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第二章 彼の期待と僕の覚悟
守るべきもの
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「あっ……!?」
突然背中を強く押され、薫は冷たい石畳の上に倒れ込んだ。
そこは、太陽の光もろくに届かない路地裏に、偶然出来た猫の額ほどの小さな空間であった。辺りには何かの廃材らしき板切れや瓦礫が散らばっており、袋小路となったそこから通りへと出る道は入ってきた一つのみ。
しかし、そこには薫をここまで連れてきた牛人が立ち塞がっていた。倒れた薫を見下ろし、愉快そうな笑みを浮かべている。
「お前、どうしてこの俺がここにいるのか、って言ったな?まずはそれから答えてやる。あのトカゲ野郎にお前とのお楽しみを邪魔された後、俺は押し寄せてきた他の傭兵どもから命からがら逃げ出してきたのよ。他の奴も皆取っ捕まっちまって、帰るアジトと可愛い部下を無くしちまった俺は、なんとか再起を図ろうとこの街にやってきた。そうしたら……なんてこった。俺の手から逃げちまった可愛い小鳥ちゃんがいるじゃねぇか」
「うああ……っ!?」
歩み寄るなり薫の髪を掴んだ牛人は、彼が悲痛な声を洩らすのもお構い無しに無理矢理顔を上げさせる。さらに、牛特有の長く、厚い舌がべろりと薫の頬を舐め上げた。
「ひひっ……こりゃ、カミサマがお前を売り捌いた金で俺にもう一度やり直せって言ってるようにしか思えねぇよなぁ。お前もそうは思わねぇか?」
「思うわけ、ない……っ!」
不快感を露に、薫は牛人の顔を押し退ける。しかし、その行為は彼の機嫌を損ねてしまったらしい。
突然、薫の頬に衝撃。揉んどりうって石畳に倒れ込んだ薫の頬が、灼熱するかのように熱くなる。それが牛人によって殴られたのだと気付いた瞬間、沸き上がってきた恐怖に薫の瞳からは涙が溢れた。
「う、く……っ」
「態度に気を付けな。お前の生殺与奪は全部俺が握ってんだぜ?あんまイライラさせっと……捻り潰したくなるだろうが」
「ぐっ、ぁあああ……っ!?」
起き上がろうとする薫だったが、頭を牛人によって踏みつけられる。ギリギリと踏みにじられ、殴られたものとは比較にならない、石畳との間で圧迫される激痛が薫を襲った。
「お前を売り飛ばすのは簡単だ。だが……どこぞの変態ジジイにお前をくれてやるのも惜しい。ってなわけで、今からお前にチャンスをやる」
「う、く……チャン、ス……?」
さんざん薫の悲鳴を堪能した牛人は息も絶え絶えな薫の頭から足を離すと、力なく横たわる彼の前に足を置いた。
「なぁに、難しいことじゃねぇ……俺の靴を舐めろ。俺に絶対服従を誓え。そうすりゃ、奴隷ほど悪いようにはしねぇし、飢えねぇ程度にメシも食わせてやる。どうせ、行き場なんてねぇんだろ?野垂れ死にするよりはよっぽどマシだとは思わねぇか?」
ちっともマシだとは思わない。どちらを選んだところで凄惨な地獄が待っているに違いないからだ。しかし、それを口にする勇気は今の薫には無い。ただ戸惑いながら、目の前の泥まみれの靴を見つめていた。
「そら、早くやってみせろ。俺は気が短いからよ、気が変わる前にやっておいた方がいいぜ?」
「う……」
牛人の言葉に薫の体が震える。もう痛めつけられるのは御免だった。今は言うことを聞いておいて、抗う機会を窺った方がいいのではないだろうか。
そう考え、納得した時点で、薫から抵抗する勇気は完全に失われていたに等しい。躊躇い勝ちに、薫は顔を牛人の靴に近付けていった。
「よしよし、素直な奴は嫌いじゃねぇ。しかしまぁ……ガキが御大層に木剣なんざ持ちやがって。どっかから盗んできやがったか?」
牛人の言葉に、薫の動きが止まる。無意識の内に左腕を伸ばし、左腰に提げた木剣の柄に触れた。
「ちょうどいい。それをこっちに寄越せ。そんなもん持ってるから、雑魚が自分が強えなんて幻想を持ちやがる。そんな幻想なんざ、これから俺の物になるお前には不要だ」
