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9.お誕生日(前編)
「ねえまさとさん!お誕生日はいつなの?」
「なんですかいきなり。」
「誕生日占いやりたいの!性格や相性のいい相手が分かるのよ!」
「へぇー。すごいな。今はそんなことも分かるのか。」
只今の時刻は午前10時。最近渡辺兄妹のおかげで規則正しい生活になってしまっている。いつもならまだ寝てる時間なのに...俺がおかしいのかな?
今はともみと話しているところだ。こないだ敬語とさん付けをやめろと怒られたのでそうしている。別に深い意味は無い。
「誕生日...いつだったかな。保険証見れば...」
「えー?!覚えてないの?!1年に1度のビッグイベントじゃない!」
「日常とそんなに変わらないじゃないか。」
俺は早くに親を亡くしているため孤児院で育った。だがあまり居心地は良くなかった記憶だ。誕生日を祝うなんてもう十数年やってない。
「お!あったあった。えっと誕生日は...?!」
「もう!早く教えてよ!ちょっと貸して!」
そう言ってともみは俺の保健証を奪い取る。どれどれと確認され、みるみるうちに顔色が変わっていった。
「12月26日...って?!今日じゃない?!」
そういえばクリスマスケーキと誕生日ケーキ一緒だった気がする。懐かしいなぁ、ケーキの上にサンタと雪だるまとハッピーバースデーのチョコプレートが乗っていて、訳が分からなくなってたっけ。お母さんと笑いながら食べたな。
「占ってる場合じゃないわまさとさん!盛大にお祝いしなきゃ!はっ、お兄ちゃんにも伝えてくるわね!!!」
「え?急に?今から?!」
こうして突如、俺の誕生日会が行われることとなった。開催は明日、27日に行うらしい。一体どんな豪勢な誕生日会を開くというのだ。プレゼント...くれるのかな。絶対高い物を買う気がする。どんな顔して受け取ればいいんだ。一般人には荷が重いものだったらどうしよう。
でも、うん。祝われるのは、なんというか...
むず痒いな...。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
~渡辺慶次side~
今日はまさとさんの誕生日。マジで知らなかった自分に腹が立つ。もっと早く知る術はあったはずだろう?!悔しすぎる。まさとさんの誕生日を聞くというイベントをともみに取られてしまったのも悔しい。それにプレゼントはどうしようか。無難なものはいやだ。まさとさんがちゃんと喜んでくれるものをあげたい。うーんと悩んでいると、勢いよくドアが開いた。
「まさとさんの誕生日プレゼントどうしましょう?!お兄ちゃんどうしましょう?!?!」
「落ち着けともみ。僕も今悩んでいたところだ。共に考えよう。」
「ソウイエバ、マサト様ハカワイイ物ガ好キナヨウデスネ」
「「ジョニー!!!」」
突然会話に入ってきたのは専属医のジョニーだ。まだ日本語はたどたどしいが頼れるやつだ。
「詳しく聞かせろジョニー。まさとさんは可愛いものが好きなのだな?!」
「ハイ!コチラニ荷物ヲ運ブ時、closetノ奥!ぬいぐるみガアリマシタ。デモヨレヨレ。」
「なら!ぬいぐるみをプレゼントするのはどうですか?宝石をあしらったキラキラで可愛い感じの!」
「うーん。」
ぬいぐるみか...。もしその大事なぬいぐるみを隠していたのなら、ぬいぐるみをプレゼントするのはデリカシーにかけるな。なんで知ってるんだと信用をなくしてしまいかねない。だとしたら可愛いものだが...うーん。何をプレゼントしても苦笑するまさとさんが浮かぶ。どうしたものか...あっ、
「はっ、ともみ!ジョニー!いいこと思いついた!ケーキを僕たちでつくるんだよ!とびきり美味しくて可愛いやつ!」
「それいいわね!まさとさん痩せすぎだしちょうどいいわ!!!」
「僕cakeダイスキ!」
というわけで、まさとさんの誕生日プレゼントはケーキになった。
「なんですかいきなり。」
「誕生日占いやりたいの!性格や相性のいい相手が分かるのよ!」
「へぇー。すごいな。今はそんなことも分かるのか。」
只今の時刻は午前10時。最近渡辺兄妹のおかげで規則正しい生活になってしまっている。いつもならまだ寝てる時間なのに...俺がおかしいのかな?
今はともみと話しているところだ。こないだ敬語とさん付けをやめろと怒られたのでそうしている。別に深い意味は無い。
「誕生日...いつだったかな。保険証見れば...」
「えー?!覚えてないの?!1年に1度のビッグイベントじゃない!」
「日常とそんなに変わらないじゃないか。」
俺は早くに親を亡くしているため孤児院で育った。だがあまり居心地は良くなかった記憶だ。誕生日を祝うなんてもう十数年やってない。
「お!あったあった。えっと誕生日は...?!」
「もう!早く教えてよ!ちょっと貸して!」
そう言ってともみは俺の保健証を奪い取る。どれどれと確認され、みるみるうちに顔色が変わっていった。
「12月26日...って?!今日じゃない?!」
そういえばクリスマスケーキと誕生日ケーキ一緒だった気がする。懐かしいなぁ、ケーキの上にサンタと雪だるまとハッピーバースデーのチョコプレートが乗っていて、訳が分からなくなってたっけ。お母さんと笑いながら食べたな。
「占ってる場合じゃないわまさとさん!盛大にお祝いしなきゃ!はっ、お兄ちゃんにも伝えてくるわね!!!」
「え?急に?今から?!」
こうして突如、俺の誕生日会が行われることとなった。開催は明日、27日に行うらしい。一体どんな豪勢な誕生日会を開くというのだ。プレゼント...くれるのかな。絶対高い物を買う気がする。どんな顔して受け取ればいいんだ。一般人には荷が重いものだったらどうしよう。
でも、うん。祝われるのは、なんというか...
むず痒いな...。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
~渡辺慶次side~
今日はまさとさんの誕生日。マジで知らなかった自分に腹が立つ。もっと早く知る術はあったはずだろう?!悔しすぎる。まさとさんの誕生日を聞くというイベントをともみに取られてしまったのも悔しい。それにプレゼントはどうしようか。無難なものはいやだ。まさとさんがちゃんと喜んでくれるものをあげたい。うーんと悩んでいると、勢いよくドアが開いた。
「まさとさんの誕生日プレゼントどうしましょう?!お兄ちゃんどうしましょう?!?!」
「落ち着けともみ。僕も今悩んでいたところだ。共に考えよう。」
「ソウイエバ、マサト様ハカワイイ物ガ好キナヨウデスネ」
「「ジョニー!!!」」
突然会話に入ってきたのは専属医のジョニーだ。まだ日本語はたどたどしいが頼れるやつだ。
「詳しく聞かせろジョニー。まさとさんは可愛いものが好きなのだな?!」
「ハイ!コチラニ荷物ヲ運ブ時、closetノ奥!ぬいぐるみガアリマシタ。デモヨレヨレ。」
「なら!ぬいぐるみをプレゼントするのはどうですか?宝石をあしらったキラキラで可愛い感じの!」
「うーん。」
ぬいぐるみか...。もしその大事なぬいぐるみを隠していたのなら、ぬいぐるみをプレゼントするのはデリカシーにかけるな。なんで知ってるんだと信用をなくしてしまいかねない。だとしたら可愛いものだが...うーん。何をプレゼントしても苦笑するまさとさんが浮かぶ。どうしたものか...あっ、
「はっ、ともみ!ジョニー!いいこと思いついた!ケーキを僕たちでつくるんだよ!とびきり美味しくて可愛いやつ!」
「それいいわね!まさとさん痩せすぎだしちょうどいいわ!!!」
「僕cakeダイスキ!」
というわけで、まさとさんの誕生日プレゼントはケーキになった。
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