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R-18(最後までします)
少々、無理矢理気味です。◯姦まがいですので苦手な方はスルーして下さい。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「っ・・・ああぁぁ!」
引き裂かれたブラウスから覗く胸を、遠慮なくルードヴィッヒの手が掴むように揉んでいく。
爪が柔肌に食い込み、皮膚が白くなる。
後ろから抱き締められ、片方は胸を、もう片方の手は顎を掴み、顔が動かないように固定され、挙げ句、自分が好き勝手動けるよう顔を傾けられる。
傾き、仰け反った首筋に幾度目かの牙を突き立てていく。
深々と白い牙が、薄っすら赤みを帯びた肌に食い込み、薄い唇が覆う。すると、ぢゅるぢゅると何かを啜る音が聞こえ、ルードヴィッヒの喉が動き、嚥下しているのが分かる。
立っているのも辛くて、気がついた時には絨毯の上に座り込み、バルコニーが見える扉に手を付いていた。
苦悶の表情を浮かべる夜神が薄っすら映る硝子には、愉悦した表情なのに、金色の瞳だけは何かを求めているのか、爛々と暗く輝いている顔が映り込む。
幾度目かの「色の牙」を注ぎ、満足したのかルードヴィッヒは夜神の柔らかい胸から手を離す。
支えを失った夜神は、硝子に額を押さえつけるように倒れた。
「っ・・・・・はぁ、はぁ・・・・・」
荒い息継ぎをしながらも、夜神はこここら逃げ出そうと震える腕を伸ばして部屋の扉がある方に向ける。
後ろではカチャカチャと何か音が聞こえるが、聞こえないふりをする。
苦しい・・・体が熱い
立てない。けど、ここから逃げなきゃ!このままでは・・・・・
このままでは、皇帝に組み敷かれる!
「誰が逃げていいと言った?」
髪を掴まれ、動く事を禁じられる。
掴まれた髪が引っ張られ、頭皮が持ち上がる。このまま力の限り引っ張られたら、ブチブチと音をたてて髪が引き抜かれるかもしれない。
「いっ!あ、ああ・・・・・」
痛みで顔が歪む。既に涙が出ている赤い瞳からは、また、涙が出てくる。
髪を掴んでいた手が離れ、痛みがなくなる。その代わり背中に衝撃が走ると、絨毯の上にうつ伏せに抑え込まれてしまう。
ドカッ!っと、何かが背中を押さえつけている。
それが、皇帝の足だと分かったのは声のする位置が高かったからだ。
「私は本当に苛々しているんだよ凪ちゃん。凪ちゃんなら私を癒してくれるよね?あぁ、でも最終的には凪ちゃんも気持ちよくなっていくからね」
スカートのウエスト部分が緩んでいく。皇帝が隠し持っているナイフで切り裂いたのだ。
そして、ビリビリと布を裂く音が耳に響く。
「いやぁぁぁ!!やめて!!」
スカートで覆われていた下半身が急に冷たくなる。
覆っていた布がなくなったのだ。残ったのは下着とストッキング、引き裂かれたブラウスのみ。
ルードヴィッヒは夜神の背中から足を退かすと、すぐに逃げられないように腰を掴み、天井に臀部を突き出すようにさせる。
「ひっ・・・・・・・」
逃げたかったのに、体にのしかかった重みのせいで逃げられなかった夜神は、皇帝からの重みがなくなった事ですぐに逃げようとしたが叶わず、それどころか、臀部を突き出すような格好に短い悲鳴をあげる。
手が藻掻き、絨毯に爪を立てる。けど、その行為に何が意味があるのか分からない。
腰を掴むと力が強すぎて、ちっとも前に進まない。逃げられない。
ルードヴィッヒは夜神の意味のない行為を笑いながら、ガーダーベルトとお揃いのショーツを引き抜いていく。
「凪ちゃん?嫌がっているのにしっかりと濡れているね?」
違う!色の牙で感覚も何もかも昂られ、そして、体が防衛反応の為に濡らしているんだ!
