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再教育の悦び 前編
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あの夜以来、俺は変わってしまった。
巨大な女兵――シエラの腕にねじ伏せられ、喘ぎながら果てたあの瞬間。屈辱と快感が混ざり合ったあの記憶が、未だに皮膚の奥に残っている。
逃げられなかった。
否、逃げようとする気力さえ、潰された。
それでも俺は、まだ男でいたいと思っていた。
そんな俺に、新たな通知が届く。
> 「身体適応補助官変更:エルナ・ルークスに任命」
また女か、と内心で毒づくが、ふと周囲の男たちが妙な視線を寄越してくることに気づいた。
何人かは羨望を、何人かは哀れみを、そして何人かは……嫉妬を。
それが何を意味するかも知らず、俺は指定された一室へと向かった。
部屋の扉が開き、ふんわりとした花の香りと共に、彼女は現れた。
エルナ・ルークス。
長いウェーブがかかった栗色の髪。豊満な胸をゆったりと包む薄手の上着。曲線を誇示するような腰つきと、なにより――その表情。
微笑み。
冷たさも、支配欲もない。
ただ、包み込むような、あたたかさ。
「はじめまして、アキラくん。……緊張してるの?」
その一言だけで、心が一瞬、緩んだ気がした。
* * *
「脱いで、ベッドに横になってくれる?」
エルナはそう言って、俺の目の前にしゃがみこんだ。
拒否する理由が見つからなかった。警戒心はある。だが、リゼのように冷たくもなく、シエラのように圧倒的でもない。
彼女は、ただ優しい。
「まずは、ほぐしてあげるね。……疲れてるでしょ?」
彼女の手が、俺の背中に触れた。
あたたかい。
指先の圧は的確で、軍人時代に何度も受けたマッサージよりも遥かに上手かった。
首筋、肩甲骨、背骨の両脇、そして――腰。
「ん……力、抜いて。もっと、楽に……」
甘い声が、耳に落ちる。
緊張していた身体が、自然とほどけていく。
エルナの手は、じわじわと下へ降りていった。
尻の付け根をなぞりながら、指先が内腿へと滑り込む。
「……あっ」
思わず声が漏れた。
「ふふ、くすぐったかった? ……でも、ここも大事なほぐしポイントなの」
指が、陰嚢の裏側をやさしく撫でる。
くすぐるように、慈しむように。
――違う。これは、マッサージなんかじゃない。
「……エルナ、お前……これは……」
「んー? わたし、何もしてないよ?」
言葉と裏腹に、指は睾丸を包み、竿の根元へと移動する。
「アキラくん、気持ちよくなるの、好き?」
耳元で囁かれるその声音は、まるで恋人のように甘かった。
「我慢しなくていいよ。ここでは、気持ちよくなることが正しいの。ね……?」
その言葉と共に、エルナの手がゆっくりと竿を包み、上下に動き始める。
ぬるり、ぬめり。
掌に塗られたオイルが、滑らかな摩擦と熱を生んだ。
「ふぁっ、く……う、ああ……っ!」
「ほら、上手だね。……がんばって我慢してたんだね、えらいえらい」
その手が、俺の裏筋を撫で、先端に巻きつく。
乳首への指先が加わり、同時に唇が首筋に触れる。
「イってもいいよ。わたしは、あなたの全部受け止めてあげるから……」
快感と、安心感。
シエラの力でも、リゼの技でも得られなかった、幸福な絶頂。
「エルナ……エルナ……っ、あ、あああッ!!」
腰が勝手に跳ね、腹筋が引きつり、脳が白く染まった。
すべてが抜け落ちるような、心地よい終わりだった。
そして――終わったばかりの俺の耳に、彼女の囁きが降りてきた。
「ねぇ、もっとして欲しいって、言ってごらん……?
