様子の虎太郎に気づき声を掛けた。
ただ、征四郎の言葉に対し、虎太郎は気のない返事を返した。
「‥‥妖魔討伐失敗したか?」
「いや‥‥」
「初コンビで失敗したか」
「いや‥‥」
「うーん、本当どうしたよ?」
「‥‥」
虎太郎は答えない。いや、答えが分からなかった。
頭の中を巡るのは飛鳥の顔、どうして浮かぶのか分からない。
そんな様子の虎太郎を見て、征四郎は埒が明かないと思い席を立った。
「もう一方に聞いてみるか‥‥」
征四郎がもう一方―――飛鳥の方に聞いてみることにしたが、その機会は突如響き割った放送によって中断された。
『妖魔発生、妖魔発生。お勤め委員は速やかに学園長室に集合してください。繰り返します。妖魔発生、妖魔発生。お勤め委員は速やかに学園長室に集合してください』
征四郎は速やかに行動に移し、虎太郎も遅ればせながら行動に移った。
二人は廊下を走り抜ける。本来なら教師たちに怒られかねない行為だが、非常事態故に黙認される。
それどころか、教師たちが生徒達を誘導し、廊下の隅に寄せる。生徒達も言われるまでもなく自発的に道を開ける。
それほどの緊急事態だと誰もが理解していた。
お勤め委員の生徒が学園放送で呼び出されることは本来ない。
それは、お勤め委員の役目が魔法使いの手に余った最下級妖魔の討伐だけが仕事だからだ。
だが、数年に一度このような放送が使われる非常事態が発生する。それが‥‥‥‥上級以上の妖魔が発生したときだ。
学園長室の扉は開いている。その扉に征四郎が、そして虎太郎が勢いよく駆けこむと既に3人の男達がそこにいた。
一人目が剣道部部長『宮本 武蔵』。背が高く髪は長いため後頭部で一纏めにしている男だ。体つきは逞しく制服の上からでも胸板や腕の筋肉が発達していることが見て取れる。
二人目がサバイバルゲーム部部長『東郷 孝』。よく日焼けした精悍な顔立ちに、学生ながら髭を蓄えた老け顔の男だ。制服を着ていても、とても学生には見えない程の顔だ。
三人目がEスポーツ部部長『高橋 守』。三人の中でひときわ背が低く、高校3年生には到底見えない程の童顔の少年、と形容する男だ。
「宮本さん、東郷さん、高橋さん、もう来てたんですね」
「ああ。先程までは学園長もいらっしゃったが、電話が鳴って外に出られた。‥‥あと一人はまだか?」
「もう一人は‥‥」
「遅くなりました!」
勢いよく飛鳥が入ってきて、これで全員が勢揃いとなった。
「‥‥遅くはない」
「別に今すぐどうこうとかの話じゃないから、慌てなくていいよ」
東郷は小さく低い声で、高橋は大きく高い声で飛鳥に声を掛ける。
「其方が『炎城』だな。初めましてだな、『宮本 武蔵』だ。現在のお勤め委員の代表代理だ。分からないことがあれば何でも聞いてくれ」
「まあ、ありがとうございます」
宮本が手を出すと、飛鳥も一礼の上、握り返す。
どうやら、飛鳥の様子も元に戻っているようだと、虎太郎は思った。
お勤め委員が全員揃った以上、後は学園長を待つだけだと思っていたら、直ぐに学園長が早足で入ってきた。
「みんな、すまない。急な招集に応えてくれて感謝する」
「いえ、よほどの事態だとお見受けいたしました。我々に対するねぎらいは不要にして、本件のご説明をお願い致します」
「ああ、感謝する。‥‥諸君、集まってもらったのは他でもない」
学園長が自身の机から、リモコンを取り出し操作すると、上からスクリーンが降りてきて、そこに映像が映し出された。映し出されたのは関東地方の地図に赤い反応がいくつも付き、その中に大きな丸と小さな丸がいくつも付けられている。
「これは、現在の関東全域の現在の妖魔出現情報だ。状況を簡潔にまとめると、政府から妖魔警報のレベル4が発令された」
「!?」
全員が驚きのあまり、言葉を失った。
妖魔警報とは妖魔出現時の魔力量から算出された危険度を示している。最下級程度が複数体集まったならレベル1、レベルが上がっていけばいくほど、その危険度は大きくなる。