自分が傷付かないように、少しでも痛みを軽減するように・・・
「これなら十分・・・・・だねっっ!!」
「い!!っッ━━━━━ぅ゛!!」
濡れていると言っても、普段のように滴るほど濡れているわけでもなく、ましてルードヴィッヒの肉茎は夜神の蜜を纏うわけでも、滑りを良くする潤滑油を塗ってもいない、乾いた状態の肉茎を蜜口にいきなり深々と埋め込んだのだ。
悲痛な悲鳴を出して、掻き毟っていた絨毯に爪を立てて痛みを逃がす。
いつも、自分本位で夜神を拘束して、組み敷しているルードヴィッヒだが、ここまで酷く、強姦のような真似事は普段はない。
乾いた肉茎が無理矢理、十分に潤っていない隘路を掻き分けていく。そして、奥深くの子宮口に丸みを帯びた亀頭を打ち付ける。
そして、後退して、再び打ち付ける。それを何度も繰り返す。
すると、肉茎は蜜を纏っていき、蜜を生み出す泉は体を守る為にさらなる蜜を生み続ける。
ニチャ、ヌチュと、ぬるついた水音が二人の繫がりから聞こえてくる。
滑りは良くなって痛みを与えるどころか、快感を与えているはずなのに、夜神はいまだに苦悶の表情を浮かべ、額には脂汗を滲ませ、赤い瞳には涙が零れ落ちそうだった。
最初に無理矢理、肉茎が夜神の隘路に侵入した時の痛みがいまだに残っている。
雁首が擦るたびに快楽と痛みが同時に襲う。
「っ~~ゃ!あ、やめ・・・・てぇ!」
「痛かったかな?ごめんね、凪ちゃん。けど、凪ちゃんの世界で色々と起こっていることだから、凪ちゃんが責任をとってくれないとね?」
意味が分からなかった。どうして、人間の世界で起こった事を責任をとらないといけないのか。
吸血鬼達が勝手にしたこと。そして、そちらの都合なのに、なぜ、私が責任をとって皇帝に強姦紛いの行為を受け入れないといけないのか。
批難の声を出したかったのに、出てくる声は悲鳴と喘ぎの声。まともな言葉を出す事など出来なかった。
「ほらぁ・・・・・滑りも良くなってきた。後は只々、私を受け入れ続ければ!いいのさっ!!」
一際強く、子宮口に肉茎を打ち付ける。バチュン!と、肌と肌が音をたてて打つかる。
「ぁぁあ!」
痛い・・・・いつまで?早く、早くやめて欲しい・・・・助けて・・・・・
発狂しそうだった。いつまでこの苦痛が終わるのか、見通しが出来なくて、痛くて、辛くて、けど、逃げたいのに逃げられないジレンマで可笑しくなりそうだった。
「楽しもう?凪ちゃん?」
その声は、その言葉は狂乱の宴の始まりの合図だったのかもしれない。
「ぐぅ゛ぅ゛・・・・・・・」
ギリギリと首を絞められる。息ができなくて、苦しくて、何とかして酸素を取り込もうとする為に、首を絞めている皇帝の手首を掴み、剥がそうと力を入れるが意味がない。
ルードヴィッヒは夜神の首を絞めながら、肉壁を雁首でざりざりと削りながら挿出する。
息が出来ないせいか、全身に力が入る。下腹部がピクピクと痙攣して、それと連動しているのか、ルードヴィッヒの肉茎も痙攣しているように肉壁が喰み続ける。
「知ってるかい?凪ちゃんの首を絞めるたびに、私を喰らい離さないんだよ?ギュウギュウに締め付ける。苦しくても私を求める浅ましい姿は最高だね。ご要望通り、沢山あげるからね?」
ルードヴィッヒの残酷な言葉に慄いたが、息の出来ない事のほうが苦しくて、辛い。
早く、早く、早く、早くこの手を退かして!
息をさせて!苦しい・・・・苦しいの!
