【完結】異世界転移で、俺だけ魔法が使えない!

林檎茶

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第三章

44. 第七迷宮

「聞きたかったんだが…俺のことを『生贄』とかって言っていたらしいな。何の生贄にするつもりだったんだ?」

 竜の里へと向かう道すがら、気になっていたことをレジェードへと尋ねる。
 ただただ竜王のリングを欲していただけならば『生贄』なんて表現を使うことはないはず。
 
「え、生贄ってなんか邪竜っぽくてカッコよくないですか?」

 目を輝かせながら言うレジェード。

「・・・すまん。聞いた俺がバカだった」

 どうやら気にするだけ無駄なことだったようだ。

「見て下さいアレ!凄くないですか?」

 呆れる俺にレジェードは呑気に地上を示しながら興奮している。
 今までは地上から目立たないように出来るだけ雲上を飛んでいたが、ここは雲一つない快晴地帯。
 ここからでも地上がよく見えるのだ。
 落下しないよう慎重に身を乗り出して見えた先には…

「確かに…凄いな」

 そこには一面の花畑が広がっていた。
 赤、黄色、緑、青。
 まるで地上に虹が降り立ったかのように儚く幻想的な光景。
 人の手が加えられているようには見えない。今まで「死」や「絶望」を幾度も見てきた俺の心に、どこか穏やかな風が吹く。
 あぁ。頑張らないとな。
 不意に頬を伝う一筋の細い光。
 俺はそれをレジェードに見られないように拭い取った。


 そこからは文字通り山を越え谷を越え、一時間程度の移動を強いられた。
 レジェードはかなりのスピードを出している。もう国を跨ぐくらいの距離を進んだ。
 というか結構地上にいた人たちから注目を浴びていたが大丈夫なのか?

「見えました!あれが竜の里への入り口です!」

 俺の杞憂など露知らずレジェードはやっと着いたと一息つく。
 レジェードが入り口だと指した先にはルフェゴール大森林に負けず劣らずの樹海の中に佇む、異質な岩山が。
 その噴火口にはポッカリと大きな穴が空いており、まさかとは思ったがレジェードはそこへ向かっている。

「まさかあの穴の中に入るのか?」

「そうです!」
          
 ちょっと理解が追いついていないがまさか竜の里とやらは地下世界にでも広がっているのか?
 それともあそこに入れば別空間に飛ばされるとか?でもフォーミュラは転移陣はもうない的なことを言っていたし…

「しっかり掴まってて下さいねぇ~」

 戸惑う俺を無視してそう言ったかと思えばレジェードは頭部を地面へと向け、ほぼ垂直に穴の中へと飛び込んだ。
 心の準備などする暇なく行動に移したレジェードを恨みつつ、絶叫マシンのような浮遊感と共に多少の好奇心のような感情が湧き出てくる。
 
 この穴の奥にはどんな空間が広がっているのか、竜の里とはいったいどんな場所なのか。

 暫くして俺は異変に気づく。
 俺が掴んでいたレジェードの背中の突起がどんどん小さくなっていっているのだ。
 いや、突起どころかレジェード自体が小さくなっている。
 まさかこの穴は魔道具のような何かで、俺の体に異変が起こっていない以上、竜種のみに働く魔法がかけられているってことか?

「着きました!ここが竜の里です!」

 ようやく地面に着陸。
 今ではすっかり俺と同じくらいのサイズになってしまったレジェードの姿に驚きつつ、辺りを見回す。

 そこはもはや人間が作り上げた小都市と言えるような場所だった。

 人間と同じように整備された路上を闊歩し、談笑や商売に花咲かせる竜人たち。
 アルファーなどの竜人族とはまた違う、翼が生えた本物の竜たちが──いた。
 俺がさっき見た山の麓に広がっていた広大な樹海は何処へ?転移した様子もなかったし疑問が連なるばかりだ。

