77 / 89
恋の終わり
闇夜の光
しおりを挟む
窓の外は闇に染まり雪降りしきる中、私は何度も時計を見た。20時過ぎた。早くヨハネス様が帰ってこないかな? 2月28日が、ヨハネス様のお誕生日が終わってしまう。
ヨハネス様はヴァロワール大使と話し合いに行った。帰って来るの? 今日中に。ヨハネス様はおっしゃった。2月27日までに戻ってくると。さっき執務室にいらっしゃったアーサー様に、ヨハネス様宛の面会依頼を預けた。ヨハネス様は帰ったらすぐに執務室へ行くだろうから。
私はチラッとナイトテーブルに置いた小箱を見た。お小遣い稼ぎのためのお手伝いの許可が降りなかった原因に、先日のヴァロワールとの新年の挨拶が関係しているのだろう。私はフランス語と英語を解することがモハメド様にバレたことが……。
もう21時。ガウンを脱ぎ、布団に入った。諦めて目を瞑ったころ、鈴の音と馬の鳴き声が聞こえた。私はガバっと起き上がった。下から慌ただしい足音が聞こえた。カーテンを開け、窓から外を見下ろした。玄関から出てきた使用人が持つランタンの明かりが、馬車に描かれた紋章を照らす。ハイド伯爵家の紋章だ! 部屋を飛び出そうになったが、慌てて引き留まった。もうネグリジェを着ていたんだった。今更着替える訳にも……。さっき窓から見たヨハネス様はどこか疲れているようだった、足取りがおぼつかない。大丈夫かな。大丈夫、うん、大丈夫だよね。
私は小箱をそっと撫でた。まずは良かった、ご無事に帰って来られて……。
ノック音が聞こえ「お休みのところ申し訳ありません、エリザベス様。ヨハネス様がお呼びです」とフリーダの声がした。
「分かったわ。隠し扉から行くから」と私はガウンを羽織った。
ベッドの横にある小さな扉をノックしてから開けると、ヨハネス様の部屋に入った。ヨハネス様は寝間着に着替え、ベッドボードに寄り掛かるように座っていた。
「ヨハネス様、おかえりなさいませ」と私は立ち上がった。
「ああ。私に会いたいようだが、何のようだ?」と眉間に皺を寄せた。声が少し上ずっている。
私は「はい」と微笑み、ベッドに腰掛けた。「ヨハネス様、お誕生日おめでとうございます」と小箱を差し出した。
ヨハネス様は訝しむように口を開いた後、少しずつ表情が緩み呆気に取られたように目を見開いた。ヨハネス様は小箱でなく私の頬に手を伸ばした。私は首を傾げた。
「23歳のお誕生日おめでとうございます?」
「あ、ありがとう。エリザベス」とヨハネス様はゆっくり小箱を開けた。
中からは馬蹄モチーフを中心に小花模様を刺繍したハンカチだ。ヨハネス様は小箱に入ったハンカチを優しく撫でた。静かな笑みが漏れた。
「ありがとう、エリザベス」とヨハネス様は俯いたままだ。「だがエリザベス、其方はなぜ……」
「え?」と私は片眉を上げた。
ヨハネス様はぽすんとベッドボードに背を預けた。目はどことなく……罪悪感?
「エリザベス、其方はなぜ私の誕生日にこのようなものを贈ってくれたのだ?」
「誕生日だから?」と私は首を傾げた。「逆になんで?」
「其方、私を恨んではいなかったのか?」とヨハネス様はハンカチの刺繍を撫でた。
「恨む?」と眉根を寄せた。「なぜ、と思ったことはあれど恨んだことは……ありません」
これは本当。恨む理由が分かんない。だってヨハネス様は私に安定した家を与えてくれた人。恨む理由なんてない。
ヨハネス様はチラと私を見たきり、目を伏せてしまった。ヒクヒクと震える下唇。ハンカチの刺繍を優しく撫でる指先。罪悪感に苛まれている? 本当に……なんで?