「……っ」
薫は奥歯を噛み締めた。自分は、何を馬鹿なことをしようとしているのか。この木剣は強さを誇示するためだけに提げているわけではない。ギランに、そして傭兵団の仲間達に認められた証ではないか。
自分はもう、ただの一般人ではない。傭兵団『紅蓮の剣』の一員なのだ。その看板に泥を塗るような無様な真似は絶対に許されない。
たとえ、それが自分を危険に晒すことになっても。薫は木剣の柄を強く握りしめた。
「どうした、さっさと寄越さねぇか。まぁ、自分で渡せねぇなら、こっちで取り上げてやるだけだがな」
薫から木剣を取り上げるべく、牛人がおもむろに手を伸ばす。だが、次の瞬間その手は虚空を掴み、激痛と共に突然何かに弾かれた。
「…どういうつもりだ、テメェ……」
弾かれた手を押さえ、忌々しげに睨み付ける牛人の視線の先には、木剣を中段に構えた薫の姿があった。彼は木剣を抜き放つと同時に牛人の手を打ち払い、素早く間合いを取ったのだ。
「…思い出したんだ。僕はもう傭兵団の一員だ。新入りの僕が、行き場のない僕を迎え入れてくれた皆の名誉に傷をつけるわけにはいかない。だから……僕はここで立ち向かわなくちゃいけないんだ!」
畏れの消え去った眼差しで牛人を睨み付けながら、薫はそう言い放った。自分だけならばいくらでも保身に走る。だが、守らなければならないものがあるのならば話は別だ。
「く、くくっ……はははっ……何にも出来ねぇ、ただ震えてるだけのガキが生意気なことを言いやがる……じゃあ、交渉はこれまでだな」
牛人は顔を片手で覆い、不意に笑ってみせる。だが、その手が降ろされた内に秘められていたものは激しく燃え盛る炎のような怒り。血走った目が、真っ直ぐに薫を見据えていた。
「お望み通りぶち殺してやるよッ!テメェを犯しながら指を一本一本切り落として、悲鳴の一つでも上げやがったら首を裂いてやる!最後には死んだテメェの喉に突っ込んでぶち撒けてやるから、覚悟しやがれェッ!」
「やれるものならやってみなよ……っ!」
歯向かわれたことがよほど癪に障ったらしく、短剣を抜く牛人に薫は深く深呼吸しながら相対する。
薫にとって、異世界での初めての実戦が幕を開けた。
突然背中を強く押され、薫は冷たい石畳の上に倒れ込んだ。
そこは、太陽の光もろくに届かない路地裏に、偶然出来た猫の額ほどの小さな空間であった。辺りには何かの廃材らしき板切れや瓦礫が散らばっており、袋小路となったそこから通りへと出る道は入ってきた一つのみ。
しかし、そこには薫をここまで連れてきた牛人が立ち塞がっていた。倒れた薫を見下ろし、愉快そうな笑みを浮かべている。
「お前、どうしてこの俺がここにいるのか、って言ったな?まずはそれから答えてやる。あのトカゲ野郎にお前とのお楽しみを邪魔された後、俺は押し寄せてきた他の傭兵どもから命からがら逃げ出してきたのよ。他の奴も皆取っ捕まっちまって、帰るアジトと可愛い部下を無くしちまった俺は、なんとか再起を図ろうとこの街にやってきた。そうしたら……なんてこった。俺の手から逃げちまった可愛い小鳥ちゃんがいるじゃねぇか」
「うああ……っ!?」
歩み寄るなり薫の髪を掴んだ牛人は、彼が悲痛な声を洩らすのもお構い無しに無理矢理顔を上げさせる。さらに、牛特有の長く、厚い舌がべろりと薫の頬を舐め上げた。
「ひひっ……こりゃ、カミサマがお前を売り捌いた金で俺にもう一度やり直せって言ってるようにしか思えねぇよなぁ。お前もそうは思わねぇか?」
「思うわけ、ない……っ!」
不快感を露に、薫は牛人の顔を押し退ける。しかし、その行為は彼の機嫌を損ねてしまったらしい。
突然、薫の頬に衝撃。揉んどりうって石畳に倒れ込んだ薫の頬が、灼熱するかのように熱くなる。それが牛人によって殴られたのだと気付いた瞬間、沸き上がってきた恐怖に薫の瞳からは涙が溢れた。
「う、く……っ」
「態度に気を付けな。お前の生殺与奪は全部俺が握ってんだぜ?あんまイライラさせっと……捻り潰したくなるだろうが」