霞む意識のなかで、夜神はひたすらに解放される事を祈った。
首を絞める手が解放することを
屈辱的な行為から解放されることを
皇帝から解放されることを
祈った。祈るしかなかったから。けど、その祈りはいつ聞き届けてくれるのか分からなかった。
ほぼほぼ、横向きの体勢で片足だけ持ち上げられ、もう片方の太腿に跨ったルードヴィッヒは持ち上げた足を自分の体にくっつける。
松葉崩しの体勢になった状態で、夜神はルードヴィッヒの熱杭を受け入れていた。
全身、噛み跡が残り、所々乾いた血が肌に張り付いている。
首は締められた跡が生々しく残る。
頬も赤くなっていて、口の端は薄っすらと血の跡が残る。
ルードヴィッヒに悪態をついた時と、一度気絶した時、後は気まぐれなのか頬を何度か叩かれた。
「あ・・・・やぁぁ、ゆる・・・あぁっ!ゆるしてぇ・・・・」
いつの間にか切り裂かれたスカートを握りしめて、夜神は懇願した。
「そろそろ私も満足したから終わろうか。ありがとうね、凪ちゃん。凪ちゃんが沢山泣いて、喘いで幾度に苛々が落ち着いてきたよ」
乾いた笑いをしながらも、ルードヴィッヒは腰を動かし、夜神の熱い肉壁を、同じく熱く猛った楔を埋め込んでいく。
壁側を擦られ、いつもとは違う刺激に、背中が仰け反る。
「うぅ・・・・」
ゾワゾワとしてくる。逃げたいのに、足を掴まれ、乗り上げられ、自由に出来ない。
既に数度ルードヴィッヒが放った白濁が、肉茎によって掻き出され二人の間を汚していく。
ルードヴィッヒが小刻みに腰を動かしていく。先端が何度も子宮口を打ち付け、雁首が壁を削る。その度に甘い快楽が生まれて、全身を支配する。
痺れに反射するように背中が仰け反り始める。
「あ、あぁぁ、も、う・・・」
再び、頭が白くなり始める。耳もキィ━━ンと、耳鳴りがしてくる。
「いいよ。一緒にイこうか・・・・中に沢山注いであげようね?っぅ・・・・はぁ!」
ルードヴィッヒの迫った声が聞こえてくる。けど、それも、耳鳴りにかき消されて僅かにしか聞こえない。
これで最後だ。と、語るように腰を動かす早さが、肌同士が打つかる音の間隔狭まる。
「っあ、あ、だ、めぇ━━━・・・・・い゛!!」
ルードヴィッヒの指が赤く熟した蜜粒を潰す。そのせいで、中の熱杭を更に締め付けてしまう。
猛った熱杭の硬さを更に感じてしまう。
けど、それ以上に感じてしまうのは・・・・・
「だめっ!だめっ!そぉ、こ・・・ああぁぁぁ!」
「私を咥え込みながら、ここを弄られるのは好きだったね。ほら、また、食べた・・・・貪欲で欲しがりな凪ちゃんにあげようね・・・・・くぅぅ!!」
「ぁぁああぁぁ━━━━━━━━」
熱杭が膨らんで、白濁をもう一度注ぎ込む。全てを残す事なく注ぐため数度腰を動かして、泥濘から引き抜いていく。
すでに霞んでいた頭の中で、何かが瞬く。その瞬間に脊髄に雷が落ちたような衝撃が全身を駆け巡る。
掴まれ、乗り上げられた足の爪先は丸くなり、ビクビクと震える。
仰け反ったまま一瞬、固まったように動かなかったが、すぐに弛緩して、痙攣し始める。
それと同時に意識が混濁仕始める。疲れたのか、何も考えたくないのか、この屈辱的行為から目を逸らしたいのか、段々と意識がなくなる。
「あぁ、おやすみ凪ちゃん」
夜神の様子に気がついたルードヴィッヒは、眠りかけの赤い目を手のひらで覆い隠す。
すると、カクッと、全ての力が抜け落ちていく。
手のひらで暗くなった視界に安堵したのか、意識を繋ぎ止めることをやめた。
だって、早く目を反らしたかった
こんな、苦しい、恐ろしい状況から逃げたかった
いつの間にこんなに逃げることが当たり前になったのか・・・・・
夜神は意識をなくしながらも、自分の弱い心を呪ってしまった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ルードヴィッヒは基本、自分中心で事を進めますが、今回はほぼ、無理矢理でお構いなしです。
相当、苛々していたんですね。けど、それをそんな形でぶつけるのは少々・・・・・
大佐も可哀想に。本人何も(?多分)してないのにね・・・・・
少々、無理矢理気味です。◯姦まがいですので苦手な方はスルーして下さい。
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「っ・・・ああぁぁ!」
引き裂かれたブラウスから覗く胸を、遠慮なくルードヴィッヒの手が掴むように揉んでいく。
爪が柔肌に食い込み、皮膚が白くなる。
後ろから抱き締められ、片方は胸を、もう片方の手は顎を掴み、顔が動かないように固定され、挙げ句、自分が好き勝手動けるよう顔を傾けられる。
傾き、仰け反った首筋に幾度目かの牙を突き立てていく。
深々と白い牙が、薄っすら赤みを帯びた肌に食い込み、薄い唇が覆う。すると、ぢゅるぢゅると何かを啜る音が聞こえ、ルードヴィッヒの喉が動き、嚥下しているのが分かる。
立っているのも辛くて、気がついた時には絨毯の上に座り込み、バルコニーが見える扉に手を付いていた。
苦悶の表情を浮かべる夜神が薄っすら映る硝子には、愉悦した表情なのに、金色の瞳だけは何かを求めているのか、爛々と暗く輝いている顔が映り込む。
幾度目かの「色の牙」を注ぎ、満足したのかルードヴィッヒは夜神の柔らかい胸から手を離す。
支えを失った夜神は、硝子に額を押さえつけるように倒れた。
「っ・・・・・はぁ、はぁ・・・・・」
荒い息継ぎをしながらも、夜神はこここら逃げ出そうと震える腕を伸ばして部屋の扉がある方に向ける。
後ろではカチャカチャと何か音が聞こえるが、聞こえないふりをする。
苦しい・・・体が熱い
立てない。けど、ここから逃げなきゃ!このままでは・・・・・
このままでは、皇帝に組み敷かれる!
「誰が逃げていいと言った?」
髪を掴まれ、動く事を禁じられる。
掴まれた髪が引っ張られ、頭皮が持ち上がる。このまま力の限り引っ張られたら、ブチブチと音をたてて髪が引き抜かれるかもしれない。
「いっ!あ、ああ・・・・・」
痛みで顔が歪む。既に涙が出ている赤い瞳からは、また、涙が出てくる。
髪を掴んでいた手が離れ、痛みがなくなる。その代わり背中に衝撃が走ると、絨毯の上にうつ伏せに抑え込まれてしまう。
ドカッ!っと、何かが背中を押さえつけている。
それが、皇帝の足だと分かったのは声のする位置が高かったからだ。
「私は本当に苛々しているんだよ凪ちゃん。凪ちゃんなら私を癒してくれるよね?あぁ、でも最終的には凪ちゃんも気持ちよくなっていくからね」
スカートのウエスト部分が緩んでいく。皇帝が隠し持っているナイフで切り裂いたのだ。
そして、ビリビリと布を裂く音が耳に響く。
「いやぁぁぁ!!やめて!!」
スカートで覆われていた下半身が急に冷たくなる。
覆っていた布がなくなったのだ。残ったのは下着とストッキング、引き裂かれたブラウスのみ。
ルードヴィッヒは夜神の背中から足を退かすと、すぐに逃げられないように腰を掴み、天井に臀部を突き出すようにさせる。
「ひっ・・・・・・・」
逃げたかったのに、体にのしかかった重みのせいで逃げられなかった夜神は、皇帝からの重みがなくなった事ですぐに逃げようとしたが叶わず、それどころか、臀部を突き出すような格好に短い悲鳴をあげる。
手が藻掻き、絨毯に爪を立てる。けど、その行為に何が意味があるのか分からない。
腰を掴むと力が強すぎて、ちっとも前に進まない。逃げられない。
ルードヴィッヒは夜神の意味のない行為を笑いながら、ガーダーベルトとお揃いのショーツを引き抜いていく。
「凪ちゃん?嫌がっているのにしっかりと濡れているね?」
違う!色の牙で感覚も何もかも昂られ、そして、体が防衛反応の為に濡らしているんだ!
自分が傷付かないように、少しでも痛みを軽減するように・・・
「これなら十分・・・・・だねっっ!!」
「い!!っッ━━━━━ぅ゛!!」
濡れていると言っても、普段のように滴るほど濡れているわけでもなく、ましてルードヴィッヒの肉茎は夜神の蜜を纏うわけでも、滑りを良くする潤滑油を塗ってもいない、乾いた状態の肉茎を蜜口にいきなり深々と埋め込んだのだ。
悲痛な悲鳴を出して、掻き毟っていた絨毯に爪を立てて痛みを逃がす。
いつも、自分本位で夜神を拘束して、組み敷しているルードヴィッヒだが、ここまで酷く、強姦のような真似事は普段はない。
乾いた肉茎が無理矢理、十分に潤っていない隘路を掻き分けていく。そして、奥深くの子宮口に丸みを帯びた亀頭を打ち付ける。
そして、後退して、再び打ち付ける。それを何度も繰り返す。
すると、肉茎は蜜を纏っていき、蜜を生み出す泉は体を守る為にさらなる蜜を生み続ける。
ニチャ、ヌチュと、ぬるついた水音が二人の繫がりから聞こえてくる。
滑りは良くなって痛みを与えるどころか、快感を与えているはずなのに、夜神はいまだに苦悶の表情を浮かべ、額には脂汗を滲ませ、赤い瞳には涙が零れ落ちそうだった。
最初に無理矢理、肉茎が夜神の隘路に侵入した時の痛みがいまだに残っている。
雁首が擦るたびに快楽と痛みが同時に襲う。
「っ~~ゃ!あ、やめ・・・・てぇ!」
「痛かったかな?ごめんね、凪ちゃん。けど、凪ちゃんの世界で色々と起こっていることだから、凪ちゃんが責任をとってくれないとね?」
意味が分からなかった。どうして、人間の世界で起こった事を責任をとらないといけないのか。
吸血鬼達が勝手にしたこと。そして、そちらの都合なのに、なぜ、私が責任をとって皇帝に強姦紛いの行為を受け入れないといけないのか。
批難の声を出したかったのに、出てくる声は悲鳴と喘ぎの声。まともな言葉を出す事など出来なかった。
「ほらぁ・・・・・滑りも良くなってきた。後は只々、私を受け入れ続ければ!いいのさっ!!」
一際強く、子宮口に肉茎を打ち付ける。バチュン!と、肌と肌が音をたてて打つかる。
「ぁぁあ!」
痛い・・・・いつまで?早く、早くやめて欲しい・・・・助けて・・・・・
発狂しそうだった。いつまでこの苦痛が終わるのか、見通しが出来なくて、痛くて、辛くて、けど、逃げたいのに逃げられないジレンマで可笑しくなりそうだった。
「楽しもう?凪ちゃん?」
その声は、その言葉は狂乱の宴の始まりの合図だったのかもしれない。
「ぐぅ゛ぅ゛・・・・・・・」
ギリギリと首を絞められる。息ができなくて、苦しくて、何とかして酸素を取り込もうとする為に、首を絞めている皇帝の手首を掴み、剥がそうと力を入れるが意味がない。
ルードヴィッヒは夜神の首を絞めながら、肉壁を雁首でざりざりと削りながら挿出する。
息が出来ないせいか、全身に力が入る。下腹部がピクピクと痙攣して、それと連動しているのか、ルードヴィッヒの肉茎も痙攣しているように肉壁が喰み続ける。
「知ってるかい?凪ちゃんの首を絞めるたびに、私を喰らい離さないんだよ?ギュウギュウに締め付ける。苦しくても私を求める浅ましい姿は最高だね。ご要望通り、沢山あげるからね?」
ルードヴィッヒの残酷な言葉に慄いたが、息の出来ない事のほうが苦しくて、辛い。
早く、早く、早く、早くこの手を退かして!
息をさせて!苦しい・・・・苦しいの!
