25 / 36
chapter.02
夜会前の下準備
しおりを挟む
夕闇が空を、森を、湖を、群青色へと蝕むように染めてゆく。
そんな光景を窓越しに両手を着いて眺めながら、全裸の航は背後から突かれていた。
堤はスーツ姿のまま、スタッカートでピストン運動を絶え間なく続ける。その近くでは、会長が車椅子から男たちの性交を注意深く見つめていた。
灯りの点いたこの部屋は、カーテンがすべてひらかれている。
この屋敷の広大な庭に人影を見ることはない。
だからこその大胆な行動であると、航は信じたかった。
「どうだ航? 堤にはもう慣れたか? コイツは一流の竿師だからよぉ、俺が許可するまでは絶対に果てないぜ。まるで昔の自分を見ているようなタフさだよ」
主人が命ずるまで射精はしない。
堤はまさに、機械のような男だった。
「うっ、クッ……ああっ!」
「よしよし、今日もいい鳴き声だ。尻穴もよくほぐしてもらえよ。おまえの為にもなるんだからな」
すぐそばに居るはずの会長の声が遠くに聞こえる。
無理もない。堤の長大なペニスをかれこれ一時間は抜かずにくわえ込んでいるのだから──。
「よし、止まれ」
飼い犬に命ずるようにして堤の動きをやめさせると、三十秒ほどしてからまた始めるように命令する。それらをただひたすらに繰り返していた。
これは、夜会の準備だった。
来賓に失礼がないよう、事前にこうして通りと感度を良くするのが礼儀だそうだ。
「始めろ」
ピストン運動が再開された直後、部屋の扉がノックされてひらかれる。
「失礼します」
軽く会釈をしてから入室した谷村が会長の傍らに立ち、航の恥態を横目に耳元でささやく。
「拝島様が御出になりましたが、いかがなさいますか?」
「ああっ? あの野郎、もう来やがったのか? ったく、てめぇの夜会は時間厳守だとかぬかしやがるくせによぉ!」
想定外の到着に、不機嫌になった会長は舌打ちをしてから虚空を仰ぎ、なにやら考え事を始めた。
「もういい、やめろ!」
突然、堤の背中に怒鳴り声で命令を下す会長。
堤も無言でそれに応え、怒張するペニスを素早く抜き取る。
丸く穴が開いたままの肛門からは、汁だくのローションが絨毯の床にまで滴り落ちて透明な染みをつくった。
そんな光景を窓越しに両手を着いて眺めながら、全裸の航は背後から突かれていた。
堤はスーツ姿のまま、スタッカートでピストン運動を絶え間なく続ける。その近くでは、会長が車椅子から男たちの性交を注意深く見つめていた。
灯りの点いたこの部屋は、カーテンがすべてひらかれている。
この屋敷の広大な庭に人影を見ることはない。
だからこその大胆な行動であると、航は信じたかった。
「どうだ航? 堤にはもう慣れたか? コイツは一流の竿師だからよぉ、俺が許可するまでは絶対に果てないぜ。まるで昔の自分を見ているようなタフさだよ」
主人が命ずるまで射精はしない。
堤はまさに、機械のような男だった。
「うっ、クッ……ああっ!」
「よしよし、今日もいい鳴き声だ。尻穴もよくほぐしてもらえよ。おまえの為にもなるんだからな」
すぐそばに居るはずの会長の声が遠くに聞こえる。
無理もない。堤の長大なペニスをかれこれ一時間は抜かずにくわえ込んでいるのだから──。
「よし、止まれ」
飼い犬に命ずるようにして堤の動きをやめさせると、三十秒ほどしてからまた始めるように命令する。それらをただひたすらに繰り返していた。
これは、夜会の準備だった。
来賓に失礼がないよう、事前にこうして通りと感度を良くするのが礼儀だそうだ。
「始めろ」
ピストン運動が再開された直後、部屋の扉がノックされてひらかれる。
「失礼します」
軽く会釈をしてから入室した谷村が会長の傍らに立ち、航の恥態を横目に耳元でささやく。
「拝島様が御出になりましたが、いかがなさいますか?」
「ああっ? あの野郎、もう来やがったのか? ったく、てめぇの夜会は時間厳守だとかぬかしやがるくせによぉ!」
想定外の到着に、不機嫌になった会長は舌打ちをしてから虚空を仰ぎ、なにやら考え事を始めた。
「もういい、やめろ!」
突然、堤の背中に怒鳴り声で命令を下す会長。
堤も無言でそれに応え、怒張するペニスを素早く抜き取る。
丸く穴が開いたままの肛門からは、汁だくのローションが絨毯の床にまで滴り落ちて透明な染みをつくった。
20
あなたにおすすめの小説
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
[BL]憧れだった初恋相手と偶然再会したら、速攻で抱かれてしまった
ざびえる
BL
エリートリーマン×平凡リーマン
モデル事務所で
メンズモデルのマネージャーをしている牧野 亮(まきの りょう) 25才
中学時代の初恋相手
高瀬 優璃 (たかせ ゆうり)が
突然現れ、再会した初日に強引に抱かれてしまう。
昔、優璃に嫌われていたとばかり思っていた亮は優璃の本当の気持ちに気付いていき…
夏にピッタリな青春ラブストーリー💕
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる