ユカの逃走

1章

狂気

ユカ「マオ先生！どういう事よ！説明してよ！」
マオはニタァと笑みを浮かべながら言った。
マオ「この子たちはね、僕が作ったんだよ。すごいだろぉ？」
ユカ「作った？どういうこと？」
マオはニヤリと笑いながら答えた。
マオ「言葉の通りだよ。僕は人の体をいじくり回すのが得意なんだよね。だからユカちゃんを虐めた奴らの体を作ってあげたのさ。」
ユカ「そんな…….」
マオ「まぁ、本当は僕が直々に作りたかったんだけど、時間が無かったから仕方なくね。」
マオ「それにしても君たち凄いね！僕の理想通りに動いてくれたよ！」
マオは高らかに笑う。
マオ「まず最初にね、君たちを閉じ込めて拷問をしたんだ。そしたら全員発狂しちゃってね、面白かったなぁ。」
マオ「その次に実験したんだよ。人間を改造するのに成功したのは初めてだったけど、うまくいったみたいだね。」
マオ「それで次は何をしようかなと思った時、丁度いいのがあってね。それがユカちゃん。君は最高傑作なんだよ！」
ユカ「ふざけないで！誰があんたなんかに！」
私は怒りを露わにした。
マオ「そう怒らないでくれよ。これから一緒に暮らす仲間じゃないか。仲良くやっていこう。」
ユカ「嫌よ！」
マオ「うーん困ったなぁ。じゃあこうしようか。今からゲームをするんだ。それをクリア出来たら外に出られるようにしてあげる。ただし出来なかった時は..分かってるよね？」