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序章 ゲームスタート
天使達のギルド
しおりを挟むステータス
LV 4
職業 神(1)
スキル 【全能(1)】(+成長補正)
HP 1200
MP 4500
平均能力 150
装備 神鎧・ソロモン(全身) 神剣・デュランダル 神剣・フェニックス 無限収納
____
明らかに伸びが可笑しいのは、MPと能力の二つだ。
多分、スキルに追加されている成長補正が関係するのだろうけど、やはり可笑しい。
まあ、強くなる分には開き直ったのだから文句は無い。
身体を動かすのも終了した俺は、早速チュートリアルの終了を唱えた。
すると、身体は光に包まれ、その眩しさに、目を瞑る。
「うっ・・・・・・うぅ?」
一瞬の浮遊感とともに、眩しさが消えた。
それと同時に、ゆっくりと瞼も上がっていく。
視界に入ったのは__
「うわー」
__キモイおっさんの全裸であった。
「きゃあああああ!!」
それを見た女性プレイヤーの一人が悲鳴を上げ、周囲にも伝染した。
プレイヤーのほとんどが、見るからに軽蔑の視線を向けている。
対して、男性プレイヤーも絶望した表情を見せている。
「これが、運によって与えられた初期装備か・・・・・・・・・」
妙に悟ったような声が聞こえて隣を見ると、苦笑した、白の鎧に身を包んだ男性がいた。
その言葉に同意するように苦笑すると、別の場所からも悲鳴やら歓声やらが聞こえてくる。
そんな状況の中、周囲はプレイヤーで埋め尽くされているため、仕方なく、その場から移動を始めた。
本当は、ファンタジー世界の最初は感動していたかったのだが、流石に無理だ。
全裸の男性の横で目を輝かす男とか、普通に変態である。
「にしても、此処から見える城の大きさから考えて、実物は相当大きいんじゃないか?」
そう呟いた俺の視線は、道の先に続く城に向けられていた。
どうやら、此処は城下町のようで、賑やかな声が周囲から聞こえる。
「あと銀貨1枚はまけてくれ!」
「魚が今日は安いよ!」
「ポーションを買うならオススメだよ!」
「おらおら!!安くて強固な防具が此処だぜ!!」
「これこそ伝説の聖剣である!!今なら大セールで金貨40枚!!」
地球とはまったく別の飛び交う言葉に、ゲームの中だと実感させられる。
流石に、最後の聖剣は嘘なのだろうが、ちょっと興味はある。
通過は、どうやら銅貨、大銅貨、銀貨、金貨、白金貨となっているようだ。
銅貨一枚につき、100円と考えられるだろう。
銅貨10枚で大銅貨、大銅貨10枚で銀貨、銀貨10枚で金貨、金貨10枚で白金貨。
此処から振り向くと、先ほどの場所は噴水のある広場だと分かり、既にプレイヤーも動き出しているようだ。
中には、初期装備で戦闘に向かうプレイヤーも見える。
流石に、全裸の男性プレイヤーは友人に装備を買って貰うようだ。
「さて、まずはどうしようか」
「ちょっと、そこの人」
「うん?」
これからどうしようか、と考えていると、誰かに呼び止められた。
振り返ると、そこには赤毛の美少女が立っていた。
戦闘ばかりに気が向いていたが、こういった美少女を眺めるのも眼福かもしれない。
「聞いてる?」
っと、そんな事よりも今は会話が優先だ。
「何か?」
「私達は、鍛冶職に就いてるんだけど、戦闘系のスキルとかはまったく無いのよ」
「・・・で?俺が素材を持ち寄るとか?」
「話が早いわね。もっと言えば、私達のギルドに加盟してほしいのだけれど。そうすれば、ギルドメンバーの共有保管庫でアイテムも共有も出来るし」
その話は、確かに魅力的だな。
ただ、
「その場合、俺のメリットってあるのか?」
「もちろん。ギルド専属の私達が鍛冶を行うし、なによりもこんな、び、美少女と一緒に居られるのよ?」
「自分で言って恥ずかしいなら言うなよ」
「う、五月蝿い!!私だって恥ずかしいけど、貴方の勧誘にはそれしかないでしょ!!」
「今思ったんだが、第一に俺をしつこく勧誘する理由ってあるのか?」
「しつこくっていうのが気に入らないけど。あるわよ。私達のギルドには、神級のスキル、完全鑑定を保有しているプレイヤーがいるのよ。で、その子が貴方を鑑定した結果、物凄いものを発見したわけ」
「・・・・・・・この人混みで俺を鑑定するとか、凄い運だな」
「違うわ。私達は、最初に動き出したプレイヤーを鑑定していったのよ」
「そういう事なら、別に加盟するのは構わないぞ。そもそも、ギルドなんてものがあるのか」
「やった!!それと、4人以上でPTを組むと、ギルド建設の勧告が表示されるのよ」
「へ~。まあいいや。で、他のメンバーは?」
そう聞くと、少女は振り向き、一つの集団に向けて頷いた。
そちらに視線を向けると、そこには天国が広がっていた。
3人の天使達がいる。
まあ、だからといって説明するのは俺の(作者の)語彙力では無理である。
とりあえず、紫の髪、蒼い髪、緑の髪をそれぞれしていて、左から可愛い、可憐、美女、といった感じだ。
まあ、全員が美少女なのだが。
とりあえず、物凄い眼福なのだから、しっかりとSSを撮りたい。
「あの子達よ」
「向かうのか?待つのか?」
「行くわよ」
「了解」
とりあえず、少女に続いて3人の下に向かった。
3人も此方に向かっており、ちょうど半分くらいで向かい合った。
「じゃあ、まずは自己紹介からしましょう。私はリアナ、武器の鍛冶職よ」
「わ、私はレイン、です。ええっと、防具の鍛冶職、です」
「私はアクアです。一応、装飾品の鍛冶職に就いていますが、少しだけ水魔法も使えます」
「・・・・シフォン。鍛冶全般」
上から、赤=リアナ、緑=レイン、蒼=アクア、紫=シフォン。
全員しっかりと、個性があってよろしい。
なんて考える前に、自己紹介が先だな。
「俺はレイ。職業は今はちょっと言えないけど、後で教えるよ」
職業の辺りは、流石にこのプレイヤーの密集度の中では言えない。
掲示板をチラッと見たが、やはり職業の辺りは炎上していたのだ。
迂闊に喋れば、面倒な事になるのは火を見るよりも明らかだ。
「まあ、一通り紹介は済んだから、次はどうする?」
「そうね・・・・・・・・・なら、少し街を歩いてみましょうか。それで、良さそうな物件を見つけたらお金を貯める、ってことで」
「レインさん達はどうする?」
「私は、リアナちゃんに賛成、です」
「私もリアナさんに賛成します」
「・・・・ん。賛成」
「じゃあ、そういうことで、一度見回ってみましょう」
そう告げたリアナを先頭にして城下町を歩き始めた。
俺は、4人の邪魔はしたくないので、最後尾にいる。
それに、この位置から見る4人の姿はまさに眼福。
このゲーム生活が楽しくなりそうで、今からわくわくする。
きっと、このギルドは面白いことになりそうだ。
「そこの美少女さん。僕と一緒に行かないかい?」
(まあ、その前に邪魔者を排除するのは、俺の役目だな)
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