言えたら、いっぱい可愛がってあげる」
俺の口が、勝手に動いた。
「……して……ください……」
その瞬間、彼女の微笑みが、檻の扉を閉じる音のように聞こえた。
巨大な女兵――シエラの腕にねじ伏せられ、喘ぎながら果てたあの瞬間。屈辱と快感が混ざり合ったあの記憶が、未だに皮膚の奥に残っている。
逃げられなかった。
否、逃げようとする気力さえ、潰された。
それでも俺は、まだ男でいたいと思っていた。
そんな俺に、新たな通知が届く。
> 「身体適応補助官変更:エルナ・ルークスに任命」
また女か、と内心で毒づくが、ふと周囲の男たちが妙な視線を寄越してくることに気づいた。
何人かは羨望を、何人かは哀れみを、そして何人かは……嫉妬を。
それが何を意味するかも知らず、俺は指定された一室へと向かった。
部屋の扉が開き、ふんわりとした花の香りと共に、彼女は現れた。
エルナ・ルークス。
長いウェーブがかかった栗色の髪。豊満な胸をゆったりと包む薄手の上着。曲線を誇示するような腰つきと、なにより――その表情。
微笑み。
冷たさも、支配欲もない。
ただ、包み込むような、あたたかさ。
「はじめまして、アキラくん。……緊張してるの?」
その一言だけで、心が一瞬、緩んだ気がした。
* * *
「脱いで、ベッドに横になってくれる?」
エルナはそう言って、俺の目の前にしゃがみこんだ。
拒否する理由が見つからなかった。警戒心はある。だが、リゼのように冷たくもなく、シエラのように圧倒的でもない。
彼女は、ただ優しい。
「まずは、ほぐしてあげるね。……疲れてるでしょ?」
彼女の手が、俺の背中に触れた。
あたたかい。
指先の圧は的確で、軍人時代に何度も受けたマッサージよりも遥かに上手かった。
首筋、肩甲骨、背骨の両脇、そして――腰。
「ん……力、抜いて。もっと、楽に……」
甘い声が、耳に落ちる。
緊張していた身体が、自然とほどけていく。
エルナの手は、じわじわと下へ降りていった。
尻の付け根をなぞりながら、指先が内腿へと滑り込む。
「……あっ」
思わず声が漏れた。
「ふふ、くすぐったかった? ……でも、ここも大事なほぐしポイントなの」
指が、陰嚢の裏側をやさしく撫でる。
くすぐるように、慈しむように。
――違う。これは、マッサージなんかじゃない。
「……エルナ、お前……これは……」
「んー? わたし、何もしてないよ?」
言葉と裏腹に、指は睾丸を包み、竿の根元へと移動する。
「アキラくん、気持ちよくなるの、好き?」
耳元で囁かれるその声音は、まるで恋人のように甘かった。
「我慢しなくていいよ。ここでは、気持ちよくなることが正しいの。ね……?」
その言葉と共に、エルナの手がゆっくりと竿を包み、上下に動き始める。
ぬるり、ぬめり。
掌に塗られたオイルが、滑らかな摩擦と熱を生んだ。
「ふぁっ、く……う、ああ……っ!」
「ほら、上手だね。……がんばって我慢してたんだね、えらいえらい」
その手が、俺の裏筋を撫で、先端に巻きつく。
乳首への指先が加わり、同時に唇が首筋に触れる。
「イってもいいよ。わたしは、あなたの全部受け止めてあげるから……」
快感と、安心感。
シエラの力でも、リゼの技でも得られなかった、幸福な絶頂。
「エルナ……エルナ……っ、あ、あああッ!!」
腰が勝手に跳ね、腹筋が引きつり、脳が白く染まった。
すべてが抜け落ちるような、心地よい終わりだった。
そして――終わったばかりの俺の耳に、彼女の囁きが降りてきた。
「ねぇ、もっとして欲しいって、言ってごらん……?
言えたら、いっぱい可愛がってあげる」
俺の口が、勝手に動いた。
「……して……ください……」
その瞬間、彼女の微笑みが、檻の扉を閉じる音のように聞こえた。
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