専属契約 ~俺はおまえの愛玩奴隷~

黒巻雷鳴

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chapter.01

無抵抗な意思

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 窮屈で苦しかった航の股間が楽になる。
 葛城がさすりながら器用にファスナーを下ろし、手早く下着の前開きから膨張したペニスを抜き取ったのだ。

「あっ!……ううっ」

 直接性器をしごかれ、思わず情けない声を漏らす。尿道口からは透明な体液が止めどなく滴り落ち、ブロンズ色の指の動きに合わせて淫猥な旋律を奏でる手助けをしていた。

「ここも色白なんだね。カッコいいのに女遊びをしていない証拠かな」

 肩を抱いたままの葛城が耳元でそう甘くささやいた直後、ピンクに染まった小振りな耳朶を舐めしゃぶる。
 新たに加わった舌の音色に酔いしれる航は、さらなる快楽の深みへと沈んだ。
 セックス経験は人並み程度にはあるものの、これほどの愛撫を受けた経験はない。葛城のテクニックは同性だからこそ的確で、年上だからこそ熟練されているのだろうか。すぐ目の前の引き戸がひらかれれば誰かに見られてしまう緊張感と羞恥心、未体験の刺激と葛城の体温が肉体を蝕む。
 航は朦朧とする意識を引き留めるのがやっとで、抵抗する意思は完全に消え失せてしまっていた。

「イッちゃいそう? パンパンに膨らんできてるよ、ほら見てごらん」

 強く閉じていたまぶたを開き、視線を下に向けてみる。
 白く泡立つペニスを握る人差し指の先が、愛しそうに小さな円をえがいて亀頭を撫でまわしていた。

「ねえ、そろそろ俺も気持ちよくしてよ」

 精液まみれの手を呆気なく退け、今度は自ら股間のファスナーを下ろしたかと思えば、浅黒い陰茎を見せつけるようにしてゆっくりと摘まみ出す。葛城のそれは、まだ勃起してはいなかった。

「頬っぺたが赤いよ。喉が渇いてるんじゃない? ほら、水分補給」

 差し出された紅茶梅酒のカクテルをほとんど一気に飲み干す。氷が溶けかかった上澄みの下は、とても濃く感じられて苦さと甘味が混在していた。

「はじめは手でいいからさ。俺がしてあげたみたく、やってごらん」

 頬が熱い。
 頭もふらつき、ズキズキする。
 アルコールが効いてくるにはまだ早い。原因はきっと、隣のこの男だ。
 気がつけば航は、葛城のやわらかなペニスを大事そうに握り締めていた。

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