 と、ここでは異質な存在である俺に気づいた様子の竜人たちが何やら騒ぎ始めた。
 騒然としているそんな竜人たちを見て、横にいるレジェードも狼狽えた様子。
 おいおい、俺をここまで連れてきた後のプランを何も考えてなかったのかよ。
 
「皆の者、鎮まれ」

 突如、騒々しいこの場に響いたしわがれていながらも鮮明に聞こえてきた威厳ある声。
 その声と一緒に現れたのはいかにもこの里の主といった老竜の姿。

「長老!…お久しぶり…です」

 その老龍に畏まりながらもどこか申し訳なさそうに挨拶を交わすレジェード。
 へえ、やっぱりコイツが長老なのか。

「お主、レジェードじゃな?五年もの間、外の世界で何をしていたのじゃ」

「それは…亜人族領の森で大人しくしていましたよ」

「本当か?我の耳にはお主は邪竜と呼ばれるまでに凶悪な竜になったと聞いていたのじゃが」

「ご、誤解です!」

「知っておる。お主が人を傷つけるような心を持っていないことはな」

 何か試したのかは知らんがニヤリと笑ってみせる長老。それにレジェードは唖然とした様子で口を閉じる。

「…」

「それで、五年ぶりに戻ってきたかと思えば、四百年もの間行方知らずとなっていた竜王のリングを持った人間を連れてくるとは、一体どういう訳なのじゃ?」

「…そ、そうなんですよ!僕だって無駄に五年間過ごしていた訳ではありません。竜王のリングを探していたんです。それで僕を弱虫だの何だのって罵ってきたネルタやチェフェンを見返してやろうと…!」

 レジェードは平然と嘘を織り交ぜながら長老に説明する。
 その間俺に『わかってるよね?』とでも言いたげな視線を飛ばしてきたがあえて見ないふりを。

「ネルタ…チェフェンか…」

 レジェードの言葉にどこか思い出深そうに名を呟く長老。その表情はまるで今は亡き者を語るような…

「二人がどうかしたのですか?」

「死んだのじゃ。竜王の試練…第七迷宮に挑んでな」

「…死んだ?あの二人が⁉︎」

 意味がわからないといったように目を見開いて見せるレジェードからして、ネルタとチェフェンという者は相当の実力者だったのだろう。
 それはいいとして…竜王の試練、第七迷宮とはいったい。
 レジェードは黙りこくってしまったし話に割り込んでもいいだろう。

「竜王の試練ってなんだ?」

「…その前に…お主はいったい誰なのじゃ?」

「そうだな。俺はワタルだ…なんて言えばいいんだろうな?怪しい者ではない」

 冒険者だの転移者だの言ってもあまり意味はないよなー、なんて思って言葉を探したが、結局はテキトーな自己紹介になってしまった!
 それに長老は呆れたような様子だったが特に言及はしてこない。
 おそらくは周りに沢山の目があるために後で詳しく聞くことを選択したのだろう。

「…そうか。我はこの里の長老。ヴァロメじゃ」

「ヴァロメ?もしかしてヴァルムと親族か?」

 名前の響きが似ているからという安直な理由だが確信を持って問う。
 それはヴァロメがヴァルムと同様な真紅の鱗に身を包んでいたのが大きいが、その問いにヴァロメは驚いた様子だった。
 そして俺がヴァルムの名を出すと同時に再び騒めき始めた場。この里において、ヴァルムという名は少し忌々しい響きを含んでいるのかもしれない。

「立ち話はなんじゃ。移動しよう」

 そんなヴァロメの指示により俺たちは案内されるがまま、質素だが清潔感のある木造の建物の中へ。
 座敷のような部屋に入ると、中央にポツンと置かれた座布団に座るよう促される。
 部屋には俺、レジェード、ヴァロメ、それとヴァロメの世話役と思しき無口な竜人が一人だけ。
 喧騒に満ちていた先ほどまでとは打って変わって静まりきった状態で、ヴァロメは口を開いた。

