闇の果てにある世界

珠羅

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《第3章 世界の変化》

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光樹「世界ってどうゆうことですか?」
怜「そうだね。世界で「怜!いい俺が話す」」
怜「兄さん、でも「俺が話すって言ってんだろ」」
ん?どうしたんだ?2人の様子が明らかに変わったような・・・
怜「わかったよ、兄さん」
蓮「はぁ・・・そうだな。光樹、この世界が今どうなっているのかは分かるよな?」
いきなり呼び捨てかよ!ま、お前呼びよりはいいけどさ
光樹「昔の【悪鬼羅刹】が原因で今も尚、世界の8割は闇に覆われたままなんですよね?」
確かそうだよな?でも、それが何かしたのか?
蓮「ま、そうだ。学校ではそう教えているんだろうな・・・」
ん?違うのか?
蓮「実際には少し違うんだ。確かに【悪鬼羅刹】が原因でこの世界は闇に覆われている。だが、8割なんて優しいもんじゃない!現に、今この時も闇の進行は進んでいる・・・。このままでは時期に世界は闇に沈むだろう。そうなったらこの世界で人として生きる者はいなくなる。」
は?!それってやべーじゃん!??軍の連中はいったい何してんだよ!!
蓮「やべーよな(笑)軍の連中は何してんだろうな(笑)」
な、なんで?こいつらたまに俺の考えてることが分かる様な言い方してないか?いや、考え過ぎか・・・
怜「考え過ぎではないかな?『俺の考えていることが分かってる様な』だって、兄さん(笑)」
蓮「ああ(笑)」

バン!ガタン!!

光樹「な、なんで?!」
蓮「なんでってそりゃーな、怜(笑)」
怜「はい(笑)分かるんですよ、相馬くん」
光樹「わ、分かってるって(汗」
もしかして俺が考えていることが全部分かるって言うのか?
怜「そうです。相馬くんが思っている通り、僕達双子は相手の考えていることが分かるんです。」
嘘だろ?!そんな超常現象が現実に起こるはずがねー!
蓮「あぁ?じゃあこの状況どうやって説明すんだよ!高校生のガキ相手に嘘つくわけねーだろ!!」
怜「そうですね。僕達は相馬くんに対して嘘なんてついていませんよ?だからと言って、突然『相馬くんの考えが分かるのは事実だ。信じろ。』と言われても難しいですよね(笑)」
光樹「そ、そうですよ!そんな、急に・・・」
蓮「それでも信じてもらうしかねーんだよ」
信じれるわけねーじゃん!こいつらおかしいんじゃねーのか?
蓮「俺らはおかしくなんかねーよ!!」
光樹「そんな突拍子のないこと信じれるわけ「だから信じるしかねーんだよ!!」」
怜「兄さん!ごめんね?でも信じてもらうしかないのも事実なんだ・・・」

・・・そんな・・・・
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