私はヨハネス様の顔に手を伸ばし、目線を合わせた。腹を括れ、明美・エリザベス。ヨハネス様の頬に触れる手に力を籠め、一息で口付けた。唇が触れ合う、むにむにする。生々しい。小箱がヨハネス様の膝の上に落ちた。ヨハネス様の手が宙を彷徨う。一瞬、唇を離して息を吸った。再び唇を重ねた。キス、キス……普段のヨハネス様だったら……。私はほんのちょっとだけヨハネス様の唇を舐めた。ヨハネス様がピクッと動いた。無理! 舌を引っ込めた。唇を離した、手も離した。ヨハネス様の目がまっすぐ私を見ている、すごく困惑している、あと潤んでる。私はキッとヨハネス様を見た。
「ヨハネス様、お聞きください。私は本当にあなたを恨んだことがありません。だってあなたは私に家を与えてくださいました。結婚もしてくださったじゃないですか」
「はぁ?」
私は目を瞑り、過去が遠ざかったことを確認した。もうあの過去は2度とやって来ないと断言できる。
「ヨハネス様、ご存知ですか? 私は継父に疎まれ、4歳の頃から留学に出されていました。継父にとっては新妻となるはずだったかつての許嫁に娘がいたことが許せなかったのでしょう。分かりますか? 3ヶ月も経たぬうちに各地を転々として育った子どもが家にどれほど焦がれるものか」とヨハネス様の手に、私の手を重ねた。
この人も似たような生い立ちだった。私と同じく4歳で家族と引き離されヴァロワール共和国の大使館で育った。未来の通訳官となる子として。私はふっと微笑んだ。
「私と家族の繋がりは1年に2冊、母から贈られる本でした。父はイギリス人、母は日本人。継父が短期契約した家庭教師だった人達は日本人でしたが、彼らから同じ日本人として見られたことはありません。そんな私をあなたは当然のようにゴーディラックの血を引く人間を扱ってくださった。確かに外部との交流に制限が掛けられていたけど……、それがなんです? 居場所がすぐに変わらないことから得られる平安と比べれば、大したことありません」
そっとヨハネス様の手を握った。
「だから、ご自分を責めないで。素直に誕生日を祝われてください」
ヨハネス様の息が浅くなった。さり気なく手首を握ると脈が早くなっているのが分かった。瞳孔が開いている。興奮している? ヨハネス様が私の手を持ち上げ、指先に口付けた。
「すまなかった」とヨハネス様が小さく笑った。
私はニコッと笑った。怒ったよ、ヨハネス様。彼の肩に手を掛け、全体重を掛けて押し倒した。体が密着する。
「聞いていました? もう謝らないで」
「すま……。いや、分かった」
きっとヨハネス様は過去に妹さんを亡くした後悔も、喪中だったボーヴァー夫人を早々と再婚させた罪悪感も全部がないまぜなのかも。妹さんについての詳細は知らない、けど。
「ヨハネス様、きっと誰もそんなに過去に恨みを残しませんよ。過去に傷を残すことはあっても……。そうじゃないと前を向いて歩けないじゃないですか」
ヨハネス様は目を逸らしたあと「其方は強いな」と真っ直ぐ私を見た。
「それは分かりませんが……」
ヨハネス様は私の顎を掴み、引き寄せ口付けた。ゆっくりとひっくり返り、私の上にのしかかる。
「エリザベス……。其方は美しいな」と眩しいものでも見るかのように見つめた後、口付けた。深く……。