「それで、ヴァルムの名を出していたが、お主はまさかヴァルムと会ってその竜王のリングを託されたのか?」

「ああ」

「いったい何処で…?」

 そう問うヴァロメは何かに縋るように見えた。まるで、憧れの有名人に会える直前の子供のような…そんな顔をしている。

「メルクリア大迷宮の最下層だ」

「メルクリア大迷宮…!?まさかあの迷宮を攻略したのか…?」

「いや、直接的に『攻略』はしてないな。転移魔法で飛ばされたんだ。最下層まで」

「転移魔法で?…それでヴァルムはまだ生きておるのか?」

「いいや…もう死んでる」

「そうか…それでその竜王のリングじゃが、我たちに譲る気はあるか?」

 死んだことを聞いて途端にがっかりしたように肩を落としているが、それほど落ち込んでいるようには見えなかった。

「まあ俺が持っててもしょうがないしな。たぶんヴァルムも里に返すことを望んで俺に託したんだろうし、これはお前に渡しとく」

 俺は腕につけていた竜王のリングを外してヴァロメの目の前に置いた。
 竜王のリングは外からの光を浴びて、装飾をキラキラと輝かせている。
 ヴァロメはそれを手に取って事細かに精査し、それが本物であるかどうかを確かめている。

「確かに伝承通りの印と宝石が刻み込まれておる。本物と見ていいじゃろうな」

「それで、いくつか聞きたいことがあるんだがいいか?」

「うむ。何なりと」

「まず初めにこの場所についてだ。あの岩山には何か魔法が施されているのか?上空から見たらこの辺り一体は森だったし、竜たちのサイズといい」

「ああ…あの山はな…原竜山げんりゅうざんと呼ばれ、巨大な魔道具の一種なのじゃ」

「やっぱりか…」

 紋章魔法アイデントスペルの性質同様、魔道具も一つにつき一つの性質の魔法しか使えない。
 この辺り一体を森のように見せかけている魔法と、レジェードや他の竜たちの大きさを変えているのはその原竜山と呼ばれる魔道具による魔法の効力なのか?
 だとしたら幻術系の魔法?
 しかしただの幻術だったら見た目が小さくなるだけで本来の体格を変えることはできないし、よくわからないな。
 巨大な幻影変化輪シェイプシフターのような効果か?

「ほう。詳しく説明するとじゃな、原竜山の魔法は『入口を通った者のみに真実を見せる』というものじゃ」

 …ん?入口を通った者のみに真実を見せる?
 
 少し意味がわからなかったが──、

「つまり、竜って本来はこのサイズだってことか⁉︎」

「その通りじゃ」

 ヴァロメに肯定され、俺の中で『竜』のイメージが崩れ落ちていく。

 要は、あの山の穴を通っていない人間はもれなく全員幻影を見ているということになる。
 竜は巨大で、この街は樹海であるという幻影が。
 そんなことありえるのか?
 むしろ逆のように思えるが。指摘してみる。

「その解釈は逆なんじゃないのか?『入口を通った者のみに偽りを見せる』だったら、竜は本来大きい生物で──」

「いいや、それだったらこの街の存在はどうなる?前者の解釈の方が、筋が通っているのだ」

「確かに…そうだな」

 通った者のみが幻影を見てるとするならば、上空で樹海は樹海ではなく街として見えていたはずだから。

「そうなのじゃ。あの穴を介さないでこの地を訪れたとして、この街もこの姿の我々すらも見ることができない。本当に、この地は我々の楽園なのじゃ」

 本当に、ここは竜の里と言うに相応しい場所らしい。

「まあ…それについてはわかった。次は第七迷宮?についてだ。この世界には俺の知る限り迷宮は六つしかない。メルクリア大迷宮、ベルフェリオ大迷宮、リレイティア大迷宮、ゼレス大迷宮、へティア大迷宮…そしてロラー大迷宮。この六つ以外に迷宮が存在するってことか?」

