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英雄、学園への入学(教師)
閑話 シュンとリィナの**な1日
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※三人称視点
とある日の午後。
シュンとリィナは、今日もリビングでくつろいでいた。
「晴れの日は良いねぇ~」
「そうですね。なんだか暖かくて気持ち良いです」
そう言って2人で窓を見ると、その先には太陽が輝いている。
そんな心地良い空間で、ふとシュンは疑問を抱いた。
「そういえば、ステファニーさんって幾つだっけ?」
「え?確か……今年で38だったはずです」
「そんなに!?あの人は20代だと思ってたよ……」
公爵家の当主であるステファニーは、40近い歳で尚、その見た目は20代を保っている。
あるところでは、それには何か秘密があるのではないか、と聞いてくる貴族もいるらしい。
「でも、やっぱり意外だなぁ。リィナが今は16でしょ?」
「はい」
「なら、ステファニーさんは22には結婚してたってことでしょ?凄いと思うよ」
「そうなんですか?私にしてみれば、少し遅い気もするのですが……」
「え?」
思わぬ意見が飛び込んできて、シュンは目を丸くした。
(22で、適齢期を過ぎている?)
そんな馬鹿な。とシュンは思った。
他の貴族を見たりもしたが、そのほとんどが結婚したのは24を超えるくらいだったはずである。
「な、なんで?」
もしかして、と思いながらシュンは尋ねた。
すると、リィナは不思議そうに首を捻ってから、少し笑みを浮かべて答えた。
「だって…………やっぱり、この話は止めませんか?」
「ん?んん~、ま、いっか」
間を開けていたリィナだが、暫くしてそう提案すると、シュンはすぐに引き下がった。
恐らく、どう聞いても答えないだろうと思ったからだ。
「大好きですよ」
「んっ!?」
突然、耳元でそう囁かれて、シュンは裏返った悲鳴を上げた。
一瞬で沸騰したように熱くなる顔を必死に隠そうと息を飲み込み、リィナから顔を背けようとする。
「駄目ですよ♪」
しかし、リィナの腕に頭を固定され、顔を動かせなくなった。
無理に動かそうとすれば、出来るだろうがそうするとリィナに少なくない被害が出るだろう。
主に、膝へと精神的なダメージとかが。
そう考えたシュンは、そのまま赤くなった顔で、目だけを逸らして恥ずかしさを紛らわそうとした。
それを見て、リィナがさらに嬉しそうに微笑んでいるのも、気付いている。
でも、どうしようもない。ただ、ただ恥ずかしいから。
「愛してます♪」
「んんっ!?」
でも、今度のは、無理。絶対。
しかも、言っているリィナ本人の顔も、意外と赤い。
自滅だ。これは、シュンの記憶にも鮮明に覚えている。
これが、自滅だ。
2人して真っ赤な顔のまま見つめあい、そして静かに笑った。
(…………ああ。楽しい!)
静かに、しかししっかりと、シュンはそう叫んだ。
心の底から、ありったけの感情論を持ち出して、その心を体感する。
これほどまでに心地良いことは、久しぶりだ。
2人の空間は、時間は、夕方まで続いた。
酷く短く、それでいて幸せな、平和な1日であった。
ちなみに、この光景をステファニーに見られていることは、2人とも気付いていない。
ステファニー自作の、対勇者用の隠蔽道具である。
これほど才能の無駄遣いをする公爵はいまい。
END
とある日の午後。
シュンとリィナは、今日もリビングでくつろいでいた。
「晴れの日は良いねぇ~」
「そうですね。なんだか暖かくて気持ち良いです」
そう言って2人で窓を見ると、その先には太陽が輝いている。
そんな心地良い空間で、ふとシュンは疑問を抱いた。
「そういえば、ステファニーさんって幾つだっけ?」
「え?確か……今年で38だったはずです」
「そんなに!?あの人は20代だと思ってたよ……」
公爵家の当主であるステファニーは、40近い歳で尚、その見た目は20代を保っている。
あるところでは、それには何か秘密があるのではないか、と聞いてくる貴族もいるらしい。
「でも、やっぱり意外だなぁ。リィナが今は16でしょ?」
「はい」
「なら、ステファニーさんは22には結婚してたってことでしょ?凄いと思うよ」
「そうなんですか?私にしてみれば、少し遅い気もするのですが……」
「え?」
思わぬ意見が飛び込んできて、シュンは目を丸くした。
(22で、適齢期を過ぎている?)
そんな馬鹿な。とシュンは思った。
他の貴族を見たりもしたが、そのほとんどが結婚したのは24を超えるくらいだったはずである。
「な、なんで?」
もしかして、と思いながらシュンは尋ねた。
すると、リィナは不思議そうに首を捻ってから、少し笑みを浮かべて答えた。
「だって…………やっぱり、この話は止めませんか?」
「ん?んん~、ま、いっか」
間を開けていたリィナだが、暫くしてそう提案すると、シュンはすぐに引き下がった。
恐らく、どう聞いても答えないだろうと思ったからだ。
「大好きですよ」
「んっ!?」
突然、耳元でそう囁かれて、シュンは裏返った悲鳴を上げた。
一瞬で沸騰したように熱くなる顔を必死に隠そうと息を飲み込み、リィナから顔を背けようとする。
「駄目ですよ♪」
しかし、リィナの腕に頭を固定され、顔を動かせなくなった。
無理に動かそうとすれば、出来るだろうがそうするとリィナに少なくない被害が出るだろう。
主に、膝へと精神的なダメージとかが。
そう考えたシュンは、そのまま赤くなった顔で、目だけを逸らして恥ずかしさを紛らわそうとした。
それを見て、リィナがさらに嬉しそうに微笑んでいるのも、気付いている。
でも、どうしようもない。ただ、ただ恥ずかしいから。
「愛してます♪」
「んんっ!?」
でも、今度のは、無理。絶対。
しかも、言っているリィナ本人の顔も、意外と赤い。
自滅だ。これは、シュンの記憶にも鮮明に覚えている。
これが、自滅だ。
2人して真っ赤な顔のまま見つめあい、そして静かに笑った。
(…………ああ。楽しい!)
静かに、しかししっかりと、シュンはそう叫んだ。
心の底から、ありったけの感情論を持ち出して、その心を体感する。
これほどまでに心地良いことは、久しぶりだ。
2人の空間は、時間は、夕方まで続いた。
酷く短く、それでいて幸せな、平和な1日であった。
ちなみに、この光景をステファニーに見られていることは、2人とも気付いていない。
ステファニー自作の、対勇者用の隠蔽道具である。
これほど才能の無駄遣いをする公爵はいまい。
END
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