霞む意識のなかで、夜神はひたすらに解放される事を祈った。
首を絞める手が解放することを
屈辱的な行為から解放されることを
皇帝から解放されることを
祈った。祈るしかなかったから。けど、その祈りはいつ聞き届けてくれるのか分からなかった。
ほぼほぼ、横向きの体勢で片足だけ持ち上げられ、もう片方の太腿に跨ったルードヴィッヒは持ち上げた足を自分の体にくっつける。
松葉崩しの体勢になった状態で、夜神はルードヴィッヒの熱杭を受け入れていた。
全身、噛み跡が残り、所々乾いた血が肌に張り付いている。
首は締められた跡が生々しく残る。
頬も赤くなっていて、口の端は薄っすらと血の跡が残る。
ルードヴィッヒに悪態をついた時と、一度気絶した時、後は気まぐれなのか頬を何度か叩かれた。
「あ・・・・やぁぁ、ゆる・・・あぁっ!ゆるしてぇ・・・・」
いつの間にか切り裂かれたスカートを握りしめて、夜神は懇願した。
「そろそろ私も満足したから終わろうか。ありがとうね、凪ちゃん。凪ちゃんが沢山泣いて、喘いで幾度に苛々が落ち着いてきたよ」
乾いた笑いをしながらも、ルードヴィッヒは腰を動かし、夜神の熱い肉壁を、同じく熱く猛った楔を埋め込んでいく。
壁側を擦られ、いつもとは違う刺激に、背中が仰け反る。
「うぅ・・・・」
ゾワゾワとしてくる。逃げたいのに、足を掴まれ、乗り上げられ、自由に出来ない。
既に数度ルードヴィッヒが放った白濁が、肉茎によって掻き出され二人の間を汚していく。
ルードヴィッヒが小刻みに腰を動かしていく。先端が何度も子宮口を打ち付け、雁首が壁を削る。その度に甘い快楽が生まれて、全身を支配する。
痺れに反射するように背中が仰け反り始める。
「あ、あぁぁ、も、う・・・」
再び、頭が白くなり始める。耳もキィ━━ンと、耳鳴りがしてくる。
「いいよ。一緒にイこうか・・・・中に沢山注いであげようね?っぅ・・・・はぁ!」
ルードヴィッヒの迫った声が聞こえてくる。けど、それも、耳鳴りにかき消されて僅かにしか聞こえない。
これで最後だ。と、語るように腰を動かす早さが、肌同士が打つかる音の間隔狭まる。
「っあ、あ、だ、めぇ━━━・・・・・い゛!!」
ルードヴィッヒの指が赤く熟した蜜粒を潰す。そのせいで、中の熱杭を更に締め付けてしまう。
猛った熱杭の硬さを更に感じてしまう。
けど、それ以上に感じてしまうのは・・・・・
「だめっ!だめっ!そぉ、こ・・・ああぁぁぁ!」
「私を咥え込みながら、ここを弄られるのは好きだったね。ほら、また、食べた・・・・貪欲で欲しがりな凪ちゃんにあげようね・・・・・くぅぅ!!」
「ぁぁああぁぁ━━━━━━━━」
熱杭が膨らんで、白濁をもう一度注ぎ込む。全てを残す事なく注ぐため数度腰を動かして、泥濘から引き抜いていく。
すでに霞んでいた頭の中で、何かが瞬く。その瞬間に脊髄に雷が落ちたような衝撃が全身を駆け巡る。
掴まれ、乗り上げられた足の爪先は丸くなり、ビクビクと震える。
仰け反ったまま一瞬、固まったように動かなかったが、すぐに弛緩して、痙攣し始める。
それと同時に意識が混濁仕始める。疲れたのか、何も考えたくないのか、この屈辱的行為から目を逸らしたいのか、段々と意識がなくなる。
「あぁ、おやすみ凪ちゃん」
夜神の様子に気がついたルードヴィッヒは、眠りかけの赤い目を手のひらで覆い隠す。
すると、カクッと、全ての力が抜け落ちていく。
手のひらで暗くなった視界に安堵したのか、意識を繋ぎ止めることをやめた。
だって、早く目を反らしたかった
こんな、苦しい、恐ろしい状況から逃げたかった
いつの間にこんなに逃げることが当たり前になったのか・・・・・
夜神は意識をなくしながらも、自分の弱い心を呪ってしまった。
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ルードヴィッヒは基本、自分中心で事を進めますが、今回はほぼ、無理矢理でお構いなしです。
相当、苛々していたんですね。けど、それをそんな形でぶつけるのは少々・・・・・
大佐も可哀想に。本人何も(?多分)してないのにね・・・・・
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