ヨハネス様はヴァロワール大使と話し合いに行った。帰って来るの? 今日中に。ヨハネス様はおっしゃった。2月27日までに戻ってくると。さっき執務室にいらっしゃったアーサー様に、ヨハネス様宛の面会依頼を預けた。ヨハネス様は帰ったらすぐに執務室へ行くだろうから。
私はチラッとナイトテーブルに置いた小箱を見た。お小遣い稼ぎのためのお手伝いの許可が降りなかった原因に、先日のヴァロワールとの新年の挨拶が関係しているのだろう。私はフランス語と英語を解することがモハメド様にバレたことが……。
もう21時。ガウンを脱ぎ、布団に入った。諦めて目を瞑ったころ、鈴の音と馬の鳴き声が聞こえた。私はガバっと起き上がった。下から慌ただしい足音が聞こえた。カーテンを開け、窓から外を見下ろした。玄関から出てきた使用人が持つランタンの明かりが、馬車に描かれた紋章を照らす。ハイド伯爵家の紋章だ! 部屋を飛び出そうになったが、慌てて引き留まった。もうネグリジェを着ていたんだった。今更着替える訳にも……。さっき窓から見たヨハネス様はどこか疲れているようだった、足取りがおぼつかない。大丈夫かな。大丈夫、うん、大丈夫だよね。
私は小箱をそっと撫でた。まずは良かった、ご無事に帰って来られて……。
ノック音が聞こえ「お休みのところ申し訳ありません、エリザベス様。ヨハネス様がお呼びです」とフリーダの声がした。
「分かったわ。隠し扉から行くから」と私はガウンを羽織った。
ベッドの横にある小さな扉をノックしてから開けると、ヨハネス様の部屋に入った。ヨハネス様は寝間着に着替え、ベッドボードに寄り掛かるように座っていた。
「ヨハネス様、おかえりなさいませ」と私は立ち上がった。
「ああ。私に会いたいようだが、何のようだ?」と眉間に皺を寄せた。声が少し上ずっている。
私は「はい」と微笑み、ベッドに腰掛けた。「ヨハネス様、お誕生日おめでとうございます」と小箱を差し出した。
ヨハネス様は訝しむように口を開いた後、少しずつ表情が緩み呆気に取られたように目を見開いた。ヨハネス様は小箱でなく私の頬に手を伸ばした。私は首を傾げた。
「23歳のお誕生日おめでとうございます?」
「あ、ありがとう。エリザベス」とヨハネス様はゆっくり小箱を開けた。
中からは馬蹄モチーフを中心に小花模様を刺繍したハンカチだ。ヨハネス様は小箱に入ったハンカチを優しく撫でた。静かな笑みが漏れた。
「ありがとう、エリザベス」とヨハネス様は俯いたままだ。「だがエリザベス、其方はなぜ……」
「え?」と私は片眉を上げた。
ヨハネス様はぽすんとベッドボードに背を預けた。目はどことなく……罪悪感?
「エリザベス、其方はなぜ私の誕生日にこのようなものを贈ってくれたのだ?」
「誕生日だから?」と私は首を傾げた。「逆になんで?」
「其方、私を恨んではいなかったのか?」とヨハネス様はハンカチの刺繍を撫でた。
「恨む?」と眉根を寄せた。「なぜ、と思ったことはあれど恨んだことは……ありません」
これは本当。恨む理由が分かんない。だってヨハネス様は私に安定した家を与えてくれた人。恨む理由なんてない。
ヨハネス様はチラと私を見たきり、目を伏せてしまった。ヒクヒクと震える下唇。ハンカチの刺繍を優しく撫でる指先。罪悪感に苛まれている? 本当に……なんで?
