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三日後の休みの日、庵と宿舎の前で待ち合わせをする。
あのとき、なぜだか先生の事を話したいと思ってしまってからの発言だったが、庵君は「命の恩人」と言って私の提案を受け入れてくれた。
軍大学に入学出来るのはスカウトされるか、家系的に軍族だった場合しか入学出来ない。スカウトも能力的な事もあれば、大事な人を吸血鬼によって亡くしてしまった人間にスカウトされる事もある。
どちらかと言えば後者のスカウトが多い。
庵君も大切な人を亡くして入学したのだろう。
命の恩人と言っていたので本人も怪我をしたのかもしれない。
それにしても先生は不思議な縁を繋いでくれる。
既に居ない恩師でもあり、義理の父親でもある夜神嵐山大佐を懐かしく思い、空を見る。今日は青空でいい天気だ。
夜神が空を仰いでいると知っている声と、それ以外の複数人の声が聞こえてきて「何事?」と夜神はその声のする方を見ると、庵君とそれ以外の軍服を着て「学生」の腕章をしている複数人を見てますます分からなくなった。
なんで学生達がいるんだろう?なんか凄い興奮してるけど大丈夫かしら?そもそもなんで学生達が居るんだろう?
休みは学生達によってバラバラなので、休みの者も居れば、学ぶため教育係に指導を受ける人もいる。その為、複数人は軍服姿の人間で、他は私服姿の人間だ。
訳が分からないので、庵君の顔を見るとなぜだか赤い顔して俯いているのがとても気になる。具合が悪いのだろうか?ならば今日は無理をさせてはいけない。
墓参りなど行こうと思えばいつでも行ける。夜神は心配気味に庵に尋ねる
「顔が赤いけど大丈夫?体調が悪いなら無理に行かなくてもいいんだよ」
「違います!!体調は凄くいいです。なんかいつもと違うのでびっくりしただけです!」
いつもと違う?服装の事かな?流石に軍服で街の中を歩く訳にはいかないので、今日は私服でいる。
夜神は顔はいいのに、服装については無頓着気味で、ジャージかトレーナーとGパンがあれば事足りると思っている。
それを見ていた式部達は「このままではいけない!!」と親衛隊なるものを結成させ、夜神に服装のレクチャーをしている。
だか、本人はまったくもって興味がないので、しびれを切らした親衛隊隊長と総長によって私服の制服化をさせていた。
セットを作りこれを着なさい!と厳命されている。
着なければ、とんでとないことになるので、素直に聞いているところがある。
セットから取ればいいだけなので、夜神も実はこのシステムを重宝し気に入っている。
初夏になるので白のブラウスとベージュのパンツにミントカラーの薄手のロングカーディガンを着ている。
靴は坂道を歩くのでベージュカラーのシューズで全体にスッキリとまとめている。制服化されたものの一つだ。
髪は何かあるといけないので、いつもはポニーテールにしているが、今日は下ろしているだけだ。
普段と違う服装と髪型は庵とその学生達に、衝撃をあたえていた。
庵が今度の休みに夜神中佐と出かけると聞いた、ルームメイトはまたたく間に他の学生に情報を共有し、是非ともその姿を拝見しなくては!!
と、なり庵に付いてきているのだ。
だか、思った以上の破壊力のため、思考が停止してしまっていた。
いつもの凛とした軍服姿もいいが、今日のように明るいカラーでスッキリとまとめて、髪も下ろしているのは至福である。と学生達は思ってしまった。
庵!!羨ましい!!クソー!と、付いてきた学生達は思ってしまった。
庵もいつもと違う雰囲気でびっくりとドキドキが混じってしまい、まともに顔が見れなかった。
今からこの人と出かけるのか・・・・色々大丈夫だろうか?庵は何故か、自分の安否確認をしてしまっていた。
あのとき、なぜだか先生の事を話したいと思ってしまってからの発言だったが、庵君は「命の恩人」と言って私の提案を受け入れてくれた。
軍大学に入学出来るのはスカウトされるか、家系的に軍族だった場合しか入学出来ない。スカウトも能力的な事もあれば、大事な人を吸血鬼によって亡くしてしまった人間にスカウトされる事もある。
どちらかと言えば後者のスカウトが多い。
庵君も大切な人を亡くして入学したのだろう。
命の恩人と言っていたので本人も怪我をしたのかもしれない。
それにしても先生は不思議な縁を繋いでくれる。
既に居ない恩師でもあり、義理の父親でもある夜神嵐山大佐を懐かしく思い、空を見る。今日は青空でいい天気だ。
夜神が空を仰いでいると知っている声と、それ以外の複数人の声が聞こえてきて「何事?」と夜神はその声のする方を見ると、庵君とそれ以外の軍服を着て「学生」の腕章をしている複数人を見てますます分からなくなった。
なんで学生達がいるんだろう?なんか凄い興奮してるけど大丈夫かしら?そもそもなんで学生達が居るんだろう?
休みは学生達によってバラバラなので、休みの者も居れば、学ぶため教育係に指導を受ける人もいる。その為、複数人は軍服姿の人間で、他は私服姿の人間だ。
訳が分からないので、庵君の顔を見るとなぜだか赤い顔して俯いているのがとても気になる。具合が悪いのだろうか?ならば今日は無理をさせてはいけない。
墓参りなど行こうと思えばいつでも行ける。夜神は心配気味に庵に尋ねる
「顔が赤いけど大丈夫?体調が悪いなら無理に行かなくてもいいんだよ」
「違います!!体調は凄くいいです。なんかいつもと違うのでびっくりしただけです!」
いつもと違う?服装の事かな?流石に軍服で街の中を歩く訳にはいかないので、今日は私服でいる。
夜神は顔はいいのに、服装については無頓着気味で、ジャージかトレーナーとGパンがあれば事足りると思っている。
それを見ていた式部達は「このままではいけない!!」と親衛隊なるものを結成させ、夜神に服装のレクチャーをしている。
だか、本人はまったくもって興味がないので、しびれを切らした親衛隊隊長と総長によって私服の制服化をさせていた。
セットを作りこれを着なさい!と厳命されている。
着なければ、とんでとないことになるので、素直に聞いているところがある。
セットから取ればいいだけなので、夜神も実はこのシステムを重宝し気に入っている。
初夏になるので白のブラウスとベージュのパンツにミントカラーの薄手のロングカーディガンを着ている。
靴は坂道を歩くのでベージュカラーのシューズで全体にスッキリとまとめている。制服化されたものの一つだ。
髪は何かあるといけないので、いつもはポニーテールにしているが、今日は下ろしているだけだ。
普段と違う服装と髪型は庵とその学生達に、衝撃をあたえていた。
庵が今度の休みに夜神中佐と出かけると聞いた、ルームメイトはまたたく間に他の学生に情報を共有し、是非ともその姿を拝見しなくては!!
と、なり庵に付いてきているのだ。
だか、思った以上の破壊力のため、思考が停止してしまっていた。
いつもの凛とした軍服姿もいいが、今日のように明るいカラーでスッキリとまとめて、髪も下ろしているのは至福である。と学生達は思ってしまった。
庵!!羨ましい!!クソー!と、付いてきた学生達は思ってしまった。
庵もいつもと違う雰囲気でびっくりとドキドキが混じってしまい、まともに顔が見れなかった。
今からこの人と出かけるのか・・・・色々大丈夫だろうか?庵は何故か、自分の安否確認をしてしまっていた。
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