 王都魔剣術学校の神学の授業でも学んだ、六柱の神。
 それぞれの名前に対応する六つの大迷宮がこの大陸の地下空間に広がっている。
 それはこの世界でも周知の、覆しようのない事実のはず。

 しかし──、

「…ロラー大迷宮という迷宮は本来存在しないのだよ」

「は?」

 ヴァロメに俺の今までの常識が否定され、頭には疑問符が浮かぶ。
 ロラー大迷宮は存在しない?だったら迷宮の数は五つになってしまうではないか。
 
「ああ。世間一般では『ロラー』という名で浸透してるんじゃったな。時を司る神はな、本来双神で『未来を司るララー』と『過去を司るロロー』──本来ロラーなどという神は存在せず、ロロー、ララーという名の双子の神が存在していたのじゃ」

「マジか?つまり大迷宮は…ロロー大迷宮と、ララー大迷宮があるってことか?」

「その通り。ドーベにあるロラー大迷宮と呼ばれている迷宮は本来ロロー大迷宮と呼ばれるべきなのだ。そしてこの近くにある七つ目の迷宮の名はララー大迷宮。その最奥地には先代竜王ヴァルムが残した宝があると伝えられておる」

「その宝とやらを見つけるのが竜王の試練とやらってやつか?」

「そうだ」

「へえ。それで、最後の質問なんだが…ヴァルムはこの里では悪いやつみたいな扱いなのか?」

 俺がヴァルムの名を出した時のあの騒つき様と、目の前のヴァロメの態度。
 それを見て、この里に住む竜たちはヴァルムに対してあまりいい感情を持っていないと思ったのだが…

「そうじゃな。この里を放置して…一族の象徴である竜王のリングを持ったまま四百年もの間姿を消していたのじゃ。それだけでもじゃが…未来ある若竜たちの命を奪っていった竜王の試練という負の遺産までをも残していきおった」

「竜王の試練か…そんなにヤバいもんなのか?」

「ただララー大迷宮の最奥地に眠るという宝を持って帰ってくるだけなのじゃがな。いかんせんララー大迷宮は一切人の手が入っておらん。とんでもなく凶暴で狡猾な魔物が跋扈しているのじゃ。それらの相手を最下層までするのはいくら竜種といえど厳しいものがある。と言っても…今の迷宮の状態はしらんがな」

「宝か…話の流れ的にその宝は竜王のリングだと思われてたってわけか?」

「ああ、そうだ。だが今日お主が竜王のリングをこの場所に持ってきた。ネルタやチェフェンたちの死は無駄だったのだ…」

「いや…無駄にはしないさ。俺がその宝とやらを取ってきてもいいか?」

「何?別に構わないが…死ぬぞ」

「大丈夫だ。ヤバいと思ったらすぐに戻る」

「何もないかもしれないぞ?ただの無駄足になるかもしれない」

「いや、その『宝』とやらが何なのかの目星はついてる。それは俺に必要なものなんだ」

「そうなのか?…無理に止めはしないが…まあいい。だったら食料などはこちらで用意しよう。今日はゆっくりしていくのじゃ」

「ああ。そうさせてもらうよ。…後で必ず返すから一旦竜王のリングを預かってもいいか?」

「何かに使うのか?まあ元々お主が持ってきたものだからな。構わない」

 こうして俺はヴァロメから一度竜王のリングを受け取り、腕にはめた。
 ヴァルムが残したという迷宮の宝。おそらくその正体はコレか。
 俺は腰につけた麻袋の上から、リリシアから託された石板をなぞってヴァルムの姿を思い浮かべた。
 とりあえず今日は古代の代理人デュアル・エーについてをヴァロメたちから聞いて、俺たちの帰りを待ってるレイトには悪いが明日は第七迷宮とやらに挑んでみよう。