昨年レベル3が発令されたときでさえ、中級妖魔の域ながら過去類を見ない程強力な妖魔が顕現した。そのときの被害は甚大で、爪痕は今も残っている。
それが、今回はレベル4だ。どれほどの被害になるか想像がつかないし、‥‥何が出てくるか分からない。
「政府の対応は?」
宮本がみんなを代表して学園長に問う。
「警察、自衛隊、持てる戦力を投入するそうだ‥‥」
「‥‥他には? 関東であれば『神戦組』への依頼が最優先のはずです。東北の『恐山』、京都の『守護職』にも
依頼すれば‥‥」
「いや‥‥それはない」
宮本の意見に対して、学園長は首を振った。
「国家の一大事ではあるが、国家の戦力を集中させれば問題なく対処できる、ということだ」
「はぁ!?」
思わず呆れた。全員が同じ気持ちだった。
「愚かだろう‥‥実に愚かだと私も思う。民間へ依頼を行い、解決されては政府のメンツが立たない。民間ではなく国家の戦力で倒した事を強調することで、現在の政府の判断は正しいと世間に示したいんだ。政治家というのは次の選挙の事しか頭には無いんだろう‥‥実に愚かしいことだ」
「‥‥政府の戦力での討伐の見込みは‥‥」
「‥‥無理だろうな。今だ妖魔に対しての認識が甘い政府が見込んだ戦力で勝てる訳もない。現場に立たされる魔法使いの戦闘力は精々が三桁の魔力量に届くかどうかで100~200人程度の人員だ。一昨日確認された中級妖魔一体で魔法使い50人が負傷した。中級の上位‥‥いや、下手をすれば上級がでても可笑しくはない。そんな状況でその程度の戦力ではどれ程楽観的に考えても不可能だろう」
学園長の目算は酷くシビアだった。だが、上げられた情報を総合的に判断した結果、全員の結論は同じだった。このままだと、日本は滅ぶ‥‥最悪のシナリオが全員の頭によぎった。
「あの‥‥」
静寂の場で飛鳥が恐る恐る手を上げた。
「何かね?」
「この様な状況でこういうことを言うのは何ですが、私達が集められたのは何故ですか?」
「ああ、そうだな。‥‥こちらを見てくれたまえ」
スクリーンの映像が切り替わる。映し出されたのは学園周辺の地図。
「現在、この学園周辺はレベル1に指定されている。既に学園周辺及び市街地の方では最下級妖魔が確認されている。これの討伐を君たちに頼みたい。このまま、放置しておけば近いうちに下級に成長しかねない。‥‥現状、我々には出来ることをやるしかない」
「はい、承りました!」
宮本が大きな声が承諾した。他の二人も声は出さないが、頭を下げ同意を示した。
「しゃあ、じゃあどこから行きます。俺は何処だって行きますよ!」
征四郎も拳を撃ち合わせ、威勢のいい声を上げる。これで残されたのは‥‥虎太郎と飛鳥の二人。
「行けるのか?」
「ええ、もちろんですわ」
「はぁ、頼むから今朝みたいなことにならないでくれよ。正直‥‥ヤバいから」
「うーー、分かってますよ‥‥」
虎太郎と飛鳥の二人も参加を表明する。
「よし、では『第2班』宮本 武蔵、東郷 孝。両名は学園東部へ」
「はい!」
「‥‥はい」
「『第3班』高橋 守、司馬 征四郎。両名は学園西部へ」
「はい、はい!」
「おっしゃ!」
「『第4班』風魔 虎太郎、炎城 飛鳥。両名は学園南部へ」
「はい」
「はい、お任せください」
全員の配置が決まった。
虎太郎は自分が配置される学園の南部を映し出された地図で注視した。映像に映し出された地図には小さい丸がいくつも付いている。おそらくはそれが確認された妖魔を指しているのだろう。
数が多い。だが、最下級であるならば、むしろ俺向きの戦場だと、虎太郎は思った。
「各員、よろしく頼む」
「「「「「「はい!」」」」」」
全員が走り、学園長室を飛び出した。
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