「ぐっ、ぁあああ……っ!?」
起き上がろうとする薫だったが、頭を牛人によって踏みつけられる。ギリギリと踏みにじられ、殴られたものとは比較にならない、石畳との間で圧迫される激痛が薫を襲った。
「お前を売り飛ばすのは簡単だ。だが……どこぞの変態ジジイにお前をくれてやるのも惜しい。ってなわけで、今からお前にチャンスをやる」
「う、く……チャン、ス……?」
さんざん薫の悲鳴を堪能した牛人は息も絶え絶えな薫の頭から足を離すと、力なく横たわる彼の前に足を置いた。
「なぁに、難しいことじゃねぇ……俺の靴を舐めろ。俺に絶対服従を誓え。そうすりゃ、奴隷ほど悪いようにはしねぇし、飢えねぇ程度にメシも食わせてやる。どうせ、行き場なんてねぇんだろ?野垂れ死にするよりはよっぽどマシだとは思わねぇか?」
ちっともマシだとは思わない。どちらを選んだところで凄惨な地獄が待っているに違いないからだ。しかし、それを口にする勇気は今の薫には無い。ただ戸惑いながら、目の前の泥まみれの靴を見つめていた。
「そら、早くやってみせろ。俺は気が短いからよ、気が変わる前にやっておいた方がいいぜ?」
「う……」
牛人の言葉に薫の体が震える。もう痛めつけられるのは御免だった。今は言うことを聞いておいて、抗う機会を窺った方がいいのではないだろうか。
そう考え、納得した時点で、薫から抵抗する勇気は完全に失われていたに等しい。躊躇い勝ちに、薫は顔を牛人の靴に近付けていった。
「よしよし、素直な奴は嫌いじゃねぇ。しかしまぁ……ガキが御大層に木剣なんざ持ちやがって。どっかから盗んできやがったか?」
牛人の言葉に、薫の動きが止まる。無意識の内に左腕を伸ばし、左腰に提げた木剣の柄に触れた。
「ちょうどいい。それをこっちに寄越せ。そんなもん持ってるから、雑魚が自分が強えなんて幻想を持ちやがる。そんな幻想なんざ、これから俺の物になるお前には不要だ」
「……っ」
薫は奥歯を噛み締めた。自分は、何を馬鹿なことをしようとしているのか。この木剣は強さを誇示するためだけに提げているわけではない。ギランに、そして傭兵団の仲間達に認められた証ではないか。
自分はもう、ただの一般人ではない。傭兵団『紅蓮の剣』の一員なのだ。その看板に泥を塗るような無様な真似は絶対に許されない。
たとえ、それが自分を危険に晒すことになっても。薫は木剣の柄を強く握りしめた。
「どうした、さっさと寄越さねぇか。まぁ、自分で渡せねぇなら、こっちで取り上げてやるだけだがな」
薫から木剣を取り上げるべく、牛人がおもむろに手を伸ばす。だが、次の瞬間その手は虚空を掴み、激痛と共に突然何かに弾かれた。
「…どういうつもりだ、テメェ……」
弾かれた手を押さえ、忌々しげに睨み付ける牛人の視線の先には、木剣を中段に構えた薫の姿があった。彼は木剣を抜き放つと同時に牛人の手を打ち払い、素早く間合いを取ったのだ。
「…思い出したんだ。僕はもう傭兵団の一員だ。新入りの僕が、行き場のない僕を迎え入れてくれた皆の名誉に傷をつけるわけにはいかない。だから……僕はここで立ち向かわなくちゃいけないんだ!」
畏れの消え去った眼差しで牛人を睨み付けながら、薫はそう言い放った。自分だけならばいくらでも保身に走る。だが、守らなければならないものがあるのならば話は別だ。
「く、くくっ……はははっ……何にも出来ねぇ、ただ震えてるだけのガキが生意気なことを言いやがる……じゃあ、交渉はこれまでだな」
牛人は顔を片手で覆い、不意に笑ってみせる。だが、その手が降ろされた内に秘められていたものは激しく燃え盛る炎のような怒り。血走った目が、真っ直ぐに薫を見据えていた。
「お望み通りぶち殺してやるよッ!テメェを犯しながら指を一本一本切り落として、悲鳴の一つでも上げやがったら首を裂いてやる!最後には死んだテメェの喉に突っ込んでぶち撒けてやるから、覚悟しやがれェッ!」
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