「なあ、古代の代理人デュアル・エーって知ってるか?」

 部屋から去ろうとするヴァロメに、俺は質問を投げかける。
 だがそれを聞いたヴァロメの表情は浮かなく、求める答えが得られそうにない。

古代の代理人デュアル・エー…?知らんな」

 ダメ元で聞いてみたが、やはり知らなかったか。
 ヴァロメたちは殆ど外に出ることはないという。
 だから外の情勢についてはあまり知らないのは当然だ。
 レジェードが特殊だったってわけだな。
 まあ…石版を手に入れられるってだけでここまで来た価値はある。
 石版と確定しているわけでもないし、楽に手に入れられるってわけでもなさそうだけどな。

「そうか。知らないならいい」

「力になれずすまんな。では我はこれで失礼する」

「ああ」

 急ぐように退出するヴァロメとその従者。部屋に残されたのは俺とレジェードだけ。

「あの、古代の代理人デュアル・エーって言いましたよね?それ、僕聞いたことありますよ」

「本当か⁉︎」

 以外なところから情報が。
 今までのレジェードの発言からして勘違いでしたってパターンもなくはない。
 正直期待は薄だが…はたして。

「割と最近ですかね。僕の住処に確かに古代の代理人デュアル・エーって名乗る人たちが来たんですよ。確か第二支部がどうとかって言ってた気がします。詳しくは覚えてないですけど…」

「第二支部…か」

 ログリアは王都魔剣術学校のことを『第三支部』と言っていた。
 つまり第二、第一の支部も存在するということであり、よってレジェードの発言の信憑性は高い。
 まさかこんなところでレジェードが役に立つことになるなんて。
 
「確かルフェゴール大森林の近くにその第二支部に行くための入り口があったと思います…」

「本当か?よく今まで古代の代理人デュアル・エーの連中に狩られないでいたな」

「狩られる⁉︎アイツらそんな野蛮な連中だったんですか⁉︎」

「ああ。実験とか大好きな連中だぞ。奴らからすれば竜なんて好都合な実験材料だと思うんだがな…」

 俺は白竜と合成させられたミルを思い出しながら呟いた。
 そういえばその白竜はこの里と関係あるのだろうか。

「ええ⁉︎でも強く見せかけるのは得意なんで、ヤツら僕の邪のオーラにおののいて僕に手出し出来なかったんですよきっと!なんか僕の姿を見てすぐ帰っていきましたし」

「別にそんな誇れるようなことじゃないと思うが…それで、他になんか言ってなかったか?」

「そういえば第三支部が壊滅だとか、最悪の五芒星ディザ・スターがどうとか言ってましたね」

「第三支部壊滅?本当に最近だな…にしてもリオーネといい古代の代理人デュアル・エーといい…何故レジェードに近づいたんだ?」

「そうですよね。なんで僕なんかに…」

「まあ…話を聞いた感じあまり竜種ってのは竜の里から出ないんだろ?竜イコール強いみたいな先入観もあるし、珍しいから近づいたって感じじゃないか?」

「そんなんならいいんですけどね…でもリオーネが僕にワタルさんから竜王のリングを回収するように指示してきたのはよくわからないです」

「うーん、確かにそうだな。何かしらの理由でお前を竜王にしたかったんじゃないか…?…なんてな」
 
 冗談じみた答えが脳内に思い浮かんだが、何故だか胸の奥にひっかかるものを感じる。
 レジェードに竜王のリングを回収させて何をしたかったんだ?
 竜王リントヴルムを生み出して何かしようとしている?

 古代の代理人デュアル・エーも謎だ。
 何故レジェードの姿を確認するだけで帰った?殺して素材にするだけでも中々金になりそうではあるが。

 ──わからない。
 とりあえずこのことについては保留だな。明日挑む予定の第七迷宮について考えておこう。

 と、ここで部屋に料理が運ばれてきた。
 俺たちが来たのは急だというのにヴァロメたちは随分と豪勢な食事を用意してくれたみたいで、部屋は一面香ばしい香りで包まれた。
 見たこともない料理ばかりだったがどれも絶品で、意外にも俺たちを歓迎してくれているようだった。
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