私はヨハネス様の顔に手を伸ばし、目線を合わせた。腹を括れ、明美・エリザベス。ヨハネス様の頬に触れる手に力を籠め、一息で口付けた。唇が触れ合う、むにむにする。生々しい。小箱がヨハネス様の膝の上に落ちた。ヨハネス様の手が宙を彷徨う。一瞬、唇を離して息を吸った。再び唇を重ねた。キス、キス……普段のヨハネス様だったら……。私はほんのちょっとだけヨハネス様の唇を舐めた。ヨハネス様がピクッと動いた。無理! 舌を引っ込めた。唇を離した、手も離した。ヨハネス様の目がまっすぐ私を見ている、すごく困惑している、あと潤んでる。私はキッとヨハネス様を見た。
「ヨハネス様、お聞きください。私は本当にあなたを恨んだことがありません。だってあなたは私に家を与えてくださいました。結婚もしてくださったじゃないですか」
「はぁ?」
私は目を瞑り、過去が遠ざかったことを確認した。もうあの過去は2度とやって来ないと断言できる。
「ヨハネス様、ご存知ですか? 私は継父に疎まれ、4歳の頃から留学に出されていました。継父にとっては新妻となるはずだったかつての許嫁に娘がいたことが許せなかったのでしょう。分かりますか? 3ヶ月も経たぬうちに各地を転々として育った子どもが家にどれほど焦がれるものか」とヨハネス様の手に、私の手を重ねた。
この人も似たような生い立ちだった。私と同じく4歳で家族と引き離されヴァロワール共和国の大使館で育った。未来の通訳官となる子として。私はふっと微笑んだ。
「私と家族の繋がりは1年に2冊、母から贈られる本でした。父はイギリス人、母は日本人。継父が短期契約した家庭教師だった人達は日本人でしたが、彼らから同じ日本人として見られたことはありません。そんな私をあなたは当然のようにゴーディラックの血を引く人間を扱ってくださった。確かに外部との交流に制限が掛けられていたけど……、それがなんです? 居場所がすぐに変わらないことから得られる平安と比べれば、大したことありません」
そっとヨハネス様の手を握った。
「だから、ご自分を責めないで。素直に誕生日を祝われてください」
ヨハネス様の息が浅くなった。さり気なく手首を握ると脈が早くなっているのが分かった。瞳孔が開いている。興奮している? ヨハネス様が私の手を持ち上げ、指先に口付けた。
「すまなかった」とヨハネス様が小さく笑った。
私はニコッと笑った。怒ったよ、ヨハネス様。彼の肩に手を掛け、全体重を掛けて押し倒した。体が密着する。
「聞いていました? もう謝らないで」
「すま……。いや、分かった」
きっとヨハネス様は過去に妹さんを亡くした後悔も、喪中だったボーヴァー夫人を早々と再婚させた罪悪感も全部がないまぜなのかも。妹さんについての詳細は知らない、けど。
「ヨハネス様、きっと誰もそんなに過去に恨みを残しませんよ。過去に傷を残すことはあっても……。そうじゃないと前を向いて歩けないじゃないですか」
ヨハネス様は目を逸らしたあと「其方は強いな」と真っ直ぐ私を見た。
「それは分かりませんが……」
ヨハネス様は私の顎を掴み、引き寄せ口付けた。ゆっくりとひっくり返り、私の上にのしかかる。
「エリザベス……。其方は美しいな」と眩しいものでも見るかのように見つめた後、口付けた。深く……。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
愛人を選んだ夫を捨てたら、元婚約者の公爵に捕まりました
由香
恋愛
伯爵夫人リュシエンヌは、夫が公然と愛人を囲う結婚生活を送っていた。
尽くしても感謝されず、妻としての役割だけを求められる日々。
けれど彼女は、泣きわめくことも縋ることもなく、静かに離婚を選ぶ。
そうして“捨てられた妻”になったはずの彼女の前に現れたのは、かつて婚約していた元婚約者――冷静沈着で有能な公爵セドリックだった。
再会とともに始まるのは、彼女の価値を正しく理解し、決して手放さない男による溺愛の日々。
一方、彼女を失った元夫は、妻が担っていたすべてを失い、社会的にも転落していく。
“尽くすだけの妻”から、“選ばれ、守られる女性”へ。
静かに離婚しただけなのに、
なぜか元婚約者の公爵に捕まりました。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる