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禁断の……
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「えーっと、あの、は?」
私、よくわからなくてベッドを指差しながらひたすら首を傾げる。
雷の音が遠のいたことで、正気を取り戻しつつあった。
「あった、有野さん、これ!」
タケルがタオルを放ってよこす。
「あ、うん」
「これ、拭いてもあんまり意味ないな。乾かさないと」
ぐっしょり濡れたジャケットを広げ、タケル。見れば、私も全身ずぶ濡れだった。
「このままだと風邪引いちゃうから、有野さんお風呂入って。着替えがないから、これで」
と、今度はバスローブを放ってよこす。
ち、ちょちょちょっと待って何が起きているのか私にはよくわかっていない!!
混乱し、固まっている私を見てタケルが笑った。
「ごめんね、こんなとこ連れてきちゃって。でも外は雷も雨もすごいし、有野さん雷ダメみたいだし、雨をしのげそうな店も全然なくて、ついでに電車が止まってるみたいなんで選択肢がなかった」
わかりやすい説明だ。
「え? 電車動いてないのっ?」
私は携帯を取り出し、見る。復旧の目途立たず、になっていた。
「そんなわけで、体冷えちゃうから、シャワー浴びておいでよ。……それとも一緒に入りたい?」
意地悪くそう言う。私は激しく首を振ると、タオルとバスローブ片手にバスルームに駆け込んだ。
心臓が有り得ないほどの速さで脈打っている。なんでこんなところにいるのか、頭ではわかっていても、理解が追い付かない。私はのろのろと服を脱ぐと、熱いシャワーを頭からかぶっていた。冷えた体が温まっていく。少しだけ、落ち着いてきた。
*****
タケルは、バスルームに志穂が入ったのを見届けると、ソファに崩れ落ちた。不可抗力とはいえここはホテルだ。ラブホだ。もちろん初めて入ったわけだが、案外簡単なんだな、とどうでもいい感想を抱く。いや、そんな場合ではない。
バスルームからシャワーの音が聞こえ始める。落ち着かない。タケルはテレビのリモコンを取り、スイッチを押した。ニュースでもと思ったのだが、画面に映ったのは激しくもつれ合う男女の映像だ。慌ててスイッチを消す。置いてあったクッションを力いっぱい抱き締めてみる。
「俺、頑張れるのかな…、」
小さく独りごちた。
*****
「あの、」
私はバスルームから出ると、ソファで横になっているタケルに声を掛けた。
「体、温まった?」
「あ、うん、大和君も行っておいでよ。体、冷えちゃったでしょ?」
「あ、うん、そうする。有野さん、家に連絡した方がいいかもよ?」
電車が動いてないのだ。このままだといつ帰れるかわからない。
「あ、大丈夫。今日は私、家に帰らないつもりだったから」
「へっ?」
タケルが変な声を出す。
「みずきの家でお泊り会の予定で、」
「あっ、あああなるほどね! じゃ、俺行ってくるっ」
タケルが慌てた様子でバスルームへと消えた。私はドライヤーのコンセントを繋ぐと、髪を乾かしながら考える。タケルはなんであんなに慌てたんだろう?
そして、気付いた。
『今日は家に帰らないつもりだったから』
「ひゃぁぁぁぁ~」
顔から火が出そうだ。私、とてつもなく変なことを口走っているではないかっ!
「ヤバい、心臓が口から出そう……、」
私はテレビでも見ようとリモコンのスイッチを押した。画面一杯に、絡み合う男女の映像が流れた。
「ひゃあっ」
私は慌ててテレビを消した。
なにやってるんだ、私ぃぃ~!!
落ち着こう。
私は携帯を取り出すと、みずきに電話を掛けた。
「もしもし?」
『あ、志穂~? 今どの辺?』
「それが、電車、止まってて」
『え? もしかして、雨?』
「そう、それと雷すごくて。復旧いつになるかわかんないみたいなの」
『今は?』
「雨宿りしてる」
『じゃ、何時になるかわかんないね』
「うん、ごめん。もしかしたらまっすぐ帰るかもしれない」
『わかったよ。こっちは大丈夫だから。…で、どうなの? デートの方は?』
「うん、まぁ、」
ピカッ ドドドドーン!
「きゃああっ」
建物が揺れるほどの音と、光。私は携帯を放り投げてしまった。そして、パチッと電気が消える。停電だ。
「やだ、嘘でしょっ」
何も見えない。真っ暗だった。
「携帯、どこぉ?」
落とした拍子に電源も切れたのか、探そうにも真っ暗で何も見えないのだ。
「有野さん、大丈夫っ?」
バスルームのドアが開く音。
「うわ、こっちも真っ暗かよ」
タケルの声。
「携帯落としちゃってっ、なんにも見えな、」
ピカッ ドーン!
立て続けに雷が鳴る。
「もうやだぁっ」
私はソファの上で頭を抱えてうずくまっていた。ふわっと何かが私に触れる。
「大丈夫?」
いつの間にかタケルが傍にいた。私は首を振って答える。
「大丈夫じゃないっ」
「あはは、そうか、大丈夫じゃないんだ」
そう言うと手探りで床を探し、私の携帯を差し出す。
「はい、これで少しは安心?」
電源を入れる。
「あ、」
「なに?」
「圏外になってる」
停電の影響か、または携帯の電波塔がやられたのか。とにかくこれでどこにも連絡が取れなくなった。
ピカッ
「やぁぁっ」
ドーン
「有野さん、とりあえず落ち着こうか。何か、飲む?」
確か小さな冷蔵庫が……あった。中を見ると、炭酸の瓶と、水。
「炭酸? 水?」
「た、炭酸をくださいっ」
怯えた声で、志穂。
「はい、どうぞ」
蓋を開け、手渡す。
タケルは水を飲んだ。
雨の音と、遠くの雷。他には何の音もしない。
「雷はすぐにいなくなるよ。大丈夫」
「……うん」
小さく体を丸めて、炭酸を飲む。甘くて、美味しい。
「今日、」
暗闇からタケルの声だけが聞こえる。私を安心させよとしているのがわかる。
「楽しかった?」
「うん、すごく楽しかった」
朝からずっと、とにかく食べて、遊んだ。朝の緊張が嘘みたいに、あっという間に時間が過ぎた。そして……、
思い出した。
私は、私として、タケルとキスをしたのだ。
「嫌じゃ……なかった?」
タケルがなにを言わんとしているかわかった。答えはYESかNOしかない。
「嫌じゃ……ないよ」
私はYESと答えた。それが真実だから。
「それって……」
「でもさっ」
グイ、と炭酸を飲み、続ける。
「でも、変わらないものなんかない」
「え?」
「仁君がそう言ってた。大和君だって、いつまで私を好きでいるかわかんないって」
「なんだよ、それ」
「だって大和君モテるし、芸能界にスカウトだってされちゃうし、頭もいいし、今は私のこと好きだって言ってくれてるけど、そんなの明日には違ってるかもしれないんでしょ?」
あれ? なんだろう、これ。
「今日だってショップで女の子にナンパされてた。電車でも周りからカッコいいって言われてた。みんな大和君が好きなんだ。私じゃなくたって、誰だって、」
「有野さんっ」
ギシ、とソファが軋む。
「ねぇ、もしかしてだけど、やきもち……焼いてくれてるの?」
ああ、暗くて見えないのにタケルの触角がクルクルしているのが見える気がする。
「私、何もない。将来の夢も、希望する進路も、得意も、美貌も、なんにもないんだよぉ」
ふえっ、何故か涙が出る。無性に悲しい。
「ちょ、泣かないでよ」
タケルが私を抱きすくめる。
「俺、そんなに女誑しみたいに見える?」
「……わかんない」
「有野さんだけだよ。余所見なんかしないよ。どうしたらわかってくれるんだろ」
タケルが私の涙を拭った。そのまま、頬にキスを。右に、左に、額に何度も、何度も。そして唇に。軽く唇を噛むような、優しい、キス。
「……ん、」
タケル、パッと私を引き剥がす。
「有野さん、お酒飲んでる!?」
私はふにゃふにゃとタケルの腕の中にとろけていった。
私、よくわからなくてベッドを指差しながらひたすら首を傾げる。
雷の音が遠のいたことで、正気を取り戻しつつあった。
「あった、有野さん、これ!」
タケルがタオルを放ってよこす。
「あ、うん」
「これ、拭いてもあんまり意味ないな。乾かさないと」
ぐっしょり濡れたジャケットを広げ、タケル。見れば、私も全身ずぶ濡れだった。
「このままだと風邪引いちゃうから、有野さんお風呂入って。着替えがないから、これで」
と、今度はバスローブを放ってよこす。
ち、ちょちょちょっと待って何が起きているのか私にはよくわかっていない!!
混乱し、固まっている私を見てタケルが笑った。
「ごめんね、こんなとこ連れてきちゃって。でも外は雷も雨もすごいし、有野さん雷ダメみたいだし、雨をしのげそうな店も全然なくて、ついでに電車が止まってるみたいなんで選択肢がなかった」
わかりやすい説明だ。
「え? 電車動いてないのっ?」
私は携帯を取り出し、見る。復旧の目途立たず、になっていた。
「そんなわけで、体冷えちゃうから、シャワー浴びておいでよ。……それとも一緒に入りたい?」
意地悪くそう言う。私は激しく首を振ると、タオルとバスローブ片手にバスルームに駆け込んだ。
心臓が有り得ないほどの速さで脈打っている。なんでこんなところにいるのか、頭ではわかっていても、理解が追い付かない。私はのろのろと服を脱ぐと、熱いシャワーを頭からかぶっていた。冷えた体が温まっていく。少しだけ、落ち着いてきた。
*****
タケルは、バスルームに志穂が入ったのを見届けると、ソファに崩れ落ちた。不可抗力とはいえここはホテルだ。ラブホだ。もちろん初めて入ったわけだが、案外簡単なんだな、とどうでもいい感想を抱く。いや、そんな場合ではない。
バスルームからシャワーの音が聞こえ始める。落ち着かない。タケルはテレビのリモコンを取り、スイッチを押した。ニュースでもと思ったのだが、画面に映ったのは激しくもつれ合う男女の映像だ。慌ててスイッチを消す。置いてあったクッションを力いっぱい抱き締めてみる。
「俺、頑張れるのかな…、」
小さく独りごちた。
*****
「あの、」
私はバスルームから出ると、ソファで横になっているタケルに声を掛けた。
「体、温まった?」
「あ、うん、大和君も行っておいでよ。体、冷えちゃったでしょ?」
「あ、うん、そうする。有野さん、家に連絡した方がいいかもよ?」
電車が動いてないのだ。このままだといつ帰れるかわからない。
「あ、大丈夫。今日は私、家に帰らないつもりだったから」
「へっ?」
タケルが変な声を出す。
「みずきの家でお泊り会の予定で、」
「あっ、あああなるほどね! じゃ、俺行ってくるっ」
タケルが慌てた様子でバスルームへと消えた。私はドライヤーのコンセントを繋ぐと、髪を乾かしながら考える。タケルはなんであんなに慌てたんだろう?
そして、気付いた。
『今日は家に帰らないつもりだったから』
「ひゃぁぁぁぁ~」
顔から火が出そうだ。私、とてつもなく変なことを口走っているではないかっ!
「ヤバい、心臓が口から出そう……、」
私はテレビでも見ようとリモコンのスイッチを押した。画面一杯に、絡み合う男女の映像が流れた。
「ひゃあっ」
私は慌ててテレビを消した。
なにやってるんだ、私ぃぃ~!!
落ち着こう。
私は携帯を取り出すと、みずきに電話を掛けた。
「もしもし?」
『あ、志穂~? 今どの辺?』
「それが、電車、止まってて」
『え? もしかして、雨?』
「そう、それと雷すごくて。復旧いつになるかわかんないみたいなの」
『今は?』
「雨宿りしてる」
『じゃ、何時になるかわかんないね』
「うん、ごめん。もしかしたらまっすぐ帰るかもしれない」
『わかったよ。こっちは大丈夫だから。…で、どうなの? デートの方は?』
「うん、まぁ、」
ピカッ ドドドドーン!
「きゃああっ」
建物が揺れるほどの音と、光。私は携帯を放り投げてしまった。そして、パチッと電気が消える。停電だ。
「やだ、嘘でしょっ」
何も見えない。真っ暗だった。
「携帯、どこぉ?」
落とした拍子に電源も切れたのか、探そうにも真っ暗で何も見えないのだ。
「有野さん、大丈夫っ?」
バスルームのドアが開く音。
「うわ、こっちも真っ暗かよ」
タケルの声。
「携帯落としちゃってっ、なんにも見えな、」
ピカッ ドーン!
立て続けに雷が鳴る。
「もうやだぁっ」
私はソファの上で頭を抱えてうずくまっていた。ふわっと何かが私に触れる。
「大丈夫?」
いつの間にかタケルが傍にいた。私は首を振って答える。
「大丈夫じゃないっ」
「あはは、そうか、大丈夫じゃないんだ」
そう言うと手探りで床を探し、私の携帯を差し出す。
「はい、これで少しは安心?」
電源を入れる。
「あ、」
「なに?」
「圏外になってる」
停電の影響か、または携帯の電波塔がやられたのか。とにかくこれでどこにも連絡が取れなくなった。
ピカッ
「やぁぁっ」
ドーン
「有野さん、とりあえず落ち着こうか。何か、飲む?」
確か小さな冷蔵庫が……あった。中を見ると、炭酸の瓶と、水。
「炭酸? 水?」
「た、炭酸をくださいっ」
怯えた声で、志穂。
「はい、どうぞ」
蓋を開け、手渡す。
タケルは水を飲んだ。
雨の音と、遠くの雷。他には何の音もしない。
「雷はすぐにいなくなるよ。大丈夫」
「……うん」
小さく体を丸めて、炭酸を飲む。甘くて、美味しい。
「今日、」
暗闇からタケルの声だけが聞こえる。私を安心させよとしているのがわかる。
「楽しかった?」
「うん、すごく楽しかった」
朝からずっと、とにかく食べて、遊んだ。朝の緊張が嘘みたいに、あっという間に時間が過ぎた。そして……、
思い出した。
私は、私として、タケルとキスをしたのだ。
「嫌じゃ……なかった?」
タケルがなにを言わんとしているかわかった。答えはYESかNOしかない。
「嫌じゃ……ないよ」
私はYESと答えた。それが真実だから。
「それって……」
「でもさっ」
グイ、と炭酸を飲み、続ける。
「でも、変わらないものなんかない」
「え?」
「仁君がそう言ってた。大和君だって、いつまで私を好きでいるかわかんないって」
「なんだよ、それ」
「だって大和君モテるし、芸能界にスカウトだってされちゃうし、頭もいいし、今は私のこと好きだって言ってくれてるけど、そんなの明日には違ってるかもしれないんでしょ?」
あれ? なんだろう、これ。
「今日だってショップで女の子にナンパされてた。電車でも周りからカッコいいって言われてた。みんな大和君が好きなんだ。私じゃなくたって、誰だって、」
「有野さんっ」
ギシ、とソファが軋む。
「ねぇ、もしかしてだけど、やきもち……焼いてくれてるの?」
ああ、暗くて見えないのにタケルの触角がクルクルしているのが見える気がする。
「私、何もない。将来の夢も、希望する進路も、得意も、美貌も、なんにもないんだよぉ」
ふえっ、何故か涙が出る。無性に悲しい。
「ちょ、泣かないでよ」
タケルが私を抱きすくめる。
「俺、そんなに女誑しみたいに見える?」
「……わかんない」
「有野さんだけだよ。余所見なんかしないよ。どうしたらわかってくれるんだろ」
タケルが私の涙を拭った。そのまま、頬にキスを。右に、左に、額に何度も、何度も。そして唇に。軽く唇を噛むような、優しい、キス。
「……ん、」
タケル、パッと私を